2021年サンケイスポーツ賞フローラステークス過去データと予想分析

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2021年4月25日(日) 東京競馬場 芝2000m

オークスのトライアル競走・フローラS。かつては、桜花賞出走馬がオークス前に出走することも多く、メジロラモーヌが本競走(旧4歳牝馬特別)などトライアル3競走も含めて牝馬三冠完全制覇を達成した。近年は桜花賞との間隔が詰まり、桜花賞不出走馬がオークス出走権を賭けて戦う一戦となっている。過去10年のオークスにおけるフローラS組の成績は【0.5.3.37】と優勝馬こそ出ていないが、好走馬数は桜花賞組(16頭)を除けば最多で、昨年は本競走優勝馬のウインマリリンが7番人気で2着に食い込んでいる。今年はどの馬が大一番への出走権を獲得するのか、過去の傾向を見てみよう。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2020年 1,140円 310円 2,600円 2,810円 6,290円 12,460円 71,090円
2019年 670円 270円 1,210円 1,690円 3,480円 13,580円 57,340円
2018年 270円 150円 890円 13,300円 15,590円 20,750円 113,290円
2017年 3,720円 730円 6,640円 32,010円 67,650円 35,940円 397,370円
2016年 570円 230円 1,270円 1,920円 3,690円 53,680円 228,510円
2015年 600円 190円 1,130円 1,120円 2,710円 1,970円 10,710円
2014年 910円 340円 1,530円 5,970円 13,510円 189,600円 1,088,940円
2013年 370円 170円 690円 870円 1,680円 6,880円 24,620円
2012年 230円 130円 750円 730円 1,200円 47,900円 163,970円
2011年 2,690円 780円 6,290円 103,540円 161,550円 179,170円 1,131,690円
日付 着順 馬名S 性別 年齢 人気 騎手 斤量 頭数 距離 馬場状態 着差 上り3F 上3F地点差 馬体重 馬体重増減 所属 調教師 種牡馬 間隔 前走開催 前走レース名 前走着順 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走人気 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走頭数 前走馬番 前走着差タイム
200426 1 ウインマリリン 3 4 横山武史 54 17 芝2000 0 35.3 0.4 450 -10 (美) 手塚貴久 スクリーンヒーロー 4 3中2 ミモザ賞・1勝 1 2000 4 36.5 横山武史 54 11 4 -0.3
2 ホウオウピースフル 3 2 レーン 0 35.3 0.4 478 2 (美) 大竹正博 オルフェーヴル 10 1東5 クイーンG3 6 1600 3 34.5 田辺裕信 54 14 12 0.6
3 フアナ 3 5 ヒューイ 0.1 35.2 0.6 416 -4 (栗) 角居勝彦 ルーラーシップ 5 1阪7 未勝利・牝 1 1800 1 34 福永祐一 54 16 8 -0.2
190421 1 ウィクトーリア 3 3 戸崎圭太 18 0 33.2 1 466 -4 (美) 小島茂之 ヴィクトワールピサ 8 2中2 500万下・牝* 1 1800 2 34.6 ルメール 54 12 5 -0.3
2 シャドウディーヴァ 3 2 岩田康誠 0 33.5 0.7 464 -2 (美) 斎藤誠 ハーツクライ 5 2中7 フラワーG3 4 1800 3 34 岩田康誠 54 13 2 0.7
3 ジョディー 3 9 武藤雅 0.1 34.3 0 478 6 (美) 戸田博文 ダイワメジャー 5 2中7 フラワーG3 5 1800 8 35.2 吉田豊 54 13 8 0.9
180422 1 サトノワルキューレ 3 1 M.デム 16 0 33.4 1.1 446 -4 (栗) 角居勝彦 ディープインパクト 6 1阪5 ゆきやな500* 1 2400 4 34.1 M.デム 54 10 4 -0.1
2 パイオニアバイオ 3 13 柴田善臣 0 34.4 0.1 428 12 (美) 牧光二 ルーラーシップ 5 2中7 未勝利 1 2000 1 36.3 石橋脩 54 16 15 -0.2
3 ノームコア 3 5 戸崎圭太 0.1 34.6 0 456 -4 (美) 萩原清 ハービンジャー 5 2中7 フラワーG3 3 1800 4 35.7 北村宏司 54 13 3 0.3
170423 1 モズカッチャン 3 12 和田竜二 18 0 33.9 0.8 468 0 (栗) 鮫島一歩 ハービンジャー 4 3中2 500万下* 1 1800 2 36.6 和田竜二 54 13 7 0
2 ヤマカツグレース 3 10 横山典弘 0 34.4 0.3 448 0 (栗) 池添兼雄 ハービンジャー 4 2阪1 君子蘭賞500* 2 1800 4 34.2 川田将雅 54 11 1 0.2
3 フローレスマジック 3 2 戸崎圭太 0 34.3 0.4 452 -4 (美) 木村哲也 ディープインパクト 10 1東5 クイーンG3 3 1600 2 34.1 戸崎圭太 54 16 6 0.4
160424 1 チェッキーノ 3 3 ルメール -0.5 34.6 1.5 464 2 (美) 藤沢和雄 キングカメハメハ 6 2中5 アネモネ 1 1600 3 35.2 柴山雄一 54 16 11 -0.2
2 パールコード 3 2 川田将雅 0.5 35.3 1.3 502 -14 (栗) 中内田充 ヴィクトワールピサ 4 3中2 ミモザ賞500* 1 2000 1 35.3 内田博幸 54 10 7 -0.2
