2024年阪急杯過去データと予想分析

第68回 阪急杯（Ｇ３）

2024年2月25日（日）阪神競馬場　芝1400ｍ

高松宮記念の前哨戦・阪急杯。これまで何度も条件が変化しており、06年からは距離が1400ｍになり、現在と同じ条件で行われている。過去10年の勝ち馬からは、13年ロードカナロアと14年のコパノリチャードが続く高松宮記念を制している。昨年はアグリが勝利した。過去のデータから傾向を探っていく。

阪急杯過去10年間配当金

阪急杯過去10年間結果

阪急杯過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

阪急杯
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

阪急杯
種牡馬別過去データ

３番人気以外の上位人気が強いが荒れる

平均配当は馬連が5379円、３連単は32万6051円と荒れ模様。１番人気【3.1.1.5】と２番人気【3.1.2.4】はどちらも３勝してまずまずだが、３番人気【0.1.0.9】は不振。連対馬20頭中13頭が１～４番人気で決まっている。二桁人気は３頭しか馬券に絡んでおらず、極端な穴馬はあまり来ない。

穴なら牡・セン馬の高齢馬

牡・セン馬は４歳【2.2.1.16】が複勝率は23.8％とまずまず。年齢が上がるにつれて、好走確率が下がる。７歳以上【2.2.2.38】は複勝率13.6％だが、馬券に絡んだ６頭の人気は８、12、７、２、９、１。人気薄で狙いたい。牝馬は【2.1.2.15】で複勝率25％とまずまず、牡馬は【8.9.8.116】複勝率17.7％と今ひとつ。

阪神Ｃ組が強いが、１着馬は危険!?

ステップレースは、阪神カップ組【2.4.1.21】が複勝率25.0％と好成績を残している。阪神カップ組は１着馬【0.0.0.3】は危険で、４着馬【0.2.0.1】の成績がまずまず。京都金杯組【2.1.1.9】は複勝率30.8％と好走確率が高い。シルクロードＳ組【1.1.0.19】や東京新聞杯組【0.0.1.11】は不振。

実績のある牡・セン馬を信頼

負担重賞は牡・セン馬が56キロ、牝馬は54キロが基準で、Ｇ１やＧ２で実績のある馬が１キロか２キロ増える。牡・セン馬はＧ１で実績のある58キロ【0.1.1.2】が複勝率50％と強く、57キロ【3.1.2.18】も同25％とまずまず。牝馬は通常より１キロ重い55キロ【0.0.0.5】が全滅。牡・セン馬は実績馬が買いで、牝馬はその逆と言える。

栗東坂路でラスト２ハロンが24秒７以下

過去10年の追い切りの好走馬は栗東坂路組【8.7.8.83】が圧倒的に多いが、複勝率は21.7％と平均的だった。

栗東坂路組の上がり２ハロンのタイムを調べたところ、24秒７以下【7.6.7.36】は複勝率35.7％と好成績だったのに対して、24秒８以上【1.1.1.47】は複勝率6.0％と不振だった。栗東坂路でラスト２ハロンが速い馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 8-7-8-83 7.5% 14.2% 21.7%
ＣＷ 0-2-1-23 0.0% 7.7% 11.5%
美浦 南坂路 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
南Ｗ 1-0-0-14 6.7% 6.7% 6.7%
その他 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%

【栗東坂路組のラスト2ハロンのタイム別の成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～24秒7 7-6-7-36 12.5% 23.2% 35.7%
24秒8～ 1-1-1-47 2.0% 4.0% 6.0%

2023年阪急杯（Ｇ３）調教状態＆コメント

アサカラキング　斎藤新

調教状態

内めでこの時計は強調するほどではないが、まだまだ伸びそうな勢い。バランスが非常によく、充実一途の感。

厩舎コメント

(ここでも)斎藤誠師――もともと行きっぷりのいい馬で、体がしっかりしてきたことと、抑え込まずスピードを生かす形がいいタイミングでマッチしました。距離にこだわって中２週の臨戦ですが、調整は順調です。開幕週の馬場もむしろ歓迎。自分のリズムで運べれば重賞のここでも。

ウインマーベル　松山弘平

調教状態

楽に追いついて、いつも以上に余裕があった。時計も速く、勢いを感じさせる動き。ひと息入るも上々。

厩舎コメント

(期待している)深山師――放牧を挟んでここを目標に調整。前走もそうだが、以前と違って調教で動けるようになってきた。前走と同じ舞台で、負担重量差も少ないので期待しているが、スタート、枠順、馬場がポイント。

エンペザー　高倉稜

調教状態

坂路の攻めはいつも良く見せるが、今回も同様。格下相手に持ったままで素軽い動き。低い姿勢で好気配。

カリボール　和田竜二

調教状態

中１週で今回は坂路でサッと。馬体重ほどの力強さはないが、いつも通りのタッチの軽い走り。順調路線。

カルロヴェローチェ　酒井学

調教状態

テンからガンガン飛ばしていく。前進気勢が強過ぎて落ち着きは欲しいが、自己ベストに迫る好時計。前進。

厩舎コメント

(変身を)須貝尚師――休養でパワーアップしたけど、1600メートルのペースでは噛むところがあった。今週は抑えたままで50秒台。この距離なら面白そう。

サトノアイ　田口貫太

調教状態

攻めは良く見せるタイプとはいえ、テンポが良く、実に鋭い脚捌き。間隔が詰まるが疲れなく、元気一杯。

サトノレーヴ　小崎綾也

調教状態

気持ち立派な印象もあるが、余力十分に好時計をマーク。ゴール前は圧巻の力強さで、態勢は整ったか。

厩舎コメント

(能力は出せる)堀師――１月26日に帰厩。爪の角度が狂って休みが長くなったが、順調に仕上がったし、オーシャンＳの出走が微妙だったので、ここを前倒しで使える調整を進めてきた。動きも息も良くて、トモのバランスも前走よりいい状態。能力は出せる。

