2025年アンタレスステークス過去データと予想分析

第30回 アンタレスステークス（Ｇ３）

2025年4月19日（土）阪神競馬場　ダ1800ｍ

ダートの中距離重賞・アンタレスステークス。長い間、京都競馬場のダート1800ｍで行われていたが、12年から阪神競馬場のダート1800ｍでの開催となった。５月のかしわ記念や６月の帝王賞などビッグレースの前哨戦という一面を持っている。近年の優勝馬には16年のアウォーディー、21年のテーオーケインズ、22年オメガパフュームなどが名を連ねている。昨年はミッキーヌチバナが勝利した。今年はどの馬が勝利するだろうか。過去10年のデータなどから、レースの傾向を探っていく。

アンタレスステークス過去10年間配当金

アンタレスステークス過去10年間結果

アンタレスステークス過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

当サイトの表の読み方をご説明します。
下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

アンタレスステークス
人気別過去データ

アンタレスステークス
前走レース名別過去データ

アンタレスステークス
前走着順別過去データ

アンタレスステークス
前走コース別過去データ

アンタレスステークス
単勝オッズ別過去データ

アンタレスステークス
騎手別過去データ

アンタレスステークス
枠番別過去データ

アンタレスステークス
前走上り3F別過去データ

アンタレスステークス
前走人気別過去データ

アンタレスステークス
前走クラス別過去データ

アンタレスステークス
前走場所別過去データ

アンタレスステークス
前走距離別過去データ

アンタレスステークス
脚質別過去データ

アンタレスステークス
年齢別過去データ

アンタレスステークス
馬体重過去データ

アンタレスステークス
ハンデ別過去データ

アンタレスステークス
種牡馬別過去データ

上位人気が堅実

平均配当は馬連が2039円、３連単は３万8654円。１番人気【4.2.1.3】は複勝率70％とまずまずで、２～３番人気は同60％と安定している。馬券圏内30頭中19頭を１～３番人気が占めている。７番人気以下で馬券に絡んだのが３頭しかなく、人気薄の出番は少ない。

５歳が中心、６歳は上位人気か下位人気

年齢別では、５歳【4.2.2.23】が最多の４勝を挙げており、複勝率は25.8％と高い。６歳【3.3.5.39】は複勝率22.0％だが、１～３番人気【2.2.3.1】は複勝率87.5％で、７番人気以下で馬券に絡んだ３頭はいずれも６歳。上位と下位が狙い目。４歳【1.4.2.24】は複勝率22.6％と平均よりわずかに上。７歳以上【2.2.1.45】の高齢馬は苦戦している。

前走地方交流を走り、今回人気なら堅い

ステップレースは名古屋大賞典【3.3.1.6】やダイオライト記念【1.1.0.4】など、地方交流レースが中心。名古屋大賞典組はアンタレスＳで１～３番人気に支持されると【2.3.0.0】とパーフェクト連対だが、４番人気以下【1.0.1.6】は苦戦。なお、前走地方交流レースを使って、今回１～５番人気【4.3.0.8】だと、複勝率46.7％と好走確率が高い。JRA重賞のマーチＳ組【0.2.3.45】やフェブラリーＳ組【0.1.0.3】は、優勝馬を出しておらず、あまりアテにならない。

栗東坂路でラスト１ハロンの速い馬

過去10年の追い切りのコース別成績を調べた。栗東坂路組【6.5.5.63】が最多16頭が馬券に絡んでおり、複勝率は20.3％と平均的。栗東ＣＷ組【2.3.4.33】は複勝率21.4％で好走確率はまずまず。

栗東坂路組のラスト１ハロンのタイム別成績は、12秒９以下【6.4.4.38】は複勝率26.9％と好走確率が高かったが、13秒０以上【0.1.1.25】は複勝率7.4と低調だった。栗東坂路でラスト１ハロンの速い馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 6-5-5-63 7.6% 13.9% 20.3%
ＣＷ 2-3-4-33 4.8% 11.9% 21.4%
その他 2-2-1-30 5.7% 11.4% 14.3%

【栗東坂路のラスト１ハロンの成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～12秒9 6-4-4-38 11.5% 19.2% 26.9%
13秒0～ 0-1-1-25 0.0% 3.7% 7.4%

2025年アンタレスＳ（Ｇ３）調教状態＆コメント

オメガギネス　戸崎圭太

調教状態

関東にいた時も概ね稽古は動いていたが、この中間も前進気勢が強く、前に行く馬の真うしろにつけてゴール前はダイナミックな走り。筋肉が浮いた馬体も印象的。

厩舎コメント

(今後の指針に)安田翔師――とても行儀が良く、環境が変わっても精神面で乱れずに進めてこられました。ツーターンの阪神1800ｍでどういった走りをするか、長所と短所を見分けたいです。

サンデーファンデー　鮫島克駿

調教状態

前肢を力強くたぐって推進力があった。攻めで動かないこの馬としてはしっかり。負荷もかけられ態勢整う。

厩舎コメント

(ここ目標)東田師――前走後はここを目標にしてきましたし、仕上がりはいいですよ。メンバーも揃っていますが、1800ｍが合っていますし、自分の形でレースができれば。

