2021年高松宮記念過去データと予想分析

馬ランド、無料競馬予想記事
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中京競馬場で行われる、春の古馬スプリントチャンピオン決定戦であり、春のGⅠレースの始まりでもある。芝1200mという短距離レースでもあり、スピード自慢の馬が集結するスプリントレースの最高峰。2020年のレースは先行馬差し馬など4頭が鼻の差でゴールする大混戦。審議(降着有りの)見応え十分のレースだった。それもGⅠ馬が多数出走する高松宮記念ならでは。ただし、スプリントレースとはいえ、中京開催の最終日に行われるため、芝の状態は良くない。そのためスプリントレースだからといって馬体重が軽いほうが有利というわけではない。勝ち時計は1分8秒台。

馬場状態は「重」の傾向が強い。また、状況によってAコース・Bコースのどちらか(AコースがBコースより3m内側)。各馬全力のアドレナリン出まくりの超スプリントレース。人気馬が惨敗するケースも多くそこが面白い。

日付 単勝配当 複勝配当 枠連 馬連 馬単 3連複 3連単
2020年 3,230円 810円 2,300円 9,150円 26,540円 22,830円 217,720円
2019年 780円 320円 33,310円 30,530円 49,630円 870,740円 4,497,470円
2018年 550円 240円 1,300円 1,690円 3,170円 15,910円 60,450円
2017年 870円 230円 2,490円 2,150円 4,750円 3,230円 23,880円
2016年 390円 150円 680円 890円 1,730円 1,740円 6,690円
2015年 650円 260円 1,010円 7,480円 10,770円 14,000円 81,560円
2014年 770円 260円 2,860円 10,400円 17,030円 7,990円 71,040円
2013年 130円 110円 480円 470円 560円 11,340円 27,200円
2012年 390円 130円 670円 950円 1,750円 1,070円 5,930円
2011年 450円 170円 1,800円 2,370円 3,970円 33,730円 129,290円

過去配当金

過去10年1番人気がそのまま着順したのは2レースしかない。それでも、人気上位がそのまま着順しているので大きな波乱のないレースが続いていた。芝1200mの長短距離レースであれば、勢いや実力そのままが着順になる傾向が強い。それでも、2020年の高松宮記念は、9番人気のモズスーパーフレアが大混戦の中、ハナ差で1着となった。そのため、近年の単勝配当としては、3230円の破格となった。GⅠレースでもあり、出走馬はいずれ劣らぬ実力馬。過去3レース以内で1位着が半数以上となる春の訪れを告げるG1レース初戦を飾るにふさわしい豪華な布陣となった。

配当金狙いなら、人気10番前後が狙い目。このあたりでも、勝ち実績がある実力馬。番狂わせというよりも実力を発揮すれば上位あるいは1着も可能。順当勝ちと思うなら馬連を買うのも面白いが、そこまで考えているのなら3連単を買うのがおすすめ。

