2021年天皇賞(春)過去データと予想分析

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2021年5月2日(日) 阪神競馬場 芝3200m

春の古馬頂上決戦・天皇賞(春)。今年は京都競馬場が改修工事のため、阪神競馬場の芝3200mを舞台に行われる。近年はどちらかといえばステイヤー決戦の色合いが濃くなっているが、そんな中でも多くの実力馬がここを春の最大目標に定めて駒を進めてくる。そんな中、オルフェーヴルやゴールドシップ、キズナといった実績馬が馬券圏外に敗退した一方で、15年にはゴールドシップが3度目の挑戦で念願のタイトルを手にすると、続く2年はキタサンブラックが連覇。そして18年レインボーラインを挟み、ここ2年は菊花賞馬・フィエールマンが2連覇で長距離王としての貫禄を見せている。今年はどんな結果が待っているのか、過去10年の結果を見てみよう。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2020年 200円 130円 1,110円 5,770円 7,410円 13,500円 55,200円
2019年 280円 150円 1,480円 1,780円 2,470円 16,410円 49,110円
2018年 600円 190円 1,020円 1,030円 2,510円 2,060円 11,650円
2017年 220円 110円 1,090円 1,040円 1,430円 610円 3,780円
2016年 450円 170円 6,650円 20,160円 29,950円 32,350円 242,730円
2015年 460円 260円 690円 6,060円 8,480円 57,160円 236,300円
2014年 1,150円 310円 780円 2,080円 5,670円 38,790円 211,180円
2013年 620円 300円 2,710円 3,190円 6,500円 21,880円 111,830円
2012年 15,960円 3,720円 3,580円 61,570円 208,630円 97,140円 1,452,520円
2011年 1,690円 550円 2,970円 6,810円 15,590円 25,530円 189,840円
日付 着順 馬名 性別 年齢 人気 騎手 斤量 頭数 距離 馬場状態 着差 上り3F 上3F地点差 馬体重 馬体重増減 多頭出し 所属 調教師 種牡馬 間隔 前走開催 前走レース名 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走人気 前走着順 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走頭数 前走馬番
200503 1 フィエールマン 5 1 ルメール 58 14 芝3200 0 34.6 1.4 490 8 (美) 手塚貴久 ディープインパクト 19 5中8 有馬記念G1 2500 6 4 36 池添謙一 57 16 5
2 スティッフェリオ 6 11 北村友一 58 0 35.1 0.9 446 -2 * (栗) 音無秀孝 ステイゴールド 5 3中1 日経賞G2 2500 9 3 36.1 田辺裕信 57 14 12
3 ミッキースワロー 6 4 横山典弘 58 0.4 35.3 1.1 478 0 (美) 菊沢隆徳 トーセンホマレボシ 5 3中1 日経賞G2 2500 1 1 35.7 横山典弘 56 14 14
190428 1 フィエールマン 4 1 ルメール 58 13 0 34.5 0 480 0 (美) 手塚貴久 ディープインパクト 14 1中7 アメリカG2 2200 1 2 34 ルメール 57 11 4
2 グローリーヴェイズ 4 6 戸崎圭太 58 0 34.4 0.1 456 2 (美) 尾関知人 ディープインパクト 15 1京4 日経新春HG2 2400 1 1 36.8 M.デム 55 16 2
3 パフォーマプロミス 7 8 北村友一 58 1 35.2 0.3 452 -8 (栗) 藤原英昭 ステイゴールド 11 2京6 京都記念G2 2200 4 4 35 福永祐一 57 12 7
180429 1 レインボーライン 5 2 岩田康誠 58 17 0 35.2 0.7 452 -2 (栗) 浅見秀一 ステイゴールド 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 3 1 35.8 岩田康誠 56 11 7
2 シュヴァルグラン 6 1 ボウマン 58 0 35.8 0.1 474 4 (栗) 友道康夫 ハーツクライ 4 2阪4 大阪杯G1 2000 4 13 35.2 三浦皇成 57 16 4
3 クリンチャー 4 4 三浦皇成 58 0.1 35.7 0.3 488 2 (栗) 宮本博 ディープスカイ 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 1 3 36.6 武豊 56 11 8
170430 1 キタサンブラック 5 1 武豊 58 -0.2 35.3 0.2 536 -4 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 4 2阪4 大阪杯G1 2000 1 1 34.3 武豊 57 14 5
2 シュヴァルグラン 5 4 福永祐一 58 0.2 35.2 0.5 468 -6 (栗) 友道康夫 ハーツクライ 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 2 2 35.9 福永祐一 57 10 3
3 サトノダイヤモンド 4 2 ルメール 58 0.2 35 0.7 506 0 (栗) 池江泰寿 ディープインパクト 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 1 1 35.4 ルメール 57 10 9
160501 1 キタサンブラック 4 2 武豊 58 18 0 35 0 524 0 (栗) 清水久詞 ブラックタイド 4 2阪4 産経大阪G2 2000 5 2 33.6 武豊 58 11 7
2 カレンミロティック 8 13 池添謙一 58 0 34.8 0.2 458 -2 (栗) 平田修 ハーツクライ 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 5 6 36.7 秋山真一 56 11 1
