2021年大阪杯過去データと予想分析

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阪神競馬場で行われる春のGⅠレース(2017年GⅠに昇格)。芝2000mのレースで春の中距離最強馬決定戦としても知られている。1957年創設の歴史のあるレースであり、当初は1800m、1900mなどのレースもあったが、1972年より、2000mでレースが行われている。

出走条件は、サラ系4歳以上、JRA所属馬の他に地方競馬、外国調教馬にも門戸を開き、最強馬決定戦にふさわしいものとなっている。負担重量は定量57kg、牝馬2kg減。昨今は牝馬も大型化しているので、このハンデは牝馬に有利。優先出走権は外国調教馬とレーティング上位5頭。その他に、中山記念、金鯱賞の両GⅡレースの1着馬と、地方競馬所属の2着馬。春の最強馬決定戦にふさわしく、出走馬は豪華。前年末有馬記念出走馬は要チェック。阪神芝2000mは内回りで、スタート直後とゴール直前が同じ直線の坂を駆け上がる。観戦席左のコーナーはきつく、右のコーナーはなだらかで、パワーだけではなく馬の立ち回りも非常に重要。もちろん騎手の手綱さばきにも注目したい。先行して好ポジションを取った馬が有利か。短距離馬と長距離馬が参戦する、まさに春の最強を決めるレース。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2020年 410円 140円 1,130円 1,110円 1,970円 1,350円 7,810円
2019年 2,220円 450円 1,750円 3,680円 10,940円 10,740円 93,560円
2018年 350円 150円 2,410円 2,930円 3,750円 2,780円 17,450円
2017年 240円 110円 2,130円 2,320円 3,390円 4,830円 23,910円
2016年 390円 160円 520円 1,470円 2,510円 2,540円 12,810円
2015年 1,200円 220円 400円 840円 2,940円 1,980円 16,620円
2014年 240円 110円 7,020円 9,090円 1,620円 20,050円
2013年 120円 110円 190円 360円 420円 770円 1,670円
2012年 900円 220円 810円 990円 2,660円 1,740円 11,540円
2011年 370円 140円 5,140円 6,910円 11,320円 10,390円 74,720円

過去配当金

元は「産経大阪杯」産経が取れてGⅠ昇格となった経緯があるが、関西圏では親しみのある中距離重賞レース。過去にもトウカイテイオー、メジロマックイーン、オルフェーブルとった名馬が1着で駆け抜けている。人気馬が順当勝ちするイメージの強い大阪杯。単勝配当はどうしても低めとなる。2001年の絶対王者テイエムオペラオーの4着着外や2010年のドリームジャーニーの3着取りこぼしが波乱といえば波乱。近年では、2019年の9番人気アルアインが勝って単勝配当2,220円(22.2倍)をたたき出した。このときのアルアインは9番人気といえども、実力馬(GⅠ馬)が揃ったレースでどの馬にも勝機のあったレース。

特にアルアインは内をしっかりをキープして抜け出すレース戦術が秀逸だった。2020年は2番人気のライラックが1着で410円。順当勝ちの多い大阪杯では、300円~400円台の単勝配当がせいぜい。波乱を考えるなら天候を気にしたほうがいい。馬場が重くなるとパワーのある牡馬が有利。注意点として、本レースに限らず関西馬と関東馬では近年圧倒的に関西馬が活躍している。故に関西馬は低オッズになりがちで、そこも考慮しておくこと。

