スプリンターズステークス 過去データ・傾向まとめ【10年分分析】
第59回 スプリンターズS(G1)
2025年9月28日(日) 中山競馬場 芝1200m
秋のG1開幕戦・スプリンターズS。短距離馬にとっては、この時期に早くも秋競馬最大の目標がやってくる。夏競馬出走馬や、前走・セントウルSで復帰した馬、春のG1以来の馬、さらに海外組など、さまざまな路線を歩んだ馬の激突が見られるレースだ。また、2012~13年に連覇を飾ったロードカナロアや、2020年のグランアレグリアなど、多くの優勝馬が同年の最優秀短距離馬のタイトルを獲得している。その年を代表するスプリンターを決する一戦の、過去の傾向を見てみよう。
2025年スプリンターズS(G1)調教状態&コメント
ウインカーネリアン 三浦皇成
調教状態
格下相手でも1秒近く追走。直線は持ったままで並びかけて、その勢いのまま前に出た。動くタイプだが、依然、集中力、伸び脚ともに文句なし。態勢は整った。
カピリナ 戸崎圭太
調教状態
(阿見トレーニングセンターから8月14日に帰厩)併せ馬の外で手前を替えると、たぐるような走りで、耳を絞りながらも鋭く伸びて追い抜く。反応もいい。
カンチェンジュンガ 坂井瑠星
調教状態
初騎乗の坂井瑠騎手とコンタクトを取り、遅いラップでも折り合ってスムーズに登坂。久々の前走同様好気配。
サトノレーヴ J.モレイラ
調教状態
(ヤシ・レーシングランチから8月14日に帰厩)前に目標を置いて道中はしっかり我慢。直線で軽く促すと楽に並びかけて、そこでもしっかり我慢できた。バランス良く迫力満点。昨年とは調整過程も違い万全か。
厩舎コメント
(フレッシュ)堀師――函館で状態を把握してから美浦へ移動。先週金曜日に速いラップで追い切ったあと、カイ食い、健康状態は落ちず、函館から美浦へ移動した当初に暑さから落ちていた毛ヅヤも、少しずつ回復して、先週よりも良くなった。フレッシュで、太め感のない仕上がりで臨める。
ジューンブレア 武豊
調教状態
坂路が悪そうだったので、コース追いに切り替えて単走。やや頭が高いが、そこそこの回転力。馬体もいいが、いつもに比べると物足りなかった感はある。
厩舎コメント
(体調良好)武英師――坂路の馬場状態が重たかったので最終追い切りはCW。動きは良く、時計も想定内。GⅠなので、ここまでしっかりやってきましたが、具合はいいですよ。メンバーは強いけど好レースを期待します。
ダノンマッキンリー 横山典弘
調教状態
(ノーザンファームしがらきから8月23日に帰厩)先週はかなりエキサイトしていたが、今週は割にリラックスしている。ツル首でなかなかの馬っぷり。多少アブミを長く踏むのはいつものこと。悪くはない。
トウシンマカオ 横山武史
調教状態
相変わらず、鞍上が油断すると吹っ飛んでしまいそうなところがありながら、この時計だから恐れ入る。スナップの利いた叩きつけるような走りにも迫力があった。
厩舎コメント
(今年も上位)高柳瑞師――前走は3着でしたが、休み明けでもしっかり競馬をしていたので悲観する内容ではなかったです。馬体は同じくらいですが、春に比べて絞れたもので問題ないです。昨年、2着したレースで衰えもありません。今年も上位争いを。
ドロップオブライト 丹内祐次
調教状態
前肢のスナップが利いて、いかにも短距離馬らしい切れのあるフォーム。馬体もキープして、引き続き好調。
ナムラクレア C.ルメール
調教状態
(チャンピオンヒルズから8月21日に帰厩)週に2本コンスタントに時計を出し、至って順調な調整過程。7歳近い牝馬でも衰えは皆無で、好調時のこの馬の動きができている。馬体もきっちり仕上がり臨戦態勢万全。
厩舎コメント
(文句ない状態)長谷川師――1週前に思っている以上に時計が出たのもありますし、今週は輸送もあるので、メンタルとフィジカルの確認をする感じで。ゲートもいい雰囲気ですし、落ち着きがあって、言うことなしですね。1200mですので、とにかくスタートを慎重に決められればと思います。
ピューロマジック 松山弘平
調教状態
前を走る馬の真後ろを走ってチップを被せる。肌艶がいいし、トビも大きくなった。何より夏場より落ち着きがあるのはいい。内めを回ったが、ラストも速い。
ペアポルックス 松若風馬