日付 着順 馬名 性別 年齢 人気 騎手 頭数 距離 馬場状態 着差 3角 4角 上り3F 上3F地点差 馬体重 斤量 馬体重増減 所属調教師 種牡馬 母父馬 間隔 前走開催 前走レース名 前芝・ダ 前距離 前走馬場状態 前走人気 前走着順 前走上り3F 前騎手 前走斤量 前走着差タイム 前走日付
200329 2 モズスーパーフレア 5 9 松若風馬 18 芝1200 0 1 1 34.5 0 494 55 0 (栗)音無秀孝 Speightstown Belong to Me 8 2京2 シルクロHG3 1200 2 4 35.3 松若風馬 56 0.2 200202
3 グランアレグリア 4 2 池添謙一 0 13 12 33.1 1.4 486 55 12 (美)藤沢和雄 ディープインパクト Tapit 14 5阪7 阪神カッG2 1400 1 1 33.5 ルメール 54 -0.8 191221
4 ダイアトニック 5 4 北村友一 0 4 4 33.7 0.8 472 57 2 (栗)安田隆行 ロードカナロア サンデーサイレンス 4 1阪2 阪急杯G3 1400 1 34.5 北村友一 57 0 200301
190324 1 ミスターメロディ 4 3 福永祐一 -0.1 4 5 33.6 0.5 492 57 -4 (栗)藤原英昭 Scat Daddy Deputy Minister 4 1阪2 阪急杯G3 1400 1 7 34.8 福永祐一 56 0.5 190224
2 セイウンコウセイ 6 12 幸英明 0.1 3 2 33.9 0.3 504 57 -4 (美)上原博之 アドマイヤムーン Capote 8 2京2 シルクロHG3 1200 5 15 36.3 池添謙一 58 1.3 190127
3 ショウナンアンセム 6 17 藤岡康太 0.1 13 11 33.4 0.8 490 57 0 (美)田中剛 ジャングルポケット クロフネ 3 2中3 オーシャG3 1200 13 5 34.8 津村明秀 56 1 190302
180325 1 ファインニードル 5 2 川田将雅 0 6 6 34.5 0.7 480 57 -8 (栗)高橋義忠 アドマイヤムーン Mark of Esteem 8 2京2 シルクロHG3 1200 4 1 33.9 川田将雅 57 -0.3 180128
2 レッツゴードンキ 6 3 岩田康誠 0 8 6 34.6 0.6 500 55 8 (栗)梅田智之 キングカメハメハ マーベラスサンデー 5 1東8 フェブラG1 1600 10 5 37 幸英明 55 0.7 180218
3 ナックビーナス 5 10 三浦皇成 0.1 6 6 34.7 0.6 522 55 -4 (美)杉浦宏昭 ダイワメジャー More Than Ready 3 2中3 オーシャG3 1200 2 2 34.1 横山典弘 54 0 180303
170326 1 セイウンコウセイ 4 5 幸英明 -0.2 4 4 34.5 0.4 500 57 0 (美)上原博之 アドマイヤムーン Capote 8 2京2 シルクロHG3 1200 4 2 33.6 松田大作 55 0 170129
2 レッツゴードンキ 5 2 岩田康誠 0.2 13 12 33.9 1.2 506 55 4 (栗)梅田智之 キングカメハメハ マーベラスサンデー 5 2京7 京都牝馬G3 1400 1 1 34 岩田康誠 55 -0.3 170218
3 レッドファルクス 6 1 M.デム 0.3 8 6 34.6 0.6 472 57 7 (美)尾関知人 スウェプトオーヴァーボード サンデーサイレンス 15 香港 香港SG1 1200 12 M.デム 57 0.9 161211
160327 1 ビッグアーサー 5 1 福永祐一 -0.1 4 4 33.4 0.6 520 57 -4 (栗)藤岡健一 サクラバクシンオー Kingmambo 8 2京2 シルクロHG3 1200 1 5 33.4 M.デム 57 0.6 160131
2 ミッキーアイル 5 2 松山弘平 0.1 3 3 33.8 0.3 490 57 2 (栗)音無秀孝 ディープインパクト Rock of Gibraltar 4 1阪2 阪急杯G3 1400 1 1 34.7 松山弘平 57 -0.1 160228
3 アルビアーノ 4 3 ルメール 0.4 8 10 33.4 1 516 55 6 (美)木村哲也 Harlan's Holiday Unbridled 3 2中3 オーシャG3 1200 1 5 33.8 ルメール 55 0.5 160305
150329 1 エアロヴェロシティ 7 4 パートン -0.1 2 3 34.3 0.2 524 57 -16 [外]オサリバ Pins Kaapstad 6 香港 チェアG1 1200 2 パートン 57 0.1 150215
2 ハクサンムーン 6 6 酒井学 0.1 2 2 34.5 0.1 478 57 -6 (栗)西園正都 アドマイヤムーン サクラバクシンオー 3 2中3 オーシャG3 1200 1 2 34.8 酒井学 56 0.1 150307
3 ミッキーアイル 4 3 浜中俊 0.1 4 4 34.2 0.4 486 57 4 (栗)音無秀孝 ディープインパクト Rock of Gibraltar 4 1阪2 阪急杯G3 1400 4 2 36.5 浜中俊 58 0 150301
140330 1 コパノリチャード 4 3 M.デム -0.5 2 2 37.2 0.5 484 57 -4 (栗)宮徹 ダイワメジャー トニービン 4 1阪2 阪急杯G3 1400 2 1 35.8 浜中俊 57 -0.7 140302
2 スノードラゴン 6 8 大野拓弥 0.5 13 13 36.1 2.1 510 57 -4 (美)高木登 アドマイヤコジーン タヤスツヨシ 3 2中3 オーシャG3 1200 11 2 34.3 大野拓弥 56 0.2 140308
3 ストレイトガール 5 1 岩田康誠 0.7 7 8 37 1.4 454 55 2 (栗)藤原英昭 フジキセキ タイキシャトル 8 2京2 シルクロHG3 1200 2 1 33 岩田康誠 55 -0.4 140202
130324 1 ロードカナロア 5 1 岩田康誠 17 -0.2 9 7 33.2 0.6 498 57 -4 (栗)安田隆行 キングカメハメハ Storm Cat 4 1阪2 阪急杯G3 1400 1 1 34.5 岩田康誠 58 -0.1 130224
2 ドリームバレンチノ 6 2 松山弘平 0.2 12 11 33.3 0.7 492 57 -2 (栗)加用正 ロージズインメイ マイネルラヴ 8 2京2 シルクロHG3 1200 2 1 33.3 松山弘平 58 0 130127
3 ハクサンムーン 4 10 酒井学 0.2 1 1 34 0 464 57 -6 (栗)西園正都 アドマイヤムーン サクラバクシンオー 3 2中3 オーシャG3 1200 3 9 36.3 石橋脩 56 0.9 130302
120325 1 カレンチャン 5 2 池添謙一 18 0 2 2 35.5 0.3 482 55 0 (栗)安田隆行 クロフネ トニービン 3 2中3 オーシャG3 1200 1 4 35.6 池添謙一 56 0.2 120303
2 サンカルロ 6 3 吉田豊 0 10 12 34.7 1.1 504 57 -6 (美)大久保洋 シンボリクリスエス Crafty Prospector 4 1阪2 阪急杯G3 1400 1 3 35.7 吉田豊 57 0.3 120226
3 ロードカナロア 4 1 福永祐一 0.1 4 4 35.4 0.5 500 57 0 (栗)安田隆行 キングカメハメハ Storm Cat 8 2京1 シルクロHG3 1200 1 1 33.6 福永祐一 57 -0.4 120128
110327 1 キンシャサノキセキ 8 3 リスポリ 16 -0.2 4 3 34 0.3 494 57 -10 (美)堀宣行 Fuji Kiseki Pleasant Colony 3 2中3 オーシャG3 1200 2 2 33.4 リスポリ 59 0.1 110305
2 サンカルロ 5 4 吉田豊 0.2 11 10 33.3 1.2 494 57 -2 (美)大久保洋 シンボリクリスエス Crafty Prospector 4 1阪2 阪急杯G3 1400 4 1 34.7 吉田豊 57 -0.2 110227
3 アーバニティ 7 11 四位洋文 0.2 9 7 33.6 0.9 500 57 -6 (美)古賀慎明 マンハッタンカフェ Affirmed 8 2京1 シルクロHG3 1200 14 2 32.6 四位洋文 57 0.1 110129

