2021年ジャパンカップ過去データと予想分析

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2021年11月28日(日) 東京競馬場 芝2400m

日本競馬では有馬記念と並び、最高額となる1着賞金3億円をほこる国際招待競走・ジャパンC。1990年代までは海外の強豪も多く勝利を収めていたが、98年のエルコンドルパサーを境に日本調教馬が優勢となると外国馬の参戦は減少し、一昨年は初めて日本馬のみによる争いとなり、昨年も15頭中14頭が日本馬だった。その日本馬も、85年のシンボリルドルフや00年のテイエムオペラオーなど超一流馬がずらり。過去10年では、ここ3年で2勝のアーモンドアイをはじめ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナといった名牝が多く優勝している。今年はどの馬がタイトルを手にするのか。過去の傾向を見てみよう。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2020年 220円 110円 350円 330円 610円 300円 1,340円
2019年 510円 180円 2,050円 2,900円 4,810円 2,900円 19,850円
2018年 140円 110円 600円 590円 700円 960円 2,690円
2017年 1,330円 190円 1,780円 1,770円 5,250円 1,300円 13,340円
2016年 380円 150円 2,340円 2,570円 3,990円 8,050円 36,260円
2015年 920円 220円 6,230円 10,160円 18,510円 6,350円 53,920円
2014年 890円 320円 970円 4,120円 7,800円 19,750円 91,790円
2013年 210円 120円 2,090円 2,500円 3,330円 63,800円 224,580円
2012年 660円 170円 610円 700円 1,580円 1,010円 5,550円
2011年 340円 140円 970円 2,300円 4,180円 80,880円 324,680円
日付 着順 馬名 性別 年齢 人気 騎手 斤量 頭数 馬場状態 着差 上り3F 上3F地点差 馬体重 馬体重増減 所属 調教師 種牡馬 間隔 前走開催 前走レース名 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走人気 前走着順 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走頭数 前走馬番 前走走破タイム 前走着差タイム
201129 1着 アーモンドアイ 5歳 1番人気 ルメール 55キロ 15頭 -0.2 34.7 3.1 490キロ 0 (美) 国枝栄 ロードカナロア 4 4東8 天皇賞秋G1 2000 1番人気 1着 33.1 ルメール 56キロ 12頭 9 1578 -0.1
2着 コントレイル 3歳 2番人気 福永祐一 55キロ 0.2 34.3 3.7 456キロ -2 (栗) 矢作芳人 ディープインパクト 5 4京6 菊花賞G1 3000 1番人気 1着 35.2 福永祐一 57キロ 18頭 3 3055 0
3着 デアリングタクト 3歳 3番人気 松山弘平 53キロ 0.2 34.4 3.6 474キロ -6 (栗) 杉山晴紀 エピファネイア 6 4京4 秋華賞G1 2000 1番人気 1着 35.8 松山弘平 55キロ 18頭 13 2006 -0.2
191124 1着 スワーヴリチャード 5歳 3番人気 マーフィ 57キロ -0.1 36.5 0.7 516キロ 2 (栗) 庄野靖志 ハーツクライ 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 5番人気 7着 34.3 横山典弘 58キロ 16頭 4 1571 0.9
2着 カレンブーケドール 3歳 5番人気 津村明秀 53キロ 0.1 36.9 0.4 466キロ 2 (美) 国枝栄 ディープインパクト 6 4京4 秋華賞G1 2000 2番人気 2着 36.2 津村明秀 55キロ 18頭 8 2002 0.3
3着 ワグネリアン 4歳 2番人気 川田将雅 57キロ 0.3 36.6 0.9 458キロ -4 (栗) 友道康夫 ディープインパクト 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 4番人気 5着 34 福永祐一 58キロ 16頭 14 1568 0.6
181125 1着 アーモンドアイ 3歳 1番人気 ルメール 53キロ 14頭 -0.3 34.1 0.3 472キロ -8 (美) 国枝栄 ロードカナロア 6 4京5 秋華賞G1 2000 1番人気 1着 33.6 ルメール 55キロ 18頭 11 1585 -0.2
2着 キセキ 4歳 4番人気 川田将雅 57キロ 0.3 34.7 0 504キロ 8 (栗) 中竹和也 ルーラーシップ 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 6番人気 3着 34.7 川田将雅 58キロ 13頭 10 1570 0.2
3着 スワーヴリチャード 4歳 2番人気 M.デム 57キロ 0.9 34.7 0.6 510キロ 0 (栗) 庄野靖志 ハーツクライ 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 1番人気 10着 34.1 M.デム 58キロ 13頭 5 1583 1.5
171126 1着 シュヴァルグラン 5歳 5番人気 ボウマン 57キロ 17頭 -0.2 34.7 0.4 470キロ -2 (栗) 友道康夫 ハーツクライ 7 4京3 京都大賞G2 2400 1番人気 3着 34 M.デム 57キロ 15頭 3 2231 0.1
2着 レイデオロ 3歳 2番人気 ルメール 55キロ 0.2 34.6 0.7 484キロ 8 (美) 藤沢和雄 キングカメハメハ 9 4阪7 神戸新聞G2 2400 1番人気 1着 34.1 ルメール 56キロ 14頭 8 2246 -0.3
3着 キタサンブラック 5歳 1番人気 武豊 57キロ 0.2 35.3 0 542キロ 0 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 1番人気 1着 38.5 武豊 58キロ 18頭 7 2083 0
161127 1着 キタサンブラック 4歳 1番人気 武豊 57キロ -0.4 34.7 0 536キロ -2 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 7 4京3 京都大賞G2 2400 1番人気 1着 33.6 武豊 58キロ 10頭 1 2255 0
2着 サウンズオブアース 5歳 5番人気 M.デム 57キロ 0.4 34.5 0.6 502キロ -8 (栗) 藤岡健一 ネオユニヴァース 7 4京3 京都大賞G2 2400 3番人気 4着 33.1 M.デム 56キロ 10頭 8 2257 0.2
3着 シュヴァルグラン 4歳 6番人気 福永祐一 57キロ 0.5 34.4 0.8 482キロ 8 (栗) 友道康夫 ハーツクライ 3 5東2 アルゼンHG2 2500 2番人気 1着 33.7 福永祐一 58キロ 15頭 11 2334 -0.1
151129 1着 ショウナンパンドラ 4歳 4番人気 池添謙一 55キロ 18頭 0 33.9 1.4 442キロ 4 (栗) 高野友和 ディープインパクト 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 5番人気 4着 33.4 池添謙一 56キロ 18頭 15 1586 0.2
2着 ラストインパクト 5歳 7番人気 ムーア 57キロ 0 33.9 1.4 494キロ 2 (栗) 松田博資 ディープインパクト 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 9番人気 12着 34.3 菱田裕二 58キロ 18頭 7 1592 0.8
3着 ラブリーデイ 5歳 1番人気 川田将雅 57キロ 0.1 34.3 1.1 486キロ 0 (栗) 池江泰寿 キングカメハメハ 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 1番人気 1着 33.7 浜中俊 58キロ 18頭 8 1584 -0.1
141130 1着 エピファネイア 4歳 4番人気 スミヨン 57キロ -0.7 35 0.2 492キロ 2 (栗) 角居勝彦 シンボリクリスエス 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 4番人気 6着 34.1 福永祐一 58キロ 18頭 5 1599 0.2
2着 ジャスタウェイ 5歳 3番人気 福永祐一 57キロ 0.7 35.1 0.8 498キロ (栗) 須貝尚介 ハーツクライ 8 フランス 凱旋門G1 2400 8着 福永祐一 60キロ 20頭 ---- ----
3着 スピルバーグ 5歳 6番人気 北村宏司 57キロ 0.8 34.8 1.2 508キロ 2 (美) 藤沢和雄 ディープインパクト 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 5番人気 1着 33.7 北村宏司 58キロ 18頭 4 1597 -0.1
131124 1着 ジェンティルドンナ 4歳 1番人気 ムーア 55キロ 17頭 0 33.9 0.2 470キロ 0 (栗) 石坂正 ディープインパクト 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 1番人気 2着 35.8 岩田康誠 56キロ 17頭 9 1582 0.7
2着 デニムアンドルビー 3歳 7番人気 浜中俊 53キロ 0 33.2 0.9 434キロ -6 (栗) 角居勝彦 ディープインパクト 2 5京4 エリザベG1 2200 3番人気 5着 34.1 内田博幸 54キロ 18頭 14 2171 0.5
3着 トーセンジョーダン 7歳 11番人気 ビュイッ 57キロ 0 34.1 0 480キロ 4 (栗) 池江泰寿 ジャングルポケット 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 10番人気 11着 37 メンディ 58キロ 17頭 10 1598 2.3
121125 1着 ジェンティルドンナ 3歳 3番人気 岩田康誠 53キロ 0 32.8 1.9 460キロ -14 (栗) 石坂正 ディープインパクト 6 4京5 秋華賞G1 2000 1番人気 1着 33.1 岩田康誠 55キロ 18頭 14 2004 0
2着 オルフェーヴル 4歳 1番人気 池添謙一 57キロ 0 32.9 1.8 458キロ (栗) 池江泰寿 ステイゴールド 7 フランス 凱旋門G1 2400 2着 スミヨン 60キロ 18頭 ---- ----
3着 ルーラーシップ 5歳 2番人気 ウィリア 57キロ 0.4 32.7 2.4 506キロ -8 (栗) 角居勝彦 キングカメハメハ 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 2番人気 3着 33.1 メンディ 58キロ 18頭 6 1576 0.3
111127 1着 ブエナビスタ 5歳 2番人気 岩田康誠 55キロ 16頭 0 33.9 0.6 464キロ 2 (栗) 松田博資 スペシャルウィーク 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 1番人気 4着 34.7 岩田康誠 56キロ 18頭 5 1564 0.3
2着 トーセンジョーダン 5歳 6番人気 ウィリア 57キロ 0 34.3 0.2 478キロ 0 (栗) 池江泰寿 ジャングルポケット 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 7番人気 1着 34.2 ピンナ 58キロ 18頭 12 1561 -0.1
3着 ジャガーメイル 7歳 14番人気 四位洋文 57キロ 0.3 34 0.8 484キロ -6 (美) 堀宣行 ジャングルポケット 4 4東9 天皇賞秋G1 2000 9番人気 9着 34.8 四位洋文 58キロ 18頭 9 1574 1.3
人気 着別度数 勝率連対率複勝率
1番人気4-1-2-3/1040.0%50.0%70.0%
2番人気1-2-3-4/1010.0%30.0%60.0%
3番人気2-1-1-6/1020.0%30.0%40.0%
4番人気2-1-0-7/1020.0%30.0%30.0%
5番人気1-2-0-7/1010.0%30.0%30.0%
6番人気0-1-2-7/100.0%10.0%30.0%
7番人気0-2-0-8/100.0%20.0%20.0%
8番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
9番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
10番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
11番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
12番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
13番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
14番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
15番人気0-0-0-9/90.0%0.0%0.0%
16番人気0-0-0-7/70.0%0.0%0.0%
17番人気0-0-0-6/60.0%0.0%0.0%
18番人気0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率
天皇賞秋G16-3-8-38/5510.9%16.4%30.9%
秋華賞G12-1-1-2/633.3%50.0%66.7%
京都大賞G22-1-0-15/1811.1%16.7%16.7%
凱旋門G10-2-0-6/80.0%25.0%25.0%
菊花賞G10-1-0-4/50.0%20.0%20.0%
エリザベG10-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
神戸新聞G20-1-0-0/10.0%100.0%100.0%
アルゼンHG20-0-1-18/190.0%0.0%5.3%
オールカG20-0-0-5/50.0%0.0%0.0%
WASJ第216000-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率
前走1着4-3-5-24/3611.1%19.4%33.3%
前走2着1-2-0-20/234.3%13.0%13.0%
前走3着1-1-1-8/119.1%18.2%27.3%
前走4着2-1-0-17/2010.0%15.0%15.0%
前走5着0-1-1-12/140.0%7.1%14.3%
前走6~9着2-1-1-28/326.3%9.4%12.5%
前走10着~0-1-2-25/280.0%3.6%10.7%
単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率
1.0~ 1.41-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
1.5~ 1.90-0-0-0/0   
2.0~ 2.92-2-2-0/633.3%66.7%100.0%
3.0~ 3.92-1-1-3/728.6%42.9%57.1%
4.0~ 4.90-0-1-6/70.0%0.0%14.3%
5.0~ 6.92-1-2-3/825.0%37.5%62.5%
7.0~ 9.92-1-0-6/922.2%33.3%33.3%
10.0~14.91-3-2-9/156.7%26.7%40.0%
15.0~19.90-0-0-9/90.0%0.0%0.0%
20.0~29.90-2-0-8/100.0%20.0%20.0%
30.0~49.90-0-0-20/200.0%0.0%0.0%
50.0~99.90-0-0-21/210.0%0.0%0.0%
100.0~0-0-2-49/510.0%0.0%3.9%
騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
ルメール2-1-0-5/825.0%37.5%37.5%
岩田康誠2-0-0-6/825.0%25.0%25.0%
ムーア1-1-0-6/812.5%25.0%25.0%
池添謙一1-1-0-2/425.0%50.0%50.0%
武豊1-0-1-6/812.5%12.5%25.0%
スミヨン1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%
マーフィ1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
ボウマン1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
福永祐一0-2-1-3/60.0%33.3%50.0%
川田将雅0-1-2-3/60.0%16.7%50.0%
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠4-3-2-8/1723.5%41.2%52.9%
2枠2-0-2-15/1910.5%10.5%21.1%
3枠1-1-2-16/205.0%10.0%20.0%
4枠1-1-0-18/205.0%10.0%10.0%
5枠0-2-0-18/200.0%10.0%10.0%
6枠0-1-0-19/200.0%5.0%5.0%
7枠1-0-3-18/224.5%4.5%18.2%
8枠1-2-1-22/263.8%11.5%15.4%
前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率
3F 1位2-1-3-15/219.5%14.3%28.6%
3F 2位0-4-1-11/160.0%25.0%31.3%
3F 3位5-0-2-9/1631.3%31.3%43.8%
3F ~5位2-1-1-17/219.5%14.3%19.0%
3F 6位~1-2-3-49/551.8%5.5%10.9%
脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率
平地・逃げ1-1-1-7/1010.0%20.0%30.0%
平地・先行5-2-2-27/3613.9%19.4%25.0%
平地・中団4-5-5-58/725.6%12.5%19.4%
平地・後方0-1-2-41/440.0%2.3%6.8%
平地・マクリ0-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率
400~419kg0-0-0-3/30.0%0.0%0.0%
420~439kg0-1-0-5/60.0%16.7%16.7%
440~459kg1-2-1-12/166.3%18.8%25.0%
460~479kg5-2-1-22/3016.7%23.3%26.7%
480~499kg2-3-4-48/573.5%8.8%15.8%
500~519kg1-2-3-34/402.5%7.5%15.0%
520~539kg1-0-0-10/119.1%9.1%9.1%
540~0-0-1-0/10.0%0.0%100.0%
斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
51.5~53kg2-2-1-7/1216.7%33.3%41.7%
53.5~55kg4-2-0-16/2218.2%27.3%27.3%
55.5~57kg4-6-9-111/1303.1%7.7%14.6%
種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ディープインパクト3-4-2-20/2910.3%24.1%31.0%
ハーツクライ2-1-2-11/1612.5%18.8%31.3%
ロードカナロア2-0-0-0/2100.0%100.0%100.0%
ブラックタイド1-0-1-0/250.0%50.0%100.0%
スペシャルウィーク1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
シンボリクリスエス1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
ジャングルポケット0-1-2-8/110.0%9.1%27.3%
キングカメハメハ0-1-2-12/150.0%6.7%20.0%
ステイゴールド0-1-0-13/140.0%7.1%7.1%
ネオユニヴァース0-1-0-4/50.0%20.0%20.0%

