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2022年東京優駿(日本ダービー)過去データと予想分析

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第89回 日本ダービー（Ｇ１）

2022年５月29日（日）　東京競馬場　芝2400ｍ

すべてのホースマンにとって一番の目標とも言われる一戦、日本ダービー。皐月賞に続く３歳牡馬クラシックの第２弾となる。過去10年では2015年のドゥラメンテと20年のコントレイルが春二冠を達成するなど、基本的には１冠目の皐月賞組が強いレースだ。ただ、ここ３年にかぎるとコントレイル以外の優勝馬２頭、ロジャーバローズとシャフリヤールは別路線組。他の多くのＧ１でも見られるステップの多様化が、この日本ダービーにも押し寄せている印象だ。今年は果たしてどんな結果が待っているのか、過去の傾向を見てみよう。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 ３連複 ３連単
2021年 1,170円 270円 1,020円 1,010円 3,360円 8,800円 58,980円
2020年 140円 110円 240円 270円 350円 2,480円 5,140円
2019年 9,310円 930円 7,150円 11,200円 47,090円 12,050円 199,060円
2018年 1,250円 410円 3,190円 7,950円 15,520円 521,600円 2,856,300円
2017年 530円 180円 1,180円 1,620円 2,860円 2,220円 11,870円
2016年 400円 130円 700円 700円 1,420円 850円 4,600円
2015年 190円 130円 580円 1,980円 2,220円 3,950円 15,760円
2014年 560円 200円 800円 850円 1,860円 27,470円 103,300円
2013年 290円 160円 690円 970円 1,600円 17,130円 54,950円
2012年 850円 310円 4,870円 5,680円 10,180円 14,160円 87,380円
日付 着順 馬名 人気 性別 年齢 馬番 騎手 頭数 斤量 馬場状態 所属 調教師 着差 馬体重 馬体重増減
210530 1着 シャフリヤール 4番人気 牡 3才 10番 福永祐一 17頭 57キロ 良 (栗) 藤原英昭 0 444キロ -4
2着 エフフォーリア 1番人気 牡 3才 1番 横山武史 57キロ 良 (美) 鹿戸雄一 0 510キロ 6
3着 ステラヴェローチェ 9番人気 牡 3才 11番 吉田隼人 57キロ 良 (栗) 須貝尚介 0.2 488キロ -12
200531 1着 コントレイル 1番人気 牡 3才 5番 福永祐一 18頭 57キロ 良 (栗) 矢作芳人 -0.5 460キロ -2
2着 サリオス 2番人気 牡 3才 12番 レーン 57キロ 良 (美) 堀宣行 0.5 528キロ -8
3着 ヴェルトライゼンデ 10番人気 牡 3才 6番 池添謙一 57キロ 良 (栗) 池江泰寿 0.8 486キロ 0
190526 1着 ロジャーバローズ 12番人気 牡 3才 1番 浜中俊 57キロ 良 (栗) 角居勝彦 0 486キロ -8
2着 ダノンキングリー 3番人気 牡 3才 7番 戸崎圭太 57キロ 良 (美) 萩原清 0 454キロ 4
3着 ヴェロックス 2番人気 牡 3才 13番 川田将雅 57キロ 良 (栗) 中内田充 0.4 486キロ 8
180527 1着 ワグネリアン 5番人気 牡 3才 17番 福永祐一 57キロ 良 (栗) 友道康夫 -0.1 450キロ -2
2着 エポカドーロ 4番人気 牡 3才 12番 戸崎圭太 57キロ 良 (栗) 藤原英昭 0.1 490キロ -2
3着 コズミックフォース 16番人気 牡 3才 7番 石橋脩 57キロ 良 (美) 国枝栄 0.2 464キロ -2
170528 1着 レイデオロ 2番人気 牡 3才 12番 ルメール 57キロ 良 (美) 藤沢和雄 -0.1 480キロ -4
2着 スワーヴリチャード 3番人気 牡 3才 4番 四位洋文 57キロ 良 (栗) 庄野靖志 0.1 492キロ -12
3着 アドミラブル 1番人気 牡 3才 18番 Ｍ．デム 57キロ 良 (栗) 音無秀孝 0.3 514キロ 4
160529 1着 マカヒキ 3番人気 牡 3才 3番 川田将雅 57キロ 良 (栗) 友道康夫 0 502キロ 4
2着 サトノダイヤモンド 2番人気 牡 3才 8番 ルメール 57キロ 良 (栗) 池江泰寿 0 500キロ -4
3着 ディーマジェスティ 1番人気 牡 3才 1番 蛯名正義 57キロ 良 (美) 二ノ宮敬 0.1 472キロ -4
150531 1着 ドゥラメンテ 1番人気 牡 3才 14番 Ｍ．デム 57キロ 良 (美) 堀宣行 -0.3 484キロ -2
2着 サトノラーゼン 5番人気 牡 3才 1番 岩田康誠 57キロ 良 (栗) 池江泰寿 0.3 454キロ 0
3着 サトノクラウン 3番人気 牡 3才 11番 ルメール 57キロ 良 (美) 堀宣行 0.3 470キロ -4
140601 1着 ワンアンドオンリー 3番人気 牡 3才 2番 横山典弘 57キロ 良 (栗) 橋口弘次 -0.1 482キロ 4