日付 馬名 性別 年齢 騎手 斤量 人気 着順 距離 馬場状態 上り3F 上3F地点差 馬体重 馬体重増減 所属 調教師 種牡馬 間隔 前走開催 前走レース名 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走人気 前走着順 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走頭数 前走馬番
200405 ラッキーライラック 5 M.デム 55 2 1 芝2000 33.9 0.3 520 2 (栗) 松永幹夫 オルフェーヴル 5 2中2 中山記念G2 1800 2 2 34.2 M.デム 55 9 7
クロノジェネシス 4 北村友一 55 4 2 34 0.2 454 -6 (栗) 斉藤崇史 バゴ 7 2京6 京都記念G2 2200 1 1 35.8 北村友一 54 10 7
ダノンキングリー 4 横山典弘 57 1 3 34.3 0 456 -2 (美) 萩原清 ディープインパクト 5 2中2 中山記念G2 1800 1 1 34.2 横山典弘 56 9 3
190331 アルアイン 5 北村友一 57 9 1 35.2 0.3 524 -4 (栗) 池江泰寿 ディープインパクト 3 2名2 金鯱賞G2 2000 3 5 35 柴山雄一 57 13 10
キセキ 5 川田将雅 57 2 2 35.4 0.1 508 2 (栗) 角居勝彦 ルーラーシップ 14 5中8 有馬記念G1 2500 2 5 37.5 川田将雅 57 16 14
ワグネリアン 4 福永祐一 57 4 3 35.1 0.5 468 8 (栗) 友道康夫 ディープインパクト 27 4阪7 神戸新聞G2 2400 2 1 34.2 藤岡康太 56 10 3
180401 スワーヴリチャード 4 M.デム 57 1 1 34.1 0 516 -4 (栗) 庄野靖志 ハーツクライ 3 2名2 金鯱賞G2 2000 1 1 33.8 M.デム 57 9 9
ペルシアンナイト 4 福永祐一 57 6 2 33.7 0.5 482 0 (栗) 池江泰寿 ハービンジャー 5 2中2 中山記念G2 1800 1 5 34.4 M.デム 57 10 4
アルアイン 4 川田将雅 57 2 3 34 0.3 516 -6 (栗) 池江泰寿 ディープインパクト 7 2京6 京都記念G2 2200 3 2 36.2 川田将雅 57 10 10
170402 キタサンブラック 5 武豊 57 1 1 34.3 1 540 4 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 14 5中9 有馬記念G1 2500 2 2 35.8 武豊 57 16 1
ステファノス 6 川田将雅 57 7 2 34.2 1.2 482 -4 (栗) 藤原英昭 ディープインパクト 3 2名1 金鯱賞G2 2000 3 6 34.6 川田将雅 56 16 9
ヤマカツエース 5 池添謙一 57 4 3 33.8 1.7 514 -2 (栗) 池添兼雄 キングカメハメハ 3 2名1 金鯱賞G2 2000 1 1 34.7 池添謙一 57 16 6
160403 アンビシャス 4 横山典弘 56 2 1 33.4 0.2 468 4 (栗) 音無秀孝 ディープインパクト 5 2中2 中山記念G2 1800 4 2 33.6 ルメール 55 11 10
キタサンブラック 4 武豊 58 5 2 33.6 0 524 -2 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 14 5中8 有馬記念G1 2500 4 3 35.1 横山典弘 55 16 11
ショウナンパンドラ 5 池添謙一 56 4 3 33.3 0.5 456 14 (栗) 高野友和 ディープインパクト 18 5東9 JCG1 2400 4 1 33.9 池添謙一 55 18 15
150405 ラキシス 5 ルメール 55 4 1 35.9 1.2 468 10 (栗) 角居勝彦 ディープインパクト 14 4中8 有馬記念G1 2500 11 6 34.1 C.デム 55 16 5
キズナ 5 武豊 57 1 2 36 1.4 506 -8 (栗) 佐々木晶 ディープインパクト 7 2京6 京都記念G2 2200 2 3 33.3 武豊 57 11 4
エアソミュール 6 M.デム 57 6 3 37.5 0.4 496 -6 (栗) 角居勝彦 ジャングルポケット 10 1中9 アメリカG2 2200 2 3 34.3 C.デム 57 17 9
140406 キズナ 4 武豊 58 2 1 33.9 2.4 498 (栗) 佐々木晶 ディープインパクト 26 フランス 凱旋門G1 2400 4 武豊 56 17
トウカイパラダイス 7 柴山雄一 56 6 2 36.4 0.1 514 2 (栗) 田所秀孝 ゴールドアリュール 3 2名1 中日新聞HG3 2000 12 5 34.8 柴山雄一 56 18 1
エピファネイア 4 福永祐一 58 1 3 34.4 2.2 484 -2 (栗) 角居勝彦 シンボリクリスエス 24 4京7 菊花賞G1 3000 1 1 35.9 福永祐一 57 18 3
130331 オルフェーヴル 5 池添謙一 58 1 1 33 0.7 464 6 (栗) 池江泰寿 ステイゴールド 18 5東8 JCG1 2400 1 2 32.9 池添謙一 57 17 17
ショウナンマイティ 5 浜中俊 57 2 2 32.9 0.9 512 6 (栗) 梅田智之 マンハッタンカフェ 7 2京6 京都記念G2 2200 2 3 34.9 浜中俊 57 11 10
エイシンフラッシュ 6 C.デム 58 5 3 33.5 0.3 492 4 (栗) 藤原英昭 King's Best 14 5中8 有馬記念G1 2500 3 4 35.8 三浦皇成 57 16 2
120401 ショウナンマイティ 4 浜中俊 56 6 1 34.3 1 500 -4 (栗) 梅田智之 マンハッタンカフェ 4 1阪4 大阪城S 1800 1 2 35.2 武豊 56 9 8
フェデラリスト 5 横山典弘 57 1 2 35.2 0.3 524 -4 (美) 田中剛 Empire Maker 5 2中2 中山記念G2 1800 3 1 34.4 蛯名正義 56 11 3
トーセンジョーダン 6 岩田康誠 58 2 3 35.6 0 482 0 (栗) 池江泰寿 ジャングルポケット 14 5中8 有馬記念G1 2500 3 5 33.9 ウィリア 57 14 10
110403 ヒルノダムール 4 藤田伸二 57 1 1 34.4 0.9 474 -2 (栗) 昆貢 マンハッタンカフェ 7 2京6 京都記念G2 2200 2 3 34.7 藤田伸二 56 12 12
ダークシャドウ 4 福永祐一 57 8 2 33.9 1.4 492 -16 (美) 堀宣行 ダンスインザダーク 7 1東5 調布特別1000 2000 1 1 33.9 ベリー 56 14 10
エイシンフラッシュ 4 内田博幸 59 3 3 34.1 1.2 492 4 (栗) 藤原英昭 King's Best 14 5中8 有馬記念G1 2500 5 7 34.2 内田博幸 55 16 10

