2019年8月3日(土)小倉11R九州スポーツ杯有力馬情報
ダノンプレシャス 調子も上向きで逃げ切る準備
前走は11番人気からの3着。4歳以上1000万下クラスのレースだが、先行して良いポジション取りもできた。ローテーション的にも悪くなく、鞍上騎手が川田に乗り替わることでレース運びも変わってくるだろう。父はディープインパクト。母は中距離路線を走ってきたスズカエルマンボ。そのため距離適性は問題なし。スタートの位置取りで失敗しなければ、先行逃げ切りでゴールするはずだ。馬体もしっかり仕上がってきたので、このレースに勝って1600万下へ進んで欲しい。
ダノンロイヤル ダート適性抜群の伏兵か!?
まだ4歳馬なのでレース経験も浅いが、段階を踏んで少しずつ上がってきている。前走4歳以上1000万下レースも人気に応え連対しており、力をつけてきた証拠と言えるだろう。父はGⅠ馬(アメリカ)のエンパイアメーカー。母は地方のダートで活躍したグレイスティアラ。全日本2歳優駿(川崎/GⅠ)制覇の実力を受け継いでいるため、九州スポーツ杯は文句なしで適正ありだ。今回も先行逃げ切りで前残りを狙いたい。
タガノプレトリア 小倉に新しい旋風を起こす
父ヨハネスブルグは、フィーニクスSやモルニ賞を制したGⅠ馬。日本ではあまり名前を知られてないが、海外ではGⅠを輩出している。最優秀2歳牡馬に選ばれた実績もあり、その能力は間違いない。母タガノティアーズは1000万下の馬だが、中団からの鋭い末脚を持っている。タガノプレトリアは1200~1400mのレースにしか出走していないため、九州スポーツ杯でどんなレース運びをするか楽しみだ。これまでより距離が伸びたことをプラスと捉え、前走6着の悔しさを晴らして欲しい。
コンカラー 秋競馬へのステップレース
デビューが遅く今回で7戦目。ただ、新馬戦以外のすべては掲示板を外さない安定感もあり、古馬に混じったこのレースでも活躍できるはずだ。中団からの勝負に強く、タイミング良く仕掛けてくるだろう。父はネオユニヴァース。母はアイビスサマーダッシュSを制したサチノスイ―ティー。3歳馬ながら堂々たる風格は、この馬の血統からもたらされている。距離も合っているので、ペース配分を間違えずうまく攻めてもらいたい。
結論
小倉1700mは前半のペースも速くなる傾向がある。最後の直線は300mもないため、どちらかと言えばダノンプレシャスやダノンロイヤルが有利かもしれない。高低差は約3mあり、スタミナが切れた先行馬をタガノプレトリアとコンカラーが追い詰める可能性もあるだろう。瞬発力が鍵を握るコースではないので、馬群に埋もれることなく前が開けたときに飛び出せる馬に注目したい。