2024年夕刊フジ賞オーシャンステークス過去データと予想分析

第19回 オーシャンＳ（Ｇ３）

2024年3月2日（土）中山競馬場　芝1200ｍ

05年までオープン特別として行われていたオーシャンＳ。06年にＧ３の重賞競走に昇格し、春のスプリントチャンピオン決定戦・高松宮記念のステップレースとして位置づけられ、14年から本競走の１着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられている。最近10年では20年のダノンスマッシュ、19年のモズスーパーフレア、22年のジャンダルムなどが、その後Ｇ１レースを制している。昨年はヴェントヴォーチェが勝った。過去のデータからレースの傾向を探る。

オーシャンステークス過去10年間配当金

オーシャンステークス過去10年間結果

オーシャンステークス過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

当サイトの表の読み方をご説明します。
下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

オーシャンステークス
人気別過去データ

オーシャンステークス
前走レース名別過去データ

オーシャンステークス
前走着順別過去データ

オーシャンステークス
前走コース別過去データ

オーシャンステークス
単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

オーシャンステークス
枠番別過去データ

オーシャンステークス
前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

オーシャンステークス
脚質別過去データ

オーシャンステークス
年齢別過去データ

オーシャンステークス
馬体重過去データ

オーシャンステークス
ハンデ別過去データ

オーシャンステークス
種牡馬別過去データ

大荒れもあるが、連対馬は１～３番人気が中心

平均配当は馬連が7453円で、３連単は17万1833円。３連単の配当は２万円以下が３回あるが、10万円以上も５回あり、年によってガチガチから大荒れまでバラバラ。１番人気【3.2.1.4】は複勝率60％でまずまず。１～３番人気【6.6.2.16】で連対馬20頭中12頭を占めている。二桁人気は馬券に絡んだのが４回で、あまり来ない。

馬体重520キロ以上が安定

馬体重別の成績では、500キロ以上の重い馬が好成績を残している。520キロ以上【0.3.4.6】は複勝率53.8％と好走確率が抜群に高く、500～519キロ【4.2.3.24】も複勝率27.3％と上々だ。一方、459キロ未満【0.1.0.25】は壊滅的。やはりスプリント戦は、大型馬が強いといえる。

シルクロードＳ組なら４着以下が狙い目

ステップレースは、シルクロードＳ組【3.2.2.31】は７頭が馬券に絡んでいるが、複勝率は18.4％と今ひとつ。シルクロードＳ組で馬券に絡んだ馬の前走着順は【0.0.1.6】。スプリンターズS組【1.1.2.3】は複勝率57.1％と好走確率が高い。

前走のクラス別成績は、オープン特別組【4.3.1.42】が最多の４勝を挙げているが、複勝率は16.0％とイマイチ。３勝クラス組【1.0.2.12】が複勝率20％で健闘している。

美浦南Ｗでラスト３ハロンの速い馬か遅い馬

追い切りのコース別成績は栗東坂路組【6.4.3.54】が好走馬がもっとも多いが、複勝率は19.4％と平均的。好走確率が高いのは美南Ｗ組【2.4.3.27】が複勝率25％だった。

美南Ｗ組のラスト３ハロンのタイム別成績は、38秒１以下【0.4.1.9】は複勝率35.7％、39秒0以上【2.0.2.5】は同44.4％と好成績だったのに対して、38秒２～38秒９【0.0.0.13】は全滅だった。美浦南Ｗでラスト３ハロンの速い馬か遅い馬を狙おう。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 6-4-3-54 9.0% 14.9% 19.4%
ＣＷ 0-0-1-11 0.0% 0.0% 8.3%
美浦 南坂路 1-1-2-24 3.6% 7.1% 14.3%
南Ｗ 2-4-3-27 5.6% 16.7% 25.0%
その他 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%

【美浦南W組のラスト3ハロンのタイム別の成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～38秒1 0-4-1-9 0.0% 28.6% 35.7%
38秒2～38秒9 0-0-0-13 0.0% 0.0% 0.0%
39秒0～ 2-0-2-5 22.2% 22.2% 44.4%

2023年オーシャンＳ（Ｇ３）調教状態＆コメント

オタルエバー　石川裕紀人

調教状態

前回ほどではないが、中間も好時計を連発。今週は楽な手応えで低い姿勢で力強い動き。依然動きはいい。

厩舎コメント

(状態良く)柴田助手――手応え良く運べていたと思ったけど、終い伸び切れませんでしたね。外枠が応えた感じでした。短期放牧に出して状態はいいし、もっとやれていいはず。

カイザーメランジェ　吉田豊

調教状態

２週前に時計がないのは除外があったため。いつも通り動きはいいが、最近は実戦で不振。アテにできない。

キミワクイーン　Ｍ．デムーロ

調教状態

休ませて馬体は回復。１週前、今週と軽快なフットワークが目立っている。集中力も高かった。丹念に乗り込まれて、とてもいい雰囲気。今度は本領発揮となるか。

厩舎コメント

(好勝負)奥村武師――実が入ってパワーアップ。短距離馬らしいコロンとした体形になってきた。前走で減った体は回復して、実質10キロは成長分。直前もしっかりと追った。輸送時間の短い中山なら、好勝負できる。

グレイトゲイナー　三浦皇成

調教状態

小休止の入った調整だが、金、水と好時計をマーク。水曜はテンに力んだが、全体としてはまずまずの動き。

シナモンスティック　松岡正海

調教状態

馬体は絞れてきたし、毛ヅヤも良化。ただ、今週は内にモタれており、鋭さは今ひとつ。少し不安は残った。

厩舎コメント

(好レース)宗像師――追い切りは単走で馬なりだが、動きは悪くなかったし、今回は体も絞れている。前走は息切れしてしまったが、昨夏の北海道のようなレースができれば、好レース。