優勝馬は5番人気以内

過去10年、1番人気は【4.1.2.3】で複勝率70.0%と安定。他の上位人気馬も悪くない結果を残しており、優勝馬はすべて5番人気以内から出ている。また、2着馬は7番人気以内ばかりで、8番人気以下の馬は2頭しか好走していない。近年はそんな人気馬優勢の傾向に拍車がかかり、過去5年では7番人気以下の好走なし。6番人気も5年前のシュヴァルグラン3着1回のみで、馬券に絡んだほとんどの馬が5番人気以内だった。三冠馬対決に沸いた昨年の1→2→3番人気決着は極端な例にはなるが、基本的には上位人気馬を中心に組み立てたい。

【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】

年 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
1着人気 2 3 1 4 4 1 5 1 3 1
2着人気 6 1 7 3 7 5 2 4 5 2
3着人気 14 2 11 6 1 6 1 2 2 3
単勝 340円 660円 210円 890円 920円 380円 1,390円 140円 510円 220円
馬連 2,300円 700円 2,500円 4,120円 10,160円 2,570円 1,770円 590円 2,900円 330円
馬単 4,180円 1,580円 3,330円 7,800円 18,510円 3,990円 5,250円 700円 4,810円 610円
3連複 80,880円 1,010円 63,800円 19,750円 6,350円 8,050円 1,300円 960円 2,900円 300円
3連単 324,680円 5,550円 224,580円 91,790円 53,920円 36,260円 13,340円 2,690円 19,850円 1,340円

