2023年アンタレスステークス過去データと予想分析

第28回 アンタレスステークス（Ｇ３）

2023年4月16日（日）阪神競馬場　ダ1800ｍ

ダートの中距離重賞・アンタレスステークス。長い間、京都競馬場のダート1800ｍで行われていたが、12年から阪神競馬場のダート1800ｍでの開催となった。５月のかしわ記念や６月の帝王賞などビッグレースの前哨戦という一面を持っている。近年の優勝馬には13年のホッコータルマエ、16年のアウォーディー、21年のテーオーケインズなどが名を連ねている。昨年はオメガパフュームが勝利した。今年はどの馬が勝利するだろうか。過去10年のデータなどから、レースの傾向を探っていく。

アンタレスステークス過去10年間配当金

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アンタレスステークス過去10年間結果

アンタレスステークス過去10年間結果前走レース

アンタレスステークス
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

アンタレスステークス
種牡馬別過去データ

上位人気が堅実

平均配当は馬連が2075円、３連単は３万7971円。１番人気【4.2.1.3】と２番人気【2.3.2.3】は複勝率が70％と安定しており、３番人気も複勝率60％と堅実。馬券圏内30頭中20頭を１～３番人気が占めている。７番人気以下で馬券に絡んだのが３頭しかなく、人気薄の出番は少ない。

１着狙いなら５歳

年齢別では、５歳【5.1.2.20】が最多の５勝を挙げており、複勝率は28.6％と高い。６歳【1.3.6.35】は複勝率22.2％とまずまず。４歳【2.4.1.30】は複勝率18.9％とイマイチ。７歳以上【2.2.1.45】の高齢馬は苦戦している。

前走地方交流を走り、今回人気なら堅い

ステップレースは名古屋大賞典【4.3.1.6】やダイオライト記念【1.2.1.7】など、地方交流レースが中心。名古屋大賞典組はアンタレスＳで１番人気に支持されると【2.1.0.0】とパーフェクト連対だが、４番人気以下【1.0.1.6】は苦戦。なお、前走地方交流レースを使って、今回１～５番人気【5.4.1.7】だと、複勝率58.8％と好走確率が高い。JRA重賞のマーチＳ組【0.2.3.51】やフェブラリーＳ組【0.1.0.4】は、優勝馬を出しておらず、あまりアテにならない。

ある程度、前で競馬がしたい

脚質別の成績はどうだろうか。４コーナーを先頭or２番手で通過すると【4.6.1.20】複勝率35.5％と好走確率は高い。４～６番手で通過した馬【4.3.3.25】も複勝率28.6％と好成績を残している。10番手以下【2.0.3.57】は複勝率8.1％と今ひとつ。逃げ・先行勢が結果を出している。

【4コーナー通過順別の成績（過去10年）】

４角位置 成績 勝率 連対率 複勝率
1番手 0-3-0-7 0.0% 30.0% 30.0%
2番手 4-3-1-13 19.0% 33.3% 38.1%
3番手 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
4～6番手 4-3-3-25 11.4% 20.0% 28.6%
7～9番手 0-1-3-24 0.0% 3.6% 14.3%
10番手以下 2-0-3-57 3.2% 3.2% 8.1%

栗東ＣＷ組でラスト４ハロンの速い馬

過去10年の追い切りのコース別成績を調べた。栗東ＣＷ組【3.4.3.33】が複勝率23.3％と好走確率も高かった。栗東坂路組【6.4.5.63】は好走馬の数は多いが、複勝率19.2％で好走確率はやや劣っている。

栗東ＣＷ組のラスト４ハロンのタイム別成績は、52秒５以下【3.2.3.17】は複勝率32％と好走確率が高かったが、52秒６以上【0.2.0.16】は複勝率11.1と低調だった。栗東ＣＷでラスト４ハロンの速い馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 6-4-5-63 7.7% 12.8% 19.2%
ＣＷ 3-4-3-33 7.0% 16.3% 23.3%
その他 1-2-2-31 2.8% 8.3% 13.9%

【栗東ＣＷのラスト4ハロンの成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～52秒5 3-2-3-17 12.0% 20.0% 32.0%
52秒6～ 0-2-0-16 0.0% 11.1% 11.1%