過去レース結果

19年のアルアインの勝利が記憶に新しい。波乱の少ない大阪杯では珍しい波乱といえるレース。しかし、レースを振り返ってみると、アルアインのコース取りが素晴らしい。これ以上早くても遅くてもいけないタイミングでスルスルッとトップに躍り出るのも見事。

とにかくレース巧者ぶりの光ったレースだった。馬場の状態は良だったが、雨上がりで多少馬場が重かったのも味方したレース。20年のレースは先頭集団に付けた2番人気のラッキーライラックが終始先頭を走るダノンキングリーをゴール前で差して1着。終始内に付けて前2頭の間が開いたところをスッと抜けるこれも巧いレース運び。このレース、実績ではラッキーライラックの1番人気も考えられたが、ダノンキングリーの1番人気になったのは馬齢と牡馬有利の大阪杯を考えてのもの。ただし、終盤のわずかな失速はダノンキングリーの馬体重の軽量がたたったのは間違いない。ラッキーライラックは優に500kg超。昨今は牝馬の大型化が著しい。

人気 着別度数 勝率連対率複勝率
1番人気4-2-2-2/1040.0%60.0%80.0%
2番人気3-2-2-3/1030.0%50.0%70.0%
3番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
4番人気1-1-3-5/1010.0%20.0%50.0%
5番人気0-1-1-8/100.0%10.0%20.0%
6番人気1-2-1-6/1010.0%30.0%40.0%
7番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
8番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
9番人気1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%

人気別

人気馬が順当に活躍するのが大阪杯の特徴。しかし、考えようによっては、人気下位の馬が活躍する大番狂わせはたまにあるからおもしろい。番狂わせばかりでは人気順もそれほど意味はないだろう。大阪杯を過去10レースで見てみる。1番人気【4-2-2-2/10】勝率40%。複勝率も80%ということで、人気馬を買うのがセオリー。逆によほどの裏付けがないと人気下位馬を買う意味はない。2番人気【3-2-2-3/10】勝率30%で複勝率は70%。

これもまずます。逆に3番人気は【0-0-1-9/10】勝率0%で複勝率も10%と散々。それだけに9番人気のアルアインが買った2019年は、記憶に残る。それでも、アルアインも歴戦のGⅠ馬であり、決してフロックではない。そう考えればGⅠ馬などの実力馬があつまり、勝つレースを知り尽くした馬が集う大阪杯なので、下位でもチャンスがあると見るべき。ただし、買うのは人気順を優先的に。注意したいのは、大阪杯は地元だけに関西馬がよく買われる。

