2022年サウジアラビアロイヤルカップ過去データと予想分析
第8回 サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
2022年10月8日(土)東京競馬場 芝1600m
13年までオープン特別だったいちょうSが14年に重賞に格上げされ、翌15年にサウジアラビアロイヤルカップと改称された。いちょうSは長い間距離1600mで実施されていたが、12~13年は1800mとなり、重賞になった14年から再び1600mに戻された。歴代の勝ち馬にはヤマニンパラダイス、エアグルーヴ、メジロドーベル、イスラボニータ、グランアレグリアなど後のG1馬が名を連ね、ハイレベルな争いが繰り広げられてきた。昨年はコマンドラインが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。重賞に格上げされた14年以降のデータから、レースの傾向を探る。
1~4番人気が強く、ほぼ本命戦
平均配当は馬連が986円、3連単は1万1251円とかなり堅い。1番人気は馬券を外したのが1回と安定しており、馬券圏内24頭中21頭が1~4番人気で、5番人気以下は3頭のみ。人気薄の出番は、ほとんど期待できない。
人気のノーザンファーム産は堅い
生産者別の成績では、ノーザンファーム【4.6.4.6】が馬券圏内24頭中14頭と半数以上を占めており、なんと複勝率は70%! ノーザンファーム産は1or2番人気【3.6.1.0】だと複勝率100%と完璧だが、3~4番人気【1.0.3.2】はまずまず、5番人気以下【0.0.0.4】は全滅。人気通りの結果になる。
【生産者別の成績(過去8年)】
生産者 成績 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 4-6-4-6 20.0% 50.0% 70.0%
ケイアイファーム 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
エスティファーム 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
競優牧場 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
パカパカファーム 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
下河辺牧場 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
豊洋牧場 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
社台ファーム 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
レイクヴィラファーム 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
棚川光男 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
下屋敷牧場 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
新馬を勝った素質馬に逆らうな
ステップレースは、新馬組【5.7.2.10】は複勝率58.3%と好走確率が高く、未勝利組【3.0.3.19】は同24%とまずまず。この2つで馬券圏内24頭中20頭を占めている。重賞組【0.0.3.12】は連対ゼロと不振だが、1or2番人気に支持された馬はいない。
前走1800mや左回りが好成績
前走のコース別成績では、このレースと同じ東京芝1600m【4.0.0.0】がパーフェクト、直線が長い阪神芝1800m外【2.0.0.1】も好成績を残している。不振なのは中山芝1600m【0.0.0.18】。前走距離別の成績は1800m【2.2.1.10】が複勝率33.3%と好走確率が高く、1600m【5.5.6.36】も複勝率30.8%となかなか良い。 また、左回り【4.6.6.17】は複勝率48.5%と抜群の成績だが、右回り【4.2.2.44】は複勝率15.4%と今ひとつだ。
美浦南Wでラスト1ハロン13秒以下
サウジアラビアロイヤルCとして行われた過去7年の追い切りのコース別成績を調べたところ、好走馬が多かったのは美浦南W組【4.3.3.20】で、好走確率が高かったのは栗東坂路組【0.4.2.11】で複勝率35.3%だった。
美浦南W組の特徴は、ラスト1ハロンが13秒0以下なら【3.3.2.9】で複勝率47.1%と好走確率が高いが、13秒1以上【1.0.1.11】は複勝率15.4%と悪かった。美浦南Wでラスト1ハロンの速い馬を狙おう。
【追い切りコース別の成績(過去7年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 0-4-2-11 0.0% 23.5% 35.3%
CW 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
美浦 南坂路 0-0-2-9 0.0% 0.0% 18.2%
南W 4-3-3-20 13.3% 23.3% 33.3%
その他 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
