【旧データ】2023年秋華賞過去データと予想分析

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2023年10月15日(日) 京都競馬場 芝2000m

牝馬三冠のラストを飾る秋華賞。今年は3年ぶりに京都に戻っての開催になる。過去10年では2018年のアーモンドアイが牝馬三冠を達成し、20年にはデアリングタクトが史上初となる無敗での牝馬三冠制覇を成し遂げた。また、ここを制した後にさらなる活躍を見せる馬も多く、そのアーモンドアイはジャパンCに加えドバイターフなどに優勝。19年の優勝馬・クロノジェネシスは春秋グランプリ連覇などと、牡馬相手の大レースを制する馬が続出している。もちろん牝馬限定のエリザベス女王杯やヴィクトリアMの好走馬も多数出ており、ラスト1冠であると同時に、今後へ向けても見逃せないレースだ。そんな一戦の、過去の傾向を見てみよう。

近年の好走馬は人気サイドが中心

過去10年、優勝馬はすべて4番人気以内。2、3着馬も20頭中19頭までが10番人気以内に収まっており、3連単は2013年(3→2→15番人気)こそ23万馬券だったが、その後は9年連続で10万円未満。以前に比べ荒れるレースという印象は薄れている。馬連は最高でも3550円、馬単でも6170円にとどまっているため、ちょっとした好配当を期待するなら3連複や3連単に選択肢は絞られる。ただ阪神代替のここ2年は過去10年の中でも人気サイド寄りの決着で、京都に戻る今年はもう少し穴っぽい馬が絡む可能性はある。

1着候補は450キロ未満か480キロ以上が中心

馬体重別の成績をみると450キロ未満の馬が4勝、480キロ以上の馬が5勝。残る1頭も452キロのクロノジェネシスで、454~478キロは【0.3.6.56】複勝率13.8%と好走馬こそ9頭出ているが優勝馬は皆無だ。また、このレース全馬合計の複勝率は17.3%になるため、この454~478キロは複勝率でみても低めということになる。昨年は牝馬三冠のかかるスターズオンアースが472キロで出走して3着に敗退。敗れた主因がこの馬体重ということもないだろうが、結果としてこのあたりの体重の馬が勝てていないのは気になるところだ。

ローズS掲示板外では苦しい

前走レース別では、ローズ組が過去10年【2.3.7.54】。以前に比べると別路線組に押されつつあるが、それでもレース別の好走馬数は断トツだ。そのローズSで6着以下に敗退していた馬は【0.0.2.26】と本番で大きく巻き返すのは難しく、狙いは5着以内馬になる。複勝率がもっとも高いのはローズS優勝馬で33.3%。2~5着馬は25%前後で極端に大きな差はない。ローズSで上位に入りながらさほど人気になっていない馬が、配当的におもしろい印象だ。2019年は桜花賞で2着の実績がありながら、オークス12着、ローズS4着に敗れていたシゲルピンクダイヤが、10番人気と大きく人気を落としたここで3着に食い込んでいる。

【前走ローズS組の前走着順別成績(過去10年)】

ローズS 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 0-1-2-6 0.0% 11.1% 33.3%
2着 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%
3着 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
4着 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%
5着 0-1-0-3 0.0% 25.0% 25.0%
6着以下 0-0-2-26 0.0% 0.0% 7.1%

ローズS以外なら、前走上位人気馬を

近年優勢になっているのはローズS以外の組。ローズS組は前走着順がカギだったが、その他のレースでは前走人気にも注目したい。表に挙げたように、ローズS以外からの好走馬は18頭中16頭が前走3番人気以内。また同じく16頭が前走3着以内だった。このいずれかに該当しない馬は前走で紫苑Sに出走していたパールコードとマジックキャッスル、そして前走がオークスだったナミュール。両方の条件から外れていたのはマジックキャッスル1頭のため、少なくとも前走人気か着順どちらか一方は「3」以内を満たしている馬を狙いたい。なお、ローズS以外ではこの紫苑Sとオークス組が好走馬の大半を占める。