2着 イスラボニータ 1番人気 牡 3才 13番 蛯名正義 57キロ 良 (美) 栗田博憲 0.1 468キロ 6
3着 マイネルフロスト 12番人気 牡 3才 3番 松岡正海 57キロ 良 (美) 高木登 0.3 484キロ -2
130526 1着 キズナ 1番人気 牡 3才 1番 武豊 57キロ 良 (栗) 佐々木晶 -0.1 478キロ -2
2着 エピファネイア 3番人気 牡 3才 9番 福永祐一 57キロ 良 (栗) 角居勝彦 0.1 478キロ -8
3着 アポロソニック 8番人気 牡 3才 3番 勝浦正樹 57キロ 良 (美) 堀井雅広 0.3 536キロ 6
120527 1着 ディープブリランテ 3番人気 牡 3才 10番 岩田康誠 57キロ 良 (栗) 矢作芳人 0 496キロ -6
2着 フェノーメノ 5番人気 牡 3才 11番 蛯名正義 57キロ 良 (美) 戸田博文 0 490キロ -2
3着 トーセンホマレボシ 7番人気 牡 3才 14番 ウィリア 57キロ 良 (栗) 池江泰寿 0.1 504キロ 6
日付 着順 馬名 前走レース名 前走着順 前走人気 前走開催 前走馬番 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走頭数 前走破タイム 前走着差タイム
210530 1着 シャフリヤール 毎日杯G3 1着 2番人気 2阪1 6番 芝 1800 良 34.1 川田将雅 56キロ 9頭 1:43:9 0
2着 エフフォーリア 皐月賞G1 1着 2番人気 3中8 7番 芝 2000 稍 36.7 横山武史 57キロ 16頭 2:00:6 -0.5
3着 ステラヴェローチェ 皐月賞G1 3着 6番人気 3中8 3番 芝 2000 稍 36.7 吉田隼人 57キロ 16頭 2:01:1 0.5
200531 1着 コントレイル 皐月賞G1 1着 1番人気 3中8 1番 芝 2000 稍 34.9 福永祐一 57キロ 18頭 2:00:7 -0.1
2着 サリオス 皐月賞G1 2着 3番人気 3中8 7番 芝 2000 稍 35.4 レーン 57キロ 18頭 2:00:8 0.1
3着 ヴェルトライゼンデ 皐月賞G1 8着 4番人気 3中8 17番 芝 2000 稍 36.3 池添謙一 57キロ 18頭 2:01:9 1.2
190526 1着 ロジャーバローズ 京都新聞G2 2着 2番人気 3京5 3番 芝 2200 良 35.3 浜中俊 56キロ 14頭 2:11:9 0
2着 ダノンキングリー 皐月賞G1 3着 3番人気 3中8 4番 芝 2000 良 34.5 戸崎圭太 57キロ 18頭 1:58:1 0
3着 ヴェロックス 皐月賞G1 2着 4番人気 3中8 7番 芝 2000 良 34.4 川田将雅 57キロ 18頭 1:58:1 0
180527 1着 ワグネリアン 皐月賞G1 7着 1番人気 3中8 2番 芝 2000 稍 35.2 福永祐一 57キロ 16頭 2:01:6 0.8
2着 エポカドーロ 皐月賞G1 1着 7番人気 3中8 7番 芝 2000 稍 35.1 戸崎圭太 57キロ 16頭 2:00:8 -0.3
3着 コズミックフォース プリンシ 1着 1番人気 2東5 6番 芝 2000 良 34.2 ルメール 56キロ 14頭 1:58:2 0
170528 1着 レイデオロ 皐月賞G1 5着 5番人気 3中8 5番 芝 2000 良 34 ルメール 57キロ 18頭 1:58:2 0.4
2着 スワーヴリチャード 皐月賞G1 6着 2番人気 3中8 2番 芝 2000 良 34.3 四位洋文 57キロ 18頭 1:58:2 0.4
3着 アドミラブル 青葉賞G2 1着 1番人気 2東3 10番 芝 2400 良 34.6 Ｍ．デム 56キロ 12頭 2:23:6 -0.4
160529 1着 マカヒキ 皐月賞G1 2着 3番人気 3中8 3番 芝 2000 良 33.9 川田将雅 57キロ 18頭 1:58:1 0.2
2着 サトノダイヤモンド 皐月賞G1 3着 1番人気 3中8 11番 芝 2000 良 34.8 ルメール 57キロ 18頭 1:58:3 0.4
3着 ディーマジェスティ 皐月賞G1 1着 8番人気 3中8 18番 芝 2000 良 34 蛯名正義 57キロ 18頭 1:57:9 -0.2
150531 1着 ドゥラメンテ 皐月賞G1 1着 3番人気 3中8 2番 芝 2000 良 33.9 Ｍ．デム 57キロ 15頭 1:58:2 -0.2
2着 サトノラーゼン 京都新聞G2 1着 2番人気 3京5 4番 芝 2200 良 34.5 川田将雅 56キロ 16頭 2:11:3 -0.1
3着 サトノクラウン 皐月賞G1 6着 1番人気 3中8 8番 芝 2000 良 34.5 ルメール 57キロ 15頭 1:58:9 0.7
140601 1着 ワンアンドオンリー 皐月賞G1 4着 4番人気 3中8 1番 芝 2000 良 34.3 横山典弘 57キロ 18頭 1:59:9 0.3
2着 イスラボニータ 皐月賞G1 1着 2番人気 3中8 2番 芝 2000 良 34.6 蛯名正義 57キロ 18頭 1:59:6 -0.2
3着 マイネルフロスト 青葉賞G2 6着 3番人気 2東3 3番 芝 2400 良 34.7 柴田大知 56キロ 18頭 2:26:7 0.2