過去レース結果

2020年の高松宮記念は、4頭が飛び込むゴール前大混戦となった。ハナ差でモズスーパーフレアが1着。逃げ、先行馬と差し、追込み馬がなどそれぞれの特色を持ってゴールを目指す。それが実力馬であればあるほど、ゴールどんぴしゃに合わせてくるのでゴール直前は瞬きもできないほどの大興奮となる。ただし、一心不乱に駆け抜けるので、2020年のレースは、クリノガウディーの斜走(妨害)があり4位降着となった。

短距離レースは混戦となりやすく、降着になる可能性があるので着順が良くても安心できない。荒れ馬は騎手の指示に敏感に反応することがなく、斜走することもありがち。まっすぐ走ることを義務づけられての斜走は競走馬としては致命的。そのような馬がGⅠレースに出てくることは稀だが、混戦の中では馬も興奮して斜走もありえることに注意したい。気性の荒い馬には注意したい。騎手のポジション取りも大切だが、高速レースになるとそれも難しい。言えるのは、スプリントレースの中でも爆発的な加速力のある馬が良い。そして、短距離レースは大型馬が伝統的に強い。これもお忘れなく。

人気 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1番人気2-0-3-5/1020.0%20.0%50.0%526853.3
2番人気2-4-0-4/1020.0%60.0%60.0%9411196.0
3番人気3-2-2-3/1030.0%50.0%70.0%200153175.4
4番人気1-1-1-7/1010.0%20.0%30.0%658486.3
5番人気1-0-0-9/1010.0%10.0%10.0%8723108.4
6番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%0490.0
7番人気0-0-0-10/100.0%0.0%0.0%000.0
8番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%0350.0
9番人気1-0-0-9/1010.0%10.0%10.0%32381325.1
10番人気0-0-2-8/100.0%0.0%20.0%01980.0
11番人気0-0-1-9/100.0%0.0%10.0%01380.0
12番人気0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%02210.0
17番人気0-0-1-8/90.0%0.0%11.1%07120.0

人気別

過去10レースの1番人気【2-0-3-5/10】勝率は20%となった。実力馬が強い短距離レースでこの勝率は意外とも言える。しかし、2番人気【2-4-0-4/10】勝率20%、3番人気【3-2-2-3/10】勝率30%ということで、3番人気までの勝率は70%と高い。反対に去年の9番人気モズスーパーフレアの1着は想定外と言え、配当も高くなった。番狂わせの起きにくいレースとも言えるが、3番人気までならどの馬が勝ってもおかしくない。それなら、勝率は3分の1とも言えるし、3連単を選ぶ楽しみもあるだろう。確率を選ぶなら3番人気までの馬を、配当重視なら10番人気までを、というのが定石。

過去10レースでは10番人気以降の1着馬はいない。実力差が出にくい短距離レースといえども、人気上位と下位では、実力差では大きな壁があるといっていい。配当狙いでなければ人気馬を。芝状態が良ければマクリ馬にも勝機があるが、高松宮記念のレーススケジュールでは好馬場は期待できない。先行馬を中心に人気順とかけあわせて選ぶ。

前走レース名 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
500万下*2-1-0-9/1216.7%25.0%25.0%9850225.7
未勝利・牝2-0-1-13/1612.5%12.5%18.8%3948199.1
新馬2-0-0-9/1118.2%18.2%18.2%753147244.6
菜の花賞500*1-0-1-5/714.3%14.3%28.6%4070188.4
クイーンG31-0-0-13/147.1%7.1%7.1%722288.1
つばき賞500*1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%4336128.0
寒竹賞500*1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%680260680.0
未勝利0-2-0-10/120.0%16.7%16.7%0420.0
500万下・牝0-1-1-14/160.0%6.3%12.5%0570.0
未勝利*0-1-0-2/30.0%33.3%33.3%03030.0

前走レース別

高松宮記念にあわせて、前哨戦としての位置づけが京都芝1200mのシルクロードステークス。サラ系4歳以上の出走条件もピッタリ。シルクロードステークスで好走した馬が勢いをそのままに、高松宮記念を激走するケースが多い。

レース間隔も合っており、好条件が揃っている。ただし、シルクロードステークスには高松宮記念の優先出走権は設定されていない。優先出走権が設定されているのは、阪神芝1400m阪急杯と中山芝1200mオーシャンステークス。両レースは高松宮記念と間隔が1ヵ月であり、1月にあるシルクロードステークスを出走して、オーシャンか阪急杯で勢いをつけて、本戦に臨むという必勝パターンが多い。この重賞3レースの結果は特に重視。数頭は地方競馬から上がってくるが、よほどのことがなければ無視してもいい。

