2025年京王杯スプリングカップ過去データと予想分析

第70回　京王杯スプリングカップ（Ｇ２）

2025年５月３日（土）東京競馬場　芝1400ｍ

安田記念の前哨戦、京王杯ＳＣ。１着馬には安田記念の優先出走権が与えられる。距離が1400ｍのためマイラーとスプリンターの双方が参戦し、安田記念の叩き台としてレースに臨む馬、高松宮記念で全力を出した後の馬などがいるため、波乱の結果になることが多い。過去10年では、17年の９着馬サトノアラジンが安田記念を優勝している。昨年はウインマーベルが勝利した。今年から施行時期を従来より２週間繰り上げて実施する。過去のデータからレースの傾向を探る。

京王杯スプリングカップ過去10年間配当金

京王杯スプリングカップ過去10年間結果

京王杯スプリングカップ過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

京王杯スプリングカップ
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

京王杯スプリングカップ
馬体重過去データ

京王杯スプリングカップ
ハンデ別過去データ

京王杯スプリングカップ
種牡馬別過去データ

単勝オッズ３倍は敬遠で、４倍は買い

平均配当は馬連が4598円、３連単は５万7340円。１番人気【4.0.0.6】で勝つか馬券圏外の両極端。２番人気【3.3.3.1】は複勝率が90％と好調。 　単勝オッズ別の成績は、３倍台【3.0.0.5】は馬券圏外に敗れるケースが目立つ。１倍台や２倍台はおらず、毎年混戦模様。４倍台【3.3.3.3】は複勝率75％と高い。傾向からは３倍は敬遠で、４倍は買い。

前走高松宮記念で、今回２～５番人気は好走確率が高い

ステップレースは高松宮記念、東京新聞杯、ダービー卿ＣＴが中心だ。高松宮記念組【6.3.3.18】は複勝率40％と良績だが、このレースで１番人気に支持されると【3.0.0.3】イマイチで、２～５番人気【3.1.2.5】は複勝率54.5％と好調。東京新聞杯組【1.1.1.1】は複勝率が75％と好調。出走してきたら注目したい。

４歳の１番人気、５歳の２番人気が堅実

年齢別では４歳【4.1.5.28】が複勝率26.3％と安定、５歳【4.4.4.45】が好走馬が多く、複勝率21.1％でまずまず。４歳の１番人気【3.0.0.1】が複勝率75％と好調。５歳は１番人気【1.0.0.2】が複勝率33.3％とイマイチで、２番人気【1.2.1.0】複勝率100％と好調。

６歳【1.3.1.31】や７歳以上【1.2.0.21】は複勝率が13％前後で信頼できない。牝馬は【1.2.0.21】と良くないが、22年にワンツーを決めている。

美浦南Ｗ組でラスト４ハロンの遅い馬

追い切りのコース別成績を調べたところ、美浦南Ｗ組【4.5.4.44】が好走馬多く、複勝率は22.8％と好調だった。栗東坂路組【1.5.4.51】も好走馬は多かったが、１着が１頭で複勝率16.4％とイマイチ。

もっとも馬券に多く絡んでいた美浦南Ｗ組のラスト４ハロンのタイム別成績は、52秒４以下【1.0.1.18】だと複勝率10％と今ひとつで、52秒５以上【3.5.3.24】複勝率31.4％と好成績だった。美浦南Ｗ組でラスト４ハロンの遅い馬が狙い目といえる。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 1-5-4-51 1.6% 9.8% 16.4%
ＣＷ 3-0-1-21 12.0% 12.0% 16.0%
美浦 南坂路 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
南Ｗ 4-5-4-44 7.0% 15.8% 22.8%
その他 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%

【美浦南W組のラスト4ハロンのタイム別の成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～52秒4 1-0-1-18 5.0% 5.0% 10.0%
52秒5～ 3-5-3-24 8.6% 22.9% 31.4%

2025年京王杯スプリングＣ（Ｇ２）調教状態＆コメント

アサカラキング　横山和生

調教状態

攻めはいつも動く馬だが、今回もパワフルなフットワーク。折り合いもスムーズだった。デキ落ちはない。

厩舎コメント

(鞍上好感触)斎藤誠師――在厩調整で立ち上げてからは順調で、今週はジョッキーと初コンタクト。感触は良かったです。前走は緩い馬場が応えて、マイルも長かったですね。東京の芝1400ｍは簡単な舞台ではないですが、うまく立ち回れれば……。

オオバンブルマイ　津村明秀

調教状態

順調に調整が進み、１週前には併せ馬でハードに追われた。体に緩みもなく、ひと息入るもデキは安定。

カルロヴェローチェ　Ｍ．デムーロ

調教状態

除外を見越してか、１週前は上がり重点。今週はやはり力んでいたものの、前走よりは大分マシ。多少良化。

カンチェンジュンガ　幸英明

調教状態

前走ほど速い時計は出していないが、今週は首を使って推進力ある走りを見せた。馬に活気もあって好調維持。

厩舎コメント

(1400ｍなら)庄野師――1200ｍのスペシャリストが揃うなか、最後は適性の差が出たけど、ジョッキーが意識的にポジションを取ってくれたことが、今回に生きてくるはず。1400ｍならある程度の位置で流れに乗れそうだし、東京コースも悪くないので、展開などがうまく噛み合ってくれれば。

