2023年皐月賞過去データと予想分析

第83回 皐月賞（Ｇ１）

2023年4月16日（日）　中山競馬場　芝2000ｍ

牡馬クラシックの初戦・皐月賞。三冠制覇へ向けた第一関門に、３歳世代の有力馬が集結する。過去10年の優勝馬では、2020年のコントレイルが三冠を達成。ほかにもドゥラメンテ、エフフォーリアなど、この10年の優勝馬だけを見ても名馬がずらりと顔を揃えている。また、２～３着にも後の実力馬は多く見られ、15年３着のキタサンブラックはその筆頭格。ここ２年もタイトルホルダー、イクイノックスが２着に入っている。今年、ここで飛躍を遂げるのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。

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皐月賞過去10年間結果

皐月賞過去10年間結果前走レース

皐月賞
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

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種牡馬別過去データ

５～６番人気は苦戦、波乱度の見極めがカギ

過去10年、上位人気はいずれもまずまずの結果を残しており、４番人気までならどこからでも入れる印象だ。ただその下の５～６番人気は昨年こそジオグリフが勝ったものの全体としては不振。続く７～９番人気が１頭ずつ勝ち馬を出しており、少し穴っぽいところを狙うなら７～９番人気がおもしろい。10番人気以下の好走馬は10年で１頭だけで、その１頭も連対までは届いていない。３連単の配当をみると、2017年の106万馬券が抜けており、次いで18年の37万馬券。その次となると21年の８万馬券まで開いており、波乱度の見極めがカギになる。

中～外枠がやや優勢、内枠の４番人気以下は苦戦必至

過去10年の枠番別成績で２頭以上の優勝馬を出しているのは１、４、６枠だが、１枠の好走はその２頭のみ。３連対以上は４、７、８枠など、全体としては内よりも中～外枠のほうがやや優勢だ。１～３枠の好走馬８頭中７頭は３番人気以内で、好走した１頭も３着（2021年のステラヴェローチェ）のため、４番人気以下の馬を狙うならほぼ４枠より外の馬にかぎられる。

プラス体重馬は苦戦

馬体重増減別成績を見ると、４キロ以上のプラス体重で出走して連対したのはイクイノックスのみ。東京スポーツ杯２歳Ｓ以来という異例のローテーションだった上、その後の成績をみれば非常に強かったという存在だ。その他プラス２キロも含めた馬体増全体でも【0.2.3.44】。2016年の１番人気・サトノダイヤモンドは、プラス６キロでの出走で３着に敗退。17年には後にダービーで１、２着になるレイデオロがプラス８キロで５着、スワーヴリチャードがプラス４キロで６着に敗れるなど、人気馬も苦戦している。一方、マイナス側は大きな変動があっても好走できる。21年のエフフォーリアはマイナス10キロで優勝し、18年はマイナス12キロだったサンリヴァルが９番人気で２着に食い込んだ。

【馬体重増減別成績（過去10年）】

増減 成績 勝率 連対率 複勝率
+10kg～ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
+4kg～+9kg 0-0-2-20 0.0% 0.0% 9.1%
-3kg～+3kg 7-3-4-66 8.8% 12.5% 17.5%
-9kg～-4kg 2-5-4-50 3.3% 11.5% 18.0%
-10kg～ 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
プラス体重 0-2-3-44 0.0% 4.1% 10.2%
増減なし 5-0-2-28 14.3% 14.3% 20.0%
マイナス体重 5-8-5-71 5.6% 14.6% 20.2%

前走１着馬が中心に

クラシックには出走馬の大半を前走好走馬が占めるレースが多い。皐月賞はその中でも「前走１着」を取ってきた馬の好走確率が高く、計【7.7.5.52】。優勝馬のうち前走２着以下だったのはドゥラメンテ（共同通信杯２着）、エポカドーロ（スプリングＳ２着）、そして昨年のジオグリフ（共同通信杯２着）と、悪くても前走で２着には入っていることが勝利条件だ。21年には前走弥生賞３着のダノンザキッドが１番人気の支持を受けたが、15着に大敗した。なお、前走１着馬のレース別では、共同通信杯１着馬が最多の３勝を挙げている。

【前走レース着順別成績（過去10年）】

共同通信杯１着 3-0-1-4 37.5% 37.5% 50.0%
ホープフルＳ（Ｇ１）１着 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
スプリングＳ１着 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3%
毎日杯１着 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
弥生賞１着 0-3-0-6 0.0% 33.3% 33.3%
若葉Ｓ１着 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
アーリントンＣ１着 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
東スポ杯２歳Ｓ１着 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
朝日杯ＦＳ１着 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
京成杯１着 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
きさらぎ賞１着 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
すみれＳ１着 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%