3 シュヴァルグラン 4 3 福永祐一 58 0.2 34.5 0.7 468 -2 (栗) 友道康夫 ハーツクライ 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 1 1 34.9 福永祐一 55 11 11
150503 1 ゴールドシップ 6 2 横山典弘 58 17 0 35 0.3 510 2 (栗) 須貝尚介 ステイゴールド 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 1 1 35.5 岩田康誠 58 10 8
2 フェイムゲーム 5 7 北村宏司 58 0 34.5 0.8 456 0 (美) 宗像義忠 ハーツクライ 10 1東7 ダイヤモHG3 3400 1 1 34.6 北村宏司 58 16 16
3 カレンミロティック 7 10 蛯名正義 58 0.1 35.3 0.1 454 0 (栗) 平田修 ハーツクライ 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 6 4 36.4 M.デム 56 10 6
140504 1 フェノーメノ 5 4 蛯名正義 58 18 0 34.3 0.5 498 10 (美) 戸田博文 ステイゴールド 5 3中1 日経賞G2 2500 2 5 34.9 蛯名正義 58 15 8
2 ウインバリアシオン 6 3 武幸四郎 58 0 34.1 0.7 526 0 (栗) 松永昌博 ハーツクライ 5 3中1 日経賞G2 2500 1 1 33.9 岩田康誠 56 15 10
3 ホッコーブレーヴ 6 12 田辺裕信 58 0 34 0.8 478 -2 (美) 松永康利 マーベラスサンデー 5 3中1 日経賞G2 2500 10 2 34.3 田辺裕信 56 15 11
130428 1 フェノーメノ 4 2 蛯名正義 58 -0.2 36.2 0.1 496 2 (美) 戸田博文 ステイゴールド 5 3中1 日経賞G2 2500 1 1 34.3 蛯名正義 56 14 14
2 トーセンラー 5 3 武豊 58 0.2 36.4 0.1 460 0 (栗) 藤原英昭 ディープインパクト 11 2京6 京都記念G2 2200 6 1 34.1 武豊 56 11 11
3 レッドカドー 7 6 モッセ 58 0.5 36.5 0.3 482 [外] ダンロッ Cadeaux Genereux 4 アラ首 DWCG1 2000 2 モッセ 57 12
120429 1 ビートブラック 5 14 石橋脩 58 -0.7 36.5 0 512 -2 (栗) 中村均 ミスキャスト 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 6 10 41.2 浜中俊 56 12 10
2 トーセンジョーダン 6 3 岩田康誠 58 0.7 34 3.2 478 -4 * (栗) 池江泰寿 ジャングルポケット 4 2阪4 産経大阪G2 2000 2 3 35.6 岩田康誠 58 12 2
3 ウインバリアシオン 4 2 武豊 58 1 33.5 4 512 -2 (栗) 松永昌博 ハーツクライ 5 3中1 日経賞G2 2500 2 2 35.7 武豊 56 14 7
110501 1 ヒルノダムール 4 7 藤田伸二 58 -0.1 35.3 0.7 474 0 (栗) 昆貢 マンハッタンカフェ 4 2阪4 産経大阪G2 2000 1 1 34.4 藤田伸二 57 15 8
2 エイシンフラッシュ 4 3 内田博幸 58 0.1 35.2 0.9 490 -2 (栗) 藤原英昭 King's Best 4 2阪4 産経大阪G2 2000 3 3 34.1 内田博幸 59 15 15
3 ナムラクレセント 6 5 和田竜二 58 0.3 36.3 0 502 2 (栗) 福島信晴 ヤマニンセラフィム 6 1阪8 阪神大賞G2 3000 3 1 35.3 和田竜二 57 14 3
人気 着別度数 勝率連対率複勝率
1番人気3-1-0-6/1030.0%40.0%40.0%
2番人気4-0-2-4/1040.0%40.0%60.0%
3番人気0-4-1-5/100.0%40.0%50.0%
4番人気1-1-2-6/1010.0%20.0%40.0%
5番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
6番人気0-1-1-8/100.0%10.0%20.0%
7番人気1-1-0-8/1010.0%20.0%20.0%
8番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
10番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
11番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
12番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
13番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
14番人気1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%
前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率
阪神大賞G23-2-5-47/575.3%8.8%17.5%
日経賞G22-2-3-44/513.9%7.8%13.7%
産経大阪G22-2-0-5/922.2%44.4%44.4%
大阪杯G11-1-0-2/425.0%50.0%50.0%
有馬記念G11-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
アメリカG21-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
京都記念G20-1-1-4/60.0%16.7%33.3%
ダイヤモHG30-1-0-14/150.0%6.7%6.7%
日経新春HG20-1-0-0/10.0%100.0%100.0%
DWCG10-0-1-1/20.0%0.0%50.0%
前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率