【前走ローズS以外からの好走馬(過去10年)】

年 馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
13 スマートレイアー 2 2 1000万 1 1
14 ショウナンパンドラ 3 1 紫苑S 1 2
15 マキシマムドパリ 8 3 500万 1 1
16 ヴィブロス 3 1 紫苑S 3 2
パールコード 4 2 紫苑S 2 5
17 ディアドラ 3 1 紫苑S 1 1
18 アーモンドアイ 1 1 オークス 1 1
ミッキーチャーム 5 2 1000万 1 1
19 クロノジェネシス 4 1 オークス 2 3
カレンブーケドール 2 2 紫苑S 1 3
20 デアリングタクト 1 1 オークス 1 1
マジックキャッスル 10 2 紫苑S 6 4
ソフトフルート 9 3 2勝クラス 1 1
21 アカイトリノムスメ 4 1 オークス 2 2
ファインルージュ 2 2 紫苑S 2 1
22 スタニングローズ 3 1 紫苑S 1 1
ナミュール 2 2 オークス 4 3
スターズオンアース 1 3 オークス 3 1

馬ナリ追い切り馬が好走馬の大半

過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、3着以内馬30頭中23頭は馬ナリで追い切られていた。「強目」(末強目等も含む、一杯も同)は不振、「一杯」は率こそ悪くないが近年は該当馬が少ない。  そのため「馬ナリ」だった馬の中から、もうひと絞りしたいところ。コース別の成績をみると、特に栗東坂路で追い切られた馬の好走確率が群を抜いて高かった。【5.3.4.29】と好走馬数も非常に多いため、まず栗東坂路の馬ナリ調整馬に注目だ。

【調教脚色別成績(過去10年)】

脚色 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
馬ナリ 全 8-7-8-96 6.7% 12.6% 19.3%
栗東CW 1-0-3-25 3.4% 3.4% 13.8%
栗東坂路 5-3-4-29 12.2% 19.5% 29.3%
美浦南W 1-2-1-23 3.7% 11.1% 14.8%
美浦南坂 1-1-0-11 7.7% 15.4% 15.4%
その他 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
強目 全 0-2-1-31 0.0% 5.9% 8.8%
一杯 全 2-1-1-14 11.1% 16.7% 22.2%
その他 全 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%

エミュー M.デムーロ

調教状態

直前輸送を踏まえながら強めの追い切り消化。馬体をふっくら見せ体調の良さが窺える気配。

キタウイング 江田照男

調教状態

(9月13日にミルファームから帰厩)一度、美浦に入って、栗東へ。乗り込みは入念で、最終追いは坂路で併走。相変わらずやや重心の高い走りだが、非力さが目立った春とは違い、多少でも馬体が良化して見えた。

グランベルナデット 松山弘平

調教状態

ひと叩きでバランスが良くなり、素軽さも増してきた。終い重点にしても鋭い伸び脚。上積みは大きい。

コナコースト 鮫島克駿

調教状態

(9月13日にノーザンFしがらきから帰厩)先週のCWで77秒1の好時計をマークし、当週も坂路で51秒2。休み明けだが、これだけ意欲的に攻めを消化できたのは好材料。馬体はそれほど大きくないが、背丈が伸びた感じで、脚捌きもキビキビと軽快そのもの。態勢は整う。

厩舎コメント

(流れに乗り)清水久師――前走は発馬で後手に回ってしまいました。それでも直線は脚を使ってくれていました。発馬を決めて流れに乗っていければ。

コンクシェル 幸英明

調教状態

先週一杯に追って自己ベスト。しかもCWで上がりが35秒台。前走は落鉄もあったようだが、今週の行きっぷりの良さから、状態そのものも一変している感じ。

ソレイユヴィータ 武豊

調教状態

速い時計はあまり出ないタイプだから、これで十分。前回が低い姿勢で活気十分の動き。今回はそれには及ばないが、しっかりした脚取りで大敗後も元気はいい。

ドゥーラ 斎藤新

調教状態

(9月15日にドラゴンファームから帰厩)9月28日の坂路の動きが絶品。前走で大幅に減った馬体も回復し、適度にふっくら見せて毛ヅヤも良好。追う毎に走りが素軽くなって、久々を感じさせない動き。いきなり全開。

厩舎コメント

(手応え掴んで)西岡助手――馬体を増やしていい雰囲気で帰厩。1週前にビシッとやったことで競馬モードになってくれたと思います。前走がここにつながる好内容。たとえ雨が降っても大丈夫。強い相手にどこまで迫れるか。

ドゥアイズ 西村淳也

調教状態

(ノーザンFしがらきから9月5日に帰厩)例によって耳覆い付きのメンコ着用も、この馬してはしっかり折り合っていた。先週は大外を回って馬なりで自己ベスト。非常にいい調教過程で、落ち着きも出た。力フルに。