美浦南Ｗ組が近年好調

美浦南Ｗコースで追い切られた馬が【6.3.3.43】と半数近い９連対。特にここ３年は【2.3.1.12】と連対馬６頭中５頭を占めている。ただ、美浦南Ｗコース追い切り馬でも馬ナリ以外は【0.0.1.15】のため、馬ナリ調教馬にかぎっての注目になる。栗東では坂路組よりもＣＷ組のほうが好走確率が高く、特に連対候補としてはＣＷ組がかなり優勢だ。

【主な追い切りコース別成績（過去10年）】

コース 成績 勝率 連対率 複勝率 過去３年
美浦南Ｗ 6-3-3-43 10.9% 16.4% 21.8% 2-3-1-12
美浦南坂 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-4
美浦南Ｐ 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0% 0-0-0-0
栗東ＣＷ 3-4-2-42 5.9% 13.7% 17.6% 0-0-0-12
栗東坂路 1-2-3-46 1.9% 5.8% 11.5% 1-0-1-12
栗東芝 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0% 0-0-0-1
栗東Ｐ 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0% 0-0-1-1

2023年皐月賞（Ｇ１）調教状態＆コメント

ウインオーディン　三浦皇成

調教状態

体は研ぎ澄まされて、動きも非常に滑らか。鞍上を引っ張るくらいの集中力で、体調面は何も言うことがない。

グラニット　嶋田純次

調教状態

道中は前に馬を置いて、直線に向いてから内へ。反応は良かったが、手前を再度替えてからフワッとなる。元気はあるのだが、まだ若さも残しているのか。

グリューネグリーン　石川裕紀人

調教状態

追走して外へ。直線は力強い伸び脚であっさり突き放してきた。少し頭の高い走りではあるが、体を大きく使えて集中力も十分。ひと叩きの効果はありそうだ。

シャザーン　岩田望来

調教状態

１週前にＣＷで３頭併せで攻めて、今週は坂路で単走。それなりに速い時計をマークした。まだ体の造りに緩さを感じるが、柔軟性は十分で伸びやかな走り。好調。

ショウナンバシット　Ｍ．デムーロ

調教状態

間隔が詰まっているが、ＣＷと坂路併用で調整は入念。軽く仕掛けられると反応鋭く伸びてきた。あまり迫力は感じないものの、疲れはなく一連のデキをキープ。

ソールオリエンス　横山武史

調教状態

（山元ＴＣから３月17日に帰厩）３月中旬から丹念に仕上げられて、今週はバランスも反応も今までの中で一番。ひと追い毎に上向いてきて、態勢は万全。

厩舎コメント

(素質高く)手塚師――前走はコーナーを上手に曲がれなかったが、立て直して伸びたように能力を見せてくれた。１週前にハードにやったので今週は余裕を持たせたが、動きは良かった。リングハミに換えてからモタれる面を見せていないし、過去にＧⅠを勝った馬に比べて劣らない素質がある。

タスティエーラ　松山弘平

調教状態

先週のチークから今週はブリンカーに。前向きさは出たが、少し過剰に出た感じで抑え切れなかった。動き自体は非常にパワフルだが、気性面の不安は残るか。

厩舎コメント

(いいスパイス)堀師――２週前からクロス鼻革を着用。チークピーシズ着用の１週前は反応がなかったので、直前はクオーターカップのブリンカーを着用。かなり反応を示し、効き過ぎていたぐらい。これがいいスパイスになって緊張感を持ってレースへ臨めそう。実戦では取り外しの利くチークをつけるかどうか、枠順などいろいろな条件が出揃ってから決めたい。

タッチウッド　武豊

調教状態

太めに映る体形だが、この中間は引き締まって見える。大きなフットワークで推進力あり。トモや腰回りが緩いが、珍しく坂路で追い切られたことで良化を見込む。

厩舎コメント

(ゲート五分なら)武幸師――中間、ゲート練習をしたかったので少し早めに栗東に戻し、ここまで順調にこられた。あまり馬を怒らせたくなかったので、今週は坂路で単走。かなり寒い時季だった前回より随分と体調も上がっている。ゲートを普通に出られれば。

ダノンタッチダウン　川田将雅

調教状態

（ノーザンＦしがらきから３月８日に帰厩）休養効果でトモが随分と力強くなり、モタモタすることなくスムーズに駆け上がってきた。大型馬だが重苦しさなどなく、バランスのいい体に仕上がる。力を発揮できそう。