牝馬優勢、牡・セン馬のベテラン苦戦

性別では牝馬が【6.2.1.15】で複勝率37.5%の好成績。好走馬は既にG1を勝っていたり、他のG1でも牡馬相手に馬券に絡むなどといった、いずれも「名牝」と呼べる馬ばかり。エリザベス女王杯をパスしてここに勝負をかけた馬や、同レースから中1週でも駒を進めてくるほどの馬であれば、牡馬とも互角以上の勝負になるため、十分な警戒が必要だ。一方、牡・セン馬の連対は5歳まで。6歳以上のベテランは【0.0.2.44】と連に絡めず、複勝率も4.8%止まりと苦戦している。

【性齢別成績(過去10年)】

性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
4 2-2-3-34 4.9% 9.8% 17.1%
5 2-4-4-33 4.7% 14.0% 23.3%
6 0-0-0-25 0.0% 0.0% 0.0%
7~ 0-0-2-19 0.0% 0.0% 9.5%
全 4-8-9-119 2.9% 8.6% 15.0%
牝馬 3 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
4 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
5 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
全 6-2-1-15 25.0% 33.3% 37.5%

勝ち馬は7番以内か15番より外

枠番別ではすべての枠から連対馬が出ているが、5枠、6枠からは優勝馬なし。馬番別でみると、1~7番が【8.5.6.51】、15~18番が【2.2.2.18】で、その間にあたる8~14番を引いた馬は【0.3.2.65】と勝利がない。連対率や複勝率でも8~14番は他に大きく劣るため、馬券候補には7番以内か15番より外の馬を優先して入れていきたい。  特に1枠は連対率52.9%など抜群。15頭立てだった昨年の1枠はカレンブーケドール1頭で4着だったが、もし16頭立てなら1枠に相当した2枠2番アーモンドアイが優勝した。

天皇賞(秋)組は着順不問

過去10年の3着以内馬30頭は、すべてJRA所属馬。そのJRA馬の前走レース別では、天皇賞(秋)組が【6.3.8.38】と好走馬が多く、複勝率も30.9%をマークする。その天皇賞(秋)優勝馬は高複勝率だが、今年のエフフォーリアはジャパンCに登録なし。2着以下では4着馬の【2.0.0.3】がやや目立つ程度で、下位からの巻き返しには警戒したい。

天皇賞(秋)以外のレース(国内)からなら、悪くても掲示板を確保していることが条件。特に優勝馬5頭は、前走でも馬券に絡んでいた馬から出ている。馬券圏外からでも勝てる天皇賞(秋)組とは、やや違う傾向にあることは注意したい。

【JRA所属馬の前走着順別成績(過去10年)】

前走 前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
天皇賞(秋) 1 1-1-3-1 16.7% 33.3% 83.3%
2 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
3 0-1-1-4 0.0% 16.7% 33.3%
4 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
5 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
6~9 2-0-1-9 16.7% 16.7% 25.0%
10~ 0-1-2-13 0.0% 6.3% 18.8%
その他国内 1 3-2-2-12 15.8% 26.3% 36.8%
2 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
3 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
4~5 0-2-0-14 0.0% 12.5% 12.5%
6~ 0-0-0-23 0.0% 0.0% 0.0%

栗東CWなら5ハロンが遅めの馬

過去10年の3着以内好走馬30頭中24頭が関西馬のため、追い切りも栗東CWか栗東坂路が中心になる。栗東CW組が好走14頭で複勝率34.1%、栗東坂路組が10頭で同18.5%と、特にCW組の成績が良い。

そのCW組の5ハロンの時計を見ると、67秒6以上と遅めだった馬が【2.3.5.7】で複勝率はなんと58.8%。67秒5以下は同15.0%と、大差がついた。これを満たす馬が少ないことは難点になるが、該当馬がいればぜひ注目したい。一方、栗東坂路組は逆にあまり遅いとやや苦戦しており、4ハロン53秒9以上を要した馬は連対率8.0%止まり。53秒8以下なら、同20.7%とまずまずだ。なお、関東馬で優勝したアーモンドアイは2度とも美浦南Wコースだった。

【主な追い切りコース別成績(過去10年)】

コース 時計 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東CW 全 3-5-6-27 7.3% 19.5% 34.1%
5F~67.5 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0%
5F67.6~ 2-3-5-7 11.8% 29.4% 58.8%
5F計時なし 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
栗東坂路 全 5-3-2-44 9.3% 14.8% 18.5%
4F~53.8 3-3-0-23 10.3% 20.7% 20.7%
4F53.9~ 2-0-2-21 8.0% 8.0% 16.0%
美浦南W 全 2-2-0-20 8.3% 16.7% 16.7%
美浦南P 全 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
美浦南坂 全 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%

アリストテレス 横山武史

調教状態

3頭併せの外で楽々と先着。まっすぐ走っていたし、回ったところを考慮すれば、この馬としては時計的にも非常に動いている。イレ込みやすい馬だが、落ち着きが出たのはいいし、前走時とは気配一変。前後の馬体バランスも良く、叩いて一気に本調子。

厩舎コメント

(いい感じ)音無師――今年緒戦のAJCC、続く阪神大賞典と続けて道悪で走ったこともあり、宝塚記念の時には目に見えないダメージが残っていたよう。立て直した前走で良くなっていたし、この秋はいい感じできている。最終追い切りの動きも良かったし、この馬の力は出せると思う。

ウインドジャマー 北村宏司

調教状態

筋肉が盛り上がって逞しい馬体。体を大きく使って、力強さ溢れるフットワークで最後まで抑えたまま。集中力も十分で、気配だけは申し分なし。

オーソリティ C.ルメール

調教状態

併せ馬の先頭を進んで行ったこともあるのだろうが、ムキになっていく場面がなく、最後まで集中した走り。凄い馬体になってきた印象で、俄然、本格化ムード。

厩舎コメント

(元気一杯)太田助手――昨年より斤量を背負っていましたが、成長を感じる内容で勝ってくれました。こちらの想像以上に器の大きい馬で間隔は詰まりますが、反動やダメージはなく元気一杯。中間も遠慮せずに調教はやれましたし、期待しています。

キセキ 和田竜二

調教状態

角居厩舎にいた時と同じ大外を回ってきた。先週負荷をかけているので、今週は仕上がりを確かめる程度。時計になる日が多く濃いいつもの調整内容。適度な落ち着き、適度な気合がいい。体も若々しい。

グランドグローリー C.デムーロ

調教状態

がっしりとしているが、バランスのいいフットワーク。ずっと左手前で気持ちモタれ気味に映ったが、素軽さは十分。気合も乗って、雰囲気はいい。

厩舎コメント

(対応)デュモン助手――9月頃に話をもらって前走後に出走を決めました。カイバをしっかり食べていますし、精神的にも身体的にも問題はありません。2400mは少し長いかもしれませんが対応できる距離。東京競馬場の芝は少し硬いイメージがありますが、多少硬くてもクッション性があれば問題ありません。レースの前半は体力を温存し、後半に力を発揮できるようなレースをしたいですね。

コントレイル 福永祐一

調教状態

この中間は初めてプールを併用しているが、調整には抜かりなし。1週前は助手騎乗ながらCWで7ハロンから好時計をマークしている。当週はいつも通り坂路で済ませたが、まったく無理することなく水準以上のタイム。中3週でも硬さがないのが何より。好気配を保っている。

厩舎コメント

(スタートが鍵)宮内助手――勝ち馬の位置で運べていればという内容でしたから、やはりスタートが鍵でしょう。レース後の回復も早くなり、中間はプールに入れて気分転換を図りながら駐立の練習を。問題はありませんし、動きもいいので、最後にもうひとつタイトルを取らせてあげたいですね。

サンレイポケット 鮫島克駿

調教状態

前走と同様に、先行馬の後ろで折り合いをつけて、直線で内に併せる最終追い切り。ジワジワ加速するタイプだが、今回は追われての反応が良くてギアの切り替えが早くなっている。攻め駆けする馬が相手なので手応え劣勢はまったく気にしなくていい。一戦毎の良化が顕著。

シャドウディーヴァ 横山典弘

調教状態

首をリズミカルに振り、掛かるぐらいの気合。手前を替えて内から並びかけ、叩きつけるような力強い走り。

シャフリヤール 川田将雅

調教状態

1、2週前調教の時計が前走に比べて2秒ほど速く、今回の方が負荷をかける調整ができている。それでも体の使い方が良くなって柔軟性アップ。また少し間隔が開いたが仕上がりも上々。前走よりもいい状態に映る。

厩舎コメント

(絶好の舞台)藤原英師――前走は状態自体は良かったけど、思った以上に悪天候になったことで予想外の競馬になってしまったからね。乗りやすいし、ディープインパクト産駒で瞬発力もあるので絶好の舞台じゃないかな。

