【旧データ】2025年菊花賞過去データ・傾向まとめ【10年分分析】

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上位人気は上々も、人気馬同士の決着は少ない

過去10年、1番人気は複勝率60.0%とまずまず。2番人気は同50.0%だが、連対率も50.0%と高い。ほかに4番人気が連対率40.0%・複勝率50.0%と人気を考慮すれば優秀な成績だ。しかしこの人気別成績からすると意外ながら、3番人気以内馬のワンツー決着は過去10年で一度もなく、単勝1.1倍のコントレイルが優勝した2020年にしても同10倍台前半の2、3番人気は圏外に敗退し、20倍以上の4、5番人気馬が2、3着に入って3連単8740円をつけている。

3連単が大きく荒れたのは2017年くらいだが、4→3→6番人気だった2021年は8万円近く。10番人気までなら6番人気を除く各人気から連対馬が出ており、人気馬に偏りすぎない狙いが必要だろう。ただ、11番人気以下の好走が少ないため、大波乱にはなりづらくなっている印象だ。

神戸新聞杯6着以下からの巻き返しはない

前走レース別では、神戸新聞杯組が【4.3.4.52】連対率11.1%、セントライト記念組が【4.3.2.35】同15.9%。全出走馬の3分の2ほどをこの2レースで占めており、神戸新聞杯組のほうが少し好走馬は多い。最近は別路線組に押されているが、今年からレース間隔が1週開いたことが好結果につながる可能性もある。

その神戸新聞杯組の同レース着順別成績を見ると、好走馬の中心は3着以内だった馬で特に連対馬が安定。神戸新聞杯4~5着馬は好走しても3着まで、そして6着以下だった馬は馬券圏内なし。重要なステップレースで大きく負けているようでは、巻き返しは困難だ。

また神戸新聞杯組の菊花賞での人気別成績も1~3番人気【4.2.2.6】、4~5番人気【0.0.1.8】、6番人気以下【0.1.1.38】と、神戸新聞杯での好走を受けて上位人気に支持された馬が人気通りの走りを見せることが多い。

【神戸新聞杯組の前走着順別成績(過去10年)】

前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 2-0-2-3 28.6% 28.6% 57.1%
2着 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%
3着 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
4~5着 0-0-1-11 0.0% 0.0% 8.3%
6着以下 0-0-0-26 0.0% 0.0% 0.0%

神戸新聞杯組以外も前走3着以内馬を

冒頭でも触れたように、近年は神戸新聞杯組よりも別路線組の好走が目立っている。神戸新聞杯以外からの好走馬は過去10年で表の19頭。2年連続して3着以内馬はすべてこちらから出ている。

この組で3着以内に入った19頭を見ると、基本的には前走でも3着以内だった馬が中心。ただ、セントライト記念組はクリンチャーとタイトルホルダーが大きく巻き返してきた。春のクラシックで上位に入った実績を持つ馬には注意したい。また、条件戦組なら2200m以上のレースを勝ってきていることが条件になる。前走が2勝クラスであったとしても【0.1.4.35】と特に3着候補としては侮れない。

【前走神戸新聞杯以外からの好走馬(過去10年)】

年 馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
15 キタサンブラック 5 1 セントライト記念 6 1
16 レインボーライン 9 2 札幌記念 4 3
17 クリンチャー 10 2 セントライト記念 4 9
ポポカテペトル 13 3 阿賀野川特別 2 1
18 フィエールマン 7 1 ラジオNIKKEI賞 1 2
ユーキャンスマイル 10 3 阿賀野川特別 2 1
19 サトノルークス 8 2 セントライト記念 8 2
20 アリストテレス 4 2 小牧特別 2 1
サトノフラッグ 5 3 セントライト記念 1 2
21 タイトルホルダー 4 1 セントライト記念 1 13
オーソクレース 3 2 セントライト記念 5 3
ディヴァインラヴ 6 3 木曽川特別 1 1
22 アスクビクターモア 2 1 セントライト記念 1 2
23 ドゥレッツァ 4 1 日本海S 1 1
タスティエーラ 2 2 日本ダービー 4 1
ソールオリエンス 1 3 セントライト記念 1 2
24 アーバンシック 2 1 セントライト記念 2 1
ヘデントール 4 2 日本海S 1 1
アドマイヤテラ 7 3 茶臼山高原特別 1 1

穴なら栗東CW組に注目

過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、勝ち馬こそ東西5頭すつながら、全体として好走が多いのは栗東での追い切り馬。まずはこの栗東組の取捨が重要だ。  その大半を占める栗東坂路とCWを比較すると、好走確率が高いのは坂路組。栗東CW組も好走馬は多いが好走確率は低めだ。ただCW組は好走した10頭中6頭が4番人気以下と、穴狙いなら栗東CW組に注目してみてもいいだろう。一方、美浦南W組は過去5年で【3.3.2.17】複勝率32.0%。明らかに近年は好走馬が増えており、今年も警戒は欠かせない。