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率
有馬記念G12-2-3-8/1513.3%26.7%46.7%
中山記念G22-2-1-15/2010.0%20.0%25.0%
金鯱賞G22-1-1-13/1711.8%17.6%23.5%
京都記念G21-3-1-11/166.3%25.0%31.3%
JCG11-0-1-3/520.0%20.0%40.0%
大阪城S1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
凱旋門G11-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
中日新聞HG30-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
調布特別10000-1-0-0/10.0%100.0%100.0%
アメリカG20-0-1-5/60.0%0.0%16.7%

前走レース別

過去GⅠ出走馬しか勝っていない。それだけに、GⅠ出走経験がなくGⅡから上がってきた馬にはかなりハードルが高い。しかし、厳然たるデータなのでここは重視しておきたいところ。GⅠレースで惨敗していても、GⅡ止まりの馬とは格段に実力が違う。逆に勢いで駆け上がってきた馬でも大阪杯は勝てないということ。本レースで前走がGⅠというのはそれほど多くはない。それでも有馬記念【2-2-3-8/15】勝率13.3%で複勝率は46.7%。

さすがにファン投票で選ばれたGⅠ馬は強い。有馬記念に出走しているだけでも注目度は高いので、ここは外さずに要チェック。GⅡレースだが、中山記念【2-2-1-15/20】勝率10.0%、金鯱賞【2-1-1-13/17】勝率11.8%、京都記念【1-3-1-11/16】勝率6.3%。この3レースは出走数も多く、直近レースでもあるので走り具合はしっかりチェックしておきたい。

前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率
前走1着1-3-5-15/244.2%16.7%37.5%
前走2着5-0-1-15/2123.8%23.8%28.6%
前走3着1-3-1-14/195.3%21.1%26.3%
前走4着1-0-1-8/1010.0%10.0%20.0%
前走5着1-3-1-6/119.1%36.4%45.5%
前走6~9着1-1-1-20/234.3%8.7%13.0%
前走10着~0-0-0-22/220.0%0.0%0.0%

前走着順別

前走の勢いをしっかりもってくるかどうか。ここもしっかりチェックしておきたいところ。戦略によってレース間隔を開ける馬、月一で走る馬などさまざま。中距離のレース間隔は難しい。ここは馬の適性によるところが大きい。そこをしっかりと見極めるところも調教師の腕の見せ所。レース間隔によらず単純に前走の着順データを見てみる。前走1着【1-3-5-15/24】勝率4.2%ながら複勝率は37.5%。

やはり勢いは大事か。前走2着【5-0-1-15/21】勝率23.8%、複勝率28.6%。分母数も多くもっとも信頼できるデータとなった。前走3着【1-3-1-14/19】勝率5.3%、複勝率26.3%。前走3着までを見るだけでかなりの勝率となるので無視はできない。馬は感情の生き物でもあるので、前走の良い感じはしっかりとおぼえている。前走以上に勢いを増す馬も出てくるので、間隔にとらわれず前走の成績はしっかりチェックしておくこと。

単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率
1.0~ 1.41-1-0-0/250.0%100.0%100.0%
1.5~ 1.90-0-1-0/10.0%0.0%100.0%
2.0~ 2.92-1-0-0/366.7%100.0%100.0%
3.0~ 3.93-0-2-3/837.5%37.5%62.5%
4.0~ 4.91-1-2-4/812.5%25.0%50.0%
5.0~ 6.90-2-1-8/110.0%18.2%27.3%
7.0~ 9.91-1-1-5/812.5%25.0%37.5%
10.0~14.91-0-2-12/156.7%6.7%20.0%
15.0~19.90-2-1-2/50.0%40.0%60.0%
20.0~29.91-0-0-4/520.0%20.0%20.0%
30.0~49.90-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
50.0~99.90-1-0-17/180.0%5.6%5.6%