タイトニット　坂井瑠星

調教状態

いつもより集中力があったし、軽快でのびやかなフットワークも目についた。気性面でも成長してきたか。

トウセツ　団野大成

調教状態

動かぬタイプとはいえ、この時計でラストは脚が鈍った。順調にきたが、前走からの上昇度は低い。

ハギノアレグリアス　岩田望来

調教状態

久々でやや余裕も感じるが、馬なりで集中力のある走りを見せた。力強さも健在。８歳になったが衰えはない。

厩舎コメント

(楽しみ)四位師――しっかり休ませたし、いいリフレッシュになったと思う。年齢を感じさせないぐらいフレッシュ。手頃な頭数で競馬もしやすそう。

ブレイクフォース　北村友一

調教状態

追わせるタイプでスパッと切れないが、ラストまで脚取りは確か。馬体の張り、毛ヅヤは良く、体調は良好。

厩舎コメント

(前進可能)中舘師――中間も変わりなく順調にきている。前走は前が残る流れのなかで、窮屈になりながらよく伸びていた。重賞であれだけやれたし、直線うまく捌ければ更に前進も。

ホウオウルーレット　岩田康誠

調教状態

１週前の反応は案外だったが、今週は軽くゴーサインを出した程度で加速。力強さは十分。ひと叩きで良化。

マーブルロック　松山弘平

調教状態

久々で重さは解消。もう少し前向きさは欲しいが、時計を詰めて攻めは意欲的。これだけやれるのは好調の証。

厩舎コメント

(ここもハナに)西園正師――以前に比べて背が伸びて逞しくなった。前走もいい走りをしてくれたし、力もつけている。ハナさえ切れれば渋太く頑張るし、ここもその形を取りたい。センスもいいけど、今回は重賞で相手も揃っているからね。どれだけやれるかな。

マリオロード　幸英明

調教状態

全体に悪くはないが、やや集中力と素軽さを欠く感じがある。大きな上積みはどうか？

ミッキーヌチバナ　Ｍ．デムーロ

調教状態

今回はＢコースで。単走はいつものことだが、今回はゴール前の加速がいつも以上についた感じ。その分復調ムードは感じられた。ハミ受けもスムーズ。

厩舎コメント

(デキ維持)高橋亮師――レース間隔は詰まるけど、ダメージは少なくてデキは維持。前走は勝負どころでゴチャついて力を出せなかったね。昨年勝っているレースなので、スムーズなら。

ミッキーファイト　Ｃ．ルメール

調教状態

いつも通りに豪快な動きを披露。逞しさは満点で馬っぷりも抜群。ＧＩ好走の疲れは癒えた。仕上がり上々。

厩舎コメント

(力出せる)山崎助手――いつもはレースの約１カ月前に帰厩しますが、それに比べると今回は１週間ほど遅め。少し調整過程では重さを感じていましたが、直前の動きは良かったですし、力を出せる態勢にあります。これまでもいろんな舞台をこなしてくれている馬で、初の阪神でも。

ヤマニンウルス　武豊

調教状態

距離延長になるので気持ちが入り過ぎないためか、単走追いオンリー。相変わらず迫力のある馬体とフットワーク。欲を言えば、もう少し姿勢を低く走れれば。

厩舎コメント

(改めて)斉藤崇師――体質面の弱さが解消されて、詰めて使えるようになりました。絞れていた前走同様、具合はいいですよ。今回は1800ｍで乗り慣れたジョッキー。改めての気持ち。

ラインオブソウル　松若風馬

調教状態

連闘のため中間軽めの調整。

2025年アンタレスＳ（Ｇ３）予想

管理人の予想印

◎ ミッキーファイト
○ ハギノアレグリアス
▲ ヤマニンウルス
◇ オメガギネス
△１ サンデーファンデー
△２ マーブルロック
△３ ミッキーヌチバナ
△４ ブレイクフォース

◎ミッキーファイト

まだ崩れたことがなく、ジャパンＤＣはフォーエバーヤングに詰め寄って２着、フェブラリーＳは外枠でコース取りの差が出ながらも３着。実力はトップクラス。気配も引き続き良く、今回は距離延長でレースもしやすくなりそう。コース替わりも心配なし。賞金加算が最低限のノルマ。

○ハギノアレグリアス

チャンピオンズＣは前年を上回る内容で４着。年齢を重ねてむしろ進化しており、レースも上手になってきた。リフレッシュして仕上がりも良好。得意の阪神なら更に。

▲ヤマニンウルス

前走は距離も斤量もまともに砂を被るのも初めて。最後は切れ味の差が出たが、厳しい状況になったことを考えれば力は示した。1800メートルで流れに乗れれば巻き返し十分。

◇オメガギネス

十分乗り込まれてここ２週は申し分ない動き。馬体も良く、久々でもいい状態に仕上がっている。力も確か。転厩緒戦も侮れない。

あとは、
サンデーファンデー、マーブルロック、ミッキーヌチバナ、ブレイクフォース
に注意。

買い目

馬連

軸８
相手12、９、４、１、６、３、13

3連単

１着８
２着12、９、４、１、６、３、13
３着12、９、４、１、６、３、13

3連単

１着12、９、４、１、６、３、13
２着８
３着12、９、４、１、６、３、13