3 アウェイク 3 13 吉田豊 0.6 35.3 1.4 452 -2 (美) 斎藤誠 ディープインパクト 9 1東7 フリージ500* 8 2000 6 36.9 田辺裕信 54 11 5 1.8
150426 1 シングウィズジョイ 3 2 内田博幸 17 0 34.3 0.1 450 -6 (栗) 友道康夫 マンハッタンカフェ 4 2阪1 君子蘭賞500* 1 1800 2 34.8 内田博幸 54 12 8 -0.1
2 ディアマイダーリン 3 1 横山典弘 0 34.1 0.3 478 -8 (美) 菊沢隆徳 ハーツクライ 5 2中7 フラワーG3 3 1800 2 35 M.デム 54 16 12 0.2
3 マキシマムドパリ 3 3 武豊 0.1 33.9 0.6 432 -18 (栗) 松元茂樹 キングカメハメハ 4 2阪1 君子蘭賞500* 2 1800 1 34.6 武豊 54 12 1 0.1
140427 1 サングレアル 3 4 岩田康誠 18 0 34.3 1.2 414 -4 (栗) 松田博資 ゼンノロブロイ 16 1京1 福寿草特500* 4 2000 2 33.8 岩田康誠 54 8 1 0.6
2 ブランネージュ 3 6 秋山真一 0 35.3 0.2 458 -4 (栗) 藤岡健一 シンボリクリスエス 4 2阪1 君子蘭賞500* 1 1800 2 34.4 秋山真一 54 10 2 -0.2
3 マイネオーラム 3 13 松岡正海 0.2 34.8 0.9 458 4 (美) 高橋義博 ステイゴールド 5 2中7 フラワーG3 6 1800 11 36.8 丹内祐次 54 16 15 0.5
130421 1 デニムアンドルビー 3 1 内田博幸 -0.1 33.8 0.4 432 2 (栗) 角居勝彦 ディープインパクト 3 2阪4 未勝利・牝 1 2000 1 34.3 C.デム 54 16 6 -0.3
2 エバーブロッサム 3 2 戸崎圭太 0.1 33.9 0.4 466 6 (美) 堀宣行 ディープインパクト 5 2中7 フラワーG3 2 1800 3 34.3 戸崎圭太 54 14 11 0
3 ブリュネット 3 9 福永祐一 0.2 33.8 0.6 462 -10 (栗) 千田輝彦 ダイワメジャー 6 1阪5 未勝利 1 1800 5 35 浜中俊 54 16 11 -0.2
120422 1 ミッドサマーフェア 3 1 蛯名正義 -0.4 33.4 0.7 452 10 (美) 小島太 タニノギムレット 4 2阪1 君子蘭賞500* 1 1800 1 36.2 四位洋文 54 16 11 -0.6
2 アイスフォーリス 3 2 松岡正海 0.4 34.3 0.2 458 -2 (美) 相沢郁 ステイゴールド 4 3中1 ミモザ賞500* 2 2000 5 36.5 松岡正海 54 12 11 0
3 ダイワデッセー 3 18 武士沢友 0.5 34.3 0.3 474 -6 (栗) 松田国英 スペシャルウィーク 12 2京1 梅花賞500* 6 2400 7 37.7 福永祐一 54 8 4 2.7
110423 1 バウンシーチューン 3 9 三浦皇成 17 0 36.2 1.6 412 -6 (美) 田島俊明 ステイゴールド 7 2中3 未勝利・牝 1 1800 1 35.1 三浦皇成 54 16 16 -0.2
2 マイネソルシエール 3 15 柴田大知 0 37 0.8 448 2 (美) 手塚貴久 ロージズインメイ 4 2阪2 500万下・牝* 9 1800 13 35.3 三浦皇成 54 18 7 0.9
3 ピュアブリーゼ 3 3 内田博幸 0 37.3 0.5 434 0 (美) 古賀慎明 Monsun 4 2阪2 500万下・牝* 2 1800 2 34.8 岩田康誠 54 18 8 0.1
人気 着別度数 勝率連対率複勝率
1番人気3-1-0-6/1030.0%40.0%40.0%
2番人気1-5-1-3/1010.0%60.0%70.0%
3番人気2-0-2-6/1020.0%20.0%40.0%
4番人気2-0-0-8/1020.0%20.0%20.0%
5番人気0-0-2-8/100.0%0.0%20.0%
6番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
9番人気1-0-2-7/1010.0%10.0%30.0%
10番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
12番人気1-0-0-9/1010.0%10.0%10.0%
13番人気0-1-2-7/100.0%10.0%30.0%
15番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
18番人気0-0-1-5/60.0%0.0%16.7%
前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率
君子蘭賞500*2-2-1-6/1118.2%36.4%45.5%
未勝利・牝2-0-1-15/1811.1%11.1%16.7%
500万下・牝*1-1-1-2/520.0%40.0%60.0%
500万下*1-0-0-9/1010.0%10.0%10.0%
アネモネ1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
福寿草特500*1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
ゆきやな500*1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
ミモザ賞・1勝1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
フラワーG30-3-3-18/240.0%12.5%25.0%
ミモザ賞500*0-2-0-18/200.0%10.0%10.0%
前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率
前走1着9-3-2-42/5616.1%21.4%25.0%