前走の阪急杯ではレシステンシアが先行逃げ切りの危なげない走りで1着。面白みのないレース展開といえばそれまでだが、それがレシステンシアの強さ。

前確定着順 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
前走1着3-5-2-25/358.6%22.9%28.6%415455.0
前走2着3-2-3-15/2313.0%21.7%34.8%85167177.9
前走3着0-1-1-16/180.0%5.6%11.1%0250.0
前走4着2-0-0-11/1315.4%15.4%15.4%27872291.8
前走5着1-1-2-10/147.1%14.3%28.6%2749688.6
前走6~9着1-0-1-35/372.7%2.7%5.4%214183.6
前走10着~0-1-1-35/370.0%2.7%5.4%0640.0

前走着順別

本年初レースとなる馬もいれば、毎月出走している馬もいる。適性にもよるが、毎月走るくらいの馬のほうが成績が良い。そうなると前走の調子をそのまま持ってくる馬も少なくなく、そうなると俄然前走の着順が気になってくる。前走1着馬の高松宮記念での成績は、【3-5-2-25/35】勝率8.6%、前走2着【3-2-3-15/23】勝率13.0%、前走3着【0-1-1-16/18】勝率0%、前走4着【2-0-0-11/13】勝率15.4%。データを見ても分かるとおり、前走6着以降は本レースでの勝率がガタンと落ちる。もっとも、GⅠレースなので、前走の成績が極端に悪ければ出走できない。

もちろん、前走3レースの成績が加味されたり、それ以上の実績馬が優遇される場合もある。それでも、前走の成績は短距離馬の場合、明らかに本調子かどうかがわかるので重視したい。当然だが前走レースのグレードと着順で人気順が決まる。

単勝オッズ 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1.0~ 1.41-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%130110130.0
2.0~ 2.90-0-2-3/50.0%0.0%40.0%0520.0
3.0~ 3.92-1-1-1/540.0%60.0%80.0%156118152.7
4.0~ 4.91-1-0-3/520.0%40.0%40.0%907684.3
5.0~ 6.92-3-2-5/1216.7%41.7%58.3%10012193.3
7.0~ 9.93-1-1-9/1421.4%28.6%35.7%17292184.5
10.0~14.90-1-0-13/140.0%7.1%7.1%0200.0
15.0~19.90-2-0-7/90.0%22.2%22.2%0930.0
20.0~29.90-0-0-17/170.0%0.0%0.0%000.0
30.0~49.91-0-1-21/234.3%4.3%8.7%14067166.4
50.0~99.90-0-2-23/250.0%0.0%8.0%01040.0
100.0~0-1-1-45/470.0%2.1%4.3%01830.0

オッズ別

人気順であっても、格段になるとオッズも1.0台になる。このくらいの人気になると鉄板。過去に1例しかなく、【1-0-0-0/1】勝率100%。これは88年のアグリキャップでオッズは驚きの1.1倍。このくらいになると負ければ暴動が起きるレベル。勝つべくして勝ったレース。それでは、2.0台はどうか【0-0-2-3/5】勝率0%と芳しくない。3.0台【2-1-1-1/5】人気馬オッズの標準的なところで勝率も40%ともっとも高い。

4.0台の勝率も高く、3.0台、4.0台のオッズが人気順となるだろう。配当金狙いだったらオッズが高いほどいいが、人気順の着順が多く望み薄。順当に勝ちたいなら、2.0台、3.0台を狙うべき。本レースでは出ないと思うが1.0台のオッズが出たら間違いなく買い。有力馬が集まる高松宮記念だが、人気上位と下位では実力差がはっきりしている。1着馬のゴール後、最後尾馬とは約100mの差が出るのだから、有力馬の集まりでも力が拮抗しているわけではない。

騎手 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
福永祐一2-0-1-5/825.0%25.0%37.5%14673173.3
岩田康誠1-2-1-5/911.1%33.3%44.4%147251.5
池添謙一1-1-0-6/812.5%25.0%25.0%4842153.6
幸英明1-1-0-3/520.0%40.0%40.0%174488563.9
M.デム1-0-1-4/616.7%16.7%33.3%1287085.8
川田将雅1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%683098.5
リスポリ1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%450170450.0
パートン1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%650260650.0
松若風馬1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%32308103230.0
松山弘平0-2-0-4/60.0%33.3%33.3%0580.0

騎手別

競馬の世界はシビアで、優秀な騎手が人気馬・実力馬に乗るようになっている。一般的には馬主の意向を聞きながら調教師がどの騎手を起用するか決める。人気騎手でフリーの立場なら依頼のあった馬の中から選ぶことができる。

立場が逆転するkとおもあるわけだ。また、騎手と馬のコンビも存在する。この馬にはこの騎手が…という暗黙の了解もある。騎手で馬券を買うのはかなりの冒険だ。調子の良い騎手に実力馬が当たらない可能性もある。逆に馬の実力だけで上位に来る騎手もいる。それでも、実力上位の騎手に人気下位の馬がくることは稀。

そういった意味では、当代随一の騎手であれば買って損はないかもしれない。高松宮記念過去10レースで2勝以上は福永祐一騎手のみ【2-0-1-5/8】勝率25%は立派。19年の勝利は1番人気のミスターメロディに乗って勝った。

騎手×調教師別

騎手は基本的に個人事業主。そのため、馬主や厩舎のほうが立場が上となる。それでも、馬と騎手のコンビが生まれるのは、厩舎と騎手が業務委託契約を結ぶケースが多いから。もちろん有望な騎手には有望な馬があてがわれる。

