2024年武蔵野ステークス過去データと予想分析

第29回 武蔵野ステークス（Ｇ３）

2024年11月９日（土）東京競馬場　ダ1600ｍ

チャンピオンズカップ（旧ジャパンカップダート）の前哨戦という位置づけの武蔵野ステークス。２月に行われるフェブラリーＳと同じ舞台で行われるため、今後のダート戦線を占ううえでも見逃せない。昨年はドライスタウトが勝利した。今年はどんなレースが繰り広げられるだろうか。レースの傾向を過去のデータから検証する。

武蔵野ステークス過去10年間配当金

武蔵野ステークス過去10年間結果

武蔵野ステークス過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

武蔵野ステークス
人気別過去データ

武蔵野ステークス
前走レース名別過去データ

武蔵野ステークス
前走着順別過去データ

武蔵野ステークス
前走コース別過去データ

武蔵野ステークス
単勝オッズ別過去データ

武蔵野ステークス
騎手別過去データ

武蔵野ステークス
枠番別過去データ

武蔵野ステークス
前走上り3F別過去データ

武蔵野ステークス
前走人気別過去データ

武蔵野ステークス
前走クラス別過去データ

武蔵野ステークス
前走場所別過去データ

武蔵野ステークス
前走距離別過去データ

武蔵野ステークス
脚質別過去データ

武蔵野ステークス
年齢別過去データ

武蔵野ステークス
馬体重過去データ

武蔵野ステークス
ハンデ別過去データ

武蔵野ステークス
種牡馬別過去データ

６～８番人気が穴候補

平均配当は馬連が6460円、３連単は47万8154円と荒れている。馬連は万馬券が３回もあるが、2000円以下が３回あり、堅いときと荒れるときの差が激しい。１番人気【1.2.1.6】は複勝率40％と今ひとつ。４番人気【0.0.0.10】は不振で、上位人気は堅実とはいえない。６～８番人気がいずれも複勝率30～40％と好調。このあたりが狙い目。

グリーンチャンネルＣと交流重賞組が好成績

ステップレースはバラバラだが、その中でも目立っているのは東京ダ1400ｍのオープン特別・グリーンチャンネルＣ（13年まではベルセウスＳ、14年はエルコンドルパサーメモリアル）【4.0.3.28】で複勝率20％。交流重賞のマイルＣＳ南部杯【2.2.0.12】やジャパンダートダービー【1.1.0.0】の成績もよい。クラス別の成績は地方交流重賞が【6.3.1.20】と結果を出している。

関西馬が強く、関東馬は上位人気のみ狙える

東京競馬場で行われる武蔵野Ｓだが、出走馬と好走馬は関西馬が圧倒的に多い。関西馬【9.9.10.88】が馬券圏内30頭中28頭を占めている。複勝率は関西馬24.1％に対して、関東馬は4.8％と圧倒的な差をつけている。ちなみに関東馬は１or２番人気【1.1.0.1】だと強いが、３番人気以下は39頭すべてが馬券圏外。

【所属別の成績（過去10年）】

所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 1-1-0-40 2.4% 4.8% 4.8%
栗東 9-9-10-88 7.8% 15.5% 24.1%

栗東坂路のラスト２ハロンが速い馬

過去10年の武蔵野Ｓの調教パターンの傾向を探った。好走馬のほとんどは栗東坂路組【9.9.8.71】で、複勝率も26.8％と高かった。美浦南坂路組【0.0.0.12】は全滅だった。

栗東坂路組のラスト２Ｆのタイムを調べたところ、24秒8以下【5.5.3.16】は複勝率44.8％と素晴らしく、24秒9以上【4.4.5.55】は複勝率19.1％とイマイチだった。栗東坂路のラスト２ハロンで時計の速い馬が狙い目。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 9-9-8-71 9.3% 18.6% 26.8%
ＣＷ 0-0-2-17 0.0% 0.0% 10.5%
美浦 南坂路 0-0-0-12 0.0% 0.0% 0.0%
南Ｗ 1-1-0-25 3.7% 7.4% 7.4%
その他 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%

【栗東坂路組のラスト2Ｆのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～24秒8 5-5-3-16 17.2% 34.5% 44.8%
24秒9～ 4-4-5-55 5.9% 11.8% 19.1%