前走1着5-4-4-25/3813.2%23.7%34.2%
前走2着2-1-3-23/296.9%10.3%20.7%
前走3着0-3-1-16/200.0%15.0%20.0%
前走4着1-0-2-11/147.1%7.1%21.4%
前走5着1-0-0-13/147.1%7.1%7.1%
前走6~9着0-1-0-36/370.0%2.7%2.7%
前走10着~1-1-0-14/166.3%12.5%12.5%
単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率
1.0~ 1.40-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
1.5~ 1.90-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
2.0~ 2.93-0-1-0/475.0%75.0%100.0%
3.0~ 3.90-1-0-4/50.0%20.0%20.0%
4.0~ 4.92-0-0-2/450.0%50.0%50.0%
5.0~ 6.92-1-1-6/1020.0%30.0%40.0%
7.0~ 9.90-1-2-8/110.0%9.1%27.3%
10.0~14.91-4-2-5/128.3%41.7%58.3%
15.0~19.91-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
20.0~29.90-1-1-14/160.0%6.3%12.5%
30.0~49.90-0-2-14/160.0%0.0%12.5%
50.0~99.90-2-0-25/270.0%7.4%7.4%
100.0~1-0-1-50/521.9%1.9%3.8%
騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
武豊2-1-1-4/825.0%37.5%50.0%
蛯名正義2-0-1-5/825.0%25.0%37.5%
ルメール2-0-1-3/633.3%33.3%50.0%
岩田康誠1-1-0-6/812.5%25.0%25.0%
横山典弘1-0-1-4/616.7%16.7%33.3%
藤田伸二1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%
石橋脩1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
福永祐一0-1-1-5/70.0%14.3%28.6%
北村友一0-1-1-2/40.0%25.0%50.0%
内田博幸0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
1枠4-1-1-12/1822.2%27.8%33.3%
2枠1-1-1-15/185.6%11.1%16.7%
3枠1-1-1-16/195.3%10.5%15.8%
4枠1-1-3-15/205.0%10.0%25.0%
5枠0-1-0-19/200.0%5.0%5.0%
6枠1-2-2-15/205.0%15.0%25.0%
7枠1-2-1-21/254.0%12.0%16.0%
8枠1-1-1-25/283.6%7.1%10.7%
前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率
3F 1位4-3-3-18/2814.3%25.0%35.7%
3F 2位0-1-1-24/260.0%3.8%7.7%
3F 3位0-2-2-17/210.0%9.5%19.0%
3F ~5位2-1-2-29/345.9%8.8%14.7%
3F 6位~4-3-1-48/567.1%12.5%14.3%
脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率
平地・逃げ2-0-0-10/1216.7%16.7%16.7%
平地・先行3-6-5-20/348.8%26.5%41.2%
平地・中団4-4-5-66/795.1%10.1%16.5%
平地・後方0-0-0-40/400.0%0.0%0.0%
平地・マクリ1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率
~399kg0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
420~439kg0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
440~459kg1-4-2-14/214.8%23.8%33.3%
460~479kg1-4-3-31/392.6%12.8%20.5%
480~499kg4-1-2-50/577.0%8.8%12.3%
500~519kg2-0-3-29/345.9%5.9%14.7%
520~539kg2-1-0-9/1216.7%25.0%25.0%
540~0-0-0-3/30.0%0.0%0.0%
斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
55.5~57kg0-0-0-6/60.0%0.0%0.0%
57.5~59kg10-10-10-132/1626.2%12.3%18.5%
種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ステイゴールド4-1-1-12/1822.2%27.8%33.3%
ディープインパクト2-2-1-16/219.5%19.0%23.8%
ブラックタイド2-0-0-0/2100.0%100.0%100.0%
マンハッタンカフェ1-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
ミスキャスト1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
ハーツクライ0-5-3-15/230.0%21.7%34.8%
ジャングルポケット0-1-0-4/50.0%20.0%20.0%
King's Best0-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
ディープスカイ0-0-1-2/30.0%0.0%33.3%
ヤマニンセラフィム0-0-1-1/20.0%0.0%50.0%

