2023年CBC賞過去データと予想分析

第59回 ＣＢＣ賞（Ｇ３）

2023年7月2日（日）中京競馬場　芝1200ｍ

1965年に設立されて以降、これまで何度もレース条件が変更されてきた中京の名物スプリント重賞、ＣＢＣ賞。96年以降は年末に開催されていたが、06年から６月開催のハンデ戦となった。中京競馬場が改修工事を行ったため、10～12年は他場で行われている。12年に中京競馬場がリニューアルオープンすると開催時期が２週遅くなり、サマースプリントシリーズの第２戦として行われるようになった。昨年はルーキーの今村聖奈を背にテイエムスパーダが１分５秒８のJRAレコードで逃げ切った。今年は中京芝1200ｍに戻ってくる。過去のＣＢＣ賞の傾向をデータから検証する。

CBC賞過去10年間配当金

CBC賞過去10年間結果

CBC賞過去10年間結果前走レース

CBC賞
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

CBC賞
前走着順別過去データ

CBC賞
前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

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種牡馬別過去データ

２～３番人気は強いが、波乱傾向

平均配当は馬連が1万8889円、３連単が34万1975円と荒れている。１番人気【2.1.1.6】は複勝率40％と今ひとつだが、２番人気【3.2.2.3】は複勝率70％と好成績。３番人気【1.2.3.4】も複勝率60％とまずまず。勝ち馬は10頭中８頭が１～４番人気。２、３着に穴馬が来るケースが多く、８番人気【1.0.2.7】が好走率が高い。二桁人気で馬券に絡んだのは４頭で荒れているわりに、超人気薄はあまり来ない。

オープン特別組よりも3勝クラス組

ステップレースは、同じコースの高松宮記念組【0.2.3.12】が好走馬がもっとも多いが未勝利。高松宮記念組の着順別成績は、５着以内【0.1.2.3】は馬券に絡む確率は高いが、６着以下【0.1.1.9】は不振。高松宮記念組を買うなら掲示板に載った馬にしよう。

前走のクラス別成績ではオープン特別【5.1.3.62】が好走馬が多いが、複勝率は12.7％と標準以下。それよりも３勝クラス組【2.2.1.11】が複勝率31.3％なので狙い目だ。

ハンデを背負った実績馬が安定

斤量別の成績は重いハンデを背負った馬が活躍する傾向にある。牡・セン馬は57.5キロ以上を背負うと【1.2.1.4】で複勝率が50％と好走確率が高い。それに対して、55キロ以下だと【2.2.1.47】と複勝率9.6%と低調だ。牝馬は53.5キロ以上【1.2.2.9】が複勝率35.7％と好成績。性別を問わず、ハンデの重い実績馬が結果を残している。

人気の５歳が強く、４歳はイマイチ

年齢別の成績では５歳【7.5.4.32】が複勝率33.3％と好成績を残している。５歳が１～４番人気【5.3.1.6】だと複勝率60％と安定している。４歳【0.1.1.17】は未勝利で複勝率10.5％と低調だ。

栗東坂路でラスト１ハロンの速い馬

過去10年の追い切りのコース別成績を調べたところ、栗東坂路組【8.6.8.83】が圧倒的に好走馬が多く、馬券圏内30頭中22頭を占めていた。栗東CW組【1.4.1.23】もまずまずで、この2つが好走馬の大部分を占めている。

栗東坂路組の傾向は、ラスト１ハロンが12秒４以下【6.6.7.45】は複勝率29.7％と好成績だったが、12秒５以上【2.0.1.38】は複勝率7.3％と成績が悪かった。栗東坂路組でラスト１ハロンで12秒４以下を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 8-6-8-83 7.6% 13.3% 21.0%
ＣＷ 1-4-1-23 3.4% 17.2% 20.7%
その他 1-0-1-15 5.9% 5.9% 11.8%

【栗東坂路のラスト1ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～12秒4 6-6-7-45 9.4% 18.8% 29.7%
12秒5～ 2-0-1-38 4.9% 4.9% 7.3%

2023年ＣＢＣ賞（Ｇ３）調教状態＆コメント

アビエルト　永島まなみ

調教状態

ジョッキー騎乗で上がり重点とはいえ、豪快なフットワークで終いはよく伸びた。体調はとても良さそう。

エイシンスポッター　角田大河

調教状態

若干の硬さは感じられたが、ピッチが利いていかにもスプリンターという走り。大型だが体もまとまっている。

厩舎コメント

(嵌まれば)吉村師――前走は強い勝ちっぷりでした。使ったあとは1200メートルのここへ照準を定めて、放牧を挟んで好調を維持。今回は重賞ですが、ペースが流れて嵌まれば面白いでしょう。

サンキューユウガ　松山弘平

調教状態

時計は十分合格点が与えられるものだが、手応えで見劣り、見た目の印象が今ひとつ。ここでは厳しいかも。

サンライズオネスト　菱田裕二

調教状態

馬場の内めを走ってはいたが、好時計でまとめてきた。少しフラついた１週前より、動き自体も確実に良化。逞しい馬体も目につき、デキ落ちの心配などまったくなし。

厩舎コメント

(1200メートルで)河内師――前走は直線でうまく内が開いたけど、追って伸びを欠いたあたり、距離が長かったと思う。年をとってスプリンター寄りになったから、1200メートルで改めて期待したい。