130526 1着 キズナ 京都新聞G2 1着 1番人気 3京5 5番 芝 2200 良 34.5 武豊 56キロ 16頭 2:12:3 -0.2
2着 エピファネイア 皐月賞G1 2着 2番人気 3中8 14番 芝 2000 良 35.6 福永祐一 57キロ 18頭 1:58:1 0.1
3着 アポロソニック 青葉賞G2 2着 9番人気 2東3 3番 芝 2400 良 34.7 勝浦正樹 56キロ 18頭 2:26:2 0
120527 1着 ディープブリランテ 皐月賞G1 3着 3番人気 3中8 6番 芝 2000 稍 36.7 岩田康誠 57キロ 18頭 2:01:8 0.5
2着 フェノーメノ 青葉賞G2 1着 1番人気 2東3 7番 芝 2400 良 34.1 蛯名正義 56キロ 17頭 2:25:7 -0.4
3着 トーセンホマレボシ 京都新聞G2 1着 5番人気 3京5 2番 芝 2200 良 34.7 ウィリア 56キロ 13頭 2:10:0 -0.4
日付 着順 馬名 走破タイム Ave-3F 上り3F PCI PCI3 RPCI 平均速度 -3F平均速度 上り3F平均速度
210530 1 シャフリヤール 2:22:5 36.37 33.4 58.9 58.97 56.8 60.63 59.4 64.67
2 エフフォーリア 2:22:5 36.37 33.4 58.9 58.97 56.8 60.63 59.4 64.67
3 ステラヴェローチェ 2:22:7 36.43 33.4 59.1 58.97 56.8 60.55 59.29 64.67
200531 1 コントレイル 2:24:1 36.7 34 57.9 57.27 56.7 59.96 58.86 63.53
2 サリオス 2:24:6 36.83 34.1 58 57.27 56.7 59.75 58.64 63.34
3 ヴェルトライゼンデ 2:24:9 36.73 34.7 55.9 57.27 56.7 59.63 58.8 62.25
190526 1 ロジャーバローズ 2:22:6 35.83 35.1 52.1 54.03 49.1 60.59 60.28 61.54
2 ダノンキングリー 2:22:6 36.03 34.5 54.4 54.03 49.1 60.59 59.94 62.61
3 ヴェロックス 2:23:0 36.23 34.3 55.6 54.03 49.1 60.42 59.61 62.97
180527 1 ワグネリアン 2:23:6 36.43 34.3 56.2 55.23 55 60.17 59.29 62.97
2 エポカドーロ 2:23:7 36.33 34.7 54.7 55.23 55 60.13 59.45 62.25
3 コズミックフォース 2:23:8 36.37 34.7 54.8 55.23 55 60.08 59.4 62.25
170528 1 レイデオロ 2:26:9 37.7 33.8 61.5 62.8 61.5 58.82 57.29 63.91
2 スワーヴリチャード 2:27:0 37.83 33.5 62.9 62.8 61.5 58.78 57.09 64.48
3 アドミラブル 2:27:2 37.97 33.3 64 62.8 61.5 58.7 56.89 64.86
160529 1 マカヒキ 2:24:0 36.9 33.3 60.8 60.7 57 60 58.54 64.86
2 サトノダイヤモンド 2:24:0 36.87 33.4 60.4 60.7 57 60 58.59 64.67
3 ディーマジェスティ 2:24:1 36.93 33.3 60.9 60.7 57 59.96 58.48 64.86
150531 1 ドゥラメンテ 2:23:2 36.43 33.9 57.5 57.4 54.6 60.34 59.29 63.72
2 サトノラーゼン 2:23:5 36.43 34.2 56.5 57.4 54.6 60.21 59.29 63.16
3 サトノクラウン 2:23:5 36.57 33.8 58.2 57.4 54.6 60.21 59.07 63.91
140601 1 ワンアンドオンリー 2:24:6 36.87 34 58.4 57.87 56.8 59.75 58.59 63.53
2 イスラボニータ 2:24:7 36.8 34.3 57.3 57.87 56.8 59.71 58.7 62.97
3 マイネルフロスト 2:24:9 36.9 34.2 57.9 57.87 56.8 59.63 58.54 63.16
130526 1 キズナ 2:24:3 36.93 33.5 60.2 57.1 53.3 59.88 58.48 64.48
2 エピファネイア 2:24:4 36.83 33.9 58.7 57.1 53.3 59.83 58.64 63.72
3 アポロソニック 2:24:6 36.37 35.5 52.4 57.1 53.3 59.75 59.4 60.85
120527 1 ディープブリランテ 2:23:8 36.43 34.5 55.6 54.4 49.4 60.08 59.29 62.61
2 フェノーメノ 2:23:8 36.63 33.9 58.1 54.4 49.4 60.08 58.96 63.72
3 トーセンホマレボシ 2:23:9 35.93 36.1 49.5 54.4 49.4 60.04 60.11 59.83

