2023年京阪杯過去データと予想分析

第68回 京阪杯（Ｇ３）

2023年11月26日（日）京都競馬場　芝1200ｍ

以降は中距離の重賞として1800～2200ｍの距離で争われ、カツラギエースやネーハイシーザー、ダンスパートナー、カンパニーなどのＧ１馬が勝利した。06年に芝1200ｍの別定戦として行われるようになり、芝短距離戦線で活躍してきた実績馬と、今後ビッグレースを目指す新進気鋭のスプリンターが激突する一戦となった。1200ｍになってからは11年のロードカナロア、07年のサンアディユなどの名スプリンターが勝利している。昨年はトウシンマカオが勝利した。今年はどの快速馬が勝つだろうか。過去のデータからレースの傾向を探る。

京阪杯過去10年間配当金

京阪杯過去10年間結果

京阪杯過去10年間結果前走レース

京阪杯
人気別過去データ

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前走レース名別過去データ

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前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

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ハンデ別過去データ

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種牡馬別過去データ

高い確率で人気薄が激走する

平均配当は馬連が１万27円、３連単は51万5878円とかなり荒れている。３連単は20万オーバーが５回も出ている。1番人気【2.2.0.4】で連対率40％でまずまずだが、２番人気【2.0.0.8】は今ひとつ。二桁人気は10年で10頭馬券に絡んでおり、毎年１頭は人気薄が激走する計算になる。

スワンＳ、プリンターズＳで好走した人気馬は危険!?

ステップレースはキーンランドC【3.0.0.5】が勝率37.5％と好成績。スプリンターズＳ組【2.1.2.24】は複勝率17.2％と苦戦。このレースで１～３番人気【1.1.0.10】に支持されると凡走する傾向にある。スワンＳ組【1.3.0.21】は好走馬は多いが勝ち切れない。スワンＳやスプリンターズＳで好走した馬が危険な人気馬になるケースが目立つ。

４歳の牡・セン馬が強く、牝馬は苦戦

性齢別の成績は、牡・セン馬は４歳【3.3.1.11】が複勝率38.9％と好成績。３歳は２勝しているが、２、３着はなし。５歳【1.2.4.21】で複勝率25.0％とまずまずだが、勝ち切れない。牝馬は【2.3.2.55】で複勝率11.3％と全体的に低調だ。

栗東坂路でラスト２ハロンが速い馬

過去10年の京阪杯の調教パターンの傾向を探った。調教コース別の成績では栗東坂路組【9.6.9.93】が好走馬の大部分を占めており、複勝率は19.8％。栗東ＣＷ組【1.3.1.20】が５頭馬券に絡んでいたが、複勝率は20％と平均的。

栗東坂路組のラスト２ハロンのタイムを調べると、24秒5以下【2.3.3.18】は複勝率30.8％と好成績で、24秒6以上【6.3.6.75】だと複勝率16.7％と好走確率がイマイチだった。栗東坂路でラスト２ハロンが速い馬を狙おう。

【調教コース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 9-6-9-93 6.9% 12.1% 19.8%
ＣＷ 1-3-1-20 4.0% 16.0% 20.0%
その他 1-1-1-24 3.7% 7.4% 11.1%

【栗東坂路のラスト2ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～24秒5 2-3-3-18 7.7% 19.2% 30.8%
24秒6～ 6-3-6-75 6.7% 10.0% 16.7%

2023年京阪杯（Ｇ３）調教状態＆コメント

エイシンスポッター　角田大河

調教状態

ひと息入ったが、前走より馬体が締まって見えるし、動きそのものも良化。外見上、悪いところはなさそう。

エクセトラ　岩田望来

調教状態

休み明けの前走時も悪くなかったが、力強い動きで時計以上の感触。ひと叩きされて素軽さも出てきた印象。

キミワクイーン　横山武史

調教状態

丹念に乗り込まれて馬体すっきり。回転の速いフットワークで反応も良かった。活気があって気配は上々。

厩舎コメント

(状態は維持)奥村武師――ＧⅠでしっかり仕上げたので、前走ほどの状態ではないが、いいレベルは維持。問題は輸送で、今はテンションは上がらないが、フィリーズレビューを使った時は舞い上がってしまった。落ち着いていれば、多少の馬体減は大丈夫。

グルーヴィット　幸英明

調教状態

ビシッとハードに追われて好時計は出たが、まだコロンと映って終いの伸びにも切れを欠いた。使いつつ。

グレイトゲイナー　松本大輝

調教状態

勝ったあとも疲れなく、肌艶のいい馬体をキープ。ゴール前の勢いはなかなか良かったし、依然好調キープ。

厩舎コメント

(気持ち重視)清水亮助手――最後は差し返しましたし、ここ２戦は気持ちを損ねず走れています。その後少し疲れは出ましたが、ゆっくり立ち上げ問題なくこられました。重賞でも５着に来たように力はありますから、気持ちを優先したレースをしてくれれば。