近年好調の1番人気

過去10年、1番人気は【3.1.0.6】と1番人気としてはいまひとつだが、ここ4年は1、2、1、1着で連対率100%。続く2番人気は【4.0.2.4】で勝率40.0%、複勝率60.0%とまずまずの成績を残している。一方、3番人気は【0.4.1.5】と5頭が好走しながら勝利には手が届いていない。上位人気をまとめると、近年好調の1番人気、好走すれば1着が多い2番人気、勝ち切れない3番人気、となる。なお、このレースが前回阪神で行われた1994年は、1番人気のビワハヤヒデが優勝し、2、3着も人気通りの堅い決着だった。

5番人気以内ならベテランが安定

牡・セン馬の年齢別成績を見ると、4、5歳馬が4、5勝。ただ、4歳馬は好走10頭中4頭が3着なのに対し、5歳馬は8頭すべて連対しており、勝率・連対率は5歳馬のほうが高い。また、6歳馬は【1.4.3.25】と勝ち切れないが、5番人気以内の馬にかぎると複勝率は60.0%で、4、5歳馬の30%台とは大きな差がある。6歳馬で上位人気に推される馬がいれば軽視は禁物だ。

人気の関東馬は高連対率

東西別の成績は関東馬が【4.2.2.33】、関西馬は【6.8.7.103】。出走数に差があるため好走馬数が多いのも関西馬だが、好走確率は勝率、連対率、複勝率いずれも関東馬がやや優勢だ。特に5番人気以内に推された関東馬は【4.0.1.4】で勝率・連対率44.4%。関西馬は連対率24.4%にとどまり、人気馬なら関東馬のほうが信頼性は高い。

前走上位馬を中心に

前走の着順別の成績を見ると、1~3着だった馬が【7.8.8.64】複勝率26.4%、4着以下は【3.2.2.74】同8.6%と、前走の時点で好走していた馬が優勢だ。日経賞や大阪杯で前走4着以下から巻き返した馬は各1頭だが、阪神大賞典組は好走10頭中3頭が前走4着以下から馬券圏内に食い込んでいる(12年ビートブラック前走10着、15~16年カレンミロティック前走4、6着)。基本的には前走馬券圏内馬を中心に、阪神大賞典組については圏外だった馬も注意したい。なお、着順を問わないレース別では、大阪杯・京都記念組が、日経賞・阪神大賞典組を大きく上回る好走確率を記録している。

栗東CW組はキタサンブラック以外勝ち切れず

栗東坂路組と美浦南W組が4勝で並び、栗東CW組が2勝をマークしている。このうち栗東CW組の2勝は、16~17年に連覇を飾ったキタサンブラックで、他の馬は好走しても2~3着止まりだ。連対率、複勝率は高いが、1着候補としてはやや割引が必要だろう。美浦南W組はフェノーメノとフィエールマン各2勝、栗東坂路組はそれぞれ別の馬で1勝ずつをあげている。

アリストテレス C.ルメール

調教状態

3頭併せの外も馬場の中ほどを回った。その分もあろうが時計は自己ベスト。テンションが高めで力んだシーンもあったが、全体には前走時よりは落ち着きがある。

厩舎コメント

(良馬場を希望)音無師――AJCCを道悪で勝ったけど、あれは2200mだったので何とかなったのかも。軽い走りをする馬で、本質的には良馬場向き。長距離戦では特に馬場が悪いのは割引なんだと思う。最終追い切りでしっかりと負荷をかけ、時計も上等だった。いい調整ができたと思う。あとは、道中、うまく折り合って運べれば。

