2019年11月2日(土)東京11R京王杯2歳ステークス（GⅡ）の有力馬情報

更新日時： 2019/11/01

ビアンフェ　重賞2連覇へ

新馬戦から3連対。函館2歳Sに勝利し、京王杯2歳Sに最も近い馬と言えるだろう。ゲート嫌いの癖は気になるが、道中に脚を溜めても1400ｍをうまく引っ張って行けるはずだ。大型馬だが柔らかさもあり、展開に応じていろいろな競馬ができる。父はキズナ。母のルシュクルは1000万下の馬だが、ファルコンSで3着の成績も残している。ビアンフェには夏の勢いを持ち越し、今回もマイペースで戦って欲しい。馬なりでもハイペースを保ち、人気どおりに先着してくれる。

マイネルグリット　4連勝を狙って負け知らず

新馬戦から3連勝。小倉2歳Sの1着から考えると、ビアンフェと共に注目馬の中心だろう。しかも重馬場に強く成長が著しい。追い切りはまっすぐ反応し、坂路1F11.8をマーク。父はスクリーンヒーロー。母のマイネショコラーデは、函館2歳Sの2着馬。スクリーンヒーリー産駒は使って良くなる傾向があり、マイネルグリットもそれに当てはまるはずだ。新馬戦で坂のある中京を差し切った事実を踏まえれば、東京の1400mなら難なく走れる。

タイセイビジョン　夏を越えてからの急成長

前走の函館2歳Sで2着。ブレることのない踏み込みは今回も健在だ。追い切りは、坂路一杯3F39.8と1F12.1の好時計。動きも良く仕上がりも上々。父はジャンプラ賞（GⅠ）を制覇したタートルボウル。母のソムニアは新馬戦から活躍できていないが、タイセイビジョンの能力なら好走できるだろう。ルメールとの相性も良く調教の手ごたえもあり、1400ｍでスピードを発揮できる。後ろに位置取ったとしても伸び脚は強いので、馬群に埋もれず前へ飛び出し欲しい。

グランチェイサー　人気薄の状態は狙い目

前走の新潟2歳Sは16着に惨敗。前を塞がれ思うような競馬もできなかったが、新馬戦に勝利した東京でなら重賞を制してくれるだろう。早めに抜け出せば自分のペースで走れるため、展開を見ながら見計らって欲しい。父はダイワメジャー。母のキャッスルブラウンは500万下の馬だが、グランチェイサーなら1400mを走り切れるだろう。勝負根性が備わっているので、掛かることのないよう折り合いをつけてもらいたい。パドックでは小さく見えるが、思い切りの良さとスピードを本番でも活かせるはずだ。

結論

東京の芝1400ｍは向こう正面に緩やかな坂があり、どちらかと言えばスローペースになることもある。そのためビアンフェやグランチェイサーは、展開や作戦を駆使して先着を目指して欲しい。ハイペースになれば、マイネルグリットのスピード競馬。追い込みからのタイセイビジョン。2歳馬ならではの難しさもあるが、阪神ジュベナイルフィリーズや朝日フューチュリティーSに繋がる重要ポイントなので、京王杯2歳Sから目を離してはならない。