2024年京都記念過去データと予想分析

第117回 京都記念（Ｇ２）

2024年2月11日（日）　京都競馬場　芝2200ｍ

大阪杯や春の天皇賞、宝塚記念、そしてドバイや香港など海外Ｇ１へも繋がる一戦・京都記念。ここ３年は阪神競馬場で代替されていたが、今年は４年ぶりにその名の通りの京都競馬場に戻っての開催になる。過去10年の優勝馬をみると、同年の宝塚記念を制した馬が多く2020年のクロノジェネシスなど３頭を数える。また21年のラヴズオンリーユーは続くドバイシーマクラシックこそ３着も、その後は年内に海外Ｇ１を３勝。昨年優勝のドウデュースはドバイターフを出走取消になってしまったが、年末に有馬記念を制した。今年はどんな結果が待っているのか、過去の傾向を見てみよう。

京都記念過去10年間配当金

京都記念過去10年間結果

京都記念過去10年間結果前走レース

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●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

京都記念
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

京都記念
種牡馬別過去データ

頭数が少なくてもひとひねりが必要

過去10年、１～４番人気は複勝率40.0～60.0％だが、１、２番人気の計【3.3.4.10】は例年出走頭数があまり多くならないことを考慮すればやや物足りない結果にうつる。１番人気と並び６番人気が最多の３勝を挙げ、一昨年は13頭立て12番人気のアフリカンゴールドが勝って３連単67万馬券になるなど、やや穴っぽい馬を絡めた馬券作戦がおもしろい。頭数が少ないからといって買い目を絞ると「抜け」がありそうなレースだ。

５歳馬が安定、牝馬ならＧ１好走実績馬

牡・セン馬の年齢別では４歳馬が【3.4.3.11】複勝率47.6％でトップに立ち、５歳馬は同じ３勝で【3.0.4.15】だが、複勝率は４歳にやや差のある31.8％。とはいえ６歳以上よりは優秀で、この４、５歳馬が中心だ。

一方、牝馬は全体で【2.3.0.14】連対率26.3％。2020年は牝馬によるワンツー決着だった。好走した５頭はタッチングスピーチ、スマートレイアー、クロノジェネシス、カレンブーケドール、そしてラヴズオンリーユー。「Ｇ１・３着以内＋Ｇ２以上優勝」、あるいは「Ｇ１で複数回連対」くらいの実績は必要だ。

500キロ以上は好走しても２、３着多し

馬体重別の成績をみると、優勝馬10頭中９頭は460～490キロ台。460キロ未満は12頭いずれも馬券圏外で、450キロ台でも【0.0.0.8】と該当馬が少なくはない中で好走馬を出せていない。一方、500キロ以上の大型馬は【1.2.4.28】。昨年こそドウデュースが優勝したが全体としては好走しても２、３着止まり。勝てないだけではなく、複勝率でみてもやや物足りない成績だ。

日経新春杯組は苦戦

前走クラス別で出走数がもっとも多いのはＧ２組だが、全体で【2.2.3.37】と劣勢。特に日経新春杯組が【1.0.1.19】と苦戦が目立つ。このＧ２組は近年の好走馬が中心のため安易に「消し」とは言えないが、これよりはやはり強いのがＧ１組。筆頭は有馬記念組【2.0.2.6】で、ほかにも多くのレースから好走馬が出ている。ジャパンＣ組が【0.1.3.6】と勝てていないのはやや気になるものの、それでも複勝率は40.0％と高いだけに、大きな減点は不要だろう。また、前走海外Ｇ１出走馬がいれば軽視は禁物。

栗東は坂路組優勢、栗東Ｐ追い切り馬を警戒

過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、出走の多い栗東ＣＷ組が【3.3.3.29】、栗東坂路組は【3.6.5.35】で３勝ずつ。連対率や複勝率では栗東坂路組が優勢だ。ただ、数こそ少ないがこれを上回るのが栗東Ｐコース追い切り馬で、勝率40.0％・複勝率60.0％。昨年はドウデュースが優勝しており、もし該当馬がいれば警戒したい。

【主な追い切りコース別成績（過去10年）】

コース 併せ 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東CW 全 3-3-3-29 7.9% 15.8% 23.7%
併せ 1-2-1-15 5.3% 15.8% 21.1%
単走 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
栗東坂路 全 3-6-5-35 6.1% 18.4% 28.6%
併せ 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0%
単走 2-4-2-21 6.9% 20.7% 27.6%
栗東Ｐ 全 2-0-1-2 40.0% 40.0% 60.0%
美浦南W 全 2-1-1-15 10.5% 15.8% 21.1%