ウインマリリン 横山武史

調教状態

今週は加速が滑らかで、直線半ばで手前を替えるとグッと重心が沈んで素晴らしい伸び脚。馬体もふっくらと見せて、前走時以上の雰囲気になってきたか。

厩舎コメント

(器用さ生かし)手塚師――前走は良馬場の内枠でうまく立ち回れたし、すべてがうまく噛み合った。1週前にしっかりやったので今週はサッと。最後の直線が内回りの阪神なら中山と似ているから器用さを生かせれば。

オーソリティ 川田将雅

調教状態

(ノーザンF天栄から4月9日に帰厩)引っ掛かる感じが一切なく、直線で促すと手前を替えて迫力満点の伸び脚。素晴らしい気合と馬体で、反応も鋭かった。ピカピカの毛ヅヤで、推進力も抜群。何も言うことがない。

厩舎コメント

(口向き穏やかに)太田助手――最終追い切りは2番手でしっかり我慢できていました。前回、前々回と比べても口向きが穏やかになって調教がしやすい印象になりました。いろいろな競馬場で結果を出しているので、初めての阪神も心配ないです。あとは、しっかりなだめて脚をためられれば。ジョッキーに任せるだけです。

オセアグレイト 横山典弘

調教状態

残り1ハロンで手前を替えて、最後は素晴らしいフットワーク駆け抜けてきた。抜群の集中力と力強さ。ひと叩きで気配は上向き。

カレンブーケドール 戸崎圭太

調教状態

斜め外の馬の後ろで、折り合いをつけてから、右手前に替え、楽な手応えのまま、内から並びかけると、好時計を出した。多少冬毛は残っているが、シャープな脚捌きだった。

厩舎コメント

(タイトルを)国枝師――前走もうまく立ち回っていい競馬をしてくれたが、もうひと伸びできなかった。中間は在厩で調整して爪の状態も考えて坂路で追い切ったが、動きは悪くない。ここまでGⅠで2着が多く、勝ち切れなかったが、タイトルが欲しい。

ゴースト 鮫島克駿

調教状態

雨の木曜追い。折り合いピタリだったし、前を掻き込むフォーム。ただ、時計が今いち。馬体は仕上がっているが……。

シロニイ 松若風馬

調教状態

少し捌きに硬さが感じられるし、追われてからの伸びも物足りず。決め手勝負では厳しそう。馬場が渋って入着があるかどうか。

ジャコマル 横山和生

調教状態

外ムチ2発。稽古からは特に変わらず。もともと実戦タイプではあるが……。

ディープボンド 和田竜二

調教状態

先週ラスト11秒7で併走相手を突き放す。大トビでダイナミックなフォーム。今週は息を整える程度。それでもパワフルなビジュアルと朝イチの馬場とはいえ、推進力ある走りが目につく。高いレベルで安定。

厩舎コメント

(力勝負でも)大久保龍師――道悪がどうかと思っていましたが、思った以上に強い勝ちっぷりでした。以前に比べてトモに厚みが出ているし、それに伴い瞬発力も出てきたのかと。パワーもつけているので力勝負も歓迎です。

ディアスティマ 北村友一

調教状態

(ノーザンFしがらきから4月8日に帰厩)先着はできなかったが、しっかりと脚を伸ばして同入。1週前に比べると道中の行きっぷり、追われてからの反応ともに良くなった。切れる脚こそないものの、いかにも渋太そうなタイプ。馬体も充実。ここでも怖さはある。

厩舎コメント

(この舞台魅力)高野師――追い日はちょうどいい負荷をかけて、十分な動きでした。前走と同じ舞台、2周目が内回りの阪神3200mは魅力です。あとは、一線級を相手にしてどうかでしょう。

ディバインフォース 武豊

調教状態

ゆったりした気性だが、脚捌きは硬め。ただ、回転力はあって道悪ならと思わせる走り。

ナムラドノヴァン 内田博幸

調教状態

先週自己ベストをマークして負荷をかけており、今週は息を整える程度。先週と違いハミ受けがスムーズだったし、多少の硬さを感じるものの、ピカピカの磨き込んだ肌艶が印象的。この馬なりの状態。