調教状態
微妙に右に流れていたが、問題のない程度。硬さもなく切れのあるフットワークで登坂できた。北海道で3戦したが、栗東に帰厩後も乗り込み入念で好調をキープ。
ママコチャ 岩田望来
調教状態
前走より折り合いがスムーズで、バランスのいい走りで登坂。久々好走の反動はなさそうで、馬体もギュッと引き締まってきた。上積みを見込んでよさそう。
厩舎コメント
(上積みが感じられ)池江寿師――前走は休み明けのなかペースも速く、最後は息切れしましたが、その後は息遣いや動きが良くなって、使った上積みが感じられます。体力面など肉体的にも成熟して、安定性が増してきましたしね。
ヤマニンアルリフラ 団野大成
調教状態
前走時と同じ調教パートナー相手に、道中は後ろにつけてじっくり我慢。1ハロン標で内に体を合わせると、自然と加速してあっさり先着してきた。力感目立つ体と動き。
ヨシノイースター 内田博幸
調教状態
前走時の方がより活気ある動きに映ったが、この中間も乗り込み順調で脚取りもしっかり。気配はまずまず。
ラッキースワイネス K.リョン
調教状態
少し硬さはあるが、ピッチ走法でいかにもスピードがありそうなフットワーク。馬体は逞しく、リラックスできているのは何よりか。体調面の不安はなさそう。
厩舎コメント
(動き良く)リョン騎手――前走はシーズン緒戦でカーインライジング相手に頑張ってくれましたが、どんどん調子も良くなってきており、今朝(25日)の状態も良かったので、素晴らしい走りをしてくれると思います。中山競馬場をとても楽しんで気に入っている様子ですし、動きも良かったです。直線の坂は短くて急ですが、その方がこの馬にとっては合うかもしれません。レース当日が待ち遠しいです。
ルガル 川田将雅
調教状態
(チャンピオンヒルズから8月27日に帰厩)坂路はチップ交換が進んで時計がかかるようになってきたが、お構いなく1ハロン11秒6。動く馬ではあるが、ここ2週は特に迫力満点。馬体も仕上がり、久々の割引はいらない。
厩舎コメント
(フレッシュな状態で)杉山晴師――前走は香港も2回目で、昨年に比べて前進がありましたね。昨年のスプリンターズSは骨折明けで結果を出してくれたので、フレッシュな状態で臨んだ方がいいということで、直行することにしました。暑さの影響もなく、ここまで順調にこれました。今週は終いを伸ばしましたが、しっかり時計も出ています。力を出し切ることができれば。
2025年スプリンターズS(G1)予想
今年の高松宮記念は、昨年のスプリンターズSの1、2、3、4、7着馬が7、4、2、3、1着で、この5頭がレイティング上位という点から見ても、今の短距離界の勢力図は一目瞭然だ。4歳馬が4歳秋に強いのは当たり前だが、世代交代が可能な4歳がいなければ(いると考えれば、別の切り口もある)、この5頭の争いになる。
管理人の予想印
◎ サトノレーヴ
○ ナムラクレア
▲ ママコチャ
◇ トウシンマカオ
△1 ルガル
△2 ジューンブレア
△3 ラッキースワイネス
◎サトノレーヴ
予想の前提は5強だが、ナムラクレアにつけた今春の4分の3馬身差は、短距離のGⅠでは完勝の着差で、その後の戦績からも、1強の構図に変化したかもしれない。英国滞在の経験は大きな糧。そして、完成されたスプリンターは無双。
○ナムラクレア
前走は再三の不利で参考外。サトノレーヴが伸びあぐねた昨年、外から矢のように伸びた脚はインパクトがあった。相手の拙攻と自身が減点なしの騎乗ができた時に限り、逆転の可能性を見る。
▲ママコチャ
昨年も今春も、前哨戦を使って本番へ臨んだ、牝馬としては珍しい叩き良化型。語弊はあるが、普通に乗って普通に負けた前走は、本番前とすれば理想的な負け方で、今年も上位候補の1頭になる。
◇トウシンマカオ
こちらも叩き良化型で、脚を余した前走はここへの叩き台と割り切ってもいい。枠なりに、どんなレースでもできるのが長所。ハイペースを正攻法で押し切った昨年のルガルは強いのひと言で、シルクロードSを勝った時もまた圧巻。今のサトノレーヴとの比較がポイント。4歳勢からは中山3戦3勝のジューンブレアを抜擢。今年は昨年ほどペースは速くならない。
買い目
単勝/複勝
7
馬連
軸6、7
相手4、6、7、10、11、13、15