サンライズロナウド　古川吉洋

調教状態

いつも通り気性を考慮してプールでの調整。コース追いはしなくても結果が出ているのでこれでいい。

厩舎コメント

(道悪ＯＫ)安田助手――いつも通りの調整パターン。体調はいい意味で安定していますよ。1400メートルの方がレースをしやすそう。それに道悪はうまいと思います。チャンスはあるでしょう。

スマートクラージュ　池添謙一

調教状態

馬なり主体だが、乗り込み入念。今週は終い１ハロン11秒５で水曜の最速時計。力強い脚捌きで馬体もふっくら。

厩舎コメント

(阪神でも)兼武助手――次週のオーシャンＳを視野に入れていましたが、賞金的に出走が微妙なのでここへ。追い切りの動きも良く、阪神も相性のいいコースですから、うまく噛み合えば。

タマモブラックタイ　角田大和

調教状態

間隔は詰まるが、疲れも見せずに意欲の併走追い。ひと叩きされて反応、気合が良化して上積みは見込める。

ダノンティンパニー　Ａ．ルメートル

調教状態

やや重心の高い走りだが、近２走同様に当週にビシッと追う調整。稍重の馬場でも手足の軽い走り。好調。

厩舎コメント

(前走不利)福永助手――前走はゲートのタイミングが合いませんでしたし、直線でも不利が。スムーズではなかったですね。中間はそのまま在厩調整で。力の出せる状態です。距離も1400メートルの方がいいのではと思います。

デュガ　松若風馬

調教状態

少し行きたがったか。好時計はマークしたが、終いは完全に伸び脚が鈍ってしまう。折り合いが課題に。

ホープフルサイン　原優介

調教状態

他厩舎の併せ馬を外ラチ沿いから抜いてきたように、動き自体は悪くないものの、相変わらず脚捌きは硬い。

ボルザコフスキー　Ｂ．ムルザバエフ

調教状態

前走時よりコンタクトがしっかり。一回使ってガス抜きができている。先週は単走で好時計をマークしており、調整過程もいい。結構やれるかも。

メイショウチタン　藤岡康太

調教状態

久々で攻め本数は不足だが、コースと坂路で意欲的に追われて好時計をマークして急ピッチ。息が保てば。

厩舎コメント

(芝に戻し)本田師――前走は行きっぷりが悪かったね。芝なら引っ掛かっていくくらいの馬。現状、1400メートルがベストだと思うし、見直したいところ。

メイショウホシアイ　泉谷楓真

調教状態

中間はコースでいい動きが目立つ。今週も坂路で軽快なフットワークで馬体も細いぐらいに仕上がってきた。

ルプリュフォール　岩田康誠

調教状態

今回は道中から行きっぷりが良すぎて、最後はほぼ一杯に。結果的には攻め強化となった。最近はすぐイレ込む点が心配だが、雰囲気は悪くはない。

ワールドウインズ　角田大河

調教状態

派手さはないが、使われてた効果で随分素軽くなってきた。馬体減りもなく確実に良くなってきた感じ。

2023年阪急杯予想

管理人の予想印

◎ アサカラキング
○ ウインマーベル
▲ ダノンティンパニー
◇ サトノレーヴ
△１ サンライズロナウド
△２ スマートクラージュ
△３ カルロヴェローチェ
△４ メイショウチタン

◎アサカラキング

距離短縮でスピードを生かせるようになって３連勝。特に1400メートルのここ２走は危なげない逃げ切りでとにかく強かった。一段と動きが良くなってデキも充実一途。道悪も苦にしない。重賞でも期待できる。

○ウインマーベル

強豪の追撃を凌いでＧⅡ勝ち。スタートが安定してきたことが結果に結びつくようになってきた。引き続き同じ舞台で相手関係は前走より楽。仕上がりも良好。連勝可能。

▲ダノンティンパニー

前走は不利が重なってチグハグになり、力を出せなかったが、いい決め手があり、能力は重賞級。阪神芝1400メートルも２戦２勝と最適。ただ、切れ味が身上。道悪をこなせれば。

◇サトノレーヴ

体質が弱くてなかなか使い込めないが、それでも５戦４勝。馬体も良く、素質はここでもヒケを取らない。力を出せる仕上がりで1400メートルも守備範囲。厳しい状況でも侮れない。

あとは、
サンライズロナウド、スマートクラージュ、カルロヴェローチェ、メイショウチタン
に注意。

買い目

馬連

軸16　相手１、15、９、２、７、８、５

3連単

１着16
２着１、15、９、２、７、８、５
３着１、15、９、２、７、８、５

3連単

１着１、15、９、２、７、８、５
２着16
３着１、15、９、２、７、８、５