2024年読売マイラーズカップ過去データと予想分析

第55回 マイラーズカップ（Ｇ２）

2024年4月21日（日）阪神競馬場　芝1600ｍ

古馬のトップマイラーが集結し、レベルの高いレースが繰り広げられているマイラーズＣ。11年までは阪神競馬場の芝1600ｍで開催されていたが、12年から京都競馬場の外回り・芝1600ｍに舞台を移して行われている。このマイラーズＣを使った馬が安田記念で好走するケースが目立つ。昨年はシュネルマイスターが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。過去10年のデータからレースの傾向を検証する。

読売マイラーズカップ過去10年間配当金

読売マイラーズカップ過去10年間結果

読売マイラーズカップ過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

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人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

読売マイラーズカップ
種牡馬別過去データ

１～４番人気はなかなか信頼できる

平均配当は馬連が3371円、３連単は５万4667円とやや波乱傾向。馬連は最近は平穏だが、以前は大波乱の年もあった。１番人気【3.3.2.2】は複勝率80％と好調。２～４番人気も複勝率40～50％とまずまず。二桁人気【0.0.1.49】の好走確率は低い。１番人気を中心に、一桁人気に手広く流すのがオススメ。

Ｇ２組が好調

ステップレースはバラバラ。２勝以上は中山記念組【3.0.0.1】、阪神カップ組【2.0.0.1】。東京新聞杯組【0.2.3.11】は未勝利だが、複勝率31.3％と好成績。ダービー卿ＣＴ組【0.0.1.19】は不振。 　クラス別ではＧ２組【6.2.0.8】が連対率50％と好調で、Ｇ１組【0.0.2.5】は連対ゼロ、Ｇ３組【1.4.6.46】は１勝と不調。

押せ押せローテは厳しい

前走からの間隔別の成績では、中９週～半年が【3.7.7.31】で複勝率35.4％、中４～８週が【6.2.1.21】で連対率26.7％。この２つのカテゴリが１～３着馬30頭中26頭を占めている。中２週以下の詰まったローテーション【0.0.1.31】は32頭中１頭しか馬券に絡んでいない。ある程度間隔をあけたローテーションの馬を狙おう。

【前走からの間隔別成績（過去10年）】

間隔 成績 勝率 連対率 複勝率
連闘 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
中１週 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
中２週 0-0-1-22 0.0% 0.0% 4.3%
中３週 1-1-1-25 3.6% 7.1% 10.7%
中４～８週 6-2-1-21 20.0% 26.7% 30.0%
中９週～半年 3-7-7-31 6.3% 20.8% 35.4%
半年以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%

栗東坂路でラスト２ハロン24秒７以下

過去10年の追い切りのコース別成績を調べた。栗東坂路組【6.8.6.65】が複勝率23.5％で馬券圏内30頭中20頭を占めていた。栗東ＣＷ組【3.2.3.24】は複勝率25％と上々。それ以外のコースはあまり好走馬がいない。

栗東坂路組の傾向は、ラスト２ハロンが24秒７以下【2.5.2.11】は複勝率45％と好成績だったのに対して、24秒８以上【4.3.4.54】複勝率16.9％と今ひとつの成績だった。栗東坂路組でラスト２ハロンが速い馬がオススメだ。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 6-8-6-65 7.1% 16.5% 23.5%
ＣＷ 3-2-3-24 9.4% 15.6% 25.0%
その他 1-0-1-19 4.8% 4.8% 9.5%

【栗東坂路組のラスト2ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～24秒7 2-5-2-11 10.0% 35.0% 45.0%
24秒8～ 4-3-4-54 6.2% 10.8% 16.9%

2023年マイラーズＣ（Ｇ２）調教状態＆コメント

アリストテレス　古川吉洋

調教状態

久々をひと叩きされ、しっかり間隔を取って乗り込む。顔を横に向けて走っていたが、リラックスして軽快。

エアロロノア　幸英明

調教状態

長欠明けになるが、帰厩後の攻め量豊富。３週連続で51秒台をマークし、馬体も追う毎に良化。仕上がり良。

エエヤン　Ｍ．デムーロ

調教状態

闘争心を剥き出しにしてスナップの利いた走りで、内から楽々と追いつく。走るほうに気持ちが向いてきた。

コレペティトール　岩田康誠

調教状態

もう少し鋭さは欲しいが、13秒要した先週よりは素軽い。馬体は前回よりふっくら見せて、ほぼ仕上がった。

厩舎コメント

(成長して)柴田助手――前走は中団あたりで運んで、ラストもいい脚を使ってくれました。休養明けですが、順調にきましたし、ここにきてどっしりとしてきて、心身ともに成長してきましたね。このメンバーでどこまでやれるか楽しみです。

スパイダーゴールド　西村淳也

調教状態

勢いよく直線に向いたが、最後は少し置かれ気味。それでも追走したことを考えれば悪くない。力は出せる。

セッション　坂井瑠星

調教状態

常に攻めは良く見せるが、騎手騎乗とはいえ、パワフルな動きで登坂。重厚感ある馬体は健在で、気配も叩いて確実に上昇と感じとれるもの。前進を期待する。

厩舎コメント

(巻き返しを)斉藤崇師――前走は外から被せられる形。４角で苦しくなりました。使って上向き。それに直線が平坦な京都はいいと思います。乗り慣れたジョッキーで巻き返しを。