前走2着0-3-2-20/250.0%12.0%20.0%
前走3着0-1-2-11/140.0%7.1%21.4%
前走4着1-1-0-16/185.6%11.1%11.1%
前走5着0-0-1-12/130.0%0.0%7.7%
前走6~9着0-2-3-26/310.0%6.5%16.1%
前走10着~0-0-0-18/180.0%0.0%0.0%
単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率
2.0~ 2.92-0-0-3/540.0%40.0%40.0%
3.0~ 3.91-1-0-1/333.3%66.7%66.7%
4.0~ 4.90-2-1-2/50.0%40.0%60.0%
5.0~ 6.93-3-2-10/1816.7%33.3%44.4%
7.0~ 9.91-0-1-9/119.1%9.1%18.2%
10.0~14.91-1-1-14/175.9%11.8%17.6%
15.0~19.90-0-0-11/110.0%0.0%0.0%
20.0~29.91-0-2-19/224.5%4.5%13.6%
30.0~49.91-1-0-15/175.9%11.8%11.8%
50.0~99.90-1-2-26/290.0%3.4%10.3%
100.0~0-1-1-35/370.0%2.7%5.4%
騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
内田博幸2-0-1-5/825.0%25.0%37.5%
戸崎圭太1-1-2-1/520.0%40.0%80.0%
岩田康誠1-1-0-2/425.0%50.0%50.0%
蛯名正義1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%
ルメール1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
和田竜二1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
三浦皇成1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
M.デム1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
横山武史1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
横山典弘0-2-0-6/80.0%25.0%25.0%
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠2-2-1-15/2010.0%20.0%25.0%
2枠3-0-0-17/2015.0%15.0%15.0%
3枠2-2-4-12/2010.0%20.0%40.0%
4枠1-2-0-17/205.0%15.0%15.0%
5枠0-2-1-17/200.0%10.0%15.0%
6枠1-1-0-18/205.0%10.0%10.0%
7枠0-0-1-25/260.0%0.0%3.8%
8枠1-1-3-24/293.4%6.9%17.2%
前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率
3F 1位5-2-3-27/3713.5%18.9%27.0%
3F 2位3-3-1-19/2611.5%23.1%26.9%
3F 3位0-1-0-22/230.0%4.3%4.3%
3F ~5位2-1-1-26/306.7%10.0%13.3%
3F 6位~0-3-5-51/590.0%5.1%13.6%
脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率
平地・逃げ0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
平地・先行1-5-4-24/342.9%17.6%29.4%
平地・中団6-5-5-63/797.6%13.9%20.3%
平地・後方3-0-0-49/525.8%5.8%5.8%
馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率
400~419kg2-0-1-12/1513.3%13.3%20.0%
420~439kg1-1-2-30/342.9%5.9%11.8%
440~459kg4-4-4-51/636.3%12.7%19.0%
460~479kg3-4-3-33/437.0%16.3%23.3%
480~499kg0-0-0-18/180.0%0.0%0.0%
500~519kg0-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
53.5~55kg10-10-10-145/1755.7%11.4%17.1%
種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ディープインパクト2-1-2-17/229.1%13.6%22.7%
ハービンジャー1-1-1-5/812.5%25.0%37.5%
ステイゴールド1-1-1-4/714.3%28.6%42.9%
ヴィクトワールピサ1-1-0-2/425.0%50.0%50.0%
キングカメハメハ1-0-1-8/1010.0%10.0%20.0%
マンハッタンカフェ1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
スクリーンヒーロー1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%
タニノギムレット1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
ゼンノロブロイ1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
ハーツクライ0-2-0-21/230.0%8.7%8.7%