ジャパン 武豊

調教状態

常にブルームと一緒に行動をともにして、火曜水曜と併せ馬消化。少し頭は高いが、バネを感じさせるフットワーク。意外と軽い馬場はこなせるのではないか。

厩舎コメント

(力出せる状態)キーティング助手――リラックスしていて、状態に満足しています。ジャパンは気性もいいし、神経質ではないので、レースにも戦略的に臨むことができます。2400mという距離はジャパンにとって合っています。レース当日の馬場については、良馬場が理想です。

ブルーム R.ムーア

調教状態

首を低く下げて、ジワーッと加速してくるようなフットワーク。逞しい体ながら引き締まっており、前走の反動のようなものも感じられない。好調持続なのだろう。

厩舎コメント

(動き良し)キーティング助手――動きが良く、騎乗した厩務員もレースに向けての調整過程に手応えを感じています。ジャパンカップへの出走は米国遠征(ブリーダーズカップ)する前には検討していました。結果が出せるように頑張っていきたいです。

マカヒキ 藤岡康太

調教状態

9歳間近とは思えぬ身体能力で、余裕十分に水準の時計をマークした。ひと頃あった硬さも大分マシに。引き締まった馬体もキープして、変わりなく順調。

ムイトオブリガード 柴田善臣

調教状態

ムチ一発で内からあっさり抜ける形。相手は馬券に絡んだことのない未勝利馬も、自身のアクションは悪くはない。徐々に集中力は出てきてはいる。

モズベッロ 池添謙一

調教状態

馬場が荒れた時間帯で早くから鞍上の手が動いていたが、渋太く脚を使って走り切った。意欲的な乗り込みを消化。この馬なりのデキ。

ユーキャンスマイル 藤岡佑介

調教状態

芝コースで併せ馬。右手前中心のアクションだが、癖のあるこの馬としてはまっすぐ走っていた。馬体にはいい時の迫力がないが、好調の範囲だろう。

ユーバーレーベン M.デムーロ

調教状態

1週前は苦しがる場面はあったが、今週は少しモタれながらも力強い伸び脚。気合はグッと乗ってきた感じで、馬体も締まってきたか。前走以上なのは間違いない。

厩舎コメント

(力を出せば)手塚師――オークスのあとに脚部不安が出て休み明けだった前走は結果的に中身ができていなかった。使ったことで状態は上向き。オークスを勝った東京コースに替わって力を出し切れれば。

ロードマイウェイ 三浦皇成

調教状態

力む面は気にならず折り合って走れていた。大きなトビでスムーズな加速。上積みはどうかだが、デキはいい。

ワグネリアン 戸崎圭太

調教状態

舌を出していた1勝馬に見劣る。上がり時計は悪くないが、印象があまり良くない。底力あるが、特に変わらず。

ステップレース1 天皇賞・秋(G1)

2021年 10月 31日(日) 東京11R 天皇賞・秋 16頭 芝 2000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 5 エフフォーリア 牡3 56 横山 武史 01:57.9 3
2 1 コントレイル 牡4 58 福永 祐一 01:58.0 1 1
3 9 グランアレグリア 牝5 56 C.ルメール 01:58.1 クビ 2
4 8 サンレイポケット 牡6 58 鮫島 克駿 01:58.4 1 3/4 10
5 15 ヒシイグアス 牡5 58 松山 弘平 01:58.7 1 3/4 7

レース回顧

三強対決となった天皇賞・秋。カイザーミノルの逃げでレースは進む。直線に入ると2番手を追走したグランアレグリアが先頭に立つ。道中6番手を追走したエフフォーリアは残り2ハロンでゴーサインを出すと、グランアレグリアを交わして先頭に立って押し切った。コントレイルはスタートが合わずに、エフフォーリアの後ろからレースを進める。直線ではエフフォーリアの外から迫ったが、最後に脚が鈍って2着まで。

ステップレース2 アルゼンチン共和国杯(G2)

2021年 11月 7日(日) 東京11R アルゼンチン共和国杯 15頭 芝 2500m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 10 オーソリティ 牡4 57.5 C.ルメール 02:32.4 1
2 12 マイネルウィルトス 牡5 56 M.デムーロ 02:32.8 2 1/2 4
3 5 フライライクバード 牡4 55 岩田 望来 02:32.9 3/4 3
4 1 レクセランス 牡4 54 戸崎 圭太 02:32.9 ハナ 9
5 9 ディアマンミノル 牡4 54 荻野 極 02:33.0 クビ 7

レース回顧

ボスジラがスローで逃げる展開、オーソリティは12キロ増とやや太め。道中は3~4番手を追走し、直線でも抜群の手応え。残り2ハロンで先頭に立つと、ジワジワ伸びて後続を突き放し、2馬身半差で完勝した。3歳時の昨年は54キロで勝利し、今年は57.5キロでも強かった。マイネルウィルトスは直線で外に持ち出し、オーソリティを射程圏内に収めて伸びたが、差は縮まらなかった。

ステップレース3 京都大賞典(G2)

2021年 10月 10日(日) 阪神11R 京都大賞典 14頭 芝 2400m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 8 マカヒキ 牡8 57 藤岡 康太 02:24.5 9
2 9 アリストテレス 牡4 57 M.デムーロ 02:24.5 ハナ 1
3 11 キセキ 牡7 57 和田 竜二 02:24.6 1/2 4
4 10 ディアマンミノル 牡4 56 荻野 極 02:24.8 1 1/4 11
5 13 ロードマイウェイ 牡5 56 松山 弘平 02:24.8 クビ 12

レース回顧

内枠のベレヌスが1000m通過61秒6のスローペースでレースを作る。直線でダンビュライトが先頭に立ったところを、キセキが交わす。そこにアリストテレスが襲い掛かり、叩き合いの末に、先頭に躍り出る。すると、ゴール直前でマカヒキが豪脚を披露し、一気に差し切った。かつてのダービー馬が、約5年ぶりの勝利を飾った。

昨年、無敗で3冠馬になったコントレイル。その後、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞・秋といずれも敗れている。現役ラストランで復活のVを狙う。  今年のダービー馬シャフリヤールは、秋初戦の神戸新聞杯で不良馬場に泣いて4着。良馬場で巻き返しを狙う。

 

オーソリティは約半年ぶりとなったアルゼンチン共和国杯を57.5キロを背負って快勝した。叩いた上積みも大きく、この相手でも面白い。 そのほか、今年のオークス馬ユーバーレーベン、、昨年の菊花賞でコントレイルを追い詰めたアリストテレス、前走5年ぶりの勝利したダービー馬マカヒキらが出走を予定している。外国馬は前走BCターフ2着のブルームを筆頭に、ジャパン、グランドグローリーらが参戦する。

コントレイル

コンパクトでバランスが整っていて、柔らかく弾力がある良い筋肉は相変わらず。前走は重厚感が出てきたように見えたが今回はそこから研ぎ澄まされた馬体になって来ている。トモの頂点部分の隆起も前走以上で仕上がりは文句なし。

シャフリヤール

3歳でレース経験は浅いのだが完成された馬体で450kg台の馬とは思えないスケール感がある。首差しと背中のラインが綺麗で良い背と腰がある。繋ぎがやや長めなのでトップスピードに入るのは時間が必要そうなので、直線の長い東京の2,400mは最適だと考える。

キセキ

筋肉の量も質もまだまだ若々しく衰えを感じさせない。首差しがスッキリと綺麗に見え、背中と腰の状態は柔らかさと盛り上がりがしっかりと確認出来、状態の良さは勿論のこと改めて素晴らしい馬だと感じる。胴は詰まっているが程良い長さをしており、2,400m~3,000mは適性にハマるので、ハイペースでスタミナ勝負になれば面白そう。

オーソリティ

胴は長めだが芯が入っていて、全てのパーツが柔らかい筋肉を豊富に纏っていて首もとても強く見えバランスの良い馬体。すごくバネがありそうで良い馬だが、脚元は前脚の膝付きに少し不安があるのと後ろ脚が曲飛でややクセがあるのでコーナーで無理に動く競馬は向かないのではないかと考える。馬体からは2,000m~2,500mが合うように思う。

アリストテレス

筋肉の柔らかさが特徴的で首から背中のラインが綺麗な馬体をしている。胴長で前駆に重心が寄り気味だったのだがトモがしっかりして緩さがなくなってきたのでバランスは良化している。トモの緩さがなくなって来た為、本来馬体から見る距離適性の2,000m~2,400mくらいに適応可能なのではないかと考える。右前脚が曲がって見えるので外脚になってしまう左回りにはやや不安が残るが、東京コースなら直線まで無理をしないで走れれば問題はないかと思う。