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人気 着別度数 勝率連対率複勝率
１番人気3-2-2-3/1030.0%50.0%70.0%
２番人気1-2-1-6/1010.0%30.0%40.0%
３番人気3-3-1-3/1030.0%60.0%70.0%
４番人気1-1-0-8/1010.0%20.0%20.0%
５番人気1-2-0-7/1010.0%30.0%30.0%
６番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
７番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
８番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
９番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
10番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
11番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
12番人気1-0-1-8/1010.0%10.0%20.0%
13番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
14番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
15番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
16番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%
17番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%
18番人気0-0-0-8/80.0%0.0%0.0%

連対馬はほぼ５番人気以内から

過去10年、１番人気は【3.2.2.3】。2016年から４年連続で連対を外していたが、ここ２年はコントレイル１着、エフフォーリア僅差２着と盛り返している。また３番人気も【3.3.1.3】と過去10年では優秀だが、近５年は【0.2.0.3】と以前ほどの勢いはない。

連対馬は20頭中19頭が５番人気以内から出ており、残る１頭は2019年に12番人気で優勝したロジャーバローズ。馬連や馬単は上位人気馬同士の組み合わせになる可能性が高い。３着については穴馬が食い込む余地も大きくここ２年も馬連配当の割に３連単は荒れている印象だ。

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率
皐月賞G17-8-5-66/868.1%17.4%23.3%
京都新聞G22-1-1-19/238.7%13.0%17.4%
毎日杯G31-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
青葉賞G20-1-3-19/230.0%4.3%17.4%
プリンシ0-0-1-5/60.0%0.0%16.7%
ＮＨＫマG10-0-0-22/220.0%0.0%0.0%
桜花賞G10-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
プリンシ(L)0-0-0-3/30.0%0.0%0.0%
弥生賞G20-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
兵庫ＣG20-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
若葉Ｓ0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
スプリンG20-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
500万下*0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%

皐月賞組は１～３着馬が安定

前走レース別では、やはり１冠目の皐月賞組が圧倒的で【7.8.5.66】と、好走馬30頭中20頭を占める。この組は、その好走した20頭中16頭が皐月賞５着以内馬。中でも皐月賞１～３着馬の好走確率が高く４着以下になると信頼性は低下する。

その皐月賞４着以下から巻き返して馬券に絡んだ６頭は表に挙げた通り。６頭すべて皐月賞では５番人気以内の支持を受け、うち５頭はこのダービーでも５番人気以内。皐月賞で上位人気の期待に応えられなくても、もう一度ダービーで人気に推されるような馬が好走している。

【皐月賞組の前走着順別成績（過去10年）】

皐月賞 成績 勝率 連対率 複勝率
１着 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
２着 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
３着 1-2-1-5 11.1% 33.3% 44.4%
４着 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
５着 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
６～９着 1-1-2-17 4.8% 9.5% 19.0%
10着～ 0-0-0-21 0.0% 0.0% 0.0%

【皐月賞４着以下からの好走馬（過去10年）】

年 馬名 人気 着順 前走人気 前走着順
14 ワンアンドオンリー 3 1 4 4
15 サトノクラウン 3 3 1 6
17 レイデオロ 2 1 5 5
スワーヴリチャード 3 2 2 6
18 ワグネリアン 5 1 1 7
20 ヴェルトライゼンデ 10 3 4 8

皐月賞以外なら前走連対馬

前走皐月賞以外からの好走馬10頭を見ると、そのうち９頭は前走連対馬（７頭は１着馬）だった。前走３着以下から好走したのは、2014年に青葉賞６着からダービー３着になったマイネルフロストのみ。同馬は前々走の毎日杯で勝利を飾っていた。皐月賞以外の組なら、基本的には前走連対馬以外は苦しいと考えたい。また、そのマイネルフロストに加え、前走２着だったアポロソニック、ロジャーバローズの計３頭は、いずれも前走は逃げ・先行だった。前走が皐月賞以外で差す競馬をしていた馬なら、そこで勝っていることが好走条件だ。

【前走皐月賞以外の組の前走着順別成績（過去10年）】

前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
１着 2-2-3-28 5.7% 11.4% 20.0%
２着 1-0-1-23 4.0% 4.0% 8.0%
３～５着 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
６着～ 0-0-1-22 0.0% 0.0% 4.3%

