2023年サウジアラビアロイヤルカップ過去データと予想分析
第9回 サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
2023年10月7日(土)東京競馬場 芝1600m
13年までオープン特別だったいちょうSが14年に重賞に格上げされ、翌15年にサウジアラビアロイヤルカップと改称された。いちょうSは長い間距離1600mで実施されていたが、12~13年は1800mとなり、重賞になった14年から再び1600mに戻された。重賞になってからはダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスなど後のG1馬が名を連ね、ハイレベルな争いが繰り広げられてきた。昨年はドルチェモアが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。重賞に格上げされた14年以降のデータから、レースの傾向を探る。
1~4番人気が強く、ほぼ本命戦
平均配当は馬連が1854円、3連単は2万4378円とかなり堅い。ただし、昨年は馬連8800円、3連単が12万円台と波乱だった。1番人気【3.3.1.2】は馬券を外したのが2回と安定しており、馬券圏内27頭中23頭が1~4番人気で、5番人気以下は4頭のみ。人気薄の出番は、あまり期待できない。
人気のノーザンファーム産は堅い
生産者別の成績では、ノーザンファーム【4.6.4.8】が馬券圏内27頭中14頭と半数以上を占めており、複勝率は63.6%。.ノーザンファーム産は1or2番人気【3.6.1.1】だと複勝率90.9%とほぼ完璧だが、3~4番人気【1.0.3.2】はまずまず、5番人気以下【0.0.0.5】は全滅。人気通りの結果になる。ただし、昨年はノッキングポイントが1番人気に支持され、4着に敗れている。
【生産者別の成績(過去9年)】
生産者 成績 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 4-6-4-8 18.2% 45.5% 63.6%
下河辺牧場 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
ケイアイファーム 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
エスティファーム 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
競優牧場 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
パカパカファーム 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
豊洋牧場 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
猿橋義昭 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
社台ファーム 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
レイクヴィラファーム 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
棚川光男 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
下屋敷牧場 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
沖田博志 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
新馬勝ちで上位人気が中心
ステップレースは、新馬組【6.7.2.13】は複勝率53.6%と好走確率が高く、1~3番人気【6.6.1.4】だと、複勝率76.5%と安定している。未勝利組【3.0.4.19】は複勝率26.9%とまずまず。この2つで馬券圏内27頭中22頭を占めている。重賞組【0.1.3.13】は未勝利と不振だが、1or2番人気に支持された馬はいない。
前走東京芝1600mや左回りが好成績
前走のコース別成績では、このレースと同じ東京芝1600m【4.0.0.2】が好調。直線が長い阪神芝1800m外【2.0.0.1】も好成績を残している。不振なのは中山芝1600m【0.0.0.18】。前走距離別の成績は1800m【2.2.2.12】が複勝率33.3%と好走確率が高く、1600m【5.6.6.38】も複勝率30.9%となかなか良い。
また、前走左回り【4.7.7.20】は複勝率47.4%と抜群の成績だが、右回り【5.2.2.47】は複勝率16.1%と今ひとつだ。
美浦南Wでラスト1ハロン13秒以下
サウジアラビアロイヤルCとして行われた過去8年の追い切りのコース別成績を調べたところ、好走馬が多かったのは美浦南W組【4.3.3.23】で、好走確率が高かったのは栗東坂路組【1.4.3.13】で複勝率38.1%だった。
美浦南W組の特徴は、ラスト1ハロンが13秒0以下なら【3.4.2.12】で複勝率42.9%と好走確率が高いが、13秒1以上【1.0.1.11】は複勝率15.4%と悪かった。美浦南Wでラスト1ハロンの速い馬を狙おう。【追い切りコース別の成績(過去8年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 1-4-3-13 4.8% 23.8% 38.1%
CW 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