セリフォス　川田将雅

調教状態

トモの蹴っぱりが力強く、前肢を大きく使った推進力十分の動き。馬体も見栄えして、久々でも好仕上がり。

厩舎コメント

(地力に期待)福永助手――地力があるので調教時計は出ていますが、まだ本調子手前といった感じがします。気性的には休み明けでも動けるタイプなので、今週のひと追いでもうひとつ上向いてきてほしいですね。

ソーヴァリアント　池添謙一

調教状態

首を大きく使ってグングン前に進んで行く感じ。馬体もひと追い毎に絞れており、前走以上の感じになった。

厩舎コメント

(適条件で)大竹師――久々の前走は体に余裕があったし、ナーバスになっていたことも影響した感じ。精神的には前日に競馬場に入った方がいいのかもしれない。マイルＣＳは発馬で躓いて力んだが、右回りの1600メートルという条件は合ってるし、今回は長距離輸送もあって体も絞れるはず。強い馬を相手にいい競馬をしてくれれば。

ソウルラッシュ　松山弘平

調教状態

朝イチの馬場とはいえ、内から抜く形でしっかり先着。馬場が速かったとはいえ、ラスト10秒９は優秀。これで３週続けて11秒を切ってきた。伸びやかなフットワークと落ち着いた姿。海外渡航前より状態はいい。

厩舎コメント

(ＧＩへ向けて)兼武助手――２週続けてしっかりと負荷をかけられて、最終追いでもラストの反応は良かったです。追う毎に体が締まってきましたし、馬場状態も問わないタイプ。ＧＩへ向けていいレースを期待したいですね。

トゥードジボン　藤岡佑介

調教状態

馬場の荒れた時間帯で凄いバネを感じる四肢だが、全体に高足気味で、何度か手前を替えていた。攻め＝実戦というタイプではないが、もう少し集中力が欲しい。ただ、肉体面は充実していそう。

厩舎コメント

(京都は好相性)四位師――前走に関してはジョッキーもちょっと構え過ぎたかなと。前、前でのレースで結果を出してきた馬だし、相性のいい京都に戻って改めてだね。ＧⅡでメンバーは揃うけど、何とか頑張ってほしい。

トランキリテ　武豊

調教状態

併せ馬の内で先着。若干硬いが、回転力のあるいつものフットワークがいい。高いレベルで安定。

厩舎コメント

(京都も好相性)松永幹師――ためが利くようになった今はどこからでも運べますし、京都コースとも相性のいい馬。追い切りでも２週続けて動けましたしね。高速馬場への対応が鍵でしょう。

ニホンピロキーフ　田口貫太

調教状態

騎手騎乗で内を回ったとはいえ、鋭く伸びた。以前はハミ受けが粗かったが、最近は常識にかかってきた。ある時期から体がパワーアップしているのはいい。

ノースザワールド　北村友一

調教状態

全身を使って躍動感は感じさせた。前向きさはもうひとつだが、馬体も締まって気配は悪くない。

ビーアストニッシド　和田竜二

調教状態

坂路での調整は以前より落ち着きがあり、今回も終いを伸ばすいい稽古。張りツヤも良く、デキはいいはず。

フリームファクシ　富田暁

調教状態

もともと馬はいいし、トビも綺麗で推進力がある。まだ余力残しで終い11秒１なら動いた方だ。以前の若さはなくなっている。あとは実戦での折り合い次第か。

ボルザコフスキー　吉村誠之助

調教状態

朝イチの馬場で併せ馬。相手の気迫に負けた感じで、少し遅れてしまう。騎手騎乗で先行してのもので、インパクトは薄い。歩様が硬い感じがあるのはいつものこと。ただ、勝った前走時より、やや落ちの気配。

厩舎コメント

(重賞だが)押田助手――ひと頃は走ったり、走らなかったりでしたが、しっかりと走れるようになってきました。重賞なのでメンバーは強くなりますが、今の状態でどこまでやれるか。

リューベック　浜中俊

調教状態

同じレースを使う相手と馬体を合わせていい稽古。迫力はひと息だが、アウトラインはできている。まずまず。

2024年マイラーズＣ予想

管理人の予想印

◎ セリフォス
○ ソウルラッシュ
▲ セッション
◇ コレペティトール
△１ トゥードジボン
△２ トランキリテ
△３ ボルザコフスキー
△４ ソーヴァリアント

◎セリフォス

一昨年のマイルＣＳの覇者で昨年は安田記念２着。実績は最上位。切れ味が身上のタイプで開幕週の絶好馬場も望むところ。先を見据えた仕上げではあるが、今週のひと追いでほぼ態勢も整いそう。地力を信頼。

○ソウルラッシュ

対戦成績では分が悪いが、ここ２走は◎に先着。実力的にはヒケを取らず、斤量面でも有利。３週続けて素晴らしい動きを見せ、仕上がりも良好。この馬も勝ち負けして当然。

▲セッション

前走は息を入れにくい形になって踏ん張れなかったが、渋太く脚を使えるのが長所で、開幕週の軽い馬場も合うタイプ。ひと叩きした上積みも見込めるだけに今度は粘りが違うはず。

◇コレペティトール

うまく捌けたとはいえ、前走が見事な差し切り。体重が増えてパワーアップし、決め手にも磨きがかかってきた。ここでも侮れない。

あとは、
トゥードジボン、トランキリテ、ボルザコフスキー、ソーヴァリアント
に注意。

買い目

馬連

軸３
相手14、13、10、１、８、16、12

３連複

軸３
相手14、13、10、１、８、16、12