前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率
前走１着4-5-4-32/458.9%20.0%28.9%
前走２着2-2-2-29/355.7%11.4%17.1%
前走３着1-2-1-10/147.1%21.4%28.6%
前走４着1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%
前走５着1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%
前走6～9着1-1-3-28/333.0%6.1%15.2%
前走10着～0-0-0-32/320.0%0.0%0.0%
前走コース 着別度数 勝率連対率複勝率
中山・芝20007-8-5-68/888.0%17.0%22.7%
京都・芝2200外2-1-1-18/229.1%13.6%18.2%
阪神・芝1800外1-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
東京・芝24000-1-3-19/230.0%4.3%17.4%
◆同コース0-1-3-19/230.0%4.3%17.4%
東京・芝20000-0-1-8/90.0%0.0%11.1%
東京・芝16000-0-0-22/220.0%0.0%0.0%
阪神・芝1600外0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
園田・ダ18700-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
中山・芝18000-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
中京・芝22000-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
阪神・芝20000-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
京都・芝1800外0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率
1.0～ 1.41-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%
1.5～ 1.91-1-0-1/333.3%66.7%66.7%
2.0～ 2.91-1-0-2/425.0%50.0%50.0%
3.0～ 3.90-1-2-4/70.0%14.3%42.9%
4.0～ 4.91-2-1-1/520.0%60.0%80.0%
5.0～ 6.92-2-1-3/825.0%50.0%62.5%
7.0～ 9.91-0-0-4/520.0%20.0%20.0%
10.0～14.92-2-0-8/1216.7%33.3%33.3%
15.0～19.90-1-1-8/100.0%10.0%20.0%
20.0～29.90-0-0-13/130.0%0.0%0.0%
30.0～49.90-0-1-14/150.0%0.0%6.7%
50.0～99.91-0-2-33/362.8%2.8%8.3%
100.0～0-0-2-57/590.0%0.0%3.4%
騎手 着別度数 勝率連対率複勝率
福永祐一3-1-0-6/1030.0%40.0%40.0%
ルメール1-1-1-3/616.7%33.3%50.0%
岩田康誠1-1-0-4/616.7%33.3%33.3%
川田将雅1-0-1-8/1010.0%10.0%20.0%
Ｍ．デム1-0-1-5/714.3%14.3%28.6%
武豊1-0-0-9/1010.0%10.0%10.0%
横山典弘1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
浜中俊1-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
蛯名正義0-2-1-3/60.0%33.3%50.0%
戸崎圭太0-2-0-5/70.0%28.6%28.6%
レーン0-1-0-1/20.0%50.0%50.0%
枠番 着別度数 勝率連対率複勝率
１枠3-2-1-14/2015.0%25.0%30.0%
２枠1-1-2-16/205.0%10.0%20.0%
３枠1-0-1-18/205.0%5.0%10.0%
４枠0-2-1-16/190.0%10.5%15.8%
５枠2-1-0-17/2010.0%15.0%15.0%
６枠1-3-2-14/205.0%20.0%30.0%
７枠1-1-2-25/293.4%6.9%13.8%
８枠1-0-1-28/303.3%3.3%6.7%

内枠がやや優勢

枠番別の成績では、１～４枠と５～８枠がそれぞれ１、２、３着馬をきれいに５頭ずつで分け合っている。ただ、フルゲート18頭で７、８枠には３頭が入ることから、好走確率でみれば内めのほうが優勢だ。特に穴っぽい馬ではその傾向が強く、６番人気以下で３着以内に入った７頭中５頭は１～４枠。優勝した2019年ロジャーバローズも１枠１番だった。

前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率
3F １位5-1-1-23/3016.7%20.0%23.3%
3F ２位2-2-5-16/258.0%16.0%36.0%
3F ３位1-2-0-14/175.9%17.6%17.6%
3F ～５位1-5-1-19/263.8%23.1%26.9%
3F ６位～1-0-3-73/771.3%1.3%5.2%
前走人気 着別度数 勝率連対率複勝率
前走１人気3-2-3-23/319.7%16.1%25.8%
前走２人気2-5-0-14/219.5%33.3%33.3%
前走３人気3-2-1-14/2015.0%25.0%30.0%
前走４人気1-0-2-13/166.3%6.3%18.8%
前走５人気1-0-1-7/911.1%11.1%22.2%
前走6～9人0-1-3-40/440.0%2.3%9.1%
前走10人～0-0-0-37/370.0%0.0%0.0%
前走斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
53.5～55kg0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
55.5～57kg10-10-10-146/1765.7%11.4%17.0%
前走クラス 着別度数 勝率連対率複勝率
１勝0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
OPEN非L0-0-1-6/70.0%0.0%14.3%
OPEN(L)0-0-0-3/30.0%0.0%0.0%
Ｇ３1-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
Ｇ２2-2-4-41/494.1%8.2%16.3%
Ｇ１7-8-5-90/1106.4%13.6%18.2%
前走場所 着別度数 勝率連対率複勝率
東京0-1-4-49/540.0%1.9%9.3%
中山7-8-5-69/897.9%16.9%22.5%
中京0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
京都2-1-1-19/238.7%13.0%17.4%
阪神1-0-0-8/911.1%11.1%11.1%
地方0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
前走平地距離 着別度数 勝率連対率複勝率
1600m0-0-0-24/240.0%0.0%0.0%
1800m1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
2000m7-8-6-77/987.1%15.3%21.4%
2200m2-1-1-19/238.7%13.0%17.4%
2400m0-1-3-19/230.0%4.3%17.4%
脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率
平地・逃げ0-1-1-8/100.0%10.0%20.0%
平地・先行4-2-2-26/3411.8%17.6%23.5%
平地・中団4-7-6-70/874.6%12.6%19.5%
平地・後方1-0-1-43/452.2%2.2%4.4%
平地・ﾏｸﾘ1-0-0-1/250.0%50.0%50.0%
3F １位3-1-3-6/1323.1%30.8%53.8%
3F ２位3-1-1-5/1030.0%40.0%50.0%
3F ３位0-3-1-10/140.0%21.4%28.6%
3F ～５位0-2-1-14/170.0%11.8%17.6%
3F ６位～4-3-4-112/1233.3%5.7%8.9%
年齢 着別度数 勝率連対率複勝率
３歳・4-6月10-10-10-148/1785.6%11.2%16.9%
馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率
400～419kg0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%
420～439kg0-0-0-7/70.0%0.0%0.0%
440～459kg2-2-0-18/229.1%18.2%18.2%
460～479kg2-2-3-49/563.6%7.1%12.5%
480～499kg5-3-4-55/677.5%11.9%17.9%
500～519kg1-2-2-13/185.6%16.7%27.8%
520～539kg0-1-1-5/70.0%14.3%28.6%
斤量 着別度数 勝率連対率複勝率
53.5～55kg0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%
55.5～57kg10-10-10-146/1765.7%11.4%17.0%
種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率
ディープインパクト7-3-3-31/4415.9%22.7%29.5%
キングカメハメハ2-0-1-14/1711.8%11.8%17.6%
ハーツクライ1-2-0-12/156.7%20.0%20.0%
ステイゴールド0-1-0-7/80.0%12.5%12.5%
フジキセキ0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%
シンボリクリスエス0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%
オルフェーヴル0-1-0-3/40.0%25.0%25.0%
エピファネイア0-1-0-0/10.0%100.0%100.0%
ブラックタイド0-0-1-4/50.0%0.0%20.0%
ジャスタウェイ0-0-1-1/20.0%0.0%50.0%
バゴ0-0-1-0/10.0%0.0%100.0%
ドリームジャーニー0-0-1-0/10.0%0.0%100.0%

