2024年青葉賞過去データと予想分析

第31回 青葉賞（Ｇ２）

2024年4月27日（土）東京競馬場　芝2400ｍ

日本ダービーと同じ東京競馬場の芝2400ｍで行われるダービートライアル、青葉賞。２着までに入ると日本ダービーの出走権を獲得できるため、デビューの遅れた馬や出世街道に乗るのに手間取った馬などが、日本ダービー出走へ向けて激しいレースを繰り広げる。これまで青葉賞組からダービー馬は誕生していないが、23年の２着馬ハーツコンチェルトが日本ダービーで３着に入るなど好走馬を数多く出している。昨年はスキルヴィングが勝利した。今年ダービーの出走権をつかむのはどの馬か。過去のデータからレースの傾向を占う。

青葉賞過去10年間配当金

青葉賞過去10年間結果

青葉賞過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

青葉賞過去
人気別過去データ

青葉賞過去
前走レース名別過去データ

青葉賞過去
前走着順別過去データ

青葉賞過去
前走コース別過去データ

青葉賞過去
単勝オッズ別過去データ

青葉賞過去
騎手別過去データ

青葉賞過去
枠番別過去データ

青葉賞過去
前走上り3F別過去データ

青葉賞過去
前走人気別過去データ

青葉賞過去
前走クラス別過去データ

青葉賞過去
前走場所別過去データ

青葉賞過去
前走距離別過去データ

青葉賞過去
脚質別過去データ

青葉賞過去
年齢別過去データ

青葉賞過去
馬体重過去データ

青葉賞過去
ハンデ別過去データ

青葉賞過去
種牡馬別過去データ

１番人気は安定しているが、２～３番人気は不調

平均配当は馬連が2793円で、３連単は４万2088円と堅い。１番人気【3.3.3.1】は複勝率90％と堅実。２番人気【0.2.0.8】と３番人気【2.0.1.7】は今ひとつ。４番人気【2.3.1.4】が複勝率60％と好調。１番人気を軸に、４番人気など手広く流すのがオススメ。

ステップレースは１勝クラス特別の芝2400ｍが好成績

ステップレースは以前は弥生賞【1.1.0.6】やスプリングS【1.0.0.9】など、皐月賞トライアル組が中心だったが、最近はあまり馬券に絡んでいない。近年は１勝クラス【6.6.7.66】の特別組【6.6.5.51】の活躍が目立っており、とくに阪神芝2400ｍのアザレア賞【3.0.1.7】、中京芝2200ｍの大寒桜賞【1.3.1.8】、東京芝2400ｍのゆりかもめ賞【1.0.1.3】の成績が良い。前走が１勝クラス特別の距離2400ｍ【4.2.2.16】は、複勝率33.3％と好成績を残している。

近年のトレンド通り、休み明けは狙える

前走からのレース間隔別の成績は、中２週以下の強行軍【0.0.0.10】は全滅だった。中９週以上の休み明け【2.2.3.21】は最近５年で５頭が馬券に絡んでおり、ぶっつけでも狙える。中４～８週【4.8.6.69】は好走馬が18頭と多い。

【レース間隔別の成績（過去10年）】

間隔 成績 勝率 連対率 複勝率
連闘 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
中１週 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
中２週 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
中３週 4-0-1-29 11.8% 11.8% 14.7%
中４～８週 4-8-6-69 4.6% 13.8% 20.7%
中９週～半年 2-2-3-19 7.7% 15.4% 26.9%
半年以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%

ウッドコースでラスト５ハロンの速い馬

過去10年の追い切りのコース別成績をまとめた。好走馬が多かったのは美浦南Ｗ組【4.3.5.49】、栗東坂路組【3.4.3.42】、栗東ＣＷ組【3.2.2.21】の３つで、中でも栗東ＣＷ組は複勝率25.0％と成績が良かった。

ウッドコース組の傾向を調べた。ラスト５ハロンが68秒2以下【6.4.7.35】だと複勝率32.7％と成績がよく、68秒3以上【1.1.0.35】は同5.4％と成績が良くなかった。ウッドコースでラスト５ハロンの速い馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 3-4-3-42 5.8% 13.5% 19.2%
ＣＷ 3-2-2-21 10.7% 17.9% 25.0%
美浦 南坂路 0-1-0-10 0.0% 9.1% 9.1%
南Ｗ 4-3-5-49 6.6% 11.5% 19.7%
その他 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%

【ウッドコース組ラスト5ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～68秒2 6-4-7-35 11.5% 19.2% 32.7%
68秒3～ 1-1-0-35 2.7% 5.4% 5.4%

2024年青葉賞（Ｇ２）調教状態＆コメント

アバンデル　石橋脩

調教状態

１週前に自己ベストを大幅に更新。数字が示す通り、ここ２週は抜群の切れ味を見せた。上積みは大きそう。

ウインマクシマム　松岡正海

調教状態

道中はなだめて我慢をさせる稽古。直線でギアを上げると一気に伸びた。丹念に乗り込み、万全の仕上がり。

厩舎コメント

(馬体成長)畠山吉師――前走後は放牧を挟み、ここを目標に予定通りの調整を積めたし、つくべきところに筋肉がついて華奢だった体が逞しくなった。前走からもスタミナ十分で、重賞でもやれる感触はある。