中には、新馬戦の勝利から引退まで同じ騎手が乗るケースもある。武豊騎手はフリーの立場だが、類い稀な実績から、厩舎からの騎乗依頼が多く、実績のある騎手となると、立場が逆転する。いずれにしても、ある程度騎手と厩舎(調教師)の関係性は考慮したほうがいい。調教師もまた実績があれば名前が出てくる。GⅠ馬を排出すれば尚更。騎手もこの調教師なら安心という気持ちになるようだから、騎手と調教師のコンビニも注目したい。

枠番 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
1枠0-0-1-19/200.0%0.0%5.0%060.0
2枠4-2-1-13/2020.0%30.0%35.0%113179272.5
3枠2-1-1-16/2010.0%15.0%20.0%82101108.0
4枠0-3-4-13/200.0%15.0%35.0%04100.0
5枠2-0-1-17/2010.0%10.0%15.0%4725119.7
6枠1-1-0-18/205.0%10.0%10.0%61552.0
7枠0-1-1-26/280.0%3.6%7.1%0610.0
8枠1-2-1-25/293.4%10.3%13.8%1115374.5

枠番別

一般的には内枠有利・外枠不利となる。しかし、データを見ても1枠【0-0-1-19/20】は勝っていない。内枠有利といわれる所以は先行馬が有利なため。差すことはできるが、追込み型は不利とされる。そのため、1枠で勝ててなくても2枠【4-2-1-13/20】勝率20%、3枠【2-1-1-16/20】勝率10%となっている。4枠【0-3-4-13/20】は勝てていないが着順がよく連対率が高い。

先行馬が内枠に来たら選択肢は狭まる。当日のコースが内側Bコースの場合は、状況がことなってくる。内枠よりもむしろ外枠が有利となるからだ。これは、Bコース時の幅員が25mしかなく、思った以上に窮屈。そうなると、内枠は、コーナーもきつくなるので、余裕のある外枠が有利となる。ただ、内外の出入りが難しいので、先行馬の脚質がものを言う。Bコースの場合は、中枠より外を重視で。ここが高松宮記念の面白いところ。当日はAコースかBコースかしっかりとコースを頭に入れておくこと。人気順があてにならないことも。

脚質上り 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
平地・逃げ 1- 0- 1- 8/ 1010.0%10.0%20.0%323204163.9
平地・先行 6- 3- 3- 28/ 4015.0%22.5%30.0%88117149.4
平地・中団 3- 6- 6- 64/ 793.8%11.4%19.0%1813848.9
平地・後方 0- 1- 0- 47/ 480.0%2.1%2.1%070.0

前走脚質別

脚質で見ると、逃げ【1-0-1-8/10】勝率10%、先行【6-3-3-28/40】勝率15%、中団【3-6-6-64/79】勝率3.8%となる。後方からでは勝率0%なので追込み型は無視してもいい。1200mといえども終始全力では走れない。戦略にもよるが、逃げ足に自身があっても、中段からドカンと抜け出すレースもあり。いずれにしても、脚質的には先行逃げ切り馬が有利なのは間違いない。

反対に、追込み型が勝てば大番狂わせとなる。スプリントレースで追込みは見応え十分だが、出ても中団からがせいぜい。人気馬、実績馬を見ても先行逃げ切り馬ばかりなのでここから選ぶことになる。前走のレース展開も要チェックすること。

前走脚質 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
3F 1位 1- 3- 4- 16/ 244.2%16.7%33.3%1811732.2
3F 2位 0- 2- 0- 9/ 110.0%18.2%18.2%0300.0
3F 3位 1- 0- 1- 18/ 205.0%5.0%10.0%191959.1
3F ~5位 3- 2- 0- 23/ 2810.7%17.9%17.9%7841182.1
3F 6位~ 4- 3- 4- 75/ 864.7%8.1%12.8%5215097.0

前走3F別

高松宮記念では、前走3F4位5位【3-2-0-23/28】勝率10.7%がもっとも高い。これは何を意味しているのかというと、典型的な先行逃げ切り馬。先行馬はどうしてもゴール前のタイムが落ちる。それでも、そこまでの貯金があるから逃げ切れる。それがデータに如実に現われている。3F1位【1-3-4-16/24】勝率4.2%となっている。これは最後の直線でがんばった結果だが、追い込み馬には厳しい結果となった。

3Fではポジション取りを気をつけないと、2020年のレースでは、1着馬が4着降着となった例もある。騎手のミスか馬の気性にしても、ゴール前の斜走は命取り。素直な馬を買うに越したことはない。いずれにしても、3Fが速い馬を優先することはない。先行馬を優先に。

年齢 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
4歳 3- 1- 4- 29/ 378.1%10.8%21.6%657491.2
5歳 5- 3- 3- 35/ 4610.9%17.4%23.9%10170101.2
6歳 0- 6- 2- 33/ 410.0%14.6%19.5%02480.0
7歳 1- 0- 1- 27/ 293.4%3.4%6.9%225676.4
8歳 1- 0- 0- 16/ 175.9%5.9%5.9%2610157.0

年齢別

馬齢となれば、4歳が一番脂が乗りきっているのではと思いがち。確かに瞬発力を考えたら4歳馬。しかし実際は、4歳【3-1-4-29/37】勝率8.1%、5歳【5-3-3-35/46】勝率10.9%となった。5歳馬のほうが成績がいいのは、高松宮記念に照準を絞って調教してきた成果と言える。そのため、4歳5歳ならどちらでもいいだろう。7歳以降はロードカナロアクラスが来ないと無視していい。

