2024年京成杯オータムハンデキャップ過去データと予想分析

第69回 京成杯オータムハンデキャップ（Ｇ３）

2024年９月８日（日）中山競馬場　芝1600ｍ

夏のローカル開催が終わり、中央場所に戻って秋の中山開催を迎える。その開幕を告げる重賞レース、京成杯ＡＨ。以前は「京王杯オータムハンデキャップ」のレース名で行われていたが、98年より現在と同じ「京成杯オータムハンデキャップ」となった。独特なコース形態である中山の芝1600ｍ、ハンデ戦のＧ３、夏に休んでいた馬が多数いるなどの理由から、一筋縄ではいかないことが多い。また、サマーマイルシリーズの最終第４戦に位置づけられており、シリーズチャンピオンを狙う馬の動向にも注目が集まる。昨年はソウルラッシュが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。過去のデータから傾向を探ってみる。

京成杯オータムハンデキャップ過去10年間配当金

京成杯オータムハンデキャップ過去10年間結果

京成杯オータムハンデキャップ過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

京成杯オータムハンデキャップ
人気別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走レース名別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走着順別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走コース別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
単勝オッズ別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
騎手別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
枠番別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走上り3F別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走人気別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走クラス別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走場所別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
前走距離別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
脚質別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
年齢別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
馬体重過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
ハンデ別過去データ

京成杯オータムハンデキャップ
種牡馬別過去データ

６番人気以下の激走に注意

平均配当は馬連が1万2120円で、３連単は32万4912円と荒れている。１番人気【4.0.1.5】は複勝率50％、２番人気【2.0.2.6】は複勝率40％とどちらも微妙。３～６番人気はいずれも複勝率20％。７番人気【1.0.2.7】が複勝率30％とまずまず。二桁人気【1.4.2.51】は７頭が馬券に絡んでおり、激走注意。２、３着馬は20頭中13頭が６番人気以下。ヒモ荒れに警戒しよう。

58キロ以上が好成績、軽量馬はイマイチ

トップハンデは【1.0.1.10】とまずまず。斤量別の成績では58キロ以上【2.0.1.5】が複勝率37.5％と好結果だが、57キロ台【0.3.0.22】はイマイチ。軽いハンデは54キロ以下【2.4.2.45】が複勝率15.1％と今ひとつ。

中京記念組が中心、３勝クラス組なら上位人気馬

ステップレースで目立つのは、京成杯ＡＨと同じ芝1600ｍの重賞・関屋記念組【2.4.3.42】だが、複勝率は17.6％と低い。関屋記念組が京成杯ＡＴで１番人気に支持されると【0.0.0.2】と全滅。 　中京記念組【3.1.2.13】は最多の３勝をあげて、複勝率31.6％と好調。 前走３勝クラス組【2.0.0.6】は２勝。３勝クラス組は京成杯ＡＨで４番人気以内【2.0.0.1】なら信用できるが、人気薄は厳しい。

５歳馬が中心

年齢別では、牡・セン馬は、全体で【8.5.8.93】で複勝率18.4％と今ひとつ。５歳【6.1.2.28】が６勝を挙げ、複勝率24.3％とまずまず。 　牝馬は全体で【2.5.2.25】複勝率26.5％と好調だ。５歳【1.3.1.10】が複勝率33.3％となかなか。性別を問わず、５歳馬が中心といえる。

栗東坂路でラスト2ハロンの遅い馬は危険

過去10年の追い切りのコース別成績を調べたところ、好走馬が多かったのは栗東坂路【6.2.4.41】で複勝率22.6％とまずまず。美浦南Ｗ【3.3.2.43】は同15.7%とイマイチだった。 　もっとも好走馬が多かった栗東坂路組のラスト２ハロンのタイムを調べたところ、25秒１以下【5.1.2.22】は複勝率26.7％とまずまずで、25秒２以上【1.1.2.19】は同17.4％と成績がイマイチだった。栗東坂路でラスト2ハロンの遅い馬は危険といえる。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 6-2-4-41 11.3% 15.1% 22.6%
ＣＷ 0-3-2-10 0.0% 20.0% 33.3%
美浦 南坂路 1-1-1-14 5.9% 11.8% 17.6%
南Ｗ 3-3-2-43 5.9% 11.8% 15.7%
その他 0-1-1-10 0.0% 8.3% 16.7%
【栗東坂路のラスト2ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～25秒1 5-1-2-22 16.7% 20.0% 26.7%
25秒2～ 1-1-2-19 4.3% 8.7% 17.4%