2024年武蔵野Ｓ（Ｇ３）調教状態＆コメント

イーグルノワール　菅原明良

調教状態

アオられた１週前よりは前向きさが感じられた。ブリンカー着用で渋太さがアップ。前走よりいい雰囲気。

エルゲルージ　藤岡佑介

調教状態

馬場の混雑した時間帯で前が壁だったが、集中力を切らさずシャープに伸びた。順調に乗り込まれ上積みあり。

エンペラーワケア　川田将雅

調教状態

１週前に終いビシッと追ったことで良化。今週は余力残しで済ましたが、体を大きく使って迫力満点だった。

厩舎コメント

(デキ良く)杉山晴師――稽古時計は出る馬ですが、１週前に高倉騎手に乗ってもらって、ここ最近で一番いいと話していました。前走は一頓挫あったけど、今回は休まずに調整できていますからね。今回は距離がポイントになるけど、こなしてくれると思っています。先々のこともありますし、しっかり結果を出したいですね。

カズペトシーン　西村淳也

調教状態

気合不足で動きもピリッとしなかったが、調教はいつもこんな感じ。馬体は太め感なく仕上がり、態勢整う。

厩舎コメント

(追走面が鍵)池添学師――今週も予定通りの追い切り。状態は変わりなくいいですよ。ここ２戦は1800ｍに延ばしてレースがしやすくなりましたが、今回は１ハロン短縮、芝スタートでワンターン。追走で脚を使わない形になれば。

キタノヴィジョン　戸崎圭太

調教状態

歳を重ねてズブさは出てきたが、前走より反応は良くなった。脚取りは力強く、体調面の不安は見られない。

厩舎コメント

(コース合う)萱野師――前走は脚を幾分余した感があったんです。同じ距離でも、東京のように広いコースの方が力を発揮しやすいんじゃないでしょうか。稽古での反応は良かったようですし、デキはいいですよ。

サンライズホーク　Ｍ．デムーロ

調教状態

トモの蹴りが強く、ゴール前は数字の印象以上の迫力があった。力みも許容範囲。心身ともにいい状態。

サヴァ　岩田康誠

調教状態

大型馬の久々だが、十分に乗り込まれたことでスムーズに動けている。気持ちも適度に前向き。及第点。

ショウナンライシン　柴田善臣

調教状態

併せの外の外ラチ沿いで気難しいところを見せることなく、スムーズに折り合って相手をアオるような動き。

厩舎コメント

(重賞でも)大竹師――難しいところのある馬だが、柴田善騎手が乗るようになって安定して走れている。前走も最後は余裕があった。重賞で相手は強くなるが、状態は変わりないし、ここでどんな走りができるか楽しみ。

ゼットリアン　大野拓弥

調教状態

吉田厩舎のいつもの火曜追い。見た感じは前進気勢が出てきた。少しずつ上昇はしている。

タマモロック　Ｒ．ムーア

調教状態

ハミ掛かりが良く、いつもより気持ちが乗っている。ダイナミックな動きで迫力も満点。デキは申し分ない。

厩舎コメント

(重賞でも)伊藤圭師――前走は直線で抜け出したところで目標にされてしまった。オープンではメドが立っているし、この条件は得意。重賞で未対戦の馬がいるので力関係が鍵になるが、十分にやれると思っている。

ドルチェモア　三浦皇成

調教状態

ハミに頼るような走りでやや一本調子。馬なりだったが、追われて伸びるかは疑問。成績も成績で……。

ビヨンドザファザー　北村友一

調教状態

併せ馬の外。追われてからさっぱりで外から結構ムチが飛んでいた。確かに実戦タイプではあるが、今回は２歳相手に先行して遅れたのがどうか。

厩舎コメント

(気配良く)影山助手――攻め駆けする方ではありませんが、最近のなかでは一番いい雰囲気で臨めそう。この条件も合いますし、展開が嵌まれば。

ペイシャエス　横山和生

調教状態

先週に負荷をかけており、今週は内めでサーッと。身のこなしは軽く、集中力も高かった。仕上がりは良好。

厩舎コメント

(状態いい)小西師――暑さに弱いところはある馬だが、今年は夏の過ごし方や調整がうまくいったし、いい状態でレースに使えている。東京マイルは３歳時にユニコーンＳ勝ちの条件。ここでも好レースを期待したい。

ペリエール　石川裕紀人

調教状態

先週が案外だったが、ビシビシと追われて上向いたよう。今週は素軽さがアップ。厚みのある馬体も目立つ。

厩舎コメント

(よりフィットして)黒岩師――決して重くはなかったですが、久々を１度使ってよりフィットした印象で、気配は今回の方がいいですね。体は少し減ると思います。斤量も１キロ減、ベストの舞台で改めての期待です。

メイショウテンスイ　吉田豊

調教状態

今回も頻繁にプール入りしての調整。直前追い切りは坂路で単走だったが、若干右にモタれながらも力強く駆け上がってきた。年齢を感じさせず、馬体も若い。