2019年12月8日(日)阪神11R阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)有力馬情報
リアアメリア 将来の桜花賞馬候補
新馬戦から3戦目。外枠からアルテミスSを制し、阪神ジュベナイルフィリーズ制覇を狙う。父はディープインパクト。母のリアアントニアはBCジュヴェナイルフィリーズ馬(GⅠ)。リアアメリアの実力なら何の問題もないはずだ。早熟の傾向があるため、外を回されなければチャンスも多い。まだ幼さが残るため掛かり具合も心配されるが、川田の技術に任せたい。新馬戦でも上がりの速い競馬ができているため、今回も好走するだろう。
レシステンシア 迫力満点の馬体を披露
リアアメリアと同じ2戦2勝。6番人気からファンタジーSを勝ち、追い切りでも動きが良い。坂路馬なりで3F43.8と1F15.0。余裕を残した仕上がりなので、本番が楽しみだ。父はダイワメジャー。母のマラコスタムブラダはヒルベルトレレナ大賞馬(GⅠ)。レシステンシアは完成度も高いため、強気で攻めればゴールを望める。疲れもなくテンのスピードも速いので、1600mを走り切るスタミナも備えているだろう。派手な勝ち方はしないかもしれないが、堅実な競馬ができる。
クラヴァシュドール 2歳牝馬の女王へ
新馬戦1着。サウジアラビアRC2着。阪神の高速馬場にも対応し、速い上がりで先着するだろう。前走は相手が牡馬だったこともあり2着に終わっているが、牝馬だけのレースなら自慢の脚を披露できる。父はハーツクライ。母のパスオブドリーズは成績も残されていないが、クラヴァシュドールの安定感を持ってすれば今回は条件も良い。同厩舎からの2頭出しは人気薄を狙うのが定番なので、リアアメリアが飛んだとすればこの馬に勝機もあるはずだ。成長も著しく勝てる要素が揃っている。
ウーマンズハート トップクラスの好時計
新馬戦と新潟Sに勝利し、ビュイックと供にGⅠタイトルも獲るだろう。文句なしの軸馬で、高速馬場にも着いて行ける。父はハーツクライ。母のレディオブパーシャは500万下クラスだが、ウーマンズハートはデビュー前から素晴らしい脚を見せているため、今回も活躍できるはずだ。スタミナ強化も順調。クラッシックへ向けて準備段階に進んでいるので、好意につけて脚を使って欲しい。初めての右回りになるが、怯むことなく挑めるはず。
結論
阪神芝1600mは桜花賞と同じ。最後の直線で追い比べになることも多く、内枠有利と言われている。過去10年では1600mで優勝経験のある馬が連対率も高く、ウーマンズハートやリアアメリアが当てはまるだろう。差し馬の活躍も目立つため、クラヴァシュドールのレース運びに注目したい。勢いづいているレシステンシアも見逃せない。近年の阪神ジュベナイルは人気馬で決まる傾向もあり、名前の挙がっている有力馬が混戦するかもしれない。