シュバルツカイザー　池添謙一

調教状態

道中はかなり行きたがる。何とか我慢させて、最後にひと伸び。気性面に不安はあるが、動きはパワフル。

ショウナンハクラク　松若風馬

調教状態

中２週でも意欲的にビシッと追ってきた。前回よりも少し重く感じたが、これだけ追えれば上出来だろう。

シングザットソング　鮫島克駿

調教状態

小柄な牝馬だが、適度にふっくら見せて肌艶も上々。キビキビとした脚捌きで活気に溢れる動き。依然好調。

厩舎コメント

(力まずに)高野師――追い日は先週より反応が良く、言うことない動き。態勢は整ったと思います。あとは前走同様のコンセプトで、力ませないようにレースができればと。楽しみです。

ジュビリーヘッド　北村友一

調教状態

ひと息入ったが、まとまりある馬体で気分良さそうに登坂。急上昇とはいかないが、毛ヅヤも良く、順調。

厩舎コメント

(見直しを)安田助手――前走は３角で致命的な不利を受けました。寒くなるこの時季に調子を上げるタイプ。それに時計を要している今の京都は合うと思いますよ。スムーズに運べれば。

スマートリアン　柴田善臣

調教状態

大敗後になるが、落ち着き十分。丸みがある馬体はまさに健康体。一歩一歩がしっかりして動きもいい。

ディヴィナシオン　団野大成

調教状態

前走が大幅馬体減でまだ少し張りが物足りない感じがした。元気は良く前進気勢はあったが、やや割引き。

トゥラヴェスーラ　藤岡康太

調教状態

１週前に一杯に追い、当週馬なりは近走のパターン。絶好調時の凄みこそないが、久々でも軽快な動き。

厩舎コメント

(舞台整い)西岡助手――８歳で良化がスローなことを踏まえて早めに帰厩。追う毎に上向き、いつもの姿に戻ってきました。レースでは確実に脚を使ってくれますが、近走はハンデ戦で前残りの決着。ただ、今回は別定戦で最終週の荒れた馬場。ようやく力を発揮できる舞台が整いましたね。

トウシンマカオ　菅原明良

調教状態

今回もバランスのいいフットワークで好時計で楽に追走先着。前脚を叩きつけて動きも抜群。文句なし。

厩舎コメント

(58キロだけ)高柳瑞師――前走は自分のペースで行けたのもありますが、渋太く頑張りました。久々の1400メートルでしたが、現状は1200メートルが合っているし、状態は変わらずいいです。昨年、勝っている相性のいいレースだけに58キロを克服できるようなら。

バンデルオーラ　国分恭介

調教状態

派手さこそないが、引き続き馬体を維持して脚取りもしっかり。中２週になるのでこの調整でいいだろう。

ビッグシーザー　坂井瑠星

調教状態

ここ２走が大きく着順を落としているが、動きは素軽く、デキが悪いとは思えない。馬体も締まってきた。

モズメイメイ　永島まなみ

調教状態

馬体の成長はあまり感じないが、前肢を大きく使って、軽快なフットワーク。動きは引き続き目立っている。

ルガル　西村淳也

調教状態

騎手騎乗でリラックスしてのびのび走れていた。馬体は依然として迫力があるし、全体時計以上の好感触。

厩舎コメント

(1200メートルの方が切れそう)杉山晴師――いい感じできていますよ。前走はゲートで出遅れたし、ラストも同じ脚いろになってしまいました。決め手というところでは1200メートルの方が切れにつながりそう。中間はゲート練習もやってきたので、その効果も期待できますからね。

ヴァトレニ　藤岡佑介

調教状態

久々になるが、中間に51秒台が出ていて、乗り込み順調。脚捌きは力強く、馬体もスカッと仕上がってきた。

2023年京阪杯（Ｇ３）予想

管理人の予想印

◎ トウシンマカオ
○ トゥラヴェスーラ
▲ ルガル
△ キミワクイーン
× シングザットソング
× エイシンスポッター
× モズメイメイ

買い目

馬連

17⇒18、10、5、3、6、12
18⇒10、5、3、6、12

3連複

軸17
相手18、10、5、3、6、12

3連単

1着　17、18
2着・3着　17、18、10、5、3、6

◎トウシンマカオが中心もＯ指数では抜けた馬おらずかつ、ブレが目立つ波乱含みのスプリント・重賞戦。 相手はトゥラヴェスーラを筆頭に、ルガル、キミワクイーンなど。