厩舎コメント

(夏を越して成長)庄野師――夏場は北海道でリフレッシュ。以前は口向きに難しさがあったけど、今はハミを頼り過ぎず、自分でバランスをとって走れるようになってきたし、体も大きくなって成長している。内回りの2000mなので、発馬を決めて前で立ち回りたい。

ハーパー C.ルメール

調教状態

(ノーザンF天栄から9月8日に帰厩)3頭併せが続いて、今週は坂路で軽くと思っていたが、コースで長めを追う。この厩舎の牝馬にしてはかなり負荷がかかっていた。前膝の柔軟さが印象的。馬体もパワーアップ。

厩舎コメント

(心身ともに成長)友道師――体重は増えていますが、フレームが大きくなり、幅も出ています。普段の落ち着きも出てきて、心身ともに春からの成長は確実。強い馬がいますが、今の状態でどこまで食い下がってくれるか楽しみ。

ヒップホップソウル 横山武史

調教状態

1週前に意欲的な追い切りを消化。直前は先行して終い重点だったが、素晴らしい集中力。相変わらず全身も使えており、状態面は言うことなし。

厩舎コメント

(前走以上)太田助手――紫苑Sはしっかりとポジションを取り、今までとは違う競馬で頑張ってくれました。中間も厩舎に置いて調整していますが、体のシルエットは前走以上で状態は上がっています。相手は強いですが、前走のような立ち回りができればチャンスはあると思います。

ピピオラ 藤岡康太

調教状態

相手よりかなり内を回ったが、行きっぷりがいいし、肌艶もかなりいい。スレンダーなボディはいつものこと。先週と違って手前の替え方もスムーズ。雰囲気はいい。

フェステスバント 酒井学

調教状態

併せ馬の内。ゴール前は若干抑える感じで、勢いがあった。その分少し先着。先週のズブさに比べると、自己ベストマークしていい感じ。小柄で体も仕上がった。

マスクトディーヴァ 岩田望来

調教状態

あまり速い時計を必要としないタイプでリズム重視は前回同様。レコード駆けの反動もなく、トビの大きな走りは健在。腹回りは細いくらいに仕上がっている。

厩舎コメント

(更に良化)辻野師――前走があれだけの時計でしたから、反動の心配はありましたが、1週前の段階でコース追いができたくらい。むしろ上向いているようです。今ならコーナーが4回の2000mにも対応できそう。あとは天気が保って、良馬場ならと思います。

マラキナイア 池添謙一

調教状態

小柄な牝馬だが、前走で増えた馬体をキープして線の細さはあまり感じない。低い姿勢で四肢のかき込みもなかなかシャープ。使った反動より前進が見込める。

ミシシッピテソーロ 石川裕紀人

調教状態

体をのびのびと使って、楽々と好時計をマーク。馬体もふっくらとしており、疲れも見せずに元気一杯。

モリアーナ 横山典弘

調教状態

1週前に併せ馬で追い切っており、今週は単走で流す程度。バネを利かせて素晴らしい推進力。これならテンションが高くなることもない。好調持続だろう。

厩舎コメント

(雰囲気いい)武藤師――紫苑Sは4角ではとても届かない位置からよく差し切ってくれましたし、ポテンシャルの高さを見せてくれました。帰厩して日が浅かった前走時と比較して今回は時間があったので、余裕を持った調整ができており、落ち着きがあって雰囲気は凄くいいですよ。

ラヴェル 坂井瑠星

調教状態

前走で増えた体をそのまま維持して、春の非力さは皆無。張りツヤが良く、つくべきところに筋肉がつき、成長を感じさせる馬体。ゴール前の伸び脚も実に力強い。

リバティアイランド 川田将雅

調教状態

(ノーザンFしがらきから9月12日に帰厩)馬体が大きくなっているし、メンタル面もどっしりしてきた。朝イチの馬場だったが、力強いフットワークで駆け抜ける。大きく追走して、相手をまったく問題にせず。

厩舎コメント

(仕上がり順調)福永助手――ノーザンFしがらきから9月12日に帰厩し調整してきました。1週前にしっかりやったので、今週はオーバーワークにならないように。動きはいいですし、予定通りです。数字は増えていますが、おそらく480キロ台で出られると思います。久々でも力の出せる仕上がりです。

ステップレース1 ローズS(G2)

2023年 9月 17日(日) 阪神11R ローズS 17頭 芝 1800m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 12 マスクトディーヴァ 牝3 54 岩田 望来 01:43.0 レコード 7
2 5 ブレイディヴェーグ 牝3 54 C.ルメール 01:43.2 1 1/2 1
3 10 マラキナイア 牝3 54 川田 将雅 01:43.5 1 3/4 5
4 9 アンリーロード 牝3 54 吉田 隼人 01:43.6 クビ 10
5 11 ココナッツブラウン 牝3 54 横山 武史 01:43.7 3/4 8