サンレイポケット

脚長で、皮下脂肪が薄く、必要な箇所にだけしっかりと筋肉を付けていて全体的に柔らかみも見える好馬体。距離としては2,000m~2,400mあたりがベストに見えるので、面白い存在になり得るか。

マカヒキ

バランス、筋肉量とも素晴らしく見応えのある馬体をしている。8歳馬だが、以前からも高評価を与えていた馬体だけに前走勝ってくれた事で、もう一度G1で頑張って欲しい。去年までは首回りが重たくなっていたのだが、今年はややスッキリしてきている。馬体から見ると2,400mは少し長く感じるのだが。

ユーキャンスマイル

胴長で皮下脂肪が薄く、無駄な筋肉がない典型的なステイヤーの馬体をしているがトモの筋肉はしっかりと発達している。状態としては平行線に見えるが、距離延長はプラスになるだろう。スタミナ勝負になる展開になれば面白いと思う。

ワグネリアン

重心はやや低く、首差しが綺麗で前駆と後駆の筋肉量とバランスがとても良い。背中から腰にかけてのラインが良い馬なのだが、今回はその部分に張りがあり今までより状態が良いのが伺え、前走の叩きの効果抜群といった感じだろうか。距離は2,400m以上が合う馬体をしているのでここは期待してみる。

有力な海外馬が3頭も参戦してくれた今年のジャパンカップ。G1勝ち馬が9頭でとても豪華なメンバーが揃った事や、このレースで引退する三冠馬コントレイルなどジャパンカップに相応しいレースとなった。

管理人の予想印

◎(2)コントレイル
〇(17)ワグネリアン
▲(5)キセキ
△(7)オーソリティ
×(9)アリストテレス

買い目

馬連

2、17、5、7、9

馬単

1着 2、17、5
2着 2、17、5、7、9

3連複

2、17、5、7、9

3連単

1着 2、17
2着 2、17、5、7、9
3着 2、17、5、7、9

11月29日(日) 東京競馬場 芝2400m

今回で第40回。日本競馬では有馬記念と並び、最高額となる1着賞金3億円をほこる国際招待競走・ジャパンC。90年代まではシングスピール(96年)やピルサドスキー(97年)など海外の強豪も多く勝利を収めていたが、98年のエルコンドルパサーを境に日本調教馬が優勢となると外国馬の参戦は減少し、昨年は初めて日本馬のみによる争いとなった。その日本馬も、85年のシンボリルドルフや00年のテイエムオペラオーなど超一流馬がずらり。過去10年では、一昨年のアーモンドアイをはじめ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナといった名牝が多く優勝している。今年はどの馬がタイトルを手にするのか。過去の傾向を見てみましょう。
2020年ジャパンカップ予想

枠番 馬番 馬名 性別 年齢 前走 2走前 3走前 4走前 5走前
1 1 カレンブーケドール 4

2着
9月27日
中山2200m稍
2番人気
オールカG2

2着
2月16日
京都2200m重
2番人気
京都記念G2

2着
11月24日
東京2400m重
5番人気
JCG1

2着
10月13日
京都2000m稍
2番人気
秋華賞G1

3着
9月7日
中山2000m良
1番人気
紫苑SG3

2 2 アーモンドアイ 5

1着
11月1日
東京2000m良
1番人気
天皇賞秋G1

2着
6月7日
東京1600m稍
1番人気
安田記念G1

1着
5月17日
東京1600m良
1番人気
ヴィクトG1

9着
12月22日
中山2500m良
1番人気
有馬記念G1

1着
10月27日
東京2000m良
1番人気
天皇賞秋G1

3 ワールドプレミア 4

3着
12月22日
中山2500m良
4番人気
有馬記念G1

1着
10月20日
京都3000m良
3番人気
菊花賞G1

3着
9月22日
阪神2400m良
3番人気
神戸新聞G2

2着
3月16日
阪神2000m稍
2番人気
若葉S(L)

1着
2月16日
京都1800m良
2番人気
つばき賞500

3 4 キセキ 6

5着
11月1日
東京2000m良
4番人気
天皇賞秋G1

2着
10月11日
京都2400m稍
1番人気
京都大賞G2

2着
6月28日
阪神2200m稍
6番人気
宝塚記念G1

6着
5月3日
京都3200m良
3番人気
天皇賞春G1

7着
3月22日
阪神3000m良
1番人気
阪神大賞G2

5 デアリングタクト 3

1着
10月18日
京都2000m稍
1番人気
秋華賞G1

1着
5月24日
東京2400m良
1番人気
優駿牝馬G1

1着
4月12日
阪神1600m重
2番人気
桜花賞G1

1着
2月8日
京都1600m良
3番人気
エルフィ(L)

1着
11月16日
京都1600m良
2番人気
新馬

4 6 コントレイル 3

1着
10月25日
京都3000m良
1番人気
菊花賞G1

1着
9月27日
中京2200m良
1番人気
神戸新聞G2

1着
5月31日
東京2400m良
1番人気
東京優駿G1

1着
4月19日
中山2000m稍
1番人気
皐月賞G1

1着
12月28日
中山2000m良
1番人気
ホープフG1

7 ミッキースワロー 6

5着
9月27日
中山2200m稍
1番人気
オールカG2

3着
5月3日
京都3200m良
4番人気
天皇賞春G1

1着
3月28日
中山2500m良
1番人気
日経賞G2

4着
1月26日
中山2200m稍
2番人気
アメリカG2

3着
11月10日
福島2000m良
2番人気
福島記念HG3

5 8 ウェイトゥパリス 7

9着
10月4日
フランス2400m不
--番人気
凱旋門G1

5着
9月13日
フランス2400m良
--番人気
フォワG2

1着
6月28日
フランス2400m良
--番人気
サンクG1

2着
6月14日
フランス2100m稍
--番人気
ガネーG1

1着
5月31日
フランス2500m良
--番人気
シャンG2

9 トーラスジェミニ 4

8着
11月15日
福島2000m良
4番人気
福島記念HG3

6着
10月11日
東京1800m稍
8番人気
毎日王冠G2

8着
8月23日
札幌2000m良
8番人気
札幌記念G2

4着
7月19日
函館2000m良
5番人気
函館記念HG3

1着
7月5日
函館1800m良
2番人気
巴賞

6 10 パフォーマプロミス 8

6着
10月11日
京都2400m稍
6番人気
京都大賞G2

1着
6月6日
阪神2000m良
10番人気
鳴尾記念G3

3着
4月28日
京都3200m良
8番人気
天皇賞春G1

4着
2月10日
京都2200m良
4番人気
京都記念G2

14着
12月23日
中山2500m稍
7番人気
有馬記念G1

11 クレッシェンドラヴ 6

4着
9月27日
中山2200m稍
4番人気
オールカG2

1着
7月12日
福島2000m重
3番人気
七夕賞HG3

7着
1月5日
中山2000m良
1番人気
中山金杯HG3

1着
11月10日
福島2000m良
1番人気
福島記念HG3

5着
9月22日
中山2200m良
5番人気
オールカG2

7 12 マカヒキ 7

11着
4月5日
阪神2000m良
7番人気
大阪杯G1

4着
11月24日
東京2400m重
12番人気
JCG1

10着
10月27日
東京2000m良
8番人気
天皇賞秋G1

11着
6月23日
阪神2200m良
7番人気
宝塚記念G1

4着
3月31日
阪神2000m良
10番人気
大阪杯G1

13 ユーキャンスマイル 5

4着
11月8日
東京2500m良
1番人気
アルゼンHG2

4着
5月3日
京都3200m良
2番人気
天皇賞春G1

1着
3月22日
阪神3000m良
2番人気
阪神大賞G2

5着
11月24日
東京2400m重
4番人気
JCG1

4着
10月27日
東京2000m良
7番人気
天皇賞秋G1

8 14 ヨシオ 7

6着
7月21日
盛岡2000m良
7番人気
マーキG3

12着
7月12日
函館1700m良
13番人気
マリーンH

12着
6月28日
函館1700m不
10番人気
大沼S(L)

12着
5月17日
京都1400m重
14番人気
栗東SH(L)

7着
5月2日
京都1200m良
11番人気
天王山S

15 グローリーヴェイズ 5

1着
10月11日
京都2400m稍
3番人気
京都大賞G2

17着
6月28日
阪神2200m稍
5番人気
宝塚記念G1

1着
12月8日
香港2400m良
--番人気
香港VG1

6着
10月6日
京都2400m良
1番人気
京都大賞G2

2着
4月28日
京都3200m良
6番人気
天皇賞春G1

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2019年 510円 180円 2,050円 2,900円 4,810円 2,900円 19,850円
2018年 140円 110円 600円 590円 700円 960円 2,690円
2017年 1,330円 190円 1,780円 1,770円 5,250円 1,300円 13,340円
2016年 380円 150円 2,340円 2,570円 3,990円 8,050円 36,260円
2015年 920円 220円 6,230円 10,160円 18,510円 6,350円 53,920円
2014年 890円 320円 970円 4,120円 7,800円 19,750円 91,790円
2013年 210円 120円 2,090円 2,500円 3,330円 63,800円 224,580円
2012年 660円 170円 610円 700円 1,580円 1,010円 5,550円
2011年 340円 140円 970円 2,300円 4,180円 80,880円 324,680円
2010年 880円 200円 690円 710円 1,880円 4,940円 25,110円