シャドウフューリー　戸崎圭太

調教状態

何度か手前を替えてノメりそうになっていたが、全体的にはしっかりした走り。手先のスナップが利いて軽快。

厩舎コメント

(条件合う)杉山晴師――間隔が開いているので、今週も終いは気合をつけておきました。放牧から帰ってくる毎に馬が良くなっています。ＧⅡで甘くはないけど、東京の1400ｍはこの馬に合っている条件。今の状態とコース相性の良さでひと押しを期待。

スズハローム　菅原明良

調教状態

美浦に入厩。ずっと左手前で走っていたが、動きそのものは余裕あり。絶好ではないが、及第点以上の気配。

厩舎コメント

(巻き返しを)牧田師――このレースは昨年３着。当時のように今回も１週前に美浦に移動して調整。菅原明ジョッキーに跨ってもらい、感触を掴んでもらいました。舞台も合いますし、巻き返しを期待しています。

トゥラヴェスーラ　三浦皇成

調教状態

掛かるくらいの行きっぷりでキビキビ登坂。毎度書いているが、年齢を感じさせない。上積み？も好調。

トウシンマカオ　横山武史

調教状態

いつも通り右チークピース着用。道中は外に張っているが、直線は抜群の伸びを披露。馬体も充実。好気配。

厩舎コメント

(元気一杯)高柳瑞師――今週もジョッキーが乗って動きは良かったし、疲れがなく元気です。斤量面を考えて他に適鞍がないのでここに臨みますが、左回りの1400ｍには課題が残ります。手頃な頭数で流れに乗れれば。

バルサムノート　松岡正海

調教状態

やはり道中の力みが強く、口も硬そう。手綱が緩んでからは鋭く伸びたが、強調はしづらい雰囲気。

ママコチャ　川田将雅

調教状態

１週前にはＣＷでビシッと好時計。ＧⅠから中４週になるが、意欲的に乗り込まれている。安定感のあるフットワークで、動きも前走時と同様に良好。好気配。

厩舎コメント

(ためが利けば)兼武助手――上位馬が強かったですが、自身はいい内容で走れましたね。その後は在厩させて少し緩めてから立ち上げましたが、馬体に軽さを感じますし、体調は良さそうです。この舞台でもうまくためが利けば。

レッドモンレーヴ　Ｍ．ディー

調教状態

集中力を切らさずに走れていたし、動きもシャープ。好調時の姿を取り戻してきた。もうキッカケひとつか。

厩舎コメント

(得意条件)津曲助手――終いは相変わらず切れる脚を使いますね。中間の稽古では一時期ほど気難しさを見せておらず、30日の追い切りでも集中して走れていました。得意の条件に替わりますし、前回に1200ｍを使ったことで追走が楽になればいいですね。メンバー的にも力は上位です。

ロジリオン　松山弘平

調教状態

前走時に比べると左右のバランスが良くなった。前向きな姿はいつも通り。馬体の張りもいい。気配は上々。

厩舎コメント

(巻き返しを期待)古賀慎師――58.5キロを背負っての大外枠、さすがにかわいそうだったね。不利が影響したパラダイスＳを除けば、東京1400ｍではいつもいい競馬ができている。巻き返しを期待。

2025年京王杯スプリングＣ（Ｇ２））予想

アプローチの仕方として、これまでは安田記念の前哨戦、高松宮記念の延長戦、単に芝1400メートルのスペシャリストを狙うレースの３つから、その年毎に森（出走馬）を見ながら、コンセプトを決めてきた。近年は高松宮記念の延長上に位置付けることが多くなった。今年もそのスタンスで予想を組み立てた。

管理人の予想印

◎ トウシンマカオ
○ ママコチャ
▲ ロジリオン
◇ レッドモンレーヴ
△１ アサカラキング
△２ シャドウフューリー
△３ スズハローム
△４ カンチェンジュンガ

◎トウシンマカオ

高松宮記念４着。今年はまず１、２着馬がひと括り、次が３、４着馬で、５着以下に決定的な差をつけた３、４着馬が出走してきた以上、この２頭が上位候補。今年は叩き２戦目。今なら左回りでも大丈夫だし、昨年以上のパフォーマンスを出せると見た。

○ママコチャ

高松宮記念３着。実績上位は言わずもがなだが、６歳牝馬で今季３戦目がどう出るか……。今回はフィジカルよりメンタル面が鍵を握るような気がする。初の東京コースはさほど不安視していない。

▲ロジリオン

リステッド競走の前々走は勝てたが、1600メートルでは歯がゆいレースが目立つ。ハンデキャップホース的な勝負弱さも垣間見れるが、本質を芝1400メートルの馬と見れば、評価は変わってくる。実は、その可能性は非常に高いと思う。

◇レッドモンレーヴ

一昨年の覇者で、昨年の２着馬。そろそろＧⅠに届くかと期待していただけに、５歳時の戦績には物足りなさも感じたが、初の1200メートル起用の前走が起爆剤になれば……。ただし、そう簡単な馬ではなく、テン乗りが鍵。

買い目

単勝/複勝

９

馬連

軸３、９
相手１、３、４、５、８、９、10、12