マカヒキ 藤岡康太

調教状態

(ノーザンF天栄より3月31日に帰厩)8歳だが、まだ若い仕草とビジュアル。先週好時計をマークし太くはない。ただ、まだいい時の唸る感じはない。ひと叩き必要かも。

メイショウテンゲン 酒井学

調教状態

3角でのめったし、全体にズブい感じはしたが、稽古はそう動かないタイプ。65秒台ならこの馬としてはいいタイムだ。フワフワ走った先週よりは集中力があった。

メロディーレーン 池添謙一

調教状態

未勝利馬相手に先行同入。GⅠのここではいかにも物足りないが、稽古に関してはいつも地味なタイプ。小柄な馬でも馬体細化は見られず、この馬なりに状態はいいと思える。

ユーキャンスマイル 藤岡佑介

調教状態

前走後は在厩調整で濃い攻め内容。重心の低いフォームだし、直線モタれる面を見せることもなく、まっすぐ走って集中力もスタミナも十分。前走時より回転力が出たのはいい。

厩舎コメント

(好調キープ)友道師――昨年の秋は良化がスローでしたが、有馬記念のあとの休養で、本来の姿を取り戻していました。もともと調教と実戦がリンクする傾向。体調の良さが前走に結びついた感じですね。在厩調整。引き続きいい状態で臨めます。

ワールドプレミア 福永祐一

調教状態

重心の低い走りで落ち着きが感じられたし、ひと叩きして走りに伸びが出ている。先週自己ベストをマークした調整過程も良く、菊花賞を勝った時の雰囲気に戻っている。

厩舎コメント

(上積み見込め)友道師――前回はまだ動きも物足らず、ギリギリ間に合った感じ。不向きな小回りで、上位馬とは斤量差もありながら接戦の3着でしたし、前哨戦としては100%の競馬をしてくれました。叩いての上積みは感じますし、距離も大丈夫だと思います。

アリストテレスは昨年の菊花賞でコントレイルのクビ差2着。前走の阪神大賞典は7着と人気を裏切った。巻き返しなるか、注目が集まる。  ディープボンドは前走の阪神大賞典で2着に5馬身差の圧勝。同じ阪神の長距離で強さを見せる可能性が高そうだ。  カレンブーケドールは前走は休み明けで日経賞2着。2着が多く、未だに重賞勝ちがないが、長距離G1で牝馬が優勝という意外な結果もありそうだ。  そのほか、一昨年の菊花賞馬ワールドプレミア、前走日経賞を快勝したウインマリリン、長距離で安定しているオーソリティ、得意の阪神で大駆けの可能性のあるユーキャンスマイル、上がり馬のディアスティマ、3戦続けて3000m以上のレースで好走しているナムラドノヴァンなどが出走を予定している。

ワールドプレミア

バランスが良く必要な箇所にはしっかり筋肉がついているのに全体的にはスッキリと見せて柔らかみもある好馬体。馬体全体に張りが出てきて状態は前走以上、距離も適性のある馬体をしている。

アリストテレス

やや胴長で後駆より前駆の方に重心が寄っている。右前脚もやや曲がっているように見えるが筋肉の柔らかさが特徴的で首から背中のラインが綺麗な馬体をしている。トモがまだこれからなのかもしれないが、そういう意味でも距離の長い良馬場でゆったりと走れるのがこの馬には合うのだと考える。仕上がりは皮下脂肪が更に薄くなり、くっきりとしたラインを見せ、かつ柔らかさは維持できているので前走以上のパフォーマンスは必至だろう。

カレンブーケドール

相変わらずポッテリとした腹袋が特徴的な当馬だが、依然からそういう体型なので気にする点ではない。背中がしっかりして強く、牡馬並みの力強い馬体をしている。全体的にパンとして張りがあり、斑紋も見えて状態はかなり良い。馬体的には3,200mは少し長いのではないかと考えるので内々を周って来て最後の直線だけの勝負になればと考える。

ディアスティマ

重心は首などの前駆に寄っているが柔らかい筋肉をしていて距離の融通性を生み出しているように見える。胴長だが、比較して脚はそこまで長くないので距離適性がやや読み取り辛い馬体をしているが、仕上がり的には、まだやや重たさがあるように見える。

ユーキャンスマイル

胴長ですっきりとした皮下脂肪の薄いいかにもステイヤーとした体形をしている。距離適性は充分あると考える。状態的には前走と平行線だが、良馬場の方が合うと考える。

ディープポンド

無駄な肉が無く、筋肉には柔らかみがあり、バランスが良い。胴や脚の長さも十分あるのに全体的にはコンパクトに見せての馬体重500kgあたりの馬体。背中のラインの良さと柔らかさは以前からもあったが、今回の状態は前走以上で更に期待が高まる。