穴馬の激走が多く波乱に注意

 過去10年で3連単100万馬券以上を2度記録し、10回中8回は5万馬券以上など荒れ模様の一戦。2015年と昨年を除く8回では、9番人気以下の馬が1頭以上は馬券に絡んでいる。5~8番人気は計【0.1.2.37】に終わっており、9番人気以下【2.3.5.85】から激走する馬をいかにして見つけるかがカギを握る。上位人気では2番人気が上々だが、1番人気は特にここ5年【1.0.0.4】と不振だ。

人気馬以外なら内枠重視

枠番別の成績では、1~4枠が【8.6.5.61】で複勝率23.8%、5~8枠が【2.4.5.84】で同11.6%と、スタート後にすぐ2コーナーを迎えるコース形態の影響もあってか、全体的には内枠優勢だ。特に差が出ているのが上位人気以外の成績で、表の右に記したように、4番人気以下の5~8枠は1連対にとどまるのに対し、1~4枠は7連対を記録している。4番人気以下の馬を連対候補にまで組み込むなら、1~4枠を引いた馬に注目したい。

前走1勝クラス1着馬に注目

前走クラス別で好走が多いのは1勝クラス(500万条件)組。13年以外はすべて好走馬を出し、【7.5.4.55】複勝率22.5%をマークしている。好走した全馬が前走で芝1800m以上に出走しており、16頭中14頭は芝1800m~2000mだった。また、近年は以前に比べるとこの組の好走馬は減っているが、17年から4連勝中と軽視は禁物。また、以前に比べると前走2着以下からの好走が減っており、過去5年では前走1着馬【4.1.0.7】、前走2着以下【0.1.1.25】となる。