近年は4~6番人気に妙味あり

過去10年、1番人気は【3.2.2.3】で複勝率70.0%と安定している。ただ、ここ6年は1番人気が2連対(2勝)、1~3番人気合計でも【3.2.4.9】と5連対止まり。その下の4~6番人気が6年で【3.3.2.10】と、1~3番人気を上回る6連対をマークしている。配当妙味もあるだけに、4~6番人気馬には注目したい。ただ、8番人気以下の馬は過去10年連対がなく、近6年は3着にも入っていないため、穴っぽいところを狙う場合も7番人気までにとどめたい。

牝馬優勢、牡・セン馬のベテラン苦戦

性別では牝馬が【5.3.0.15】で複勝率34.8%の好成績。好走馬は既にG1を勝っていたり、他のG1でも牡馬相手に馬券に絡むなどといった、いずれも「名牝」と呼べる馬ばかり。エリザベス女王杯をパスしてここに勝負をかけた馬や、同レースから中1週でも駒を進めてくるほどの馬であれば、牡馬とも互角以上の勝負になるため、十分な警戒が必要だ。一方、牡・セン馬の連対は5歳まで。6歳以上のベテランは【0.0.2.40】と連に絡めず、複勝率も4.8%止まりと苦戦している。

勝ち馬は7番以内か15番より外

枠番別ではすべての枠から連対馬が出ているが、5枠、6枠からは優勝馬なし。馬番別でみると、1~7番が【8.4.6.52】、15~18番が【2.3.2.20】で、8~14番を引いた馬は【0.3.2.65】と勝利がない。連対率や複勝率でも8~14番は他に大きく劣るため、馬券候補には7番以内か15番より外の馬を優先して入れていきたい。特に1枠1番は【3.2.2.3】複勝率70.0%と優秀だ。

天皇賞優勝馬は安定も……

過去10年の3着以内馬30頭は、すべてJRA所属馬。そのJRA馬の前走レース別では、天皇賞(秋)組が【5.4.8.40】と好走馬が多く、複勝率も29.8%をマークする。ただ、その天皇賞(秋)優勝馬は、連覇を目指した2017年のキタサンブラックが3着に敗退するなど、【0.2.3.1】と勝ち馬なし。複勝率は83.3%と抜群だが、1着候補としては不安が残る。同レース2着馬は今ひとつ、5着以下もあまり良くはないため、天皇賞(秋)組なら、1、3、4着あたりが狙いどころだ。

天皇賞(秋)以外のレースからなら、悪くても掲示板を確保していることが条件。特に優勝馬5頭は、前走でも馬券に絡んでいた馬から出ている。馬券圏外からでも勝てる天皇賞(秋)組とは、やや違う傾向にあることは注意したい。また、前走6着以下からも2頭が馬券に絡んでいるが、2010年3着のヴィクトワールピサ、2014年2着のジャスタウェイともに前走では凱旋門賞に出走。前走が国内(天皇賞・秋以外)で6着以下だった馬は【0.0.0.20】に終わっている。

栗東CWなら5ハロンが遅めの馬

過去10年の3着以内好走馬30頭中25頭が関西馬のため、追い切りも栗東CWか栗東坂路が中心になる。栗東CW組が好走16頭で複勝率36.4%、栗東坂路組が9頭で同18.4%と、特にCW組の成績が良い。

そのCW組の5ハロンの時計を見ると、67秒6以上と遅めだった馬が【2.4.6.8】で複勝率はなんと60.0%。67秒5以下は同15.0%と、大差がついた。昨年は67秒6以上が不在、一昨年は1頭だけとこれを満たす馬が少ないことは難点になるが、一昨年はその1頭・スワーヴリチャードが3着に入っている。一方、栗東坂路組は逆にあまり遅いと苦戦しており、4ハロン53秒9以上を要した馬は複勝率13.0%止まり。53秒8以下なら、同23.1%とまずまずだ。  なお、時計を問わない全体の成績を見ると、栗東坂路【6.2.1.40】、栗東CW【3.6.7.28】と、好走すれば勝利に手が届きやすいのは坂路組。CW組は2~3着止まりも多い。

アーモンドアイ C.ルメール

調教状態

追走して4角では内から並びかける形。最後はルメール騎手が抑えるのに必死な感じで前に出た。いつもの弾むようなフットワークで集中力も抜群。態勢はしっかり整った。

厩舎コメント

(力を出せば)国枝師――天皇賞(秋)は少し重目の不安もありましたが、レース当日はちょうどいい仕上がりでした。スタートを決めて勝ちに行き、早めに先頭に立って詰め寄られましたが、よく凌いでくれました。レース後の疲れもなかったのでここへ。一昨年勝ったレースで今年は無敗の三冠馬が2頭いますが、自分の力を出せば。

ウェイトゥパリス M.デムーロ

調教状態

キャンター時には横へ飛ぶなど気難しさを見せて、ゲートも目隠しをしながら。それでも強めに追ってまずまずの反応。ピッチ走法で動き自体も悪くなかった。

カレンブーケドール 津村明秀

調教状態

首を上手に使い、スナップの利いた弾むような走りで、内から追いつく。先週より動きが良くなり、これで態勢は整っただろう。

厩舎コメント

(リベンジを)国枝師――前走は休み明けでペースが遅かったのもあり、途中から掛かりましたが、最後まで頑張ってくれました。ずっと2着が続いていますが、以前の頼りなさは解消したし、力をつけています。昨年は2着したレースで条件はいいので、リベンジを期待しています。

キセキ 浜中俊

調教状態

引き続き坂路中心の調整。今回は単走での最終追い切りだったが、豪快なフットワークでグイグイと伸びた。一戦毎に素軽さアップ。馬体も黒光りがして、とても見栄えする。

厩舎コメント

(持久力勝負なら)小滝助手――前走はスタートを五分に出て、正攻法のレースができたことは収穫でした。使ったあとは傷みがなくて元気一杯。いい状態を保っていますよ。あとは切れ味勝負より、この距離でタフなペースになって持久力を生かせればと思います。

クレッシェンドラヴ 内田博幸

調教状態

前脚を掻き込んだ力強さ溢れるフットワークで、内外の2頭を圧倒する勢い。体も引き締まり、及第点以上にはなった。

グローリーヴェイズ 川田将雅

調教状態

先週も今週も意欲的に追いかけて、最後はビシビシ追って破格と言えるほどの時計をマーク。馬体も目を引くほど研ぎ澄まされて、かつてなかったほど雰囲気はいい。

厩舎コメント

(順応性高い)尾関師――3頭併せの真ん中で内、外から圧をかける予定でいた最終追い切りはイメージと少し違う形になってしまいました。ただ、この馬自身の動きや時計は良かったですよ。東京コースが初めてな点だけがウイークポイントですが、これまで新潟や香港でも初コースで結果を出してくれているし、順応性の高い馬なので、問題はないと思います。

コントレイル 福永祐一

調教状態

今回はデビュー以来初めて、ジョッキーが跨っての最終追い切り。素軽さ満点のフットワークで駆け抜けた。併せて遅れた1週前の動きには多少物足りなさも感じたが、今週の気配は上々。これなら疲れの心配もなさそう。

厩舎コメント

(やはり一流馬)宮内助手――菊花賞は距離が長いうえ、厳しいプレッシャーを受けながらよく凌いでくれました。その後は短期放牧へ。1週前の追い切りではまだ疲れが残っていたようですが、今週は火曜から福永騎手に跨ってもらい、先週とは凄く違うとの話。回復の早さもやはり一流馬ですね。

デアリングタクト 松山弘平

調教状態

1週前にコースで長めから追われ、今週は坂路でサッと流すいつものパターン。活気十分で素軽い走り。ピカピカの毛ヅヤで、馬体も威圧感たっぷり。引き続き申し分ない気配。

厩舎コメント

(秋華賞以上に)杉山晴師――前走は勝ちに行く競馬で結果を出してくれましたね。レース後は短期放牧を挟みましたが、ここまで思い通りに順調にこれました。今回はガラッとメンバーが変わりますが、オークスが一番強い競馬をしてくれたと思いますし、同じ舞台で走れるのはいいですね。追い切りに跨ったジョッキーも前回より動きが良かったと言ってくれましたし、秋華賞以上の走りができれば。

