2024年小倉記念過去データと予想分析

第60回 小倉記念（Ｇ３）

2024年8月11日（日）中京競馬場　芝2000ｍ

北九州記念と並び、夏の小倉競馬を代表する重賞競走・小倉記念。阪神競馬場スタンドリフレッシュ工事の影響のため、今年は中京芝2000ｍで行われる。ハンデ重賞のため秋のＧ１には直結しづらいものの、08年のドリームジャーニーはこの勝利をきっかけに復調し、翌年の春秋グランプリを制した。また、06年からサマー2000シリーズの第３戦となり、優勝馬ではスウィフトカレント（06年）とイタリアンレッド（11年）、そして17年のタツゴウゲキがシリーズを制している。昨年は３番人気エヒトが勝利した。過去のデータからレースの傾向を検証する。

小倉記念過去10年間配当金

小倉記念過去10年間結果

小倉記念過去10年間結果前走レース

馬ランドの過去データ表の見方

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下記のように●●●ステークス人気別過去データの欄があるとします。

●●●ステークス
人気別過去データ

人気	着別度数	勝率	連対率	複勝率
１番人気	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%
２番人気	0-0-2-1/3	0.0%	0.0%	66.7%

小倉記念
人気別過去データ

小倉記念
前走レース名別過去データ

小倉記念
前走着順別過去データ

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前走コース別過去データ

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単勝オッズ別過去データ

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騎手別過去データ

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枠番別過去データ

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前走上り3F別過去データ

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前走人気別過去データ

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前走クラス別過去データ

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前走場所別過去データ

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前走距離別過去データ

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脚質別過去データ

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年齢別過去データ

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馬体重過去データ

小倉記念
ハンデ別過去データ

小倉記念
種牡馬別過去データ

６番人気が強く、７番人気以下は苦戦

平均配当は馬連が5452円、３連単は20万1947円。３連単は30万以上が２回あるが、残りの８回は10万以下なので、わりと平穏。１番人気【2.0.1.7】とやや低調。６番人気【2.3.2.3】が複勝率70％と好調。７番人気以下【2.1.2.69】で馬券に絡んだのは５頭で、人気薄はやや苦戦。６番人気までの争いと考えられる。

４歳の好走確率が高い

牡・セン馬の年齢別では、４歳【5.2.0.17】が５勝を挙げ、連対率29.2％と好走確率が高い。５歳【2.5.1.20】も複勝率28.6％とまずまず。７歳以上【1.0.1.27】は複勝率6.9％と苦戦している。牝馬は数が少ないが、４歳【1.0.2.3】が複勝率50％と好調。

重いハンデを背負った実績馬が好調

ハンデ別では、全体としては重ハンデのほうが好走確率が高い。トップハンデ【2.1.1.8】は複勝率33.3%と好成績を残しており、57.5キロ以上【2.0.1.5】は同37.5％。最近は程よいハンデが強かったが、昨年は58キロのエヒトが勝利している。軽ハンデは苦戦傾向で、52キロ以下【1.0.1.14】は今ひとつ。

Ｇ３組が中心だが、七夕賞組は不安定

前走クラス別ではＧ１出走馬が【1.2.1.6】が複勝率40％。３勝クラス組【3.1.2.17】も複勝率26.1%となかなか好調。 　好走馬が多いのは前走Ｇ３組。【6.6.7.55】と３着以内好走馬30頭中19頭を占めている。Ｇ３組の中では鳴尾記念【3.0.1.5】が複勝率44.4％と好調だが、七夕賞組【2.0.3.30】は好走馬多いが複勝率は14.3％と低調だ。

【前走のクラス別成績（過去10年）】

前走クラス 成績 勝率 連対率 複勝率
未勝利 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
2勝クラス 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
3勝クラス 3-1-2-17 13.0% 17.4% 26.1%
オープン特別 0-1-0-14 0.0% 6.7% 6.7%
Ｇ３ 6-6-7-55 8.1% 16.2% 25.7%
Ｇ２ 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
Ｇ１ 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%

栗東ＣＷのラスト１ハロンの速い馬

過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、栗東ＣＷ組【5.6.3.34】が好走馬が多く、複勝率は29.2％と高い。栗東坂路組【5.2.6.61】は複勝率17.6％とやや低調。

栗東ＣＷ組はラスト１ハロンが12秒２以下【4.5.3.24】なら複勝率33.3％と成績が良く、12秒３以上【1.1.0.10】は同16.7％と今ひとつだ。栗東ＣＷでラスト１ハロンの速い馬が狙い目だ。

【追い切りコース別の成績（過去10年）】

場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 5-2-6-61 6.8% 9.5% 17.6%
CW 5-6-3-34 10.4% 22.9% 29.2%
その他 0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%

【栗東ＣＷ組のラスト１ハロンのタイム別成績（過去10年）】

タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
～12秒2 4-5-3-24 11.1% 25.0% 33.3%
12秒3～ 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%