2024年京成杯オータムＨ（Ｇ３）調教状態＆コメント

アスコリピチェーノ　Ｃ．ルメール

調教状態

先週は圧巻だったが、今週もスムーズな加速であっさり抜け出した。太めもなく、心身ともに万全の態勢。

厩舎コメント

(準備万端)黒岩師――８月７日の帰厩から暑さに順応しつつ調整。こちらでうまく夏を乗り切り、１週前と比べても体のバランスと左右差が和らぎ、直前は折り合いと仕掛けての反応を確認しました。最後の加速が良く、秋緒戦とすれば十分な仕上がりです。体重は変わらなくとも全体にゴツくなった印象。ハンデはほぼ想定内。期待できると思います。

エアファンディタ　三浦皇成

調教状態

ＣＷではそう動く方ではないが、今回は格下相手に大きく先行して遅れてしまう。反応もひと息で完調手前か。

エエヤン　田辺裕信

調教状態

耳をピンと立てて掛かるのをなだめるぐらいの行きっぷり。ハミ受けはもうひとつでも差を詰めてきていた。

厩舎コメント

(気分良く走れば)伊藤大師――先週はウッド、今週は坂路で予定通りの追い切り。減っていた馬体は戻っていますし、ハンデも想定内です。あとはエエヤンが気分良く走れるかどうかですね。

オーキッドロマンス　内田博幸

調教状態

２週続けてかなりハードに追われてきた。少し重心が高いのは気になるが、時計は破格。これで整いそうだ。

厩舎コメント

(斤量重く)手塚師――今週もしっかり追ったので態勢は整っている。開幕週で馬場がいいのでマイルも問題ないと思う。ただ、古馬とのハンデ差を生かすつもりが、思っていた以上に見込まれてしまった。前走のデキにはあるから、この相手でどうかだね。

カテドラル　荻野極

調教状態

硬さのある身のこなしは毎度だが、いつも以上に捌きが硬めで推進力は今ひとつ。良化気配は感じられず。

キタウイング　黛弘人

調教状態

体を大きく使って、数字以上の力強さ。大幅に良くなった印象はないが、気配そのものは悪くない。

キャットファイト　大野拓弥

調教状態

新馬相手に楽々先着は当然だが、持ったままで好時計をマーク。滑らかでバランスも抜群。成長もありそう。

厩舎コメント

(条件いい)上原博師――休養前はイレ込みもあって力を出し切れませんでしたが、この中間は落ち着きが出ています。レコード勝ちがある中山のマイル戦は合うコースだし、その意味では開幕週の速い馬場もいい。52キロを生かし、この馬の力を出し切れれば。

コラソンビート　丹内祐次

調教状態

前半は折り合い重視に運び、首をリズミカルに振ると、小気味のいい走りで、内から楽々と追い抜いてきた。

厩舎コメント

(いい状態)伊藤助手――桜花賞時の調整に比べると今回は普段から落ち着きがあり、精神的にも馬のバランス的にもいい状態。まだまだレベルアップしてくれると期待している馬。この秋が楽しみになるレースを期待。

サンライズロナウド　横山典弘

調教状態

いつものように軽め。いつものようにアブミを長く踏んで落ち着かせる。肌艶も良く、高いレベルで安定。

厩舎コメント

(上向く)安田翔師――使えば上積みがあるという感触があった通り、前走後は良くなっています。あとはスタートまで精神面を乱れさせることなく、注意を払って調整を進めたいです。

ショウナンマグマ　吉田豊

調教状態

余力十分に破格の時計をマーク。脚捌きも力強いが、これくらいは動くタイプ。強調まではどうか？

ジューンオレンジ　富田暁

調教状態

攻め駆けする馬で、今回もいい感じ。以前よりゆったり走れるようになっている。仕上がりもいい。

セルバーグ　武豊

調教状態

この馬とすれば穏やかな行きっぷりで、終いまで余力あり。追ってからのギアはなさそうだが、好調の範囲。

タイムトゥヘヴン　柴田善臣

調教状態

反応良く楽に先着。時計も悪くはないが、ゴール前の勢いはもうひとつ。悪くはないが、一変は疑問かも。

ディオ　岩田康誠

調教状態

エネルギーに溢れている感じ。大きな体を余すことなく使って豪快に伸びてきた。乗り込みも順調で依然絶好。

厩舎コメント

(勝てる力ある)辻野師――中３週でもダービー卿ＣＴの時のような疲れはなく、いい状態で臨めそうです。リステッド勝ちの舞台ですし、坂も気にしません。重賞を取れる馬だと思ってやってきました。勝てる力はあると思います。

ディスペランツァ　石川裕紀人

調教状態

この厩舎のパターンで土曜日に本追い切り。力強さに加え、前走以上に身のこなしに切れがあった。

厩舎コメント

(流れ乗って)田嶋助手――前走でも脚を使っていますが、スローであの位置取りでは厳しかったです。いい意味で変わりない状態。今回は中山1600メートルになりますが、流れに乗って運べれば。

ドルチェモア　北村友一

調教状態

転厩して再び関西へ。１週毎に時計を詰め、今週は少し力みながらでも機敏に動いた。見た目はまずまず。