短距離馬のピークは4,5歳というのが如実に現われていて興味深い。6歳はどうか…【0-6-2-33/41】で勝率ゼロでも2着馬が多く、ここは無視できない。6歳馬でも気になる馬がいれば、突っ込んでみるのも悪くない。配当金狙いなら尚更。

馬体重 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
420~439kg0-0-0-4/40.0%0.0%0.0%000.0
440~459kg0-0-1-17/180.0%0.0%5.6%070.0
460~479kg0-1-3-33/370.0%2.7%10.8%0580.0
480~499kg7-4-2-34/4714.9%23.4%27.7%134202174.5
500~519kg1-5-3-36/452.2%13.3%20.0%1911133.2
520~539kg2-0-1-20/238.7%8.7%13.0%4550109.1
540~0-0-0-3/30.0%0.0%0.0%000.0

馬体重別

「短距離レースでは大型馬が強い」というのがいわば常識。もちろん重すぎてもだめなのだが、馬体重は500kgまでを目安にしたい。高松宮記念はスプリントレースなので馬格のある馬の好走が目立つ。実際、480~499kg【7-4-2-34/47】勝率14.9%。これより軽くなると1着馬はいない。500kg超でも1着3回となっているので、突出した馬が出走しないかぎりは馬体重は無視できない。

特に高松宮記念は馬場が荒れる(重い)状態となるので、馬体重の軽い馬は足を取られてしまう。重すぎるとフットワークに欠け一瞬の爆発力がなくなるので、500kg以内というのは、マイルールに掲げてもいいだろう。勝率はもちろん、連対率複勝率とも良いので、他は考えなくていい。前走との馬体重の比較も忘れずに。増減なしあるいはマイナスなら安泰。

斤量 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
53.5~55kg2-3-3-43/513.9%9.8%15.7%705157.5
55.5~57kg8-7-7-104/1266.3%11.9%17.5%3612287.7

ハンデ別

出走条件が緩い高松宮記念ではハンデが存在する。この点は無視できないが、53.5~55kg【2-3-3-43/51】勝率3.9%、55.5~57kg【8-7-7-104/126】勝率6.3%となる。馬体重については、調教師の腕の見せ所ともいえる。

ハンデ戦では負担重量の重い3頭に優先出走権が与えられる。頭数が多ければ、ハンデ抽選を突破するのが条件など、少々分かりづらいが、ハンデ戦は結果にも大きく関わってくる。2020年の本レースでは、クリノガウディがハンデ戦を経て着順1位(進路妨害で4着降着)となっている。

種牡馬 着別度数 勝率連対率複勝率単回値複回値単適回値
アドマイヤムーン2-2-1-5/1020.0%40.0%50.0%142440270.7
キングカメハメハ1-2-1-6/1010.0%30.0%40.0%136358.3
ダイワメジャー1-0-1-9/119.1%9.1%18.2%7091122.4
サクラバクシンオー1-0-0-14/156.7%6.7%6.7%2610123.4
クロフネ1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%9732354.7
Speightstown1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%1076270352.6
Scat Daddy1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%780320780.0
Pins1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%650260650.0
Fuji Kiseki1-0-0-0/1100.0%100.0%100.0%450170450.0
ディープインパクト0-2-1-8/110.0%18.2%27.3%0530.0

種牡馬別

競馬は血統のレースとなると、種牡馬が結果に大きく左右する。実際にそこまで影響するのかとなると、そこは確実にとはいえない面もある。競馬の世界でも種牡馬としてはディープインパクト系列が席巻した時期もあった。現在も継続中ではあるのだが、ディープは中距離馬として大成した。それでは、短距離の血統ではないのか…ということになるが、実際のところ、ディープインパクト【0-2-1-8/11】勝率0%となった。

数レースで勝った馬もいるが確率的には参考にならないので、10レース以上で挙げてみると、アドマイヤムーン【2-2-1-5/10】勝率20%で内容も良い。こちらもスプリント系ではないのだが、血統としては申し分ない。成績がそれを物語る。そして、多くの競走馬を排出しているキングカメハメハ【1-2-1-6/10】勝率10%とまずます。他、ダイワメジャー【1-0-1-9/11】勝率9.1%、サクラバシンオー【1-0-0-14/15】勝率6.7%となっている。最優先ではないが、最終的に迷ってしまえば血統は背中を押してくれる好材料。

アウィルアウェイ 吉田隼人 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

ハミにモタれて伸び切れず。ここ2走はその度合が大きい。ラスト1ハロンは不正駈歩になる場面も見られた。大きくは変わっていない。

アストラエンブレム 杉原誠人 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

3頭併せの内で右手前に替えると、グイッと伸びて、一旦追い抜き、むしろ相手を待って同入。小気味のいい推進力のある走り。

インディチャンプ 福永祐一 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

トップスピードの持続がまだ本当ではないが、馬体が太くて動きも重かった前走に比べれば大分良くなった。叩いた上積みは大きい。

厩舎コメント

(距離いい方に)音無師――太め解消のためにも在厩調整でしっかりと乗り込んだ。前走時はラスト13秒を切れなかったが今回は12秒6。見た目にも締まって、叩き良化型らしく、使って調子が上がってきたね。胴が詰まって幅のある体形。距離もいい方に出るのでは。