グランアルティスタ　原優介

調教状態

もともと攻め駆けするタイプではあるが、今週も古馬をアオる動き。馬体も良く、デキは高いレベルで安定。

コスモブッドレア　石川裕紀人

調教状態

１週前に好時計。直前は息を整える。前走時とは調整方法を変更。落ち着きがあり、動きも滑らか。好気配。

厩舎コメント

(成長一途)小野次師――前走はスローの瞬発力勝負になって分が悪かった。それでもいくらも負けなかったし、デビューから馬体が増えているように確実に力をつけている。距離延長は問題ないので、持久力を生かして渋太さを発揮できる形なら。

サトノシュトラーセ　Ｍ．デムーロ

調教状態

18日（木）と、コースが左回りになる日曜日（21日）にしっかり負荷をかけ、最終調整は坂路でサッと。伸びのある馬体とフットワークが好印象。距離延長は良さそう。

シュガークン　武豊

調教状態

１週前までに仕上げ、当週は坂路で余力残し。前走と同じ調整内容。落ち着き十分で、一戦毎に馬体も引き締まってきた印象。動きも機敏で気配は引き続き上々。

厩舎コメント

(次に)押田助手――距離延長は問題ないですし、馬場状態も問いません。まだまだ甘いところがありますし、これからの馬ですがポテンシャルの高さを感じます。いい形で次につながるレースをしてほしいと思います。

シュバルツクーゲル　北村宏司

調教状態

ひと回り大きくなった馬体を維持して、スナップの利いた弾むような走りで内から手応え十分に並びかけた。

ショウナンラプンタ　鮫島克駿

調教状態

ペースが遅い分若干の力みはあったが、手綱が緩むと脚の回転を上げ、鋭く反応できた。馬体に緩みもない。

厩舎コメント

(上手に)高野師――前々走で左へ張ったことを踏まえ、この中間はいかに上手に走れるかという一点に絞って調教に取り組んできました。能力をフルに出せれば、通じていいでしょう。

ジンセイ　内田博幸

調教状態

強調できるほどではなくても動きは合格点。ひと息入ったが、丹念に乗り込まれて馬体も仕上がっている。

デュアルウィルダー　Ｊ．モレイラ

調教状態

ひと追い毎に馬体が引き締まりつつあり、内から楽々と並びかけてきたように動きには鋭さが加わっている。

厩舎コメント

(能力通用)堀師――子供っぽい仕草をするのは、気性的な難しさからではなく、いろいろと経験が不足しているから。その経験が足りない点がどうかだが、能力はここでも通用する。

トロヴァトーレ　横山武史

調教状態

気性を考えると直前の攻めはセーブ気味でいいはず。バネが利いていて、脚捌きは抜群。好馬体も目を引く。

厩舎コメント

(綺麗な馬場で)鹿戸雄師――弥生賞は全体的にスムーズに運べなかった。参考外と見たい。２週連続ジョッキーが跨って、凄くいい雰囲気で挑めると思う。綺麗な馬場は歓迎だし、見直せるはず。

ニシノフィアンス　永野猛蔵

調教状態

馬体はまだ緩さを感じさせるが、重心の高い面は徐々に改善されてきた。乗り込みは順調。少しずつ上向き。

パワーホール　田辺裕信

調教状態

１週前にしっかり負荷をかけて好時計をマーク。直前は終い重点にサッと。ブランクを感じさせない機敏な動きで気合乗りも上々。いい状態に仕上がっている。

フォスターボンド　菅原明良

調教状態

先頭に立ってから気合をつけて負荷をかけた。中間は折り合い面の良化が感じられる。気配は良く、好態勢。

ヘデントール　Ｔ．オシェア

調教状態

まだ前向きさに欠ける面は感じられるが、一歩一歩が力強く、迫力は満点。中間の負荷は十分。気配は良好。

厩舎コメント

(１段良化)太田助手――皮膚感の水っぽさが抜けて、先週とは見た目が変わってきました。まだ本気で走っていないなかでも結果を出しています。本当に良くなるのは先ですが、何とかいい競馬をしてほしいです。

マーシャルポイント　津村明秀

調教状態

１週前は反応の物足りなさがあったが、今週は３頭の中で比較的スムーズに加速。素軽さもアップ。整った。

厩舎コメント

(距離ＯＫ)太田助手――１週前の段階では良化の余地を残していましたが、馬体の張りやツヤなど状態面は上がってきました。馬自身まだ無理をしていませんし、距離の融通は利くので問題なくこなせると思います。

ロジルーラー　大野拓弥

調教状態

１週前ほどは動けず、直前は終い重点の割にモタつきが目立った。ひと叩きしたが、思ったより良化は遅い。