2024年葵ステークス過去データと予想分析

第７回 葵ステークス

2024年5月25日（土）京都競馬場　芝1200ｍ

３歳短距離路線の充実を図るため、18年に新設された３歳のスプリント重賞。17年まではオープン特別として行われ、09年までは芝1400ｍで争われていた。昨年はモズメイメイが勝利した。オープン特別の時代も含めて、過去10年のデータからレースの傾向を占う。

葵ステークス過去10年間配当金

葵ステークス過去10年間結果

葵ステークス過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

当サイトの表の読み方をご説明します。
下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

葵ステークス
人気別過去データ

葵ステークス
前走レース名別過去データ

葵ステークス
前走着順別過去データ

葵ステークス
前走コース別過去データ

葵ステークス
単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

葵ステークス
枠番別過去データ

葵ステークス
前走上り3F別過去データ

葵ステークス
前走人気別過去データ

葵ステークス
前走クラス別過去データ

葵ステークス
前走場所別過去データ

葵ステークス
前走距離別過去データ

葵ステークス
脚質別過去データ

葵ステークス
年齢別過去データ

葵ステークス
馬体重過去データ

葵ステークス
ハンデ別過去データ

葵ステークス
種牡馬別過去データ

人気薄が来る可能性が高い

平均配当は馬連が8380円、３連単は30万3879円と荒れている。馬連は万馬券が２回飛び出しており、1000円以下はない。１番人気【3.1.1.5】は複勝率50％でまずまず。３番人気【0.1.0.9】は不振で、上位人気の信頼度は今ひとつ。９番人気以下が10回も馬券に絡んでおり、人気薄は１頭は押さえたい。

牡・セン馬の３～４人気が消える

性別の成績は牝馬が優勢だ。連対率は牝馬19.4％に対して、牡・セン馬は8.5％と低い。単勝回収率は牝馬が215％に対して、牡・セン馬は37％と低く、１着は牝馬で狙うのがオススメ。牡・セン馬は１～２番人気【2.2.1.7】はまあまあだが、３～４番人気【0.0.0.6】と全滅だ。

【性別の成績（過去10年）】

性別 成績 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡・セン 3-4-5-70 3.7% 8.5% 14.6% 37 59
牝 7-7-4-54 9.7% 19.4% 25.0% 215 114

１勝クラス組は前走人気で勝利していた馬

ステップレースはオープン特別の橘Ｓ組【3.6.1.28】と１勝クラス組【2.2.2.34】が中心。１勝クラス組は馬券に絡んだ６頭すべてが前走勝利しており、５頭が前走１～２番人気。前走でもある程度期待されていないと厳しい。

栗東坂路でラスト１ハロンの速い馬

追い切りのコース別成績を調べたところ、栗東坂路組【7.9.3.61】が圧倒的に好走馬が多く、複勝率も23.8％と高かった。不振だったのは栗東ＣＷ組【0.0.2.18】。

栗東坂路組のラスト１ハロンのタイム別の成績は、12秒８以下【7.8.2.41】が複勝率29.3％と好走確率が高く、12秒８以上【0.1.1.20】は複勝率9.1％と今ひとつだった。栗東坂路でラスト１ハロンの速い馬が狙い目だ。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 7-9-3-61 8.8% 20.0% 23.8%
ＣＷ 0-0-2-18 0.0% 0.0% 10.0%
美浦 南坂路 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
南Ｗ 1-2-2-25 3.3% 10.0% 16.7%
その他 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%

【栗東坂路組のラスト1ハロンのタイム別の成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～12秒8 7-8-2-41 12.1% 25.9% 29.3%
12秒9～ 0-1-1-20 0.0% 4.5% 9.1%

2024年葵Ｓ（Ｇ３）調教状態＆コメント

アウェイキング　菱田裕二

調教状態

コロンと見せるが実の入った馬体は健在。ハミをかけて内に行く素振りは見せたが活気があって力強い動き。

アスクワンタイム　岩田望来

調教状態

中間はセーブ気味だが、ノドの手術をしてから息遣いが良くなったのか、大分動けるようになった。前進。

エトヴプレ　藤岡佑介

調教状態

今週は軽く促した程度で楽に先着。反応が良くて動きは前走以上。ふっくらとした体つきで毛ヅヤもいい。

厩舎コメント

(心身ともに成長)仲田助手――桜花賞の前あたりから力みが抜け、リラックスできるようになっています。心身ともに成長を感じますね。追い切りに乗ったジョッキーは好感触。1200ｍも良さそうで楽しみです。