近年は「馬ナリ」優位に拍車

過去10年の出走馬の追い切りを、パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で分析すると、連対馬20頭中14頭が馬ナリでの追い切り馬だった。ここ４年は栗東坂路での馬ナリ調整だった馬が４連勝中だ。一方、一杯（叩一杯等も含む、以下同）や強目の追い切り馬で優勝馬が出ているのは、坂路追いの馬だけ。コースで一杯や強目に追われた馬は、すべて２着以下に終わっている。

【追い切り脚色別成績（過去10年）】

脚色 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
一杯 坂路 2-0-1-13 12.5% 12.5% 18.8%
その他 0-1-1-23 0.0% 4.0% 8.0%
強目 坂路 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5%
その他 0-2-4-30 0.0% 5.6% 16.7%
馬ナリ 坂路 5-1-1-20 18.5% 22.2% 25.9%
その他 2-6-2-48 3.4% 13.8% 17.2%

アスクビクターモア　田辺裕信

調教状態

楽な手応えでも自然と速い時計が出ている。体を大きく、滑らかに使って、推進力は文句なし。馬体の張りも素晴らしく、心身とも充実している。

アスクワイルドモア　岩田望来

調教状態

木曜追い。水曜に坂路にもＣＷにも入っていない点が気になるが、26日の動きは力強く、伸びがあった。

イクイノックス　Ｃ．ルメール

調教状態

先週も今週も速い時計はマークしていないが、体を大きく使って推進力は桁違い。馬体も引き締まって、毛ヅヤなどは明らかに前回以上。上積みは大きそうだ。

厩舎コメント

(条件好転)太田助手――初めてのことが多くて大変だった皐月賞ですが、しっかりと走り切ってくれました。押し上げていく形だったので、ハミ掛かりの変化を心配しましたが、中間の様子や追い切りからは問題ないです。鞍上には「前走よりパワーアップしている」との言葉もいただきました。東京に替わる点はプラスで、スムーズな競馬をしてもらえれば。

オニャンコポン　菅原明良

調教状態

３頭併せの真ん中で、正味、１ハロンだけ。気持ちを乗せることに重点を置いたような調整で、仕上げに自信があってこそか。実際に躍動感ある動きは目を引いた。

キラーアビリティ　横山武史

調教状態

相手は稽古動く牝馬だし、こちらの方が外を回ったが、脚いろで見劣ったのがどうか？確かに馬場の荒れた時間帯ではあったが、ひと頃の迫力を感じない。

厩舎コメント

(折り合えば)斉藤崇師――本当にいい時と比べて物足りなさはありますが、前回より芯が入りました。良くなっていますよ。あとはレースで折り合って、本来の走りができればと思います。

ジオグリフ　福永祐一

調教状態

軽く促した程度で１ハロンは11秒４。しっかりハミを取って、いつでも反応できそうな雰囲気だった。体も滑らかに動いて、皐月賞時のいい状態を保っている。

厩舎コメント

(二冠へ)太田助手――皐月賞は課題のゲートを決めてくれたことが大きかったですし、スムーズな競馬で力を出し切れました。短期放牧を挟みましたが、中間も順調です。１週前は馬の間に入れてピリッとさせ、直前は全体時計をまとめつつ終いまで余裕のある動き。鞍上も上積みを感じてくれました。距離はやってみないと分かりませんが、操作性に問題はないので対応してほしいです。