オッズ別

過去10年での最小オッズは、2013年のオルフェーブルの1.2倍。当然1番人気で勝利。過去には単勝オッズ1.0~ 1.4にはもう1頭おり、2着となり【1-1-0-0/2】勝率50.0%。それでも複勝率は100%と、ここまでのオッズとなると勝って当然の結果となる。勝率だけを見ると、単勝オッズ2.0~ 2.9【2-1-0-0/3】勝率66.7%複勝率100%となっている。

2.0台のオッズでも十分な確率で勝てる。1.0台はどんな走りをしても負けない馬と考えて良い。有力馬が出揃うGⅠレースにおいてオッズ1.0台で負けると暴動が起きるレベル。本レースでも1.0台のオッズは配当は少ないが負けたくなければ当然買い。単勝オッズ3.0~ 3.9【3-0-2-3/8】勝率37.5%、複勝率62.5%と十分に勝っており配当金目当てなら狙うのも良し。4.0以降でも勝ち馬はいるが、確率はガクンと下がる。極端な重馬場など外的要因がないと、買っても損をするだけ。

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
武豊2-2-0-2/633.3%66.7%66.7%
M.デム2-0-1-3/633.3%33.3%50.0%
横山典弘1-1-1-4/714.3%28.6%42.9%
浜中俊1-1-0-4/616.7%33.3%33.3%
北村友一1-1-0-1/333.3%66.7%66.7%
池添謙一1-0-2-5/812.5%12.5%37.5%
ルメール1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
藤田伸二1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
福永祐一0-2-2-4/80.0%25.0%50.0%
川田将雅0-2-1-4/70.0%28.6%42.9%

騎手別

騎手別となると外せないのが武豊【2-2-0-2/6】勝率33.3%と実績は十分。しかし、本レースではケガのため騎乗予定なし。すでに全盛期を過ぎているので良馬も与えられない状況。騎乗予定騎手の中から選ぶとしたら、デムーロ【2-0-1-3/6】勝率33.3%、ルメール【1-0-0-1/2】勝率50%あたりか。福永祐一騎手は【0-2-2-4/8】勝率は0%だが、複勝率50%であり、人気馬に乗ればポテンシャルは計り知れない。

騎手別であれば、デムーロ、ルメール、福永の3騎手は要チェック。調教師も騎手に向けて仕上げてくる。阪神芝2000は先行馬が有利とされるが、スタート直後とゴール直前の坂は馬にとって心臓破り。そのため、ペースを保つことが大切。それができる騎手が勝つのは当然。馬の適性をしっかり引き出すことに長けた3騎手はやはり別格。

枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠0-0-0-11/110.0%0.0%0.0%
2枠0-0-2-10/120.0%0.0%16.7%
3枠2-4-1-9/1612.5%37.5%43.8%
4枠2-1-2-11/1612.5%18.8%31.3%
5枠2-2-1-13/1811.1%22.2%27.8%
6枠0-1-1-17/190.0%5.3%10.5%
7枠2-1-1-15/1910.5%15.8%21.1%
8枠2-1-2-14/1910.5%15.8%26.3%

枠番別

過去の適性を見ても逃げ馬の成績が良く、内枠有利とされていた時代もある大阪杯。しかし、2007年のコース大改修後の1~2枠の連対はない。1枠【0-0-0-11/11】2枠【0-0-2-10/12】。3着を確保したのは、2009年カワカミプリンセス、2012年のトーセンジョーダン、2019年のワグネリアンの3頭のみ(回収後)。好枠と言える内枠での勝率が悪いのが大阪杯の特徴。

スタート直後の坂を先頭で駆け抜ける実力馬が内枠にいれば買いだが、それ以外は避けた方が無難。ただし、序盤でスタミナを使うとゴール前の坂で失速する。6枠で勝ち馬がいないが、他の枠ではほぼ均等の勝率。内枠に人気実力馬が来ないかぎりは3枠以降で考えること。外から内に圧がかかるので、極端な先行逃げ切り型のトラックバイアスが発生しないかぎりは、割り引いて考えたほうがいい。おそらく誰もがこの傾向を知っているので、逆を貼って大穴を狙うのも面白い。

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率
平地・逃げ0-1-2-7/100.0%10.0%30.0%
平地・先行3-5-3-23/348.8%23.5%32.4%
平地・中団3-2-5-41/515.9%9.8%19.6%
平地・後方3-2-0-27/329.4%15.6%15.6%
平地・マクリ1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%