エイティーンガール 酒井学 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

成績は悪いが毛ヅヤが冴えてきて、リラックスしている。気配は上昇。

カツジ 中井裕二 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

先週一杯に追っているので、今週は上がり重点。道中掛かったが、ラストは上々の伸び。この馬なりに叩いた効果はありそうだ。

サウンドキアラ 松山弘平 辻三蔵さんの調教診断B

調教状態

(チャンピオンヒルズから2月11日に帰厩)首をうまく使ってこの馬らしいリズムのいい走り。立て直し、気配は明らかに昨秋以上。

厩舎コメント

(復調)安達師――前走で復調の兆しが見えたのは良かったです。放牧明けですが、2週続けてしっかりやって好仕上がり。今週は上がり重点で動きも良かったですね。今回は1200mに対応できるかが鍵ですが、いい状態で出走できるのが何よりです。

セイウンコウセイ 幸英明 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

少しムキになる感じではあったが、それも含めて動きに勢いがあって、年齢的な衰えは感じられなかった。活気十分で気配は上々。

ダイメイフジ 菱田裕二 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

遠征後で間隔も詰まるが、前走よりも調教の密度が濃い。多少なりとも気配は上向き。

ダノンスマッシュ 川田将雅 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

(ケイアイF千葉から2月17日に帰厩)先週までは迫力がなかったが、今週は大分リズム良く走れていた。馬体も太め感なくできている。完調ではないが、一応の態勢整う。

厩舎コメント

(天気が鍵)安田隆師――もともと休み明けで強い走りをしているし、今回は直接GⅠに。カリカリせずいい状態で臨めます。相手にとって不足なしという感じですが、良馬場が理想のタイプ。当日の天候が鍵になります。

ダノンファンタジー 藤岡佑介 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

1週前は力み加減ながら6ハロンから追い切られ 、今週も坂路でそこそこの時計 。相変わらず力んでいたが、軽快なフットワークが目立つ。

厩舎コメント

(初距離だが)片山助手――先週にコースで速い時計を出したので、今週は坂路で最終調整。うまく調整できた。1200mは未経験なのでやってみないと分からないが、前々走は久々の1400mであっさり。距離適性はあると思う。

トゥラヴェスーラ 鮫島克駿 辻三蔵さんの調教診断C

調教状態

前走時と同程度の動きでGⅠクラスになると迫力不足。馬体もできているが、一変は?

マルターズディオサ 田辺裕信 辻三蔵さんの調教診断B

調教状態

(阿見TCから2月16日に帰厩)南W中心に乗り込み、最終追い切りは坂路の3頭併せの真ん中で、なだめるぐらいの気合。切れのある走りで久々を感じさせない。

ミッキーブリランテ 和田竜二 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

適度な行きっぷりで身のこなしも機敏。馬体も充実。ピッチ走法で、1200メートルは合いそう。

モズスーパーフレア 松若風馬 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

攻め駆けする馬らしく楽に49秒台をマーク。前走より体の張りがいくらか良くなってきた。勝った昨年ほどでないが、気配はいい。

厩舎コメント

(逃げるのみ)音無師――前走後は短期放牧を挟んでここを目標にきた。最終追い切りの指示は馬なりだったが、先週よりも速い49秒1だった。全体の時計が速ければ、最後も12秒3だからね。調子のいい証拠だと思う。ここも逃げる自分の競馬をするだけ。

ライトオンキュー 横山典弘 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

1、2週前にハードに追っているので、今週は余力残し。引っ張り切りの手応えで豪快に駆け抜けた。気持ちも乗り、申し分ない状態。

厩舎コメント

(条件揃う)昆師――前走も馬場の悪い内を通り、57.5キロを背負って2着。緩さもあったので状態は違うし、もともと傷んでいる馬場に、更に雨予報が加わりそう。この馬に条件が揃ってきた。

ラウダシオン M.デムーロ 辻三蔵さんの調教診断B

調教状態

いつ走るか分からないタイプだが、よく手入れされた好馬体で前後のバランスがいい。先週一杯に追っており、今週はデムーロ騎手を背に息を整える程度。調整は非常にうまくいったようだ。あとは当日のイレ込み次第。

厩舎コメント

(楽しみ)斉藤崇師――前走は1完歩目が遅かったけれど、すぐに挽回していい位置でレースができました。それに左回りの方がスムーズ。高松宮記念を目指すうえで収穫があったと思いますよ。使ったあとは放牧を経て、順調にこられました。楽しみです。

レシステンシア 浜中俊 辻三蔵さんの調教診断A

調教状態

2週続けて余力十分に終い1ハロン11秒台。ダイナミックなフットワークでスピード感溢れる動き。馬体も充実。心身ともに上昇の一途。

厩舎コメント

(1200mにも対応)松下師――前走はこの馬のリズムで自然にハナに立つ形。手応え良く回って、追ってからもしっかり伸びました。GⅠで初めての1200mですが、スピードがあるし、十分対応できると思います。レースはハナにはこだわらず自分のリズムで運びたいです。どんな走りができるか楽しみ。

レッドアンシェル 池添謙一 辻三蔵さんの調教診断B

調教状態

(ノーザンFしがらきから3月5日に帰厩)ブリンカー着用。ゴール前は右にモタれてしまったが、動き自体は機敏。仕上がる。

春を告げる中京芝1200のスプリントチャンピオン決定戦。サラ系4歳以上の古馬と出走条件が緩いのも人気のレース。2020年の高松宮記念レースは上位4着が鼻の差ゴールの大混戦。さらに1着馬が4位降着となる波乱も。短距離レースだけに、ゴールを目指して各馬がなだれ込む場面もあり、先行逃げ差し追込みなど最後まで予断を許さない好レースが展開される。