ジャスティンパレス　Ｍ．デムーロ

調教状態

ややハミ受けが粗いので３頭併せの中で。久々をひと叩きして、馬体の緩さもマシになったし、行きっぷりがいい。ここに入ってもそうヒケは取らないはず。

ジャスティンロック　松山弘平

調教状態

この厩舎は土曜に強い追い切りを行うが、前走がＣＷで６ハロン87秒２だったのに対し、今回は６ハロン80秒３と大幅に攻めを強化。最終調整は同じ坂路で馬なりでも、前走とは中身が違ってくるはず。動きも素軽く、いい感じ。

セイウンハーデス　幸英明

調教状態

木曜追い。シャドーロール着用の効果で集中力がアップ。前走より馬体にも走りにも力感がある。疲れなし。

ダノンベルーガ　川田将雅

調教状態

１週前に圧巻の時計をマークしているので、直前は内めを馬なりで。それでも時計は上々で、何よりも迫力が凄かった。馬体も充実して、はっきりと前走以上か。

厩舎コメント

(研ぎ澄まされ)堀師――１週前に速いラップで追い切ったが、直前は一歩踏み込んでしっかりめに追った。併せ馬で先行して、自ら反応して走れてフィットネスは良好。徹底した基礎体力の強化でベースができていたので、スムーズに仕上げてこられたし、皐月賞前よりも研ぎ澄まされた感じ。

デシエルト　岩田康誠

調教状態

黒光りする馬体が目立ち迫力がある。ただ、トビが大きくて、追われてからもペースが変わらない。切れ味を求められる展開になるといかにも厳しそう。

ドウデュース　武豊

調教状態

Ｐコースで集中力を確かめるような稽古。珍しく直線キチッと左手前で走っていた。普段はピッチの利いた走法だが、加速がつくとトビがダイナミックに。肌艶もピカピカ。馬体を更に絞って2400メートル仕様になっている。

厩舎コメント

(舞台は合う)友道師――皐月賞は後方から、３～４角で大外を回っての３着。改めて能力があると感じました。調教でもそうですが、左回りの走りはスムーズ。2400ｍが保つよう、ここまでやってきて、馬もそれに応えてくれています。この舞台は合うと思いますし、十分チャンスがあるはずです。

ビーアストニッシド　和田竜二

調教状態

コンスタントに使われていても元気一杯で、馬体もピカピカ。ハミ受けの幼さは相変わらずでゴール前では左にヨレる面も見せたので、距離延長は割引材料か。

ピースオブエイト　藤岡佑介

調教状態

舌を縛ってハミ受けもスムーズだったし、先週同様３頭併せの内でしっかり先着できた。確かに元気はいい。しかし、心身ともにまだまだ良くなる余地を残す。

厩舎コメント

(底見せず)奥村豊師――前走は先行有利の馬場を考慮し、ジョッキーの好判断で粘り強い競馬ができました。まだ子供っぽさが残る中での３連勝ですから、ポテンシャルの高さを感じます。思いのほか疲労回復が早く、フレッシュな状態ですし、先週より今週の方がシャープに動けていました。相手は強くなりますが、まだ底を見せていないのは強みですからね。

プラダリア　池添謙一

調教状態

間隔が詰まるので坂路主体の調整だが、四肢がしっかり動いて非常にバランスのいい走り。毛ヅヤが良く、気持ちも走る方に向いている。勝って更に上向き。

厩舎コメント

(力強さ増す)池添学師――前走が強い内容。今年デビューしてレースの間隔は短いですが、一走毎にトモの緩さが解消しつつ、力強さが増しています。１週前の動きが抜群でしたし、今週は時計が速くなり過ぎましたが、無理はしていません。相手は強くなりますが、通用していいと思います。

マテンロウオリオン　横山典弘

調教状態

ピッチの効いた走りで、フォルム同様マイラー系だろうが、とにかく元気。この厩舎らしくしっかり負荷をかけた点も好感。実戦で折り合うなら一発も。

マテンロウレオ　横山和生

調教状態

ブリンカーを外しチークピーシズを着ける。とにかく前進気勢の強い馬で、距離延長は少し心配だが、フットワークが実に力強い。ダービー制覇したことのある厩舎で強い稽古は心強い。あとは自身の落ち着き。

ロードレゼル　Ｄ．レーン

調教状態

騎手騎乗で手応えで見劣ったのは物足りないが、最後までしっかり伸びている。先週はＣＷで好調教。順調。

厩舎コメント

(上積み見込め)福永助手――最終追い切りは坂路で52秒３。動き、内容ともに良かったですし、予定通りに仕上がりました。相手は強くなりますが、この馬自身もひと叩きした上積みがあるはずです。リズム良く運んでどこまで。