ジャスパークローネ　団野大成

調教状態

函館を使っての中２週だが、帰栗後は２本時計を出しており、疲れなどまったく感じさせない。好時計でまとめてきたし、脚取りも確か。変わり身も可能なデキ。

スマートクラージュ　岩田望来

調教状態

１週前に併せてビシッと追ったことで、気合乗りが表面化。鞍上をグイグイとリードする感じで行きっぷり上々。ゴール前の鋭い伸びも目を引いた。好仕上がり。

厩舎コメント

(順調)兼武助手――前走は馬場状態も考慮して早めに動く形。十分な内容だったと思いますよ。その後は放牧を挟みましたが、馬体の張りが良く、調整は順調です。コース替わりも問題ないですから、うまく噛み合えば。

タイセイアベニール　和田竜二

調教状態

オープン馬同士の併せ馬ではあったが、ジョッキー騎乗で脚いろ劣勢だったのは不満。良化気配は見られない。

テイエムスパーダ　国分恭介

調教状態

転厩緒戦。五十嵐厩舎に在籍していた時ほど速い時計は出していないが、コース併用でしっかりと乗り込まれ、動きも軽快そのもの。太め感もなく、仕上がり良好。

ディヴィナシオン　川田将雅

調教状態

走りやすい朝一番の馬場にしては伸び切れなかった。函館からの中２週でも特に疲れは感じられないが、叩き２走目でグーンと上向いてきたという印象もない。

厩舎コメント

(疲れはなく)高野助手――前走後は早めに栗東へ戻しましたし、見た目にも疲れは感じません。当日輸送だとテンションが上がりやすい点が鍵ですが、ジョッキーとも手が合いますし、メンバーやハンデ差を考えると、上位争いができても不思議ないでしょう。

トゥラヴェスーラ　藤岡康太

調教状態

気合乗り良好。軽いテンポでスイスイと駆け上がってきた。この中間はいつもに比べると時計的な物足りなさを感じるが、この動きなら問題なし。８歳でも元気。

厩舎コメント

(得意の中京)西岡助手――前走は直線では前が壁。力を出し切っていない分、ダメージはありません。むしろ状態は上がっていますよ。中京は最も得意とするコース。戦法も後ろからと決まっているわけではありません。うまく一瞬の脚を引き出してくれれば。

マッドクール　坂井瑠星

調教状態

全体時計はそこまで強調できないが、ラストは楽な手応えで11秒６。全身を大きく使って推進力十分。非凡な脚力を見せつけた。大型だが、馬体も緩みなく仕上がる。

厩舎コメント

(不安なく)池添学師――春雷Ｓは厳しい展開だったうえ、馬場が良くないなかで落鉄も。能力の高さを再確認しました。その後は爪の不安もなく順調。開幕週の綺麗な芝なら渋っても問題ありません。ハンデは見込まれ過ぎですが、勝って秋につなげたいです。

ヨシノイースター　富田暁

調教状態

抜群の脚捌きで時計が示す通りのスピード感。２週続けてビシッと追われ、これできっちり仕上がってきそう。

厩舎コメント

(どこまで)中尾秀師――先週しっかりと追ったので、終いの反応を確かめた程度だが、動きは良かった。前走は思ったよりも後ろからになったが、本来は好位で運べる馬。中間はゲート練習もしたし、56キロのハンデも想定内。中京でもいい競馬をしているので、どこまでやれるか試してみたいね。

2023年ＣＢＣ賞予想

管理人の予想印

◎ マッドクール
○ エイシンスポッター
▲ ヨシノイースター
◇ スマートクラージュ
△１ トゥラヴェスーラ
△２ サンライズオネスト
△３ ディヴィナシオン

◎マッドクール

1200メートルで唯一の敗戦がシルクロードＳの０秒１差３着。上位２頭は高松宮記念でもワンツーフィニッシュ。このことからも短距離なら実力はトップクラス。今回は順調に調整され、デキも前走以上。中京コースも得意。58.5キロでも連勝してスプリンターズＳに向かってほしい。

○エイシンスポッター

前走は好騎乗も光ったが、ラスト１ハロンから一気に加速して鮮やかな差し切り。着実に力をつけているし、ここでも決め手は一番。馬場状態を問わない点も強み。開幕週でもうまく捌ければ。

▲ヨシノイースター

前走は出遅れて外を回る形でもよく伸びたが、〇とはコース取りの差があった。本来はレースが上手なタイプで、今回はハンデ戦で斤量面で有利になる。発馬が決まれば前走以上にやれそう。

◇スマートクラージュ

前走は道悪の分、踏ん張り切れなかったが、一旦先頭に立って見せ場十分。あれが本来の姿。今回は快勝だった淀短距離Ｓと同じ舞台。馬場状態も前走ほど悪くならないはず。引き続き上位へ。

あとは、
トゥラヴェスーラ、サンライズオネスト、ディヴィナシオン
に注意。

買い目

馬連

軸８
相手３、１、６、９、12、11

3連複

１着８
２着３、１、６、９、12、11
３着３、１、６、９、12、11

3連複

１着３、１、６、９、12、11
２着８
３着３、１、６、９、12、11