前回よりも5頭多い23頭が出走予定。G1レースだけに各馬実力伯仲、去年以上の大混戦レースの予感も。それだけに好ポジションを取るための先行馬が有利か。いずれにしても、実績十分のレシステンシアを中心にレースが展開されるのは間違いない。それにしても、昨今のレースは牝馬が強い。

管理人の予想印

◎レシステンシア

脂の乗りきった牝馬4歳。過去重賞2レース(2019年の阪神ジュベナイルフィリーズ、前走の阪急杯)でレコード勝ちしている快足馬。特に阪急杯は序盤からインをしっかりポジショニングしての先頭キープ。そのまま追走を振り切る形(2走との差も開いていた)での完勝。この走りが鮮烈に残っているので、本レースも一押しにしたい。前々走のマイルチャンピオンでの先行逃げ切り失敗をも帳消しにする走りは見事の一言。

成績は【4-2-1-1】と出走馬の中でも圧倒的。とにかく先行してインポジションをゲットする走り。逆にこれができなければ苦しいが、過去レースは全て成功。スタートダッシュがすごい。懸念があるとしたら1200mは初ということだが、先行逃げ切りタイプなのでそれほど影響はないか。初騎乗の浜中騎手との相性はパドックでチェック。

○ダノンスマッシュ

実績ならレシステンシアにひけをとらない【10-3-1-8】。前走の香港スプリントの1着は見事の一言。世界的にもレベルの高いレースなので、ダノンスマッシュの末脚の見事さが際だったレース。このレースを見たらダノンスマッシュにかけたくなる。レシステンシアと迷うが馬齢を考えるとどうか。ただし、先行逃げ切りが得意だが追込みもできるので、最後の最後まで希望の持てるレースができる。いずれにしても、レシステンシアと双璧であることは間違いない。

天候にも注意。雨の重馬場ではダノンスマッシュが有利。2020年10着の無念を晴らすことができるか。どのポジションからもスルスルッと先頭に立つことができるのは騎手の手綱さばき以上にダノンスマッシュ自身に競走馬としての天性があるのは間違いない。

▲インディチャンプ

安定した走りが自慢の6歳牡馬。惨敗したレースを挙げることが難しい。 【8-2-4-5】19戦8勝という実績も素晴らしい。馬齢を考えると峠を越したという声も聞こえるが、惨敗をしない以上まだまだ走れる。十分本命に推してもいい。過去10レースはすべて重賞で上位着という安定感。大崩れするレースは皆無だけに、最後まで期待が持てる。意外にも1200mは初レースとなる。追込み型で鳴らしたインディに距離感は大丈夫か。

そこが懸念材料。それでも、追込み適性は十分で後半の爆発力はトップクラスで夢を託すには十分。騎手は名コンビの福永騎手というのもプラス材料の有力馬。前走の阪急杯ではレシステンシアに惜敗。今回リベンジなるか。

△ラウダシオン

マイルチャンピオンの15着が気がかり。他のレースでは上位安定していて、NHKマイルではGⅠ初勝利。10戦4勝【4-2-2-2】は実績としても十分なだけに、マイルCの負けを無しにしたい。この3レースで馬体重が増えているのが吉と出るか。前走3着は評価できるが、本レースで体重を絞ってくるかにも注目。真価を発揮するのは500kg弱と見る。ディープインパクトの血統でリアルインパクト産駒で血筋は十分。

騎手は相性の良いデムーロ騎乗で、実力的には上位あるいは1着もあり。配当狙いならラウダシオンで問題なし。過去1200mでいずれも好走しているので、高松宮記念も勝機あり。脚質は逃げであり、最初から飛び出すレース展開を予想。追い上げは期待薄なので序盤で決まる。

△ライトオンキュー

GⅠ未勝利だが実績十分の6歳牡馬。18戦6勝【6-3-1-8】は立派。特に過去10レースは一貫して芝1200mを走り、3勝をあげている。騎手は久しぶりの横山騎手が吉と出るか。逃げ馬なので序盤からしっかりと上位に付きたい。

あるいは先頭も。短距離なので逃げ脚の早い馬が有利。適性はあるのだが、実力的にどうか。勝機があるとすれば、天候不良による重馬場か。オッズは高いためかなり狙い目。混戦が予想されるレースなので、もつれずに付かず離れずの展開になれば由。中京芝に相性が良いのも好材料。

△モズスーパーフレア

昨年の高松宮記念では9番人気ながら1着。本レースで連覇なるか…といきたいところだが実力的には難しい。それでも、24戦7勝【7-3-1-13】であり、実績は十分。それでも前走の1番人気ながらシルクロードSの惨敗が引っかかる。

勝機があるとすれば、1200mを一貫して走ってきたこと。先行逃げ切りでスタミナがどこまで持つか。最近は牝馬でも馬体重が500kg超えることもザラだが、500kg弱がベスト体重。当日の馬体重にも注目。天候不良が予想される当日は雨なら勝機有り。松若騎手との相性がいいのでそこも好材料。決して実力がないわけではなく、オッズ的にはおいしい馬。

買い目

馬連

16-14、9、10、3、4

3連単

1着16
2着14、9、10、3、4
3着14、9、10、3、4

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