前走脚質別

先行馬が有利とされる大阪杯だが、【3-5-3-23/34】勝率8.8%と圧倒的な数字ではない。複勝率が32.4%ともっとも高いのが救いか。後方の【3-2-0-27/32】勝率9.4%とわずかに高いが逆に複勝率が15.6%と低くなっている。

過去レースの見方にもよるが、中団からスルスルッと抜ける馬が好走しているように見える。2000mという中距離レースであれば、他馬の動向を見る余裕もあり、中段で様子見から一気に加速という戦法もできる。もちろん、ポジション取りが大切だし、中団といっても、できるだけ先頭寄りに付けておいたほうがいいのは間違いない。中断【3-2-5-41/51】勝率5.9%だが、分母が多いので、ここからも様子見の傾向があることが見える。本レースでは逃げ馬に人気が集まっている。そこを優先しながら考えたい。

前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率
3F 1位2-5-0-17/248.3%29.2%29.2%
3F 2位1-1-4-8/147.1%14.3%42.9%
3F 3位1-1-2-10/147.1%14.3%28.6%
3F ~5位2-0-2-25/296.9%6.9%13.8%
3F 6位~3-3-2-36/446.8%13.6%18.2%

前走3F別

3Fが速い馬は追込み型と捉えがちだがそうではない。逃げ馬がさらに加速することもあるので、3Fのタイムで脚質を判定することはできない。そして、前走で3Fが速かったからといって大阪杯でどうだったかというと、これも判断に悩む。それでも、前走上り3F1位【2-5-0-17/24】勝率8.3%でもっとも高くなっている。前走3F2位【1-1-4-8/14】勝率7.1%。しかりこちらのほうが複勝率は1位よりも高い。

競馬の華は末脚にあると考えると、前走3Fで好走している馬には勇気がもらえる。大阪杯では、ゴール前の上りまでにトップスピードに入る馬が多いので末脚の良さは要チェック。すなわち3Fはしっかりと重視したい。上りを軽やかに駆け上がるということで、軽量の馬にかけてみるのも一興。大阪杯は逃げ馬に人気が集まる傾向にあることも頭に入れておくこと。

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率
4歳・1-3月0-0-1-5/60.0%0.0%16.7%
4歳・4-6月5-4-4-19/3215.6%28.1%40.6%
5歳・1-3月2-2-0-7/1118.2%36.4%36.4%
5歳・4-6月3-2-2-21/2810.7%17.9%25.0%
6歳・1-3月0-0-1-5/60.0%0.0%16.7%
6歳・4-6月0-1-2-19/220.0%4.5%13.6%

年齢別

GⅠレースとなると勢いだけで上がってた4歳になったばかりだと荷が重い【0-0-1-5/6】勝率0%、複勝率16.7%。一方で、4歳・4-6月【5-4-4-19/32】勝率15.6%、複勝率40.6%。5歳・1-3月【2-2-0-7/11】勝率18.2%、複勝率36.45で5歳馬のほうが良いように見えるが、分母の数が違うことに注目。

やはり、4歳中の馬がもっとも脂が乗っている。馬年齢を考慮するなら4歳馬・5歳馬から選ぶのが吉。人気馬もここに集中している。実績のある6歳馬が出走してくるケースもあるが、6歳馬の勝率は0%。複勝率を考えて買い目が多少あるくらい。6歳7歳の実績馬も出走するので、気になる存在だが人気は低い。それでも、複勝狙いで買うのもありか。

馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率
420~439kg0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
440~459kg0-1-2-9/120.0%8.3%25.0%
460~479kg4-0-1-27/3212.5%12.5%15.6%
480~499kg1-3-5-33/422.4%9.5%21.4%
500~519kg2-4-2-18/267.7%23.1%30.8%
520~539kg2-2-0-9/1315.4%30.8%30.8%
540~1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%

馬体重別

手堅い決着が多い大阪杯。伏兵の活躍もたまにはあるが、万馬券が発生したのは、10年のテイエムアンコールのみ。それでも、6番人気だった。牡馬が勝っているイメージだが、昨年のラッキーライラックは圧巻の勝利。馬体重も520kgであり、牝馬の大型化は最近顕著となった。