レース回顧

ユリーシャが逃げる展開。マスクトディーヴァは中団追走から、直線で力強く伸びて勝利。JRAレコードを打ち立てた。1番人気のブレイディヴェーグは後方からの競馬となり、最後の直線で追い込んだが1馬身1/2差及ばず2着。マラキナイアは後方追走から直線でよく伸びて3着を確保した。

ステップレース2 紫苑S(G2)

2023年 9月 9日(日) 中山11R 紫苑S 17頭 芝 2000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 2 モリアーナ 牝3 54 横山 典弘 01:58.0 4
2 3 ヒップホップソウル 牝3 54 横山 武史 01:58.1 1/2 2
3 13 シランケド 牝3 54 国分 恭介 01:58.3 1 1/4 9
4 5 キミノナハマリア 牝3 54 C.ルメール 01:58.4 3/4 6
5 7 ミシシッピテソーロ 牝3 54 石川 裕紀人 01:58.5 1/2 8

レース回顧

フィールザオーラが1000m通過58秒1で逃げる。直線に入ると好位追走のヒップホップソウルが抜け出して快勝と思ったところ、後方からレースを進めたモリアーナが馬群を縫って鋭く伸びる。ゴール直前で交わして勝利。1/2馬身差の2着はヒップホップソウル。外から鋭く追い込んだシランケドが3着に上がった。

ステップレース3 オークス(G1)

2023年 5月 21日(日) 東京11R オークス 18頭 芝 2400m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 5 リバティアイランド 牝3 55 川田 将雅 02:23.1 1
2 12 ハーパー 牝3 55 C.ルメール 02:24.1 6 2
3 13 ドゥーラ 牝3 55 斎藤 新 02:24.1 クビ 15
4 1 ラヴェル 牝3 55 坂井 瑠星 02:24.2 3/4 10
5 17 シンリョクカ 牝3 55 吉田 豊 02:24.4 3/4 7

レース回顧

ライトクオンタムが1000m通過60秒ちょうどで逃げる。直線に向くとラヴェルが先頭に立つが、残り200mでリバティアイランドが先頭に交わす。後続を突き放し、2着に6馬身差をつけて完勝。桜花賞に続く二冠を達成した。際どくなった2着争いはハーパーが制す。ドゥーラは鋭く追い込んだがクビ差の3着。ラヴェルが4着に粘った。

衝撃的な2歳新馬戦、負けてなお強しだったアルテミスSから、次に負けるまではずっと本命を打つと決めていたリバティアイランド。オークスまでは期待通りで、勿論ここも通過点。次走がジャパンカップでも本命を打てる名牝で、相手もハーパーでほぼ決まり。そんな印象を持っている。

管理人の予想印

◎ リバティアイランド
○ ハーパー
◇ マスクトディーヴァ
△1 ドゥーラ
△2 コナコースト
△3 グランベルナデット
△4 ラヴェル

◎リバティアイランド

先を見据えた桜花賞こそ辛勝だったが、内容的には完勝で、オークスの勝ち方から見ても、京都内回りが足枷になることはまずあり得ない。余力で勝って次走へつなげる、そんなレースを期待したい。

○ハーパー

京都の内回りに舞台を移せば、オークスの着差は当然縮まるが、接戦の2着だったことを踏まえれば、逆転は望み薄で、相手の筆頭と見るべきだろう。むしろ、対等のレースをした時に取りこぼす不安がある。

◇マスクトディーヴァ

リバティアイランドと未対戦。その点で未知の魅力はあるが、一にも二にも、ローズSの超高速決着の反動の有無に尽きる。こうしたことは見た目や調教では分からないものだ。

△ドゥーラ

オークス3着だが、札幌3勝という小回りと洋芝適性の顔も合わせ持つ。一瞬の脚が要求される京都の内回りに対応できるかどうか。以下はオークスが年明け4戦目で上がり目がなかったコナコースト、紫苑Sで1番人気に支持されたグランベルナデット、ローズSで2番人気に支持されたラヴェルに印を打った。トライアルは着順より人気を実力のバロメーターとした。

買い目

単勝/複勝

6

馬連

軸6
相手2、4、5、7、10、13

  • 菊花賞過去10年データ【2026年】予想・京都芝3000m GⅠ徹底分析
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