美浦 南坂路 0-0-2-10 0.0% 0.0% 16.7%
南W 4-3-3-23 11.8% 23.5% 32.4%
その他 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
【美浦南W組のラスト1ハロンのタイム別の成績(過去8年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~13秒0 3-4-2-12 14.3% 33.3% 42.9%
13秒1~ 1-0-1-11 7.7% 7.7% 15.4%
2023年サウジアラビアRC(G3)調教状態&コメント
ウインアクトゥール 横山武史
調教状態
コンスタントに使って今回が4戦目。小柄でも馬体は細くなっていないし、キチッと負荷をかけられているように本当にタフ。一戦毎に力みも抜けてきた。好気配。
厩舎コメント
(どこまで)栗田徹師――中間はプールなど併用して、人と馬との関係作りを取り組んできた。前走の2000mは距離的にギリギリだったし、マイルはいいと思う。相手強化や直線の長い東京にどう対応できるかがポイント。
エコロマーズ 戸崎圭太
調教状態
再度の遠征になるが、体つきは良く活気も十分。疲れは皆無。軽快なフットワークで好気配をキープしている。
厩舎コメント
(力出し切れれば)牧浦師――前走でもまだうるさい面はありましたが、2走目での慣れはありました。発馬を決めて、スムーズな競馬で力を出し切れれば。
ゴンバデカーブース 松山弘平
調教状態
道中の折り合いはスムーズ。直線は中から抜群の手応えで駆け抜けた。バネが利いており、脚捌きも抜群。休ませて心身ともに着実に成長している。仕上がり万全。
厩舎コメント
(仕上がる)堀師――9月2日に帰厩。放牧で成長を促したが、健全な成長曲線を描けなかったように、今の時期の馬ではない印象。そんななかでも反応は出ているし、息もいい。追い切りは手応えがあって抑え切れなかった。レースへ向けて順調に仕上がった。
シュトラウス C.ルメール
調教状態
直線入り口から少し内にササッたが、1ハロン11秒3と抜群の切れ味を見せた。追う毎に馬体は締まってきたし、テンションも上がっていない。雰囲気はなかなかいい。
厩舎コメント
(心身ともに成長)武井師――中間、気性面の課題を牧場と共有し、メンタルが成長。しっかりと我慢が利いて調教を進めることができた。馬体重も10キロ以上増えて成長している。開幕週の東京でどんな競馬をするか楽しみ。
ハッピーサプライズ 大野拓弥
調教状態
追走して3頭併せの外へ。一番最後に追い出したが、相手を考えると突き放せなかったのは不満。良化案外。
ボンドガール 川田将雅
調教状態
外めを回って、余力タップリに好時計をマーク。1週前に併せ馬を消化したことで随分気持ちも乗ってきた。馬体もキチッと仕上がっている。完成度は一枚上かも。
厩舎コメント
(課題あるが)手塚師――放牧を挟んで、1週前にタフな調教をやったので今週は単走で。ジョッキーを乗せて折り合い面など課題も見つかったが、その辺もクリアできればいいね。輸送もあるので当日の馬体重は増えていないかもしれないが、力強さは出ている。
マイネルブリックス 津村明秀
調教状態
左にアイシールドを着けて左から肩ムチで追われる。頭が浮き上がる走りではあったが、除外の影響はない。
マリンバンカー 岩部純二
調教状態
月曜追い。中2週でも併せ馬で負荷をかけてきたし、反応も良かった。体も引き締まり、上積みが見込める。
レーヴジーニアル 横山和生
調教状態
着差は僅かでも仕掛けられてからの反応が良くてシャープな動き。馬体もキチッと仕上がっている。
厩舎コメント
(控えても)松永幹師――水曜はジョッキーに乗ってもらいましたが、反応が良く、ノドも気にならなかったとのこと。前走は結構なペースのなか押し切れましたし、当時より毛ヅヤも良化。ハナにもこだわっていませんよ。
2023年サウジアラビアRC予想
3回東京の2歳新馬は、例年になくハイレベルだった。勝ちタイムで一番優秀だったのがボンドガールで、以下シュトラウス、ダノンエアズロック、ゴンバデカーブース、ボルケーノの順。タイムは地味でも、アスコリピチェーノが新潟2歳Sを勝った。競馬はタイムがすべてではないが、ここでもボンドガール、シュトラウス、ゴンバデカーブースが上位候補。
管理人の予想印
◎ ボンドガール
○ シュトラウス
▲ ゴンバデカーブース
◇ レーヴジーニアル
△1 エコロマーズ
△2 ウインアクトゥール
◎ボンドガール
新馬戦の本質は、将来のオープン馬と未勝利馬が一緒に走っているレースで、仕上がりの差も出ることから、そこで何を負かした云々は予想の根拠には使わない(使えない)主義。タイムとメンバーランクは3回東京で最もハイレベルの一戦。血統からも、クラシックを狙える器。
○シュトラウス
逃げて9馬身差の圧勝で、勿論、上がり600メートルは最速。ラップの上では差しに回っても速い脚を繰り出せるが、母系の血を考えると、控えると引っ掛かる危険性もある。安全策なら、ここもスピード勝負に出た方がいい。
▲ゴンバデカーブース
こちらは最速ではないが、及第の上がりで逃げ切って、まったく危なげがなかった。構成ラップから、差しに回っても大丈夫。ただ、夏場の休養が馬体成長につながらなかった点で、本格化には時期尚早かもしれない。
◇レーヴジーニアル
ほぼスローペースに近い新馬組が多い中で、ハイペースを逃げ切ったこと、キャリア2戦のアドバンテージがあること、母が阪神JFの優勝馬であること。以上の3点から、第4の馬はこの馬とした。
買い目
単勝/複勝
3
馬連
軸3
相手1、2、4、6、7





