2019年7月13日(土)中京9Rマカオジョッキークラブトロフィー有力馬情報
エイシンゾーン 好調維持で勝利へ
父ジャスタウェイは、安田記念・ドバイデュ―ティフリ(GⅠ)を制覇している。中距離路線で実績を残した点から見ても、エイシンゾーンがマカオJCトロフィーで活躍することも容易に想像できるはずだ。新馬戦以降の勝ち星はないが、前走の3歳以上1勝クラスでは3着と健闘。ベストとは言えない馬場状態にも関わらず、上がり3Fは出走馬中で最も早かった。近走のレースは着順を上げて成績を残しているので、今回は勝利をつかんで欲しい。
トップソリスト シルバーコレクターを返還
父ウォーフロントはGⅠ未勝利馬だが、産駒はアメリカやアイルランドでGⅠを獲得している。トップソリストもその血統を受け継いでいるため、これからの成長に期待が持てる。近走は堅実な走りで常に掲示板へ載っているが、勝ちきれないところがあり、悔しいレースが続いている。重馬場も経験しているので天候の不安はなし。距離適性も問題なく、レースを使いながらの馬体調整もうまくできている。
ブルベアオーロ 末脚炸裂に期待
新馬戦以降は勝ち切れていないが、徐々に力を着けている。馬場状態の影響を受けたりもするが、後方からの追い上げも届くだろう。父キンシャサノキセキは高松宮記念を2連勝し、常に人気に応えてゴールしている。ブルベアオーロも落ち着いてレースへ集中できるようになり、着実に連対へ近づいているはずだ。そのためレース展開に注目したい。1200mの距離適性もあり、4コーナーまで力を蓄えて末脚が伸びれば、一気に駆け抜けられるだろう。
ヴィルデローゼ 前走の粘りで勝利をつかむ
父エンパイアメーカーは、フロリダダービーとウッドメモリアルSなどを制したGⅠ馬。日本ではダンスパートナーとの産駒もあり、種牡馬としての成績も高い。母ブルーメンブラッドもマイルCSを獲っている。血統的に考えても、潜在能力の高さと距離適性は言うまでもない。重馬場を苦手とせず、天候の心配もない。先行して攻めるタイプなので、粘って前残りして欲しい。前走の3歳以上1勝クラスを叩き仕上がりも上々だ。
結論
マカJCトロフィーは定量なので、斤量の比較的有利な3歳馬は好走する傾向があるだろう。そのためエイシンゾーン・トップソリスト・ブルベアオーロへの負担は少なく、有利な展開も見えてくる。中京芝1200mのコースは、残り400mを過ぎたところから登坂となり、先行して逃げ切ればヴィルデローゼにもチャンスがある。過去の傾向から中穴クラスの馬が上位を脅かすので、配当的には面白いレースになるはずだ。