ステップレース１　皐月賞（Ｇ１）

2022年 4月 17日(日) 中山11Ｒ 皐月賞 18頭 芝 2000m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 14 ジオグリフ 牡3 57 福永 祐一 01:59.7 5
2 18 イクイノックス 牡3 57 C.ルメール 01:59.8 1 3
3 12 ドウデュース 牡3 57 武 豊 02:00.0 1 1/4 1
4 1 ダノンベルーガ 牡3 57 川田 将雅 02:00.0 クビ 2
5 2 アスクビクターモア 牡3 57 田辺 裕信 02:00.1 クビ 6

レース回顧

アスクビクターモアが1000ｍ通過60秒２で逃げる展開。直線坂上でイクイノックスが先頭に立って抜け出したところを、その後ろでマークしていたジオグリフが襲い掛かり、ゴール手前で差し切った。１馬身差の２着はイクイノックス。東スポ杯２歳ステークス以来の競馬でこれなら、次走は上積みがありそう。ドウデュースは後方待機から上がり最速で追い込んだが３着まで。最内枠のダノンベルーガは馬場の悪いインを通ったためか、直線でやや伸びを欠き４着。逃げたアスクビクターモアは勝ち馬と０秒４差の５着。ホープフルステークスの勝ち馬キラーアビリティはいいところがなく13着。

ステップレース２　青葉賞（Ｇ２）

2022年 4月 30日(土) 東京11Ｒ 青葉賞 13頭 芝 2400m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 3 プラダリア 牡3 56 池添 謙一 02:24.2 4
2 7 ロードレゼル 牡3 56 川田 将雅 02:24.3 1/2 2
3 12 エターナルビクトリ 牡3 56 武 豊 02:24.4 1/2 6
4 14 グランシエロ 牡3 56 三浦 皇成 02:24.6 1 1/4 5
5 11 レヴァンジル 牡3 56 D.レーン 02:24.9 2 1

レース回顧

ディライトバローズがやや強引に逃げ、ロードレゼルが追う展開。1000ｍ通過は58秒９。直線早めにロードレゼルが先頭に立って押し切りを狙うところ、５番手でレースを進めたプラダリアが襲い掛かり、残り100ｍで抜け出した。ロードレゼルは厳しい展開だったが、しぶとく粘って半馬身差の２着。ダービーの出走権をつかんだ。エターナルビクトリは上がり最速で追い込んだが３着まで。

ステップレース３　京都新聞杯（Ｇ２）

2022年 5月 7日(土) 中京11Ｒ 京都新聞杯 12頭 芝 2200m

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 単勝人気
1 3 アスクワイルドモア 牡3 56 岩田 望来 02:09.5 レコード 8
2 11 ヴェローナシチー 牡3 56 酒井 学 02:09.6 1/2 7
3 9 ボルドグフーシュ 牡3 56 松田 大作 02:09.8 1 1/4 5
4 2 リカンカブール 牡3 56 藤岡 康太 02:10.2 2 1/2 12
5 10 ブラックブロッサム 牡3 56 D.レーン 02:10.3 クビ 1

レース回顧

メイショウラナキラが58秒2で逃げる展開。後方待機のヴェローナシチーが外からマクり気味に上がり、直線入り口では先頭に立って押し切りを図る。道中はインで我慢したアスクワイルドモアは、直線で外の進路を確保し、力強く伸びて差し切った。ヴェローナシチーは半馬身差の２着。出遅れたボルドグフーシュは、最後方待機から鋭く伸びたが３着まで。

混乱ムードの牡馬クラシックだが、皐月賞でほぼ４強の図式が出来上がったと見る。その皐月賞は、馬場差を考慮すれば優秀なタイムで、着差の上では１～６着までを一括りにできるが、総合的に判断して、上位４頭が上位。別路線組のレベルを検証した上で、１～４着馬の順位付けを今年の予想のコンセプトとした。

◎ダノンベルーガ

内枠も災いしたが、抜け出す際に頭が上がって、最後のひと伸びがなかった。この中間は単走主体の追い切りで主体性を持たせて、人との関係を強化した。仕上げのレベルも上がった。今回は躊躇せずに一気に伸びてくるだろう。

○ドウデュース

上がり600ｍ最速で３着。語弊はあるが、策士策に溺れるで、トラックバイアスとペースを読み過ぎたよう。ワンアンドオンリー、マカヒキ、レイデオロ、ワグネリアンのように今回は戦法を変えてくるはずだ。馬の能力への信頼があれば、それができる。

▲イクイノックス

引っ掛かってモタれて２着だから、負けてなお強し。左回りの瞬発力比べなら最上位と見ていいが、年明け緒戦の皐月賞を勝ったサートゥルナーリアはダービーでテンションが高くなって出遅れ。このケースは念頭に置きたい。

◇ジオグリフ

ほぼ減点なしの１着。他の３頭が全力を出し切れていない中での勝利だった。折り合い面から距離は克服可能と見るが、今回は初めて経験する大観客。スタンド前の発走でゲートが最大の難関。５番手以下の順位づけは難解。

管理人の予想印

◎ ダノンベルーガ
○ ドウデュース
▲ イクイノックス
◇ ジオグリフ
△１ ロードレゼル
△２ プラダリア
△３ キラーアビリティ
△４ ピースオブエイト

買い目

単勝/複勝

12

馬連

軸12、13
相手５、６、12、13、15、16、17、18

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