2024年小倉記念（Ｇ３）調教状態＆コメント

グランスラムアスク　川田将雅

調教状態

併走で遅れたが、中１週の分、馬なりに終始した感じ。馬体重以上に大きく見せて、馬体に張りが増してきた。

コスタボニータ　坂井瑠星

調教状態

ひと息入ったか、当週も一杯に追われる。やや反応が鈍く感じたが、元気良く太め感もなし。これで良化へ。

厩舎コメント

(具合はいい)杉山佳師――１週前にジョッキーに感触を掴んでもらって、今週は坂路で。距離の2000メートルとか、ハンデも軽くなくて課題は多いですが、馬体の張りが良く状態はいいですよ。ここでどんな競馬ができるかですね。

コスモカレンドゥラ　和田竜二

調教状態

前回同様で左チークピーシズ。元気はあるが、かなりムキになる感じ。気性面での問題が気がかり。

シリウスコルト　西村淳也

調教状態

全身を大きく伸ばして、直線も素晴らしい集中力。前回も動きは良かったが、今回も状態面の不安はない。

厩舎コメント

(長い直線が)宗像師――直前の追い切りは折り合い重視でサラッと。実戦では言うことを聞いてくれるので、折り合いは大丈夫で、自在性もある。左回りは問題ないが、中京の長い直線がどう出るか、そこがポイントに。

セントカメリア　幸英明

調教状態

短距離でも走れそうなピッチの利いた走法。馬体は無駄なく仕上がっており、ひと息入っても動けそうだ。

厩舎コメント

(リズム良く)高野師――順調にこられて力を出せる状態ですよ。今回は後ろからの差しが利きづらい分、中京のコース形態が鍵になると思いますが、自分のリズムを保って運べれば。

テーオーシリウス　酒井学

調教状態

しっかり追ってラストは11秒の前半。この馬としてはハミ受けがスムーズだったし、ゴール過ぎも緩めず。馬体も良くなっている。もう少し走っていい雰囲気。

ディープモンスター　浜中俊

調教状態

24日にＣＷで１ハロン10秒９。先週も速い時計をマークし、今週は坂路でサッと。手足の鋭い走りで馬体も洗練。

厩舎コメント

(調整十分)兼武助手――休み明けで急仕上げのなか、地力の高さを見せてくれました。今回はしっかりと乗り込めていますし、十分な調整過程を踏めていますよ。他馬との斤量差が鍵ですが、好レースを期待したいですね。

ファユエン　菊沢一樹

調教状態

内めでこの時計は普通だが、滑らかでバランスのいいフットワーク。ほどほどに気合も見せて、気配は良好。

厩舎コメント

(状態いい)勢司師――しっかりリフレッシュさせてから立ち上げて、ここを目標に順調に稽古を積めている。夏場は寒い時季に比べて硬さがなく、体調も動きもいい。中京2000メートルは２勝している得意の舞台。ハンデも魅力だし、あとは展開ひとつで。

メモリーレゾン　古川吉洋

調教状態

今季は無駄な肉がなく、締まって見える。それに比例して、右前の掻き込みが鋭くなった。活気もあり注目。

厩舎コメント

(若干余裕も)長谷川師――足元をケアしながらの調整で若干、体に余裕がある感じはしますが、中身やフィジカルに関してはある程度、できたかなと思います。開幕週の時計の速い馬場は気になりますが、54キロで臨めますし、2000メートルも許容範囲ですからね。

リフレーミング　川田将雅

調教状態

開門直後の馬場のいい時間帯に内ラチ沿いを気分良く。ややトモの蹴りは甘いが、太めなく近走のデキ維持。

厩舎コメント

(開幕馬場鍵)野田助手――前走は勝負どころでうまく進路が取れず、追い出しがワンテンポ遅れてしまいました。短期放牧を挟み、精神的にリフレッシュされていい状態です。開幕馬場で展開が向くかどうかですね。

レッドランメルト　吉田豊

調教状態

４角は勢い余って合わせた相手にぶつかるかの勢い。直線も前脚を叩きつけて凄い迫力。完全に本調子。

ヴェローナシチー　団野大成

調教状態

長欠明けをひと叩きされて素軽さが出てきた。まだ身のこなし、脚捌きがピークほど柔軟でないが前進可能。

2024年小倉記念予想

管理人の予想印

◎ ディープモンスター
○ シリウスコルト
▲ リフレーミング
◇ コスタボニータ
△１ セントカメリア
△２ メモリーレゾン
△３ ファユエン

◎ディープモンスター

前走は急仕上げでレースもずっと力んでいたが、それでも見せ場を作って０秒３差。力は十分に示した。今回は調整過程も動きも良く、前走時より数段いい状態。トップハンデも首位有望。

○シリウスコルト

前走は一旦抜け出したところを強襲されて惜敗。内容的には勝ちに等しかった。自在に立ち回れるのが強み。54キロなら古馬相手でも。

▲リフレーミング

展開に注文がつくが、終いは確実。前走は勝負どころの進路取りがうまくいかなかったのが痛かった。スムーズなら。

◇コスタボニータ

前走は後手を踏んで流れに乗れなかった。結果は参考外でＯＫ。本来は渋太く脚を使えるタイプ。発馬五分なら。