【主な追い切りコース別成績(過去10年)】

コース 成績 勝率 連対率 複勝率 1~3番人気 同複勝率
栗東坂路 2-4-2-42 4.0% 12.0% 16.0% 2-1-1-5 44.4%
栗東CW 2-3-5-65 2.7% 6.7% 13.3% 1-1-1-6 33.3%
栗東芝 1-0-1-3 20.0% 20.0% 40.0% 1-0-0-0 100.0%
美浦南W 4-3-2-36 8.9% 15.6% 20.0% 2-2-1-6 45.5%
美浦南坂 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3% 0-0-0-0 …

アマキヒ 戸崎圭太

調教状態

劣勢だが、もともと実戦タイプ。2週続けて3頭の真ん中で負荷をかけて、力強さは十分。態勢は整った。

アロンディ 団野大成

調教状態

上がり重点での併せ馬。反応良く先着。実戦タイプのこの馬としては動いた方である。ただ、直線手前が逆で、この点は若さを見せてしまった。メンタル的にはゆったりした馬で肉体面も長距離タイプか。

エキサイトバイオ 荻野極

調教状態

(10月1日にノーザンFしがらきから帰厩)中間は余力残しの調整。その分、多少重かったので今週は騎手騎乗でビシッと追われる。終いは鈍ったが、自己ベストを大幅に更新。攻め強化の効果に期待したい。

エネルジコ C.ルメール

調教状態

栗東入厩。以前の硬さが皆無だし、この馬としては集中力があった。内から追走して相手を抜き去る。日を追う毎に回転力が増してきている。

厩舎コメント

(健康を維持)高柳瑞師――前走は古馬相手にいい走りをしてくれました。中間は放牧を挟み、ダメージをケアしてきました。今週も稽古はしっかりやれたので健康は維持しています。折り合いはつくので距離もこなしてくれるのではないかと思っています。

エリキング 川田将雅

調教状態

尾毛が多いので、非常に横からのシルエットがいい。ほとんどの馬がそうだが、今週はテンションが上がらないように、ゆったりした調整内容。この馬なりのデキ。

厩舎コメント

(ダメージなく順調)福永助手――今週は上がり重点にサッと。前走のダメージもなく順調に調整できました。1回使ったことで更に力の出せる状態で臨めると思います。距離だけはやってみないと分かりません。良馬場が理想です。

ゲルチュタール 坂井瑠星

調教状態

先週ハードにやっているので、今週は上がり重点。ほとんどの馬がこの調整内容。メンタル面でゆったりしており、血統面では晩成。3000メートルで実力発揮か。

厩舎コメント

(継続騎乗が)杉山晴師――前走は強気に勝ちにいく競馬。着差は僅かでも、ジョッキーは交わされる感じはなかったと言っていましたし、勝負根性のあるところを見せてくれましたね。体幹がしっかりして、まっすぐ走れるようになったのがレースにつながっていると思います。青葉賞のパフォーマンスを見ても3歳同士なら差はないと思います。距離はこなせると思っています。何よりジョッキーが継続して乗れるのが一番ですね。

コーチェラバレー 西村淳也

調教状態

先週はラスト10秒台。馬体を大きく見せて肉体面は文句ない。ただ、今週もそうだがやや行きたがって頭が高い。気性的に長距離は心配になる。

ショウヘイ 岩田望来

調教状態

今週はポリトラックで単走。先週までは前進気勢が強く、不安もあったが、目一杯追ってガス抜き終了で、ピタリ折り合って回転力が目立っていた。

厩舎コメント

(折り合えば)友道師――この中間、馬の後ろで折り合いをつけ、3000mを保たせるような調整をしてきました。最後まで諦めないのがこの馬のいいところ。3歳馬同士のレースですし、1周目の坂の下りをうまく折り合って走れればと思います。

ジーティーアダマン 北村友一

調教状態

テンは少し力みがあったが、すぐに折り合って軽快な脚捌きで登坂。この中間はCWで初めてビシッと2本追われて攻めを強化。調整からは上積みは見込めそう。

ジョバンニ 松山弘平

調教状態

先週は行きっぷりが良く、折り合いが心配になったが、今週はリラックスして硬さも感じなかった。在厩調整がかなりいい方に出ている感じはある。

厩舎コメント

(いい雰囲気)杉山晴師――前走は直線で追い出しを待たされるところはありましたが、前哨戦としては合格点。在厩でいくことで2走目でパフォーマンスが上がるので、レース後は在厩調整できました。目論み通り落ち着きがあるし、体も戻っていい雰囲気。3000mを平常心で走ってくれれば。