トーラスジェミニ 田辺裕信

調教状態

外ラチ沿いを単走でびっしりと追われてきていた。元気はいいが、大きくは変わらず。

パフォーマプロミス 岩田望来

調教状態

1週前の52秒3は自己ベスト。坂路主体の追い切りになったのは今年の春からだが、これは素直に評価していいだろう。動き自体にも躍動感が加わってきた。上積みが見込める。

マカヒキ 三浦皇成

調教状態

(ノーザンF天栄から10月30日に帰厩)馬体の張りや毛ヅヤは少し物足りないが、太め感はまったくなし。コース併用で熱心に乗り込まれ、動きも軽快。自身の力は出せるだろう。

ミッキースワロー 戸崎圭太

調教状態

1週前に併せ馬で気合を乗せて、今週は単走で軽く流す程度。鞍上を軽く引っ張るくらいの気合で、脚捌きも上々。態勢整う。

ユーキャンスマイル 岩田康誠

調教状態

中2週。また、日曜にコースで長めから追われているとはいえ、最終追い切りは随分控えめな時計となった。動き自体も力強さが今ひとつ。叩かれたものの、上昇味には乏しい。

厩舎コメント

(安定感ある)友道師――レース間隔が詰まっているし、日曜に3頭併せもやってあるので、最終追い切りは軽目で十分。1回使って上積みが見込めます。GⅠだとワンパンチ欲しいところですが、安定感はある馬ですから。

ヨシオ 勝浦正樹

調教状態

(チャンピオンヒルズから11月7日に帰厩)迫力満点というほどではないが、極端な重め感はないし中間は51秒台が2本。さすがにここでは厳しいだろうが、仕上がりは悪くない。

ワールドプレミア 武豊

調教状態

(ノーザンF天栄から10月21日に帰厩)先々週あたりはいかにも重かったが、武豊騎手が跨ったここ2週はなかなか素軽い動き。黒光りがして馬体も威圧感十分。そう悪くない。

日付 着順 馬名 性別 年齢 人気 騎手 斤量 斤量体重比 馬場状態 天気 所属 調教師 着差 着差 脚質 種牡馬 前走着順 前走レース名
191124 1 スワーヴリチャード 5 3 マーフィ 57 11 (栗) 庄野靖志 -0.1 中団 ハーツクライ 7 天皇賞秋G1
2 カレンブーケドール 3 5 津村明秀 53 11.4 (美) 国枝栄 0.1  3/4 先行 ディープインパクト 2 秋華賞G1
3 ワグネリアン 4 2 川田将雅 57 12.4 (栗) 友道康夫 0.3 1 1/2 中団 ディープインパクト 5 天皇賞秋G1
181125 1 アーモンドアイ 3 1 ルメール 53 11.2 (美) 国枝栄 -0.3 先行 ロードカナロア 1 秋華賞G1
2 キセキ 4 4 川田将雅 57 11.3 (栗) 中竹和也 0.3 1 3/4 逃げ ルーラーシップ 3 天皇賞秋G1
3 スワーヴリチャード 4 2 M.デム 57 11.2 (栗) 庄野靖志 0.9 3 1/2 先行 ハーツクライ 10 天皇賞秋G1
171126 1 シュヴァルグラン 5 5 ボウマン 57 12.1 (栗) 友道康夫 -0.2 先行 ハーツクライ 3 京都大賞G2
2 レイデオロ 3 2 ルメール 55 11.4 (美) 藤沢和雄 0.2 1 1/4 中団 キングカメハメハ 1 神戸新聞G2
3 キタサンブラック 5 1 武豊 57 10.5 (栗) 清水久詞 0.2 クビ 逃げ ブラックタイド 1 天皇賞秋G1
161127 1 キタサンブラック 4 1 武豊 57 10.6 小雨 (栗) 清水久詞 -0.4 逃げ ブラックタイド 1 京都大賞G2
2 サウンズオブアース 5 5 M.デム 57 11.4 小雨 (栗) 藤岡健一 0.4 2 1/2 中団 ネオユニヴァース 4 京都大賞G2
3 シュヴァルグラン 4 6 福永祐一 57 11.8 小雨 (栗) 友道康夫 0.5 クビ 中団 ハーツクライ 1 アルゼンHG2
151129 1 ショウナンパンドラ 4 4 池添謙一 55 12.4 (栗) 高野友和 0 中団 ディープインパクト 4 天皇賞秋G1
2 ラストインパクト 5 7 ムーア 57 11.5 (栗) 松田博資 0 クビ 中団 ディープインパクト 12 天皇賞秋G1
3 ラブリーデイ 5 1 川田将雅 57 11.7 (栗) 池江泰寿 0.1 クビ 中団 キングカメハメハ 1 天皇賞秋G1
141130 1 エピファネイア 4 4 スミヨン 57 11.6 (栗) 角居勝彦 -0.7 先行 シンボリクリスエス 6 天皇賞秋G1
2 ジャスタウェイ 5 3 福永祐一 57 11.4 (栗) 須貝尚介 0.7 4 中団 ハーツクライ 8 凱旋門G1
3 スピルバーグ 5 6 北村宏司 57 11.2 (美) 藤沢和雄 0.8  1/2 後方 ディープインパクト 1 天皇賞秋G1
131124 1 ジェンティルドンナ 4 1 ムーア 55 11.7 (栗) 石坂正 0 先行 ディープインパクト 2 天皇賞秋G1
2 デニムアンドルビー 3 7 浜中俊 53 12.2 (栗) 角居勝彦 0 ハナ 後方 ディープインパクト 5 エリザベG1
3 トーセンジョーダン 7 11 ビュイッ 57 11.9 (栗) 池江泰寿 0 クビ 先行 ジャングルポケット 11 天皇賞秋G1
121125 1 ジェンティルドンナ 3 3 岩田康誠 53 11.5 (栗) 石坂正 0 中団 ディープインパクト 1 秋華賞G1
2 オルフェーヴル 4 1 池添謙一 57 12.4 (栗) 池江泰寿 0 ハナ マクリ ステイゴールド 2 凱旋門G1
3 ルーラーシップ 5 2 ウィリア 57 11.3 (栗) 角居勝彦 0.4 2 1/2 後方 キングカメハメハ 3 天皇賞秋G1
111127 1 ブエナビスタ 5 2 岩田康誠 55 11.9 (栗) 松田博資 0 中団 スペシャルウィーク 4 天皇賞秋G1
2 トーセンジョーダン 5 6 ウィリア 57 11.9 (栗) 池江泰寿 0 クビ 先行 ジャングルポケット 1 天皇賞秋G1
3 ジャガーメイル 7 14 四位洋文 57 11.8 (美) 堀宣行 0.3 1 3/4 中団 ジャングルポケット 9 天皇賞秋G1
101128 2 ローズキングダム 3 4 武豊 55 11.9 (栗) 橋口弘次 0.3 1 3/4 中団 キングカメハメハ 2 菊花賞G1
ブエナビスタ 4 1 スミヨン 55 11.9 (栗) 松田博資 -0.3 降着 中団 スペシャルウィーク 1 天皇賞秋G1
3 ヴィクトワールピサ 3 8 ギュイヨ 55 10.8 (栗) 角居勝彦 0.3 ハナ 先行 ネオユニヴァース 7 凱旋門G1
人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1番人気3-2-2-3/1030.0%50.0%70.0%738672.4
2番人気1-1-3-5/1010.0%20.0%50.0%347444.5
3番人気2-1-0-7/1020.0%30.0%30.0%11767118.2
4番人気3-1-0-6/1030.0%40.0%40.0%26990270.3
5番人気1-2-0-7/1010.0%30.0%30.0%13376123.1
6番人気0-1-2-7/100.0%10.0%30.0%01170.0
7番人気0-2-0-8/100.0%20.0%20.0%0890.0
8番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%0530.0
11番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%01220.0
14番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%01660.0
前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
天皇賞秋G15-4-8-40/578.8%15.8%29.8%5010682.5
京都大賞G22-1-0-14/1711.8%17.6%17.6%10037163.4
秋華賞G12-1-0-2/540.0%60.0%60.0%160112169.8
菊花賞G11-0-0-4/520.0%20.0%20.0%17640228.1
凱旋門G10-2-1-7/100.0%20.0%30.0%0970.0
エリザベG10-1-0-2/30.0%33.3%33.3%01700.0
神戸新聞G20-1-0-1/20.0%50.0%50.0%0700.0
アルゼンHG20-0-1-17/180.0%0.0%5.6%0180.0
オールカG20-0-0-2/20.0%0.0%0.0%000.0
前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
前走1着3-3-4-24/348.8%17.6%29.4%346168.4
前走2着2-2-0-27/316.5%12.9%12.9%352369.2
前走3着1-1-1-7/1010.0%20.0%30.0%13349112.5
前走4着2-1-0-16/1910.5%15.8%15.8%6634144.5
前走5着0-1-1-11/130.0%7.7%15.4%0520.0
前走6~9着2-1-2-27/326.3%9.4%15.6%4394142.2
前走10着~0-1-2-25/280.0%3.6%10.7%0620.0
単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1.0~ 1.41-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%140110140.0
1.5~ 1.90-1-0-0/10.0%100.0%100.0%01100.0
2.0~ 2.91-1-2-0/425.0%50.0%100.0%5212254.9
3.0~ 3.92-1-0-3/633.3%50.0%50.0%12071118.0
4.0~ 4.90-0-1-6/70.0%0.0%14.3%0240.0
5.0~ 6.92-1-2-3/825.0%37.5%62.5%146120145.7
7.0~ 9.93-1-0-8/1225.0%33.3%33.3%22475208.7
10.0~14.91-3-2-10/166.3%25.0%37.5%8312078.7
20.0~29.90-2-1-8/110.0%18.2%27.3%01290.0
100.0~0-0-2-44/460.0%0.0%4.3%0620.0
騎手 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
武豊2-0-1-5/825.0%25.0%37.5%15758206.9
岩田康誠2-0-0-5/728.6%28.6%28.6%14244276.7
ムーア1-1-0-7/911.1%22.2%22.2%235585.9
ルメール1-1-0-6/812.5%25.0%25.0%173178.5
スミヨン1-1-0-3/520.0%40.0%40.0%17886139.4
池添謙一1-1-0-3/520.0%40.0%40.0%18468138.6
マーフィ1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%510180510.0
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1枠4-3-3-8/1822.2%38.9%55.6%121202166.5
2枠1-0-2-16/195.3%5.3%15.8%463252.2
3枠2-1-1-16/2010.0%15.0%20.0%6999189.4
4枠1-0-0-19/205.0%5.0%5.0%10668.2
5枠0-2-0-18/200.0%10.0%10.0%0330.0
6枠0-1-0-19/200.0%5.0%5.0%0140.0
7枠1-0-3-19/234.3%4.3%17.4%404065.3
8枠1-3-1-22/273.7%14.8%18.5%244251.0
前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
3F 1位2-1-3-18/248.3%12.5%25.0%446270.4
3F 2位1-4-0-10/156.7%33.3%33.3%587857.7
3F 3位4-0-2-7/1330.8%30.8%46.2%19586217.3
3F ~5位2-1-1-17/219.5%14.3%19.0%66116145.0
3F 6位~1-2-3-45/512.0%5.9%11.8%74236.3
種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
ディープインパクト3-3-2-16/2412.5%25.0%33.3%7494110.4
ハーツクライ2-1-2-11/1612.5%18.8%31.3%11573196.3
キングカメハメハ1-1-2-11/156.7%13.3%26.7%584064.7
スペシャルウィーク1-1-0-0/250.0%100.0%100.0%170125121.9
ブラックタイド1-0-1-0/250.0%50.0%100.0%190135135.3
ロードカナロア1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%140110140.0
シンボリクリスエス1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%890320890.0
ジャングルポケット0-1-2-10/130.0%7.7%23.1%02540.0
ネオユニヴァース0-1-1-4/60.0%16.7%33.3%01360.0
ステイゴールド0-1-0-12/130.0%7.7%7.7%090.0