2023年アンタレスＳ（Ｇ３）調教状態＆コメント

オセアダイナスティ　浜中俊

調教状態

外ラチ沿いの３頭併せの外で掛かるぐらいの行きっぷりをなだめつつ、大トビでゆったりとした力強い走り。

カフジオクタゴン　吉田隼人

調教状態

２週連続して一杯に追う。超のつく大型馬で太くは見せるが、重苦しい感じはなかった。デキは良さそう。

厩舎コメント

(阪神に良績)安藤助手――４角での手応え以上に渋太かったですし、位置取りや速い馬場など、久々の中央にもしっかりと対応してくれました。その後も状態はいいですし、阪神にも良績があるだけに、引き続き楽しみです。

キタノリューオー　松若風馬

調教状態

しっかりハミを取って、最後まで力強い脚捌き。迫力はやや物足りないが、馬体の張りも良くて好調持続。

キングズソード　岩田康誠

調教状態

向正面で掛かったのはいただけないが、直線はムチを入れて負荷をかけたし、馬がいい。高いレベルで安定。

厩舎コメント

(成長窺え)寺島師――前走はうまく折り合っていましたし、精神面で成長が窺えます。重賞でも頑張ってほしいです。

ケイアイパープル　藤岡康太

調教状態

３頭併せの内。３角から大分距離を稼いだが、ハミを掛けてしっかり追われた。もう少し切れは欲しかったが、概ねいつものアクション。悪くはない。

厩舎コメント

(流れ乗り)村山師――先週、今週としっかりやって調整は順調。相手関係がどうかだけど、最後は渋太く脚を使うので、レースの流れに乗りたいですね。

ゲンパチルシファー　酒井学

調教状態

攻めは良く見せないのはいつものことだが、今回は大型馬の割に少し張りが物足りない感じ。一変は疑問。

ゴールドハイアー　和田竜二

調教状態

コースと坂路で好時計を連発している。力強い動きと張りのいい馬体で気配も前走以上は間違いない。

サンライズホープ　幸英明

調教状態

大きく追走したとはいえ、格下馬に脚勢で見劣った。トビが大きく、切れがない馬だが・・・。完調にはひと息。

厩舎コメント

(巻き返しを)羽月師――前走は押しても押しても進まないという感じで、馬場の影響が大きかったですね。ダメージはないですし、巻き返しを期待です。

ダイメイコリーダ　北村友一

調教状態

併走追いで仕上げてきたが、まだ動きは少し重く、馬体も太め感が残る。ひと叩きしたが、良化はスロー。

パワーブローキング　大野拓弥

調教状態

耳を絞って気難しいところを出しながらも、前肢を伸ばすと、叩きつけるようなパワフルな走りで伸びる。

厩舎コメント

(力つけて)栗田徹師――教えてきたことが実になってきたし、馬も力をつけている。少し精神的にナーバスになるところもあるので輸送は課題になるが、重賞レベルでどれだけやれるか。

フルデプスリーダー　西村淳也

調教状態

少し仕掛けられたが、ゴール前は抑える余裕。首を低く下げて、推進力は十分。動きも滑らかで力は出せる。

プロミストウォリア　鮫島克駿

調教状態

大きく追走する形から併走の内へ。ボリューム感たっぷりの馬体とパワフルな動き。気持ちも乗ってきた。

厩舎コメント

(仕上がる)野中師――順調に乗り込めて、仕上がりは悪くない。以前よりも使った反動がなく、実戦で経験を積めているのがいいね。ここも自分のリズムで走ってどこまでやれるかだね。

メイショウカズサ　池添謙一

調教状態

休み明けでも馬体はすっきり見せている。実戦型でもあり、判別し難いが、立て直した効果はありそう。

ロードブレス　川須栄彦

調教状態

休養前より柔軟なフットワークだし、アウトラインはキチッとできている。あとは中身の問題だが・・・。

ヴァンヤール　荻野極

調教状態

１週前にビシッと追われて51秒台。当週はリズム重視でまずまずの動き。馬体を太く見せないのもいい傾向。

厩舎コメント

(重賞でも)庄野師――前走でも上手に運べていたし、どこからでも競馬ができるようになっているね。その後は在厩させて、体調は安定。重賞になるが、ここでもひと押しを期待したい。