マイユニバース 武豊

調教状態

9日のCWで78秒、64秒台を馬なりでマークし、先週も余力残しで64秒台を計時。この中間は馬体を大きく見せて良化が顕著。落ち着きがあって気配も引き続き良好。

厩舎コメント

(折り合いが鍵)武幸師――少し気持ちが入り過ぎる面があるので、そこに注意しながらやってきた。状態はいい。距離は心配ないので、あとは、折り合い。週末の天気は特に気にならない。

ミラージュナイト 藤岡佑介

調教状態

北海道帰りだが馬体が減った感じはなく、張りが目立って毛ヅヤも良好。やや重心の高い走りではあるが、バネの利いたフットワークで数字以上の好感触だった。

ヤマニンブークリエ 横山典弘

調教状態

角馬場では非常に落ち着きがあった。今週の水曜日はのめる馬が多かったが、この馬も1回のめった。肉体面は非常に充実。アウトラインはいかにも長距離型。

厩舎コメント

(力もつけ)松永幹師――内でじっとできて上手に走ってくれましたし、皐月賞馬から1馬身ほど。力もつけていますね。その後も順調ですよ。距離は延びますが、スタミナもありますから、立ち回りのうまさを生かせれば。

ラーシャローム 岩田康誠

調教状態

(ジョナスファームから9月26日に帰厩)軽く促す感じも全体的には控えめ。動きは柔らかくて、太め感はない。強調できる感じではないが、気配は悪くない。

ライトトラック 和田竜二

調教状態

先週はいち早く手が動いたが、3頭併せで渋太く先着。今週も馬場の荒れた時間帯で3頭併せ。馬なりで息を整える程度。物見もせず、集中力が増してきた。

厩舎コメント

(流れてほしい)友道師――菊花賞までに一線級と手合わせしたかったので、緒戦は神戸新聞杯へ。決め手勝負で厳しかったけど、頑張っていると思います。スタミナは十分ですが、エンジンのかかりが遅い馬。ペースは前回よりも流れてほしいけど、坂の下りを利してスムーズに上がっていければ。

レイヤードレッド 嶋田純次

調教状態

先週のひと追いで前向きさが出て、今週は楽に並びかけてきた。少し遅れたが余力十分。態勢は整ったか。

レクスノヴァス 横山和生

調教状態

適度に気合が乗ってきたし、四肢の運びも実にシャープ。大型だがスカッと見せてステイヤー仕様に変貌してきた感じすらある。とにかく素軽く好仕上がり。

レッドバンデ 佐々木大輔

調教状態

少し立派に映るくらいの体だが、走り出すと素軽くて前にグングン進むような感じ。気合も更に乗ってきた印象があり、前走以上の雰囲気になったか。

ホープフルSで築かれた序列は、ほぼダービーまで継続し、クロワデュノールを中心にどう配列するかが皐月賞とダービーの予想の根幹を成した。その上位馬は、皐月賞から4着ジョバンニ、ダービーから3着ショウヘイ、5着エリキングが出走してきたが、この3頭で神戸新聞杯の上位を独占したことから、春の勢力図に大幅な変化はない。青葉賞組で未対決の馬との能力比較で予想を組み立てることができる。

管理人の予想印

◎ エリキング
○ エネルジコ
▲ ショウヘイ
◇ ジョバンニ
△1 ゲルチュタール
△2 レッドバンデ
△3 ヤマニンブークリエ

◎エリキング

 

骨折明けで、スタート直後に不利があった皐月賞は参考外だが、ダービーも完調にあったかどうか……。そのダービーで4角14番手は蚊帳の外。上がり600m最速の5着は秋への予告編で、神戸新聞杯はまだ前座に過ぎない。ここを勝って3歳最強馬を証明する。

○エネルジコ

 

青葉賞組がダービーを勝てないのは、短期間に東京芝2400mを2回走るからで、秋に備えてダービーを使わなかったのは賢明。ハンデ戦でない新潟記念2着は、並の3歳馬にはできないことで、イコール高い能力の証左となる。

▲ショウヘイ

 

戦績に瑕が少なく、レース巧者で相手なりに走れるのが最大の長所とも言える。その反面、個性に欠ける嫌いもあるが、いかにも現代競馬向きのタイプ。外の差し馬優勢のトラックバイアスが出現しなければ、好枠も好枠と言える。

◇ジョバンニ

 

皐月賞4着は負けてなお強しの印象を強く与えたが、ダービー前の追い切りではやや集中力に欠ける面を見せていた。見た目にジリッぽいイメージは、別の視点で見れば、距離延長がプラスに働く要素にもなる。トライアル3着馬は人気の盲点になりやすい。

買い目

単勝/複勝

15

馬連

軸9、15
相手4、5、7、9、12、15、18

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