近年は美浦のコース追いが中心に

過去10年、関東馬【5.7.6.65】複勝率17.5%、関西馬は【5.3.4.60】同16.7%と、複勝率では関東馬が関西馬を上回る。出走馬の追い切りを「競馬道調教マスター」で分析すると、特に美浦南坂路コースで追い切られた馬が【2.1.2.12】複勝率29.4%の高率を記録していた。

ただ、美浦南坂路組は近年該当馬自体が少なく好走もなし。ここ3年にかぎると、美浦南W組が【2.3.1.22】と連対馬6頭中5頭を占めている。ほかに美浦南Pコースから3着馬が1頭(2019年ジョディー)出ており、「美浦のコース追い」に注目といってもいいだろう。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。

アンフィニドール 川島信二

調教状態

加速ラップを刻んで余力十分にラスト12秒2。使って素軽さが出た。気配は前走以上。

ウインアグライア 和田竜二

調教状態

軽く流す感じで時計は目立たないが、素軽さは十分で馬体もすっきり。ほどほどに気合も見せており、力は出せる仕上がりにある。

厩舎コメント

(仕上がり上々)和田雄師――一旦、減った馬体が回復して上々の仕上がり。今回は開幕週の時計の速い決着でどれだけ対応できるかがポイントだが、目標は次の2400mのオークス。そこにつながるレースができればいいね。

エトワールマタン 内田博幸

調教状態

体を大きく使って、のびのびとしたフットワーク。少し細いが、雰囲気は悪くない。

オヌール 川田将雅

調教状態

芝やPコース主体の調整から、今回は坂路主体の調整に切り替えて攻めを強化。体が細く映らないし、トモに力強さが出てきた。

厩舎コメント

(好結果を)友道師――体重はキープできていますし、無事に輸送をクリアしてくれれば力を出せるでしょう。普段からそうテンションは高くない馬なので、おそらく大丈夫だと思います。エンジンがかかってから味があり、東京コースは魅力。何とか権利を。

オメガロマンス 横山武史

調教状態

併せ馬の内で右手前に替えると、気合十分に、手先の軽い走りで追い抜いてきた。

クールキャット C.ルメール

調教状態

前脚を大きく掻き込んで、体を余すところなく使えている。少しムキになる面は気になるが、動きだけは文句なし。

厩舎コメント

(好レースを)奥村武師――前走は一旦下げるロスがあったが、スタートが遅くてコーナーで窮屈になる走りなので、中山だと、自分自身でレースを難しくしてしまう。距離が延びて、広々としたコース向きのタイプ。距離はもっとあってもいいが、好レースを。

グローリアスサルム 吉田豊

調教状態

3頭併せの真ん中で若さを見せつつも、回転の速い走りで、しっかりと伸びてきた。

ジェニーアムレット 三浦皇成

調教状態

柔らかい身のこなしで、バランスのいいフットワーク。加減しながらの調整になっているが、馬体の張りは良く、及第点の仕上がり。

スノークォーツ 戸崎圭太

調教状態

少し前向き過ぎる感じはあるが、全身バネといった感じで父譲りの迫力満点のフットワーク。非凡な素質を感じさせる動きだった。

厩舎コメント

(実戦で良さが)大竹師――新馬戦を勝てるとは思わなかったが、実戦で良さが出た。その後はソエなどで間隔を開けたが、先週乗ったジョッキーの感触が良かったように力は出せそう。スタートは速くないし、この臨戦過程でいい競馬ができれば今後が楽しみ。

スノーハレーション 丸山元気

調教状態

小さい体ながら闘志を剥き出しにして、馬体を併せるとグイッと伸びる。精神面の強さを感じさせる動きだった。

スライリー 石川裕紀人

調教状態

楽に走っている感じで好時計をマーク。気持ちがうんと前向きになり、フットワークにも力強さが出てきた。前走以上の気配か。

厩舎コメント

(ここでもやれる)相沢師――先週しっかりやってあるので今週は軽く。丸味のあるいい体つきで、数字的にも少し増えている。前走は直線スムーズさを欠いて惜しい競馬。折り合い面から距離は未知だが、菜の花賞で負かした相手との比較からも、ここでも十分やれると思っている。