シュバルツカイザー　大野拓弥

調教状態

少し行きたがっていたが、前走時もこんな感じ。大型でも動きに重苦しさがなく、脚捌きは上々。気配良し。

厩舎コメント

(発馬が鍵)大竹師――前走はスタートが決まったことが大きい。疲れが見られないので、ここを使って高松宮記念へ。目標は先だから追い込み過ぎないようにしているが、いい状態で臨める。道悪は上手なので馬場状態は問わないが、今回もスタートがどうか。五分に出て流れに乗れれば。

ショウナンハクラク　戸崎圭太

調教状態

相変わらず筋肉質の好馬体。時計、動きとも水準以上だが、もっと動くはずの馬。前回くらいのデキか。

ジュビリーヘッド　横山和生

調教状態

休み明けだが、乗り込み順調。毛ヅヤは良化の余地ありだが、先週の併走追いから気配が良化。まずまず。

ダディーズビビッド　浜中俊

調教状態

久々だが太るタイプではなく、スレンダーなボディ。この馬としてはリラックスしており、折り合いがスムーズ。馬場の荒れた時間帯で加速力もあった。

トウシンマカオ　横山武史

調教状態

併走馬とは脚力が違うといった感じで先着。いつも通りに前向きな姿を見せているし、動きもダイナミック。馬体の充実ぶりも目を引く。万全の態勢が整っている。

厩舎コメント

(力出せる)高柳瑞師――放牧を挟み馬体が増えてプラス20キロくらいで帰厩しました。何とか480キロを切るくらいならと思っています。ただ、中山は初めてでも右回りの1200ｍはベストの条件。極端に馬場が悪くならなければ力を出せるでしょう。

バースクライ　岩田望来

調教状態

いつものように頭が高いが、回転力のあるフットワークでラストは11秒２と切れに切れた。前走崩れたが相手も強かった。状態は決して悪くはない。

厩舎コメント

(中山でも)千田師――前走は力のいる馬場で進みが良くなく、外を回らされて厳しくなりました。前々走の中山を好時計で勝っています。改めて。

バルサムノート　Ｒ．キング

調教状態

テンから少し力み加減だったが、折り合いをつけて終いを追う。反応、伸びともに鋭く、モタれる面もなし。

厩舎コメント

(更に上向く)高野師――前走はオープン、それに初の1200ｍでしたが、しっかりと対応。ポテンシャルの高さを見せてくれました。右へモタれる口向きの課題に関しては、中間の調教で少しずつ解消。成長を感じていますよ。

ビッグシーザー　坂井瑠星

調教状態

中間も意欲的。１週前にビシッと追って当週は馬なりだったが、楽に50秒台をマークして依然好調子。馬体も締まってきたし、手足の運びも軽やか。落ち着き十分。

厩舎コメント

(重賞でも)木下助手――前々走は厳しい展開になりましたからね。前走は完勝でしたし、ジョッキーもいい感触を持ってくれたみたいです。今週は馬なりで50秒９が出たし、中間も順調ですよ。前進気勢も増しているので、更に賞金を加算しておきたいです。

ボンボヤージ　川須栄彦

調教状態

行きっぷり良く、動きもキビキビして、元気もいい。最近はこんな感じでなかなか結果が出ない現状である。

マテンロウオリオン　津村明秀

調教状態

ひと息入ったが、ブリンカーを着用し、集中して走れていた。この距離はどうかだが、気配は上向いてきた。

ヨシノイースター　丸山元気

調教状態

好時計こそ出ていた前走だが、本数自体は中７週で４本と不足気味。その分、上積みがあるし、動きもいい。

2023年オーシャンＳ予想

過去５年の連対馬10頭中８頭が４角４番手以内で、逃げ・先行有利になりやすい。今年も前半600メートル33秒台前半なら、先行有利になる公算が大きいが、機動力と瞬発力があれば、４角７～８番手以内なら十分に間に合うだろう。

管理人の予想印

◎ トウシンマカオ
○ ビッグシーザー
▲ キミワクイーン
◇ シナモンスティック
△１ オタルエバー
△２ シュバルツカイザー
△３ バルサムノート
△４ バースクライ

◎トウシンマカオ

ここへ至る芝1200メートルのレースでは、京阪杯が最もレベルが高い。タイムも速かったし、18着、６着馬がカーバンクルＳ１、２着。なによりも、シルクロードＳで３馬身差圧勝のルガルに２馬身差は圧巻。４角の位置取りだけ。

○ビッグシーザー

京阪杯５着。当時は正攻法に過ぎた嫌いもあるが、卓越したスピードと好センスの裏返しでもあり、ここは好位差しなら逆転も視野に入る。中山の急坂も特に不安はないだろう。

▲キミワクイーン

京阪杯11着。輸送による大幅馬体減が応えたもので、参考外でいい。この中間はパワーアップして攻め強化。前走からプラス20キロぐらいの出走になりそう。輸送時間の短い中山なら好勝負。

◇シナモンスティック

前残りだったことを考えれば、前走は意外な失速。数字以上に重くて、息も整っていなかったようだ。度外視したい。大外枠だが、序盤の好位確保なら十分勝負になる。

買い目

単勝/複勝

15

馬連

軸10、15
相手１、８、９、10、11、14、15、16