2023年京都記念（Ｇ２）調教状態＆コメント

アフリカンゴールド　国分恭介

調教状態

いつも以上に内を回った分、よく伸びていた。まだまだ皮膚など肉体も若い。若干ズブいが、悪くはない。

シュヴァリエローズ　西村淳也

調教状態

朝イチの馬場で叩きつけるようなフットワーク。道中の行きっぷりもいい。この馬としては折り合いがスムーズ。この感じなら距離は気にしなくていいだろう。

ジェットモーション　田口貫太

調教状態

内を回った分、大トビでよく伸びた。ただ、上が見習いで軽かったのは確か。しかし、もう少しやれても。

ナイママ　和田竜二

調教状態

８歳でも見た目の雰囲気は若々しく、ここ一連の疲れはなさそう。ただ、近走結果を考えると強調しにくい。

バビット　団野大成

調教状態

一定のスピードでワンペースな走り。動き自体には元気さはあるが、さほど変わってきた感じはしない。

ブレイヴロッカー　酒井学

調教状態

いつものように頭が高いが、回転力とスタミナがある。消耗戦や道悪でも走りそう。いい意味で変わりない。

厩舎コメント

(京都合う)本田師――先週の小倉の予定もあったが、馬場適性を考えてここへ。気性的にムラだが、坂の下りを利用して加速できる京都は合う。重賞メンバーでどこまでやれるかだね。

プラダリア　池添謙一

調教状態

久々に当週坂路追いに変化。相変わらずの好馬体でフットワークも力強い。落ち着いているし、依然好調。

厩舎コメント

(逆算して)池添学師――有馬記念はイレ込んで、この馬らしからぬ歩き。レースでガス欠しました。使って良くなるタイプなので、大阪杯から逆算してここへ。硬さもなく、状態はいいですよ。最近は位置を取って運べるように。重たい馬場も苦にしません。

プラチナトレジャー　岩田康誠

調教状態

先週が自己ベストタイの好時計。直前も負荷をかけており、時計以上に攻めの質は高い。これで整いそう。

ベラジオオペラ　横山和生

調教状態

３頭併せ．活気十分で行きっぷりがいい。多少ハミ受けが甘いが、抑えきれぬ豪快さ。高いレベルで安定。

厩舎コメント

(確実に良化)上村師――２週前までの感触は良くなかったけど、１週前でピリッとしてきた。仕上がりはいいよ。まだ完成の域には達していないが、確実に馬は良くなっている。操作性の良さ、反応の速さが長所。馬場への対応が鍵だけど、ここも勝ち切りたい。

マテンロウレオ　横山典弘

調教状態

いつものようにテンションが高いし、口から泡を吹いている。馬っぷりはいいが、どうも大人になり切れない。それでもひと頃より余裕ある動きではある。

厩舎コメント

(リズム重視)昆師――前走は不利があって流れに乗れなかったが、中山コースで外から脚は使っていたからね。気難しい面のある馬だが、３歳時に比べると精神的に大人にはなっている。この馬のリズムで運べれば。

ラヴェル　Ｍ．デムーロ

調教状態

１週前にＣＷでビシッと追われて好時計。以前の線の細さは皆無で折り合いのついたいい稽古。仕上がる。

ルージュエヴァイユ　松山弘平

調教状態

１週前コースで追い切って、直前坂路なのはここ２戦と同じパターン。体全体をしなやかに使って、まったく無理をせず先着を果たした。久々でもデキは文句なし。

厩舎コメント

(好態勢で)黒岩師――週を追う毎にしっかり動けるようになり、直前は坂路で最終調整。準備は整いました。体が増えて全体にしっかりしてきましたし、爪の状態もいいですね。女王杯と同舞台で鞍上も継続。荒れた馬場もこなせるタイプで、骨っぽい牡馬相手でも十分やれると思います。

2023年京都記念予想

管理人の予想印

◎ ベラジオオペラ
○ プラダリア
▲ ルージュエヴァイユ
◇ マテンロウレオ
△１ ブレイヴロッカー

◎ベラジオオペラ

ダービー以来で初めての古馬相手だった前走が正攻法のレースで着差以上の強さ。あまりにも展開不向きだった皐月賞以外は崩れておらず、まだ底を見せていない。４歳で伸びしろ十分。今週のひと追いで態勢も整った。連勝を狙える。

○プラダリア

有馬記念は初めての中山遠征でテンションが上がって力を出せなかったが、今回は輸送時間の短い近場の京都。前々走で京都大賞典を勝っており、今の少し時計のかかる馬場状態も合う。見直せる。

▲ルージュエヴァイユ

府中牝馬Ｓは発馬のロスを挽回して惜しい２着。エリザベス女王杯はいい脚を使って２着。充実期を迎えて安定してきた。いい決め手があり、久々も苦にしない。牡馬相手でも互角以上に。

◇マテンロウレオ

前走は１角でゴチャついてその後も数回ぶつけられ、チグハグになったが、チークピーシズを着けたことで集中力が途切れなかった。昨年の２着馬で力は十分。流れに乗れれば一変可能。

△１ブレイヴロッカー

気難しさが徐々に解消されて操作性が良くなり、集中力もアップ。その分、決め手にも磨きがかかってきた。もともと相手なりに走れるタイプでもあり、連下には注意。

買い目

馬連

軸５
相手３、９、11、２

3連複

軸５
相手３、９、11、２