2019年8月3日(土)札幌10R桑園特別の有力馬情報
ガウル 掲示板の常連が奇跡を起こす
2019年になって掲示板を外すことなく入着し、着実に本格化している。ダート1000mのレース成績を残しているため、今回こそ期待できるだろう。父はキンシャサノキセキ。母ガブリオレは勝ち星こそないが、祖父はダンチヒなのでガウルの短距離適性に申し分ない。前走の3歳以上2勝クラスは4着に終わったが、調子取り戻しつつあるため巻き返せるはずだ。途中で脚を止めることなく駆け抜けて欲しい。上がり3Fのタイムも早くなってきているので、レースを使ってこそ実力を発揮できるだろう。
クーリュ ダートの血筋を札幌で見せる
父ゴールドアリュールは地方競馬の王者。東京大章典やダービーグランプリを制し、フェブラリーSやジャパンカップダートにも勝利しているGⅠ馬。前走3歳以上2勝利クラスは惜しくも2着に敗れたが、先着馬とはクビ差。あともう1歩のところまで迫っているため、今回の桑園特別は先行したまま逃げ切れるはずだ。スタートダッシュに問題なければ、そのままゴールへ向かえるだろう。外枠からでも先頭を狙えるので、勢いよく突き抜けられる。
テイエムチェロキー 忘れかけていた勝機を呼び覚ます
父トランセンドは、フェブラリーSやジャパンカップダートを制覇したGⅠ馬。地方を主戦場にしているが中央でも活躍していた。テイエムチェロキーは近走なかなか勝ち切れていないが、先行できたレースではまずまずの結果を出している。前走3歳以上2勝クラスは5着の結果となったが、稍重の馬場で本来の力を出し切れていなかったのかもしれない。今週は天候不良の心配もなく良馬場で戦えるため、思ったとおりの動きを見せてくれるはずだ。
デザートストーム 1000mを制し勝利を飾る
前走の大府特別2着。前々走の4歳以上1000万下で3着。両レースとも稍重の馬場状態で有利とは言えなかったが、上がり調子に反映された結果を見せてくれた。父ストーミングホームはチャンピオンS(GⅠ)に勝利。母レディオブパーシャは500万下の馬だが、レース経験も多く落ち着きのある馬だ。デザートストームは新馬戦から1200 m一筋に出走してきたが、ここにきて距離を短くしたことで持ち前の脚質を活かせるだろう。今回も人気に応えて連対を確実にしたい。
結論
札幌のダートコースは、高低差が低く前に出た馬の先行争いとなる。最後の直線も約260mしかないため、クーリュやテイエムチェロキーの逃げ切りに期待したい。コーナーが緩く逃げ馬有利と言われているが、レース展開によってガウルやデザートストームにチャンスが訪れるだろう。レースを引っ張っていく馬が何になるか。どこまで捕まらず先行できるか。スタート勝負の短い戦いが幕開けし、見逃せない約58秒間のドラマが始まる。