厩舎コメント

(楽しみ)安田助手――追い日はリズム重視の調整を。力を出せる態勢。それに２歳時と比べて、多少は緩さが解消されています。2000ｍがどうかですが、張り切り過ぎない気性が長所。現時点の完成度でどういったレースができるか、楽しみにしています。

トップナイフ　横山典弘

調教状態

この中間も在厩調整。長距離輸送もあって、今週は息を整える程度だが、依然ピカピカの肌艶。ただ、こういう軽めの調整が最後のせめぎ合いになってどうか？

厩舎コメント

(自信を持って)昆師――馬込みが苦手なところのあった馬だけど、前走は狭いところから脚を使ってきてくれた。ここまで２着続きで負けて残念ではあるけど、ひとつずつ課題をクリアしてきたからね。目標は皐月賞、ダービーだと思ってやってきたからね。自信を持ってレースに出せるね。あとはジョッキーに託すだけだね。

ファントムシーフ　Ｃ．ルメール

調教状態

例によって朝イチの馬場で併せ馬。先週と違い今週はかなりの推進力を見せた。クビ差の先着だったが、大トビでダイナミックなフォーム。相手も攻め駆けするだけに価値がある。ゲート練習も積んで万全の態勢。

厩舎コメント

(期待)梛木助手――前走はいい競馬でした。この中間も動きは申し分ないですよ。唯一負けたホープフルＳは今回と同じ舞台でしたが、当時はスタートが今いちで捌きづらいところに入ってしまいましたからね。スムーズにペースアップできればいいですね。能力はＧⅠでも通用するので、ここもいい走りを期待しています。

フリームファクシ　Ｄ．レーン

調教状態

（ノーザンＦしがらきから３月１日に帰厩）ＧⅠ馬ソダシの胸を借りての最終追い切り。残り２ハロンまではじっくり乗って折り合いの確認。我慢はできていた。余力十分に加速ラップを刻み、動きも力強い。仕上がる。

厩舎コメント

(引き続き)須貝尚師――他馬とはスピードの絶対値が違う分、進もうとして力みがあるけど、ここまで我慢することを教えながら３連勝。大事に育てて成長してきたよ。追い日は言うことのない動き。引き続き期待したい。

ベラジオオペラ　田辺裕信

調教状態

やや頭が高いしスレンダーなボディだが、パワーも感じる。並んでから抜かせまいという闘志も秀逸。まだ、心身若いがポテンシャルは相当。高いレベルで安定。

厩舎コメント

(センス抜群)上村師――期待以上の走りで３連勝。センスが抜群で、能力は相当高い。今回は初めての在厩調整だったが、ここまでイメージ通り。体も変わらずきているよ。道悪も苦にしないけど、良馬場ならもっと切れそう。前走のレースぶりなら2000ｍでも。

ホウオウビスケッツ　横山和生

調教状態

単走中心だが、間隔がないのでこれでいい。１週前が圧巻の切れ味だったが、今週も直線は力強さ満点。本格化は先かもしれないが、現時点でも相当なレベル。

マイネルラウレア　戸崎圭太

調教状態

（在厩調整）出走の予定が２度延びたが、３月下旬からは順調に調整されて乗り込み量豊富。柔軟性に富んだ馬体で、フットワークも滑らか。無理せず前進している。条件的には楽ではないが、気配は決して悪くない。

メタルスピード　津村明秀

調教状態

古馬オープン馬を追走して互角の伸び脚。四肢の動きが非常に力強く、集中力も前走以上。馬体の張りも目立つほどで、更に充実してきた。

ラスハンメル　石橋脩

調教状態

大きく追走して、大きく先着。格下相手とはいえ、大きな体をフルに使って、一気の伸び。もともと稽古は動くが、それにしても迫力があった。ひと雨あるなら。

ワンダイレクト　藤岡佑介

調教状態

追走して終始内めを回って、相手を子供扱い。強めに追って先着して、スキルの高さを見せつけた。まだ、筋肉が付き切っていない幼さはあるが、闘志はかなり。

2023年 皐月賞ステップレース

ステップレース１　共同通信杯（Ｇ３）

2023年 2月 12日(日) 東京11Ｒ 共同通信杯 12頭 芝 1800m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 8 ファントムシーフ 牡3 56 C.ルメール 01:47.0 3
2 5 タッチウッド 牡3 56 T.バシュロ 01:47.2 1 1/4 5
3 1 ダノンザタイガー 牡3 56 川田 将雅 01:47.2 クビ 1
4 6 タスティエーラ 牡3 56 福永 祐一 01:47.2 ハナ 2
5 11 ウインオーディン 牡3 56 横山 和生 01:47.5 1 1/2 10