アーモンドアイは前走天皇賞・秋を勝利し、G1・8勝の大記録を達成した。ラストランとなる今回で有終の美を飾ることができるだろうか?コントレイルは菊花賞を制して無敗の三冠馬となった。古馬との初対戦でどんな競馬を見せるだろうか。デアリングタクトは休み明けで秋華賞を完勝。史上初の無敗での牝馬三冠を達成した。53キロの斤量が有利に働く可能性がありそうだ。そのほか昨年の2着馬カレンブーケドール、前走京都大賞典を快勝したグロリーヴェイズ、昨年の菊花賞馬ワールドプレミア、G1の上位常連キセキ、外国から参戦のウェイトゥパリスなどが出走を予定している。

カレンブーケドール

背中から腰のラインがしっかりしていて腹袋も立派で牡馬のような馬体をしていて力強い。あえて言うとやや腹袋部分が立派過ぎるという感じはするが、写真は1週前のもので当該週も比較的しっかりと追い切っている事から2,400mは問題無く走りきれるだろう。1枠を活かしたレース運びなら距離ロスも無いのでとても怖い存在になる。

アーモンドアイ

硬い様子も無く前走からの疲れは全く見えない。ゆったりとしているが成熟した馬体で心身ともに充実しているように見える。これだけ柔らかみが見えていれば唯一の不安要素のゲート出もクリア出来そうなイメージ。ラストランで有終の美を飾れる状態にある。

キセキ

筋肉量が豊富で大型馬なのでやはり見応えがある。古馬の牡馬でレースを使い込むと大体このように筋肉がガッチリとしてくるのだが、干上がった様子は無く、むしろ充実した馬体になっている。乗り難しさはあるかもしれないが、枠を活かして無理なく先行していければ、簡単には止まらない仕上がり。

デアリングタクト

前走時で春からの成長があり完成された馬体をしている。冬毛が覆ってきているが、馬体からは硬さは無い。前走同様の馬体のシルエットで変化は無いが一走使った分と輸送でレース当日は少し絞れて来るのではないかと考える。状態は良い意味で平行線。

コントレイル

バランスが良い馬体で、筋肉に柔らかみがあるのが特徴の当馬。成長ラインはまだもう少し先に見える。前走と比べるとややいつもの柔らかさが落ちて見えるのだが、距離適性としては2,400mがベストだと考える。

ミッキースワロー

写真では、やや後ろ脚がガリ股気味に立っているので、通常より背垂れで腹が緩んで見えるが、前走から太くなってはいない。首差しはスッキリとしているが、尾の付け根が力強く、トモ等の体の張りも抜群。軽視出来ない仕上がり。

マカヒキ

相変わらずバランスが良く、つくべき所にしっかりと筋肉があり完璧な馬体。7歳と成熟してこれ以上の上積みは無いのだが、もっと能力を見せても良い馬体をしている。久しぶりだが太め感は無くしっかりと臨戦態勢は整っていると考える。

ユーキャンスマイル

胴長で典型的なステイヤーな馬体をしている前走からの疲れは無く、筋肉の張りが増している事から前走以上パフォーマンスを期待出来る状態にあると考える。距離としてもう少し長い方が良さそうな馬体をしているが、有力どころが潰しあえば豊富なスタミナで飛んで来る可能性もあるか。

グロリーヴェイズ

ゆったりとした馬体で全体が柔らかい筋肉で包まれている。首差しもとても綺麗で、距離の柔軟性がメンバー最上位だと考える。前走を走って引き締まった馬体をしているが柔らかさをキープして背中からトモにかけての筋肉の張りが素晴らしい。好勝負必至。

管理人の予想印

今レースで引退する3歳時の3冠馬かつ現在8冠牝馬のアーモンドアイ、3歳の無敗3冠牡馬コントレイル、同無敗3冠牝馬デアリングタクトの対決に加え、G1馬7頭が揃ったジャパンカップ。ハイレベルな馬達の豪華なレースの前のパドックを見比べるのも素晴らしい体験となる事だろう。

◎(2)アーモンドアイ
○(1)カレンブーケドール
▲(15)グローリーヴェイズ
△(5)デアリングタクト
×(6)コントレイル

買い目
馬連(計7点)
2⇒1、15、5、6
1⇒15、5、6

3連複:1頭軸(計6点)
軸 2
相手 1、15、5、6

3連単:フォーメーション(計24点)
1着 2、1
2着 2、1、15、5、6
3着 2、1、15、5、6

枠馬馬名性齢騎手タイム着差オッズ体重増減通過順上3F(順)調教師
[2] 2アーモンドアイ牝5ルメール 55 2.23.012.2490004-05-04-0434.7( 3)(美)国枝栄
[4] 6コントレイル牡3福永祐一 55 2.23.21 1/422.8456-209-09-09-0934.3( 1)(栗)矢作芳人
[3] 5デアリングタクト牝3松山弘平 53 2.23.2クビ33.7474-607-07-07-0734.4( 2)(栗)杉山晴紀
単勝 2 \220 複勝 2 \110 / 6 \110 / 5 \120
馬連 02-06 \330 (1) 枠連 2-4 \350 (1)
馬単 02-06 \610 (1) ワイド 02-06 \170 (1)/ 02-05 \190 (2)/ 05-06 \220 (3)
3連複 02-05-06 \300 (1/455) 3連単 02-06-05 \1340 (1/2730)
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