エポックヴィーナス　酒井学

調教状態

挫跖で予定が延びる形になったが、直前は単走で軽快なフットワーク。馬体もキチッと仕上がっている。

エリカカリーナ　鮫島克駿

調教状態

バネを感じさせるフットワーク。行きっぷりは今回も抜群。体調面は申し分ない。あとは遠征をクリアなら。

厩舎コメント

(馬体成長)宮田師――前走は初の1200ｍでもスタートを決めて唸るくらいの行きっぷりでした。負かした相手も強くいい内容でした。放牧を挟んで馬体が成長し、気持ちにも余裕が出ました。長距離輸送や相手強化など課題はありますが、楽しみは大きいです。

オーキッドロマンス　内田博幸

調教状態

道中は我慢させてから終い重点に追われてくる。推進力のある走りは、まったく重苦しさを感じさせない。

厩舎コメント

(好位差し)手塚師――今週は輸送もあるので坂路で追い切ったが、動きは良かった。近走は1400ｍで好走しているけど、この距離なら好位差しで更にパフォーマンスを上げられそう。

カルチャーデイ　武豊

調教状態

リセットされて馬体は回復傾向。まだ行きたがる面は残るが、硬さもなく軽快なフットワーク。距離もいい。

厩舎コメント

(この距離で)四位師――体はもう少し増えてほしかったが、カイバはしっかり食べているし、すこぶる順調にこられた。馬込みで力んでしまい、ここ２走は不完全燃焼の競馬に。1200ｍの流れならスムーズなレースができそう。

ガロンヌ　池添謙一

調教状態

リズム重視の併走追い。コンスタントに使われているが、柔軟さがあるし、無駄な動きもせず、依然好調子。

厩舎コメント

(爆発力を)上村師――前走は外を回しながらでもいい勝ち方ができた。1200ｍがベストではないが、あの行きっぷりならこの距離の方がレースはしやすい。むしろ爆発力を引き出せるかも。中２週だけど、状態も変わりないよ。

クリスアーサー　幸英明

調教状態

馬体はほぼ仕上がっているが、道中力んだ影響か追われてからが案外だった。実戦での折り合いが鍵。

厩舎コメント

(1200ｍプラス)渡辺師――力んで走るので1200ｍはプラスですね。前走時より硬さもありません。仕上がりは良さそうなので、道中うまくためが利けば。

シカゴスティング　西村淳也

調教状態

少し開いたがコンパクトにまとまった馬体で毛ヅヤも良好。併走馬に歩調を併せて余力残しだが、まずまず。

ジョーローリット　柴田裕一郎

調教状態

相変わらず張りツヤのいい馬体が目立ち、まさに健康体。やや頭の高い走りだが、デキ落ちなく、順調路線。

ナナオ　和田竜二

調教状態

小柄な牝馬で久々でも馬体は完全に仕上がっている。余力の手応えで楽々と登坂。時計以上に良く見せた。

厩舎コメント

(重賞でも)小栗師――得意な重馬場だったこともあっていい勝ち方でしたが、スピード負けしないので良馬場でも問題ないです。心肺機能がいいから我慢比べの競馬が合っていますし、前走ではソラを使っていたようにまだ余裕もありましたからね。体も成長しているので重賞でも楽しみです。

ナムラアトム　浜中俊

調教状態

久々だが、乗り込み十分。内ラチ沿いをハードに追われてキビキビとした動き。好時計も出て好仕上がり。

厩舎コメント

(勝負できる状態)長谷川師――成長分は勿論ありますが、若干、余裕も感じたので今週もしっかりやりました。トモの動かし方や回転力など思っている以上に良くなっていますし、今の状態でどれだけやれるか楽しみにしています。

ニコラウス　荻野極

調教状態

手先の軽い走りで手前をスムーズに替えると、重心の低いフォームの前進気勢が強い走りで伸びてきていた。

ピューロマジック　横山和生

調教状態

まだ前進気勢が強いが、それでもひと頃より落ち着きがあり、直前も機敏な動き。馬体も仕上がっている。

ペアポルックス　松若風馬

調教状態

中２週の分、オーバーワークを避けて余力残し。若さ同居だが馬体は洗練され、光沢のいい毛ヅヤも目立つ。

厩舎コメント

(1200ｍで)梅田智師――前走はスタートが速過ぎて、競う形になってしまった。敗れはしたけど、強い競馬だったし、1200ｍの方がいい馬なので。

モズトキキ　亀田温心

調教状態

攻め駆けには定評ありだが、ピッチの利いた軽快なフットワーク。格上に胸を借りていい併走追いを消化。

モンシュマン　松山弘平

調教状態

１週前のＣＷでオープン馬を相手に追走併入し、好時計をマーク。少し開いたが太め感なく、動きも軽快。