レース回顧

キョウエイブリッサが逃げたが、３角手前で押さえきれない手応えのタッチウッドが先頭に立つ展開。直線に入っても脚色は衰えなかったが、残り100ｍでファントムシーフが交わして勝利した。ファントムシーフは長くいい脚を使うレースぶりだった。１番人気のダノンザタイガーは直線で馬群をさばくのに苦労し、最後は伸びたが３着まで。タスティエーラはジリジリ伸びて２着争いに加わったが、僅差の４着だった。

ステップレース２　弥生賞ディープインパクト記念（Ｇ２）

2023年 3月 5日(日) 中山11Ｒ 弥生賞ディープインパクト記念 10頭 芝 2000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 6 タスティエーラ 牡3 56 松山 弘平 02:00.4 3
2 4 トップナイフ 牡3 56 横山 典弘 02:00.6 1 1
3 2 ワンダイレクト 牡3 56 C.ルメール 02:00.6 クビ 2
4 3 アームブランシュ 牡3 56 吉田 豊 02:00.6 クビ 9
5 5 フォトンブルー 牡3 56 戸崎 圭太 02:00.8 1 1/4 10

レース回顧

ゴッドファーザーが1000ｍ通過61秒0のスローペースで逃げる。好位追走から直線で早めに抜け出したタスティエーラが追撃をしのいで押し切った。２着はインからスルスル伸びたトップナイフ。ワンダイレクトはスタートが今ひとつで後方からの競馬となり、直線では外から鋭く迫ったが３着まで。

ステップレース３　京成杯（Ｇ３）

2023年 1月 15日(日) 中山11Ｒ 京成杯 9頭 芝 2000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 4 ソールオリエンス 牡3 56 横山 武史 02:02.2 2
2 3 オメガリッチマン 牡3 56 石川 裕紀人 02:02.6 2 1/2 9
3 7 セブンマジシャン 牡3 56 C.ルメール 02:02.8 1 1/4 1
4 1 サヴォーナ 牡3 56 田辺 裕信 02:02.9 1月2日 7
5 5 シルヴァーデューク 牡3 56 T.バシュロ 02:03.0 3月4日 5

レース回顧

グラニットが逃げる展開。５番手からレースを進めたソールオリエンスは４角で外に大きく膨れてしまうが、直線では豪快に伸びて突き抜けた。粗削りだが、力強さを見せた。しぶとく伸びたオメガリッチマンが２着を確保。セブンマジシャンは２度の不利が響いたが、最後に伸びて３着まで押し上げた。

2023年皐月賞予想

２歳ＧⅠ馬２頭は不在。序列が不明瞭なまま本番を迎えたが、要はポテンシャルの勝負。戦績に瑕の少ない超エリート馬の中から、それをどう見抜くか。予想する側も能力を試されている。種牡馬対決の視点で見れば、ドュラメンテ、ハービンジャー、キタサンブラック、ルーラーシップ、ロードカナロアあたりだが……。

管理人の予想印

◎ タッチウッド
○ ファントムシーフ
▲ ソールオリエンス
◇ フリームファクシ
△１ トップナイフ
△２ タスティエーラ
△３ ベラジオオペラ
△４ ダノンタッチダウン

◎タッチウッド

父は桜花賞を連覇したドュラメンテで、既にのべ４頭のクラシック馬を輩出。出遅れて引っ掛かって逃げた共同通信杯は、雪の影響で不満足な仕上がり。緩くて太めで２着は相当なポテンシャル。私見では、ダービー候補。

○ファントムシーフ

デインヒル３×３だけでなく、突き詰めれば同血２×２の強烈なインブリードがある。ただ、近親交配にありがちな体質の弱さと気性難は見せておらず、大物の可能性も秘める。父はハービンジャー。秋華賞馬ディアドラはいるが、春のクラシックとは無縁なのが……。

▲ソールオリエンス

父キタサンブラックは、完成途上で春のクラシックで連続２着のイクイノックスと同じ。京成杯の勝ちっぷりはインパクトが強かったが、少頭数で相手は弱かった。多頭数、相手強化をポテンシャルで相殺できれば。

◇フリームファクシ

ここへ至る前哨戦の中で、最もタイムが優秀なのがきさらぎ賞。折り合い面をきちんとクリアしたわけではなく、強いフィジカルだけで勝ち切った。父ルーラーシップのクラシック馬は菊花賞のキセキだけ。ちなみにロードカナロア産駒の牡馬クラシック馬は皐月賞のサートゥルナーリアだけ。

買い目

単勝/複勝

16

馬連

軸７、16
相手１、５、７、８、12、14、15、16