【美浦南W組のラスト1ハロンのタイム別の成績(過去7年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~13秒0 3-3-2-9 17.6% 35.3% 47.1%
13秒1~ 1-0-1-11 7.7% 7.7% 15.4%
2022年サウジアラビアRC(G3)調教状態&コメント
グラニット 嶋田純次
調教状態
3頭併せの内で一番手応えが良かった。キビキビと動けているし、馬場の荒れていた時間帯を考えると時計も水準以上。使いつつ更に体調は上向いてきた感がある。
シルヴァーデューク 戸崎圭太
調教状態
1週前が52秒3の好時計。今週は終い重点だったが、ゴール前はグンと加速する感じでなかなか迫力があった。馬体にも太め感はなく、いい仕上がりで臨めそう。
厩舎コメント
(前走完勝)西村師――力通り完勝だったし、いい走りをするね。初戦は幼い面があったけど、前走はそれほど問題なかったことからも、レースを積む毎に成長していると思う。レースが上手だし、広いコースの方が競馬もしやすいね。しっかりと乗り込んできたので、重賞でもいい走りを期待。
ドルチェモア 横山和生
調教状態
1週前はソダシをアオるくらいの動き。今週も抜群の行きっぷりで先着してきた。馬なりばかりではあるものの、攻め量も十分。万全の仕上がりで臨めるのでは。
厩舎コメント
(上積み十分)須貝尚師――栗東へ戻ったあとも順調に進めてこられた。動きは力強くなったよ。リズム良く運べれば、ハナにはこだわらなくていい。東京1600mの重賞だけど、上位争いを。
ノッキングポイント C.ルメール
調教状態
1カ月ほど乗り込み、攻め量は十分。今週は3頭併せの真ん中で抜群の手応えで駆け抜けた。好馬体が目を引くし、動きもダイナミック。万全の態勢が整っている。
厩舎コメント
(重賞でも)太田助手――新馬戦を危なげなく勝ってくれたのは大きかったです。夏はしっかりと休んでフレッシュです。成長力はひと息も、週毎に状態は上がっていますし、重賞でもいい走りを期待しています。できれば良馬場で走らせたいですね。
フロムナウオン 津村明秀
調教状態
デビュー前から調教駆けしていた馬。この中間もダイナミックなフォームで迫力満点の動きを見せている。初戦より馬体が引き締まり、良化は大きい。好仕上がり。
厩舎コメント
(東京向き)手塚師――3週続けて格上と併せてきたし、今週は予定通りの稽古ができて動きも良かった。距離短縮はどうかもワンターンのコースはいい。極端に速い馬場よりも少し時計がかかるのは良さそう。
ブーケファロス 菅原明良
調教状態
左にモタれた分、スッとは加速しなかったが、ゴール前の勢いは上々。馬体の雰囲気も良くなってきた。
厩舎コメント
(差はない)清水英師――前走後は短期放牧でリフレッシュさせた。帰厩後もじっくり乗り込んで態勢は整っている。鞍上も距離が延びて良さそうと言っているように、マイルも問題ない。重賞のメンバーでも楽しみ。
マイネルケレリウス 石川裕紀人
調教状態
もう少し落ち着きは欲しいが、仕掛けるとグイッと伸びて先着。スピード感に溢れる走りで1ハロンは11秒台。脚力の高さを見せつけた。ほぼ万全の仕上がりといえる。
厩舎コメント
(期待)奥村武師――猛暑を避けて北海道へ放牧。1週前の動きはモタモタしていたが、直前は仕掛けてからの反応が抜群で、前走以上の状態と言えそう。ここでの相手関係がどうかに尽きるが、やれると期待している。
ミシェラドラータ 大野拓弥
調教状態
先週、速い時計を出しており、最終追い切りはサラッと伸ばす程度。バネの利いたフットワークで、気分良さそうに走れていた。夏場を使ってきた疲れはなさそう。
厩舎コメント
(距離延ばし)清水久師――一旦は短期で放牧へ。コンスタントに北海道で使いましたが、状態面は変わらずきています。今回は距離を延ばしてみます。
レッドソリッド 三浦皇成
調教状態
大きく先着したのは相手が無理していなかった分。ただ、51秒1の時計は上出来だし、3週続けて併せ馬でビシッとやれているのがいい。力を出せる仕上がりだろう。
2022年サウジアラビアRC予想
近5年は6~7月の新馬勝ちの馬が、2戦目にこのレースを選択して優勝。言わば、超エリートが勝って賞金を加算するレースで、ダノンプレミアム、サリオス、グランアレグリアらが名を連ねる。ただ、昨年は小粒だった。今年もクラシックに直結するかどうかは何とも言えない。
管理人の予想印
◎ ノッキングポイント
○ マイネルケレリウス
▲ ドルチェモア
◇ シルヴァーデューク
△1 フロムナウオン
△2 グラニット
△3 ブーケファロス
◎ノッキングポイント
新馬はラスト600メートルが11秒4→11秒2→11秒1の加速ラップ。中盤のペースダウンを差し引いても、東京でラスト200メートル11秒1は凄く、3馬身差の楽勝だった。ここまでは何ら問題なく、連勝できるだろう。
○マイネルケレリウス
新馬はタイム、上がりともに地味だが、体は小さくてもフットワークは大きく、記録以上に評価できるインパクトがあった。北海道で充電して秋に備えた臨戦も良く、今年のメンバーなら第二の馬に抜擢できる。
▲ドルチェモア
札幌芝1500メートルの新馬で逃げ切った。馬場差とペースを含めて、このレースの評価が難しく、イコール東京芝1600メートルと言うわけにはいかないが、血統面からポテンシャルはあると判断。
◇シルヴァーデューク
新馬組と比べてキャリア2戦のアドバンテージはあるものの、エリート選抜戦において、ワンターンのコースでは経験値はほとんど要求されない。1600メートルへの適性とポテンシャルの差は少し考えたい。
買い目
単勝/複勝
5
馬連
軸5 相手1、2、4、7、8、9