2着も牝馬のクロノジェネシス。しかし、体重は454kgと軽量。大阪杯では、それほど馬体重は関係ないという声も聞こえてきそうだ。これは確かにそうで、2回上りを駆け上がらなければいけないレースでは、軽量馬が有利という声もあるが、タフさも要求されるので大型馬のほうが良いという声もある。これは、馬の適性を考えたほうがいい。普段の馬体重よりも増やしてくるか絞ってくるか、はたまたそのままいくのか…このあたりは調教師の腕の見せ所。過去データを見ると、460~479kg【4-0-1-27/32】勝率12.5%、520~539kg【2-2-0-9/13】勝率15.4%。重い方が良いのかと考えたくなるが分母数が違うことにも注目。500kg以下の馬を選びたい。

斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
53.5~55kg2-1-0-6/922.2%33.3%33.3%
55.5~57kg6-8-6-88/1085.6%13.0%18.5%
57.5~59kg2-1-4-6/1315.4%23.1%53.8%

ハンデ別

国内でも貴重な中距離GⅠレース。短距離馬・長距離馬もエントリーするレースでもあるので、負担重量・定量57kg、牝馬2kg減とハンデもしっかり設定される。斤量53.5~55kg【2-1-0-6/9】勝率22.2%、55.5~57kg【6-8-6-88/108】勝率5.6%、57.5~59kg【2-1-4-6/13】15.4%。牝馬の人気馬がおいしいかも。

種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ディープインパクト4-2-4-18/2814.3%21.4%35.7%
マンハッタンカフェ2-1-0-3/633.3%50.0%50.0%
ブラックタイド1-1-0-0/250.0%100.0%100.0%
ハーツクライ1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%
ステイゴールド1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
オルフェーヴル1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
ゴールドアリュール0-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
ダンスインザダーク0-1-0-4/50.0%20.0%20.0%
ルーラーシップ0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%
ハービンジャー0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%

種牡馬別

種牡馬となると、ディープインパクト産駒馬が圧倒的に多い。【4-2-4-18/28】勝率14.3%。他には2勝したマンハッタンカフェ産駒【2-1-0-3/6】勝率33.3%くらい。勝率が高いが分母の数が違うので絶対値として勝ち数の多い産駒にやはり目が行く。大阪杯に限らず、純粋に血統を考えると、ディープインパクトとキングカメハメハ系を考えたい。この2頭の種牡馬は実績が違う。

最初と最後が急な上り坂。この上り坂で猛進するか平地で逃げるか。勝負感が結果を左右する阪神芝2000m。コーナーも4ヵ所あるが、序盤のきついコーナーをいかに回るかも勝負の分かれ目。単純な周回コースに見えて、文字通り縦にも横にも起伏に富んだコースといえる。それだけに、走る側は繊細に見る側にとってはダイナミックなレースが期待できる。序盤上り坂からの急コーナー。ここを制して好ポジションをとって先行逃げ切りの馬が有利になる。いっぽうで追込み型も勝っているので、臨機応変に立ち回れる馬に勝機。気になるとしたら天候か。雨の重馬場になれば、実力馬が足をすくわれるレース展開も。勢いの短距離、レース巧者の長距離、それらがミックスされた中距離最強馬を決める春のGⅠレースから目が離せない。過去のレースを見ても、人気馬が順当勝ちあるいは上位着が目立つ。そのため配当狙いよりも人気馬を中心の組み立てる買いが有効。重馬場以外は波乱は起きにくい。重馬場となった場合は、馬場に合った人気馬を。

管理人の予想印

◎コントレイル

圧倒的1番人気。過去の実績【7-1-0-0】も素晴らしい。唯一の2着は、アーモンドアイに負けた前走のジャパンカップのみ。休養十分で2021年は初出走となる。4ヵ月以上の休養の是非も問われるが、前年の激走を考えると、万全を期したのは馬主側のファインプレーと言える。それを考えても本レースは死角なし。本命中の本命。騎乗は福永騎手であり、ここでも名コンビ復活となる。トレセンからの情報でも順調な仕上がりが伺える。攻めの調教…といった情報も漏れ伝わり、本レースでは、先行逃げ切りのレース展開が予想される。懸念される重馬場についても苦手といった印象はなく、重馬場でも不安な氏。迷わず買い。ジャパンカップで「負けたことがある」ということで重圧からの解放もプラス材料。コントレイルの21年が始まる。