ナムラドノヴァン

前駆・後駆ともに筋肉量豊富で首も力強い。全体的に詰まって見えるが弾力性がありしなりそうな馬体をしている。脚や胴も長めで長距離適性はありそうだが、3,200mは長いのではないかと思える馬体をしている。

ウィンマリリン

全体的にすっきりとしているが以前よりトモがしっかりとしてきている。馬体的には中距離に適性があるのではないかと考えるので、3,200mの距離は少し長いのではないかと考える。

オーソリティ

全体的にどっしりと芯が入っていてバランスが良く見える。筋肉も豊富で前駆・後駆共に素晴らしく、背中のラインも美しく素晴らしい馬体をしている。相変わらず両前の蹄は不安点と言えるのだが、背中の張り、筋肉の盛り上がり共に状態はかなり良いと考える。距離適性は他のメンバーと相対的に比較すると、適性上位に入るので、ここは外せないと考える。

前走振り返り

阪神大賞典(G2)

2021年 3月 21日(日) 阪神11R 阪神大賞典 13頭 芝 3000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 着差 単勝人気
1 6 ディープボンド 牡4 56 和田 竜二 03:07.3 3
2 10 ユーキャンスマイル 牡6 57 藤岡 佑介 5 2
3 5 ナムラドノヴァン 牡6 56 内田 博幸 3/4 9
4 3 シロニイ 牡7 56 松若 風馬 3 1/2 12
5 12 ダンスディライト 牡5 56 福永 祐一 3/4 5

道悪のタフな馬場で行われ、ツーエムアロンソが平均ペースで逃げる。道中4番手追走のディープボンドは徐々に押し上げ、直線残り300mで先頭に立つと、後続を突き放して完勝。後方からレースを進めたユーキャンスマイルとナムラドノヴァンが最後に脚を伸ばして2、3着に入った。人気のアリストテレスは中団追走から、直線で伸びかけたが残り200mでパタッと止まった。道悪が合わなかった。

日経賞(G2)

2021年 3月27日(土) 中山11R 日経賞 15頭 芝2500m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 着差 単勝人気
1 4 ウインマリリン 牝4 53 横山 武史 02:33.3 4
2 7 カレンブーケドール 牝5 54 松山 弘平 1/2 1
3 2 ワールドプレミア 牡5 57 石橋 脩 クビ 2
4 1 ヒュミドール せん5 56 吉田 豊 2 1/2 8
5 10 ジャコマル 牡7 56 田中 勝春 アタマ 13

ジャコマルがスローペースで逃げる展開。直線に入ると3番手を追走したウインマリリンがインから抜け出し、そのまま押し切った。カレンブーケドールは他馬との接触もあったが、勝ち馬に迫る伸び脚を見せた。久々としては上々の内容。ワールドプレミアは外から伸びたが3着まで。インをついた1、2着馬とは通ったコースの差が出た。

ダイヤモンドS(G3)

2021年 2月20日(土) 東京11R ダイヤモンドS 16頭 芝3400m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 着差 単勝人気
1 10 グロンディオーズ 牡6 54 三浦 皇成 03:31.2 7
2 3 オーソリティ 牡4 56 川田 将雅 クビ 1
3 13 ポンデザール 牝6 54 C.ルメール 5 2
4 1 ナムラドノヴァン 牡6 53 内田 博幸 1/2 6
5 4 ヒュミドール せん5 55 吉田 豊 クビ 3

ブラックマジックがスローで逃げ、直線に入るとジャコマルが先頭に立つ。残り400mでオーソリティが交わして他馬を突き放す。しぶとく脚を伸ばしたグロンディオーズがゴール寸前で差し切った。5馬身差の3着はポンデザール。1、2着馬はなかなか強い内容。

管理人の予想印

◎(1)ワールドプレミア
〇(12)ディープポンド
▲(17)オーソリティ
△(7)ユーキャンスマイル
×(2)アリストテレス

買い目

馬連

1、12、17、7、2

馬単

1着 1、12、17
2着 1、12、17、7、2

3連複

1、12、17、7、2

3連単

1着 1、12
2着 1、12、17、7、2
3着 1、12、17、7、2

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