パープルレディー 田辺裕信

調教状態

バランスのいいフットワークで、重心がまったくぶれないような感じ。十分に調教も積まれて、万全と言える仕上がりになった。

厩舎コメント

(いい形で)奥村武師――カイ食いと精神面の安定という点で在厩調整がプラスに出て、しっかり乗り込んで負荷をかけることができた。それでいて冷静に走れており、いい形でここへ向かえる。重賞なので、2000mでの瞬発力の差と力関係がポイントですね。

メイサウザンアワー 石橋脩

調教状態

3頭併せの真ん中で少し口向きの悪さは見せたが、体を大きく使って迫力は満点。馬体の張りも目立つほどで、体調はかなりいい。

厩舎コメント

(馬体増えて)尾関師――年明けのレースを目指していましたが、体調面で整わず休養。間隔は開きましたが、相変わらず動きは良く、馬体も増えてパワーアップしています。今までのレースぶりから、休み明けで力んだりしなければ距離も問題ないはずです。

ユーバーレーベン M.デムーロ

調教状態

南Wを中心に乗り込み、今週は坂路で併せ馬。毛ヅヤが良くて、大トビでシャープ。内から闘志剥き出しで、追いついてきていた。

厩舎コメント

(能力の高さで)手塚師――前走はアクシデント明けで流れも不向きだった。今週は坂路だが、1週前の動きが良く前走以上の状態に。スタートは出ても二の脚がないので置かれるが、終いはしっかり伸びてくれる。コースロスよりも能力の高さを生かせれば。

ララサンスフル 大野拓弥

調教状態

スノークォーツ相手に先行して、ほぼ互角の伸び脚。バランスが良くて、バネは感じさせた。ひと息入った不安はない。

ルース 横山典弘

調教状態

2週続けてビシッと追われ、今週は力強い脚勢。張り、毛ヅヤも良く、デキ落ちはない。

レッジャードロ 柴田善臣

調教状態

しっかりハミを取って、若さを見せるような感じはなかった。相変わらずのバネで、躍動感は満点。疲れはなさそうだ。

昨年はウインマリリンが優勝。本番も2着と好走した。前走重賞組よりも前走で1勝クラスを勝ち上がった組が強く、目下4連勝中。距離が延びて頭角を現してきたキャリアの浅いエリートに分があるレースだ。今年は超高速馬場で、平均ペースなら高いポテンシャルが、スローなら優れた瞬発力が問われよう。

管理人の予想印

◎ オヌール
○ ユーバーレーベン
▲ アンフィニドール
◇ パープルレディー
△1 クールキャット
△2 オメガロマンス
△3 ウインアグライア

◎オヌール

全姉デゼルは馬体に硬さがあったが、こちらは柔軟さがある。手頃な位置から速い脚を繰り出せる点で、馬場、展開、瞬発力の有無すべてにおいて優位に立ち、本番でも注目するべき存在だろう。

○ユーバーレーベン

阪神JFの序列は、桜花賞を含めて、一連のステップレースでも正しく機能した。ソダシ、サトノレイナスに次いだ3着がこの馬の値打ちだが、瞬発力勝負に対応できるかどうかがポイント。

▲アンフィニドール

ディープスカイ、キズナ、アルアイン。そして、ブラストワンピース。毎日杯で1分46秒台走破は、超一流馬の証。馬場差を考慮しても、デビュー戦で1分46秒3は破格。辛勝だが、経験馬相手だし、スケールはかなり大きい。

◇パープルレディー

今回の相手に2000mで瞬発力が通じるかどうかだが、以前より落ち着きが出た今なら、パフォーマンスが上がる可能性がある。

買い目

単複

馬連

軸3、8
相手1、3、8、9、14、15、16

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