○グランアレグリア

三冠馬コントレイルに土を付けるとしたらグランアレグリア。10戦7勝【7-1-1-1】の実績はコントレイルにひけをとらない。コントレイルが勝てなかったアーモンドアイに勝った安田記念の走りは忘れられない。そのため、ファンも多く打倒コントレイルの夢を託すのも良し。ディープインパクトの直系であり、毛並みの良さも申し分なし。懸念材料があるとすれば、芝2000mは初出走。短距離適性の馬でもあるので、中距離はどうか。これまで長くて1600mなので400m余計に走ることになると、脚質適性が気になるところ。それでも、逃げでも追込みでもどちらでも変幻自在に走ることができるのは、2000mにはまる可能性も大。ライバルのコントレイルも先行・逃げ両方いけるので様子を見るか抜け出すか。いずれにしてもこの2頭の初対決に注目が集まる。21年初レース

▲サリオス

実績ではサリオスも十分【[4-2-0-1】7戦4勝は立派。コントレイルとは2度走ったがいすれも負けている。それでも2レースともコントレイルに次ぐ2着であり、2000mに適性があるのも心強い。サリオスも21年は初レースとなる。脚質はどちらかというと逃げ。馬体重は530kg超がベストの重量馬。そのパワーで序盤の上りを先行できれば勝機があるか。スタミナも十分。上位2頭にあわやと思わせる走りを期待したい。大穴を狙うよりも単勝確率はこちらで。同条件ではあるが、馬場が重くなりと予期せぬ幸運が転がり込むことも。重馬場はどちらかというと得意。荒天予想されるレース日は天候にも注意したい。連単狙いではサリオスを忘れないように。

△ワグネリアン

良い馬だが上位3頭が突出しているので、どうしても色褪せる。それでも戦績を見ると【[5-1-2-6】14戦5勝と悪くない。GⅠでも1勝している実力の持ち主。それでも前々走の宝塚記念の13着がどうしても気にかかる。半年以上間隔を開けて今年初レースとなる前走は、2番人気で5着。1着がラヴズオンリーユーだったことを考えても2着に入って勢いをつけたかった。6歳という馬年齢を考えても最終走が見えてくる。脚質は追込み型なので序盤の上り坂を軽くいなして、後半に力を溜めたい。距離適性は中距離のスペシャリストなので、出走馬の中でも一番向いている。人気馬でもあるのでファンの期待にも応えたい。ディープインパクト、キングカメハメハの血統なので毛並みの良さは抜群。

△レイパパレ

これまで負けなしの牝馬4歳。川田騎手との相性も抜群。過度な期待は荷が重いが、軽い馬体重から斤量も味方につける。5戦5勝【5-0-0-0】でも圧倒的なレース展開ではなく、スルスルッと抜け出す感じ。脚質は逃げであり差すこともできる。ただし、爆発的な加速力があるわけではないので、実力馬の揃う大阪杯ではどうか。今後を占う重要なレース。先行逃げ切りしか勝機はないが、序盤の坂が鬼門。ここでなんとか先頭集団にくらいつきたい。逆の序盤で遅れをとるとレイパパレのレースは終わる。ディープインパクトの血統で毛並みが良いので今後に期待が持てる。21年初レースで休養もしっかり取れているのは好条件。

△アドマイヤビルゴ

これまで6戦4勝【[4-0-0-2】だが重賞の勝ちはない。牡馬4歳で馬体重が軽いのが気になるが阪神芝2000mではメリットになる。それを見越して買うしかない。脚質は典型的な逃げなので、序盤でいかに先行できるか。スタート直後の坂を軽快に駆け上がりたい。アドマイヤビルゴも序盤の走りが全て。ここで、先頭集団に入っていないと苦しい。日経新春杯(G2)の10着がどうしても気になる。このレースでは1番人気でありながら馬群に沈んだ。序盤から先頭集団に付けていたのに、中盤以降は一度も前に出ることなく惨敗。このレースが頭にあれば、アドマイヤビルゴを買うには勇気が必要。それでも、この3ヵ月の調教でしっかり合わせてきたか。

買い目

馬連

7-12、2、6、8、13

3連単

1着7
2着12、2、6、8、13
3着12、2、6、8、13

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