2019年11月24日(日)東京11Rジャパンカップ（GⅠ）有力馬情報

ユーキャンスマイル　悲願のGⅠ獲得へ

前走の天皇賞（秋）は4着。前々走の新潟記念は1着。近7走は掲示板を外さず結果を残している。2018年の菊花賞は3着にも食い込んでいるので、この馬の強さは嘘ではない。父はキングカメハメハ。母のムードインディゴは府中牝馬Sの1着馬。ユーキャンスマイルは左回りに実績があるため、相性の良い岩田とのコンビでGⅠを手にして欲しい。距離が伸びれば伸びるほど脚が温まり、東京なら末脚が炸裂するだろう。最後まで力を溜めておき、タイミングを見て仕掛けてもらいたい。

ワグネリアン　ダービー馬の強さを見せつける

天皇賞（秋）は5着。札幌記念は4着。まずまずの成績を残し、GⅠレースの常連として名前を連ねてきた。ワグネリアンは2018年のダービー馬。内枠へ入ればレース展開も有利となり、本来の脚を活かせるはずだ。父はディープインパクト。母のミスアンコールは未勝利馬だが、この馬は高速馬場にも対応できるため本番が楽しみだ。「ダービー馬は活躍できない」との評価もあるが、人気に応えて先着してくれるだろう。先行すれば勝機もあるので、マークされても払いのけ前へ進んでもらいたい。

レイデオロ　ジャパンカップに近いGⅠ馬

2017年ダービー。2018年の天皇賞（秋）を制覇し、文句のつけようがない実績を誇っている。2017年のジャパンカップは優勝を逃がしているので、今回こそは栄光を手にして欲しい。父はキングカメハメハ。母のラドラーダは1600万下クラスだが、レイデオロの血統や能力を考えればジャパンカップ王者の最終力候補だ。騎手に合わせて走るため、乗り替わったビュイックと供に後方から追い込んでもらいたい。東京とは相性も良いで、3つ目のGⅠを獲れるだろう。

ムイトオブリガード　中波乱をもたらす穴馬

前走のアルゼンチン共和国は見事な1着。得意の左回りでジャパンカップの連に絡んでくるはずだ。父はルーラーシップ。母のピサノグラフは1000万下クラスだが、ムイトオブリガードなら馬群の隙間をついて府中のゴールを目指せるだろう。鞍上するルメールは東京2400ｍに強く、この馬の末脚をうまく操ってくれるに違いない。ルーラシップ産駒はジャパンカップで2着の成績に止まっているが、今度こそ勝利を味わってもらいたい。追い切りも仕上がっているため、混戦をもたらしてくれるかもしれない。

結論

東京芝2400ｍはダービーやオークスと同じ。ゴール版を通り越してコースを一周する。逃げ馬がペースを作る傾向もあるが、どんな展開になるのかはスタートしてみなければわからない。実績や経験ならレイデオロやワグネリアン。伏兵としてユーキャンスマイル。ムイトオブリガードのレース運びにも注意したい。さらに2019年に限っては、国際レースにも関わらず海外からの参戦がない。そのため有馬記念の前哨戦に近く、